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2021年4月18日

4月10日~4月16日

2021年04月16日
春眠の手からスマホのこぼれ落ち豊実
紅殻の格子横切るつばくらめ素秀
春昼や急に鳴りだす古時計みきお
日向土手ぐう突き出して蕨伸びる隆松
あちこちに甌穴見せて春の潮たか子
花の茶屋古りて動かぬ水ぐるまなつき
車窓いま大きくカーブ麦青むなつき
2021年04月15日
寄す波が踝洗ふ潮干狩素秀
宮跡の広しと揚がる雲雀かな明日香
岩燕庇に宿る峡の寺凡士
飛行船さながら進む春の雲凡士
折紙で孫のお守りや菜種梅雨こすもす
春暁にうれしい電話曾孫生るはく子
2021年04月14日
揚雲雀声落としつつ虚空へと明日香
高階や視線はいつも春の雲みきお
春宵や買物つひで廻り道満天
桜蕊払ひて座る加茂づつみあひる
寿老神袂くすぐる若葉風ぽんこ
むかで獅子舞ふて五箇山春を告ぐ凡士
うぐひすや谺返しに四囲の山明日香
囀れる園に聖火をつなぎけりはく子
2021年04月13日
敷石の目地を埋めし桜しべせいじ
青き踏む足裏にもどる幼き日あひる
女生徒ら写真撮り合ひ野に遊ぶなつき
石室の底を埋めし羊歯若葉なつき
田一枚埋めし蓮華浄土かなこすもす
尖る葉もまろき葉もあり青き踏むあひる
父よりも背の高き子の卒業すみきお
2021年04月12日
ふく風に薔薇垣匂ふ遊歩道菜々
下萌や芝生養生中と札たか子
花の中仁王は憤怒緩めざるはく子
ほおざしの木箱ひらけば潮の香智恵子
風船の空へキリンの首伸びる凡士
遠足の声に膨らむ電車かな宏虎
遮断機の降りて閉ざしぬ蝶の道素秀
海苔粗朶を揺らしスピード上ぐ渡船なつき
うららかや渡船に多き二人連れなつき
2021年04月11日
父の忌の食卓に薔薇挿しにけりあひる
蒲公英や眠る幼の掌の中にむべ
春の雨根分けに増ゆる鉢並べなつき
玄関を一回りして初燕明日香
恐竜の欠片かと掘る日永かな凡士
花筏川の淀みにひと休み智恵子
2021年04月10日
春の空引つ張つて行く飛行雲たか子
母が吹き子が追ひかくるしやぼん玉せいじ
壺焼きの傾き海をこぼしけり素秀
山守りて海知らぬまま目刺し焼くみきお
囀りの樹下にうたた寝宮大工凡士

2021年4月11日

4月3日~4月9日

2021年04月09日
クラス替えされて泣く子やリラの雨むべ
百千鳥杜の要の楠大樹もとこ
踏切を貨車長々と過ぐ遅日凡士
ジャスミンの香に咽びつつ試歩の道やよい
過疎村の一家総出の入学式みきお
里墓地の天蓋となる大桜隆松
2021年04月08日
一村の源泉は此処花あしび素秀
喚鐘に僧の居並ぶ花の寺はく子
太閤の座せし石とや名草の芽もとこ
味醂蔵ならぶ小路やつばめ来るなつき
花吹雪浴びつグランドゴルフかなこすもす
石積は水軍の城春岬素秀
サーブ打つコートの空に春の虹ぽんこ
2021年04月07日
春愁や通天閣に灯る赤たか子
いづくともなく沈丁の風通ふみづき
至福やな背ナに春浴び庭仕事明日香
テニス打つボール花屑まみれかなぽんこ
ぽんぽん船楽鳴らしゆく淀日永菜々
風に寄り風に離るる花筏満天
2021年04月06日
春筍の仔猫のやうに籠の中あひる
手を合はすお堂老鴬本調子こすもす
軽トラに春筍をひさぎをりあひる
職引きて夫は甘党新茶汲むなつき
2021年04月05日
押すことも馴れて日永の車椅子やよい
山門に雨宿りして初音聞くなつき
振り返り振り返り見て花の道うつぎ
老どちらラジオ体操花のもともとこ
島と島またぐ大橋風光る智恵子
2021年04月04日
のつたりと釣船たたく春の汐凡士
仔牛鳴く牛舎に残る春灯素秀
表札を見極むるごと燕来るたか子
誰が呉れし春荀やドアノブに素秀
2021年04月03日
蛤をまさぐり探る足の裏智恵子
朱唇褪せ春愁めける観世音素秀
大欅芽吹きし樹下に屋台カフェうつぎ
花屑の渦を残して塵芥車せいじ
舟屋の灯揺蕩ふとして海朧凡士

2021年4月4日

3月27日~4月2日

2021年04月02日
新品の靴に靴べらさして春豊実
ゴスペルの洩れくる街路飛花落花凡士
肩ぶつけあひつつ二人桜坂素秀
御成婚記念の並木花万朶はく子
ゴンドラの揺れに悲鳴や山笑ふたか子
茶摘み女の姉さん被り女学生智恵子
石舞台二上背なに花の宴明日香
蕗の花野太く咲きぬ古墳道なつき
2021年04月01日
花吹雪あびつ川沿ひ車椅子やよい
壺焼きの潮噴き出す浜通り凡士
引き潮に乗り海原へ花筏智恵子
山襞に霞の如し山桜素秀
ベレー帽少しあみだに桜狩ぽんこ
沼鏡して天蓋の山桜素秀
春霖や煉瓦アーチの水路閣もとこ
2021年03月31日
山桜腹に値札の陶狸なつき
コロナ禍の花見はテレビ桟敷にてせいじ
山消えて夕日黄砂の中に落つ素秀
古煉瓦隧道出れば花の雨こすもす
朝一番花屑を掃く禰宜若し明日香
春潮や砂浜広き頃恋しうつぎ
2021年03月30日
青空をセピアに染めて黄砂降る智恵子
見送られ社屋に一礼風は春豊実
移りゆく車窓は花の万華鏡せいじ
花ふぶき総身に浴びてマリア像はく子
2021年03月29日
堂縁に並び春詠む吟行子たか子
お散歩カー並び保育所うららけしむべ
燕来る島に移住の一家あり凡士
自転車の立こぎ突入花吹雪そうけい
反転の跡くつきりと耕運機うつぎ
押し上げむ桜の丘へ車椅子あひる
声変わりして卒業す面皰顔みきお
2021年03月28日
迷ひたる跡ありありと蜷の道宏虎
山門を額縁として大桜明日香
花の雨けふは介護の休息日やよい
山桜能勢の吉野と言ひつべしうつぎ
堂裏の水路嵩なす落椿たか子
一族の墓に大小彼岸寺素秀
水路閣古色煉瓦に花明かりたか子
欠け鉢に目高飼ひゐる骨董屋なつき
木の芽晴試歩の一歩の松葉杖みきお
2021年03月27日
雨もよしインクラインの青き踏むぽんこ
金閣の影ゆらぎをる花の雨凡士
桜降る装具の足をまた一歩むべ
道化師のパントマイムや花の下凡士
花陰にひろぐ弁当車椅子やよい
切れ長の遠まなざしや古雛なつき
水路閣合はせ鏡に朧なる明日香

2021年3月28日

3月20日~3月26日

2021年03月26日
枕木に敷く花屑やインクラインたか子
被災地を走る聖火や花開くあられ
春霖やインクラインを烟らせて明日香
哲学の道いま花のトンネルにせいじ
飛び跳ねて園児らのゆく芽木の径あひる
南禅寺花の三門くぐりけりたか子
高欄や霞隠れに東山もとこ
花の雨しづかに更くる東山凡士
2021年03月25日
鬩ぎ合ふ光りと影や大桜みきお
天井の龍がぎょろりと堂寒し明日香
天井の龍が目を剥く春灯ぽんこ
指差す子見えているらし揚雲雀素秀
コロナ禍を忘れて古都の桜狩たか子
華やげる老いの住み家の赤目垣菜々
手作りの餡のはみ出るよもぎ餅そうけい
娘の帽子遥か先ゆく春山路あひる
追ひつけばまた離されて春山路あひる
2021年03月24日
大橋の対岸消ゆる大霞素秀
火床より古都を一望芽木の風せいじ
あたたかや博多訛りの孫娘もとこ
春塵や阿形の仁王白眼剥きたか子
家形の埴輪の窓に春の塵凡士
風意地悪きな粉飛ばされ草だんごあひる
足弱の杖ともなりて春山路せいじ
墓碑の脇引かずに残す土筆かなこすもす
2021年03月23日
トロ箱にパンジー笑ふ港町智恵子
鉄橋は弁柄色や花堤せいじ
桜坂越えて展けし紀伊の海素秀
浜宿の庭いつぱいに若布干すなつき
おのころの海峡またぐ橋朧凡士
2021年03月22日
笑ふ山ロープウェイでひとツ飛びはく子
春空にノンちゃんのゐるやうな雲凡士
蒲公英の絮乗り込んでをる電車凡士
コロナ禍やテレワークなる春炬燵せいじ
落椿卓の器に浮かべけりぽんこ
揚げひばりそこから淀の見ゆるかとはく子
春陰や夫の名なぞる共同墓むべ
2021年03月21日
風紋に漣立ちて菖蒲の芽ぽんこ
学び舎の子ら待つ窓辺風信子智恵子
ミサの鐘くぐもりとどく春の雨はく子
北窓を開けば飛騨の風通ふ凡士
大空と海の溶け合ふ春霞ぽんこ
2021年03月20日
釈迦像は俯向き加減春ぼこりたか子
咲き満ちて小米花の名偽らずそうけい
ひと筆の墨痕光る春灯下せいじ
卒業の窓に洩れくる児の返事豊実

2021年3月21日

3月13日~3月19日

2021年03月19日
暗闇に愚痴吐くごとき浅蜊かなもとこ
吃水の見えつ隠れつしじみ舟宏虎
彼岸寒故郷は遠くなりにけり満天
海原のごとまほろばの麦青む明日香
畑打ちの媼時々腰のばしこすもす
自転車族屯してをる春野かなせいじ
膝掛けに愛犬くるむ車椅子なつき
仏足石指のまにまに春落葉ぽんこ
両の掌に栞る木の芽の芳しきむべ
縺れてはしだれて重し雪柳そうけい
2021年03月18日
田一枚ぺんぺん草の花浄土あひる
トロッコの走る菜の花日和かな凡士
若布採る竿一本や老漁師なつき
母がりへ子ら大笊によもぎ摘むそうけい
大工らの紫煙くゆらす春の昼むべ
残る日を花の下にて話さうか音吉
春泥にまみれて戻る家出猫素秀
2021年03月17日
釣船の渦潮抜けて沖根へと素秀
蝋涙を溶かさうべしや春日差したか子
春望やのたりと与謝の海展け凡士
見てごらん指呼の秀枝に初桜明日香
コロナ禍や手話で感謝す卒業子智恵子
一列に並ぶミントの若芽かなあひる
初花や歩けて感謝試歩百歩やよい
月まどか黄砂憎しと思ひけり明日香
見はるかす竜馬の視線春の海みきお
2021年03月16日
母と子の追ひつ追はれつ青き踏むそうけい
娘ら去にてうつらうつらと春眠しあひる
牧開き十勝の麓に駒放つ凡士
会へぬまま永久の別れや鳥雲にはく子
2021年03月15日
両岸の茶畑つなぐ木橋かなせいじ
片言の経誦すごとき初音かなたか子
菜の花の果ては岬の灯台へ凡士
ベビーカー双子の笑顔桃の花満天
木津川を上るさざ波風光るあひる
山葵田の奔り水手に掬ひ飲む素秀
野遊びの疲れ足湯に寛ぎぬ凡士
芽柳の川筋に沿ふ温泉宿かなこすもす
2021年03月14日
梅東風に尖る明石の門波かな宏虎
土筆摘む淀川堤老いけらしはく子
ぎしぎしと唸る水車や蕗の薹凡士
芽柳の風に縺るる朱雀門ぽんこ
足に馴染む介護シューズや青き踏むやよい
2021年03月13日
白亜紀の地層に葎黄水仙素秀
荒波の能登を眼下に鳥帰る宏虎
うららかやケーキを買ひに車椅子やよい
白壁に交差する影初燕素秀
三世代もて合唱すイースターあひる

2021年3月14日

3月6日~3月12日

2021年03月12日
母の里訪ふがならひや木の芽時菜々
菜の花の鉄路が続く海岸線素秀
春眠の言ひわけ数多生れにけりあひる
指太き夫も土筆の袴取りなつき
靴紐を結びなおせばすみれ草たか子
介護謝す誕生ケーキあたたかしやよい
2021年03月11日
春陰やいまだ手付かずてふ除染せいじ
花柄の杖もて散歩春うらら満天
鎮魂の一本松に春立ちぬ凡士
白木蓮の天へ乾杯全開すはく子
消えさうで消えぬ蝋燭春の風素秀
古雛仲良くのぞく老夫婦なつき
十年なる鎮魂の沖風光るやよい
蘖のひと芽ひと芽に力ありみきお
2021年03月10日
花博の跡地と札や犬ふぐりせいじ
島ぢゅうで祝ふ最後の卒業式凡士
崑ちゃんの看板立てて村長閑明日香
鉄棒にぶらさがり見る春夕焼素秀
春の日を弾く畝間の潦明日香
駐車場残りし雪を籬とすこすもす
初蝶来観音像の掌にぽんこ
2021年03月09日
海に向く崖に水仙なだれ咲くこすもす
千枚の田の果て春の海に落つ凡士
挙げし爪海より青し汐まねき素秀
川底に動くもの増え水温む満天
雑木道左右のなぞへに薮椿もとこ
待合のマスクの患者鶴を折るなつき
近道は凸凹の畦草萌ゆるうつぎ
2021年03月08日
ふらここに投出す靴の白きかな素秀
川沿ひを白一色に雪柳満天
明日嫁ぐ子の部屋の窓春夕焼
水琴窟手水に応へ春奏づ智恵子
初音をば存問と聴く朝かなうつぎ
搗く鐘の音も攫はれ春一番凡士
目を凝らす微かに動く蜷の道やよい
春水を鯉の背鰭が二タ分けに豊実
2021年03月07日
夫婦してパズルに無口春炬燵たか子
外されし薦に蠢く地虫かなやよい
鉄砲のやうに潮吹く浅利かなあひる
磐石の凹みにひとつ落椿みきお
存分に春の風吸ふ象の鼻凡士
春の水不動にかけて句碑めぐり凡士
田園を聴いて微睡む春の昼音吉
2021年03月06日
大玻璃が吾と春霖隔ておりあひる
牧開夕日に伸びる牛の影素秀
連理なす神の大杉春日燦明日香
火の影に揺るる小面薪能素秀
格子より清きかんばせ雛めぐりもとこ

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