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2021年9月19日

9月11日~9月17日

2021年09月17日
竹春の奈落となりし切通し素秀
秋扇少し扇いで仕舞ひけりたか子
古希越えてなほ若手なる敬老日あひる
夜神楽の間遠に聞こゆ村はずれみきお
秋暑し開かずの踏切やつと開くやよい
真直ぐなるセコイア並木秋高し凡士
2021年09月16日
藤壺のひしめく鉄鎖水澄めりやよい
満開の萩越しに海展けけりこすもす
新走り女子組が占む立ち飲屋もとこ
秋思つく父の手擦れの歳時記にみづき
心地よき秋日の匂ふシーツかなむべ
2021年09月15日
語らひの余韻さはやかペダルこぐあひる
向日葵の辞儀す重さを括りけりみきお
走り根に蚊遣り香具師の忘れものなつき
砂丘ゆく駱駝の空を鳥渡る凡士
秋天を映して深しにはたづみあひる
月光に山浮き彫りや鄙の里宏虎
2021年09月14日
犬も主も挨拶交はす園うららこすもす
御吉野や時雨まとひて曼珠沙華あられ
秋天を屏風としたる天守閣たか子
雨だれの飽きぬリズムに秋惜しむ明日香
露の岩不動明王彫られゐて明日香
段丘の高みを統ぶる秋桜素秀
駅なかにお国訛りの林檎売凡士
2021年09月13日
秋つばめ炊煙ひとつ峡の空凡士
アイドル祈願記せる絵馬や小鳥くるなつき
初秋刀魚骨も炙りて肴とす素秀
谺せる普請の音や秋澄めるせいじ
櫓門節穴に見ゆ秋湿りたか子
音すれど見へぬ電車やすすき原こすもす
秋の夜や終活のことあれこれと満天
至福なる城見の句座や秋日和たか子
2021年09月12日
城めぐる市民マラソン秋高しもとこ
一人居の夜長は私だけのものはく子
田の神さあ隠して稔る稲穂かなみきお
秋の朝舟の影ゆく湖鏡隆松
ふるさとの兄より届く甘き梨あひる
2021年09月11日
二階へと匂ふ新米炊き上がり満天
身に入むや残念石にくさび痕たか子
初紅葉天守に向かふ女坂ぽんこ
みささぎの露草の径たもとほるせいじ
朝雀また一羽来て木槿落つなつき

2021年9月12日

9月4日~9月10日

2021年09月10日
霧襖分けて始発の電車の灯智恵子
秋暑し赤子あやして百面相なつき
秋日濃し日に一本のバスを待ち菜々
鉦叩き灯して暗き外厠たか子
秋風鈴よろず屋の婆うたた寝すなつき
2021年09月09日
うそ寒しためらひて書く無職の字凡士
道道のつゆ草サファイアめく朝日こすもす
片づきし亡夫の書棚に秋日影むべ
どんぐりに足な取られそ山下るあひる
蟷螂の睨む目ん玉枯れ兆す凡士
軽トラの荷台で味見笊の桃豊実
甘藷畑横一列に軍手の子みきお
単線の鉄路左右よりねこじゃらしやよい
2021年09月08日
秋晴や島の波止占む一夜干し凡士
蹲ゐに水漬くひと葉や今朝の秋菜々
つくつくし古墳の森に合唱すせいじ
2021年09月07日
総玻璃のビルの青さや秋の雲ぽんこ
合鴨の声そこここに稲の花やよい
爽やかやぴたりと決まる組体操宏虎
花束にあらず真つ赤な唐辛子もとこ
庭下駄の一つ転がる白露かななつき
2021年09月06日
つと立ちて次の風待つ猫じやらし明日香
新米来何はともあれ塩結びやよい
塩むすび艶よし香よし今年米やよい
稲の香を撒き散らすゆくコンバイン素秀
2021年09月05日
ひぐらしの四方に谺す川の宿もとこ
一部屋を占めて干さるる唐辛子素秀
秋天を足蹴りにして逆上がりみきお
2021年09月04日
雲海を貫く富士の勇姿見よ智恵子
初盆や遺影の前にランドセルみきお
土間照らす裸電球ちちろ鳴くみきお

2021年9月5日

8月28日~9月3日

2021年09月03日
じつくりと根菜を煮る秋黴雨むべ
暮れ残る空に秋刀魚を焼く煙凡士
一山を揺るがす如く蝉時雨こすもす
色草を籬としたる辻地蔵素秀
警報のひつきりなしや秋黴雨明日香
磯鴫の影絵めきたる夕の浜智恵子
2021年09月02日
警官も板前もゐて夜学の灯凡士
秋風に里恋ひ心ふつふつと菜々
音立てて水飲む猫の舌涼しみきお
漕ぎ出でしひるぎの森は星月夜もとこ
友の忌に贈る秋薔薇剪りにけりあひる
2021年09月01日
早暁の畦道ゆけば虫涼しはく子
ああ言へばこう言ふ夫や秋灯下明日香
身に入むや畑の真中に五輪塔ぽんこ
幅跳びの義足飛び立つ秋の空あひる
風鈴の個性それぞれ風の音たか子
秋涼し息吹き返す鉢もあり明日香
2021年08月31日
江ノ電の過ぎて大揺れ秋桜智恵子
聞き上手忘れ上手や生身魂明日香
翔びたてば扇の形稲雀素秀
医薬門くぐる一歩に萩浄土宏虎
2021年08月30日
山寺の筧あふるる清水かななつき
鉦叩小さき森なすプランター智恵子
病窓に切り取られたる秋の空むべ
満ち潮の足跡浚ふ秋の浜みきお
脈拍の乱れを数ふ夜長かな明日香
2021年08月29日
赤とんぼ群るる休耕田の空せいじ
格闘のごとスライスす新生姜あひる
紙屑のごとく掃かるる木槿かなうつぎ
風抜ける土間の片隅ちちろ鳴く智恵子
2021年08月28日
押し入れに庭師の免許生身魂なつき
泥洗ふだけで香るや新生姜あひる
肩寄せて浦に十戸の島の秋凡士
絵日記に三日連続赤とんぼ素秀
蜩や石で竈を組む河原豊実
手水舎は桧造りや水澄めるぽんこ

2021年8月29日

8月21日~8月27日

2021年08月27日
ひき潮のたびに鳴く砂鳥帰るみきお
恐竜の吐くミスト浴ぶ残暑かななつき
2021年08月26日
鉄塔に引つかかりたる秋の雲たか子
無花果を植えた亡き子に供ヘけり董雨
新涼や厨にパンを焼く匂ひやよい
一畝はオクラの花の舞踏会あひる
秋思憑く言わずもがなのひとことに明日香
爽やかや手離しにこぐ一輪車満天
あかとんぼ辻立ち僧の鉄鉢に凡士
2021年08月25日
見落として茗荷の花を咲かせけりむべ
爽やかやパラアスリート皆笑顔満天
涼風の六甲に飲むミルクかな凡士
山里の句碑は右城や桐一葉素秀
2021年08月24日
軽トラに揺られ畦ゆく案山子かな智恵子
秋暑しペティキュアの彩褪せにけりもとこ
田の神へ祈る豊作稲の花みきお
夾竹桃続く川土手爆心地みきお
岬鼻に深呼吸せる金風裡素秀
秋雲を貫くブルーインパルス智恵子
コロナ禍の事告げながら墓洗ふ董雨
2021年08月23日
路地裏に線香煙る地蔵盆宏虎
切通し仰ぐ天蓋薄紅葉智恵子
ささやけるごとウエーヴす秋桜明日香
ひまわりの地に着きさうなお辞儀かなやよい
須磨寺の句碑を巡れば処暑の風凡士
山羊親子鈴鳴らしゆく花野かな素秀
雲の瘤まだ隆々の残暑かな凡士
2021年08月22日
新秋の岬を洗ふ波しぶき素秀
天空のリフト足下に大花野智恵子
むかご飯郷関出でて幾星霜よう子
塩蜻蛉蓮の広葉をジプシーすはく子
2021年08月21日
蜩の声ではじまる山の朝みきお
眼福や車窓に秋の日本海むべ
白龍のごと霧のぼる生駒の嶺あひる
薬茶に氷うかべて暑に耐ふるなつき
堂縁に紫煙漂ふ夜学かな素秀
兄いもと打ち水足に掛け合ふてなつき
翻りたる緋は鯉や秋黴雨やよい
村祭り肩車され踊りの輪智恵子

2021年8月22日

8月14日~8月20日

2021年08月20日
肉球跡しるき廊下や秋じめり素秀
風なくて風あるごとし秋桜明日香
秋晴れて地下足袋吊るす杣の家みきお
2021年08月19日
新涼や肌にしみこむ化粧水満天
流木は麒麟の形秋の浜素秀
明日香路のそこ此処葛の花匂ふ明日香
ささやきに似し竹林の霧の雨むべ
2021年08月18日
お手水は龍の口より秋の声たか子
盆波や埠頭に船の軋む音素秀
自転車のペダル重たき野分中むべ
2021年08月17日
球児哀れ秋霖中の泥試合満天
読経と木魚に和して蝉しぐれ凡士
一両車踏切待ちや野路の秋こすもす
終活の遅々と進まぬ曝書かなもとこ
山火事のごとくに霧の立ちのぼる明日香
秋霖のまつすぐに落つ竹の道よう子
長雨に萎えたる鉢や身に入みぬ明日香
2021年08月16日
めまとひに登校の列乱れけりみきお
大稲田踏んまへ立つは電波塔明日香
京路地の古りし町屋に秋簾みづき
朝焼けに霊峰富士のシルエット智恵子
急磴を励ましくるる法師蝉たか子
2021年08月15日
祖母直伝すいとん捏ねる終戦日もとこ
そつとつく岸を離れぬに流灯を素秀
2021年08月14日
亡き夫の机の塵や秋灯下むべ
父母に夫を返しし墓洗ふうつぎ
代替わりせし盆僧の太き声明日香
門火たく倅の髪に白いもの

2021年8月15日

8月7日~8月13日

2021年08月13日
雨音に虫の音が和す朝かなむべ
ぴかぴかに仏具磨いて盆用意明日香
せせらぎの飛沫に光る草紅葉智恵子
秋涼し切子グラスに花一輪はく子
割箸の足踏んまへし茄子の馬うつぎ
2021年08月12日
旅の吾も阿呆となりて阿波踊宏虎
散歩愉し秋雨傘をさすもまたやよい
水田を見回る爺の半ズボンせいじ
音高く香を広げゆく草刈機やよい
萍がおしくらをする田の水面よう子
高垣をなして連なる夾竹桃ぽんこ
語らひの途切れて細き虫の声あひる
2021年08月11日
寄す波の黄金を揉む夕の秋智恵子
爽涼の園に気功を習ひけり満天
朝焼けの薔薇色となる刹那かなあひる
加茂野菜御膳に並ぶ避暑の宿もとこ
一茎の背伸びしてをる向日葵田うつぎ
蜩の峠に続く杉美林素秀
2021年08月10日
わが影に遊ぶ池面の赤とんぼやよい
前足を踏んばる蟇の面構へみきお
鰺フライ匂へる蜑の路地夕べ凡士
椅子に持て余す昼寝の子らの足そうけい
雲海の解けて翼下に駿河湾智恵子
2021年08月09日
星月夜途中下車して歩きけり宏虎
突風に巻き上げられし秋簾せいじ
水遣りのホースの先に虹生る凡士
颱風の風いなしをる鎖樋せいじ
涼風を残して俄雨あがる菜々
磨崖仏とりかこみゐる赤とんぼ智恵子
拝殿へ険磴百段蝉しぐれやよい
2021年08月08日
蓮広葉二タ分けにして風の道みきお
蜩の声やししじまの間遠より素秀
2021年08月07日
泉水の鯉の後追ふ蜻蛉かなぽんこ
ががんぼの頼りなき脚壁叩くみきお
立つ秋の露地を曲がれば余り風たか子
真青なる空に浮雲今朝の秋満天
雲の峰夕日に染まり崩れけりはく子
綺羅波は秋立つ伊吹山の風隆松
海鳴りの砂丘越へ来る晩夏かな凡士

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