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 最新更新日:2024.02.19 New!

2024年2月18日

2月10日~2月16日 コメントを書く

2024年02月16日
春雨の音なく濡らす草葎わかば
瀬を洗ふ春水綺羅の星のごとわかば
農終へて洗ふ長靴水温むみきお
2024年02月15日
蕎麦幟嬲られてをる春疾風かえる
みどり児の産髪撫でて風光るむべ
春一番大楠悲鳴あぐるごと澄子
囀の洗礼浴びつ遠散歩こすもす
足元に恐れを知らぬ雀の子みきお
水仙の路辺へ傾く車窓かな千鶴
2024年02月14日
ひと本に紅白散らし梅匂ふむべ
海峡の波たおやかに鰆東風千鶴
尾根つづる耐寒錬の子らの列せつ子
見はるかす古都湖のごと霞みけりせいじ
2024年02月13日
ぼんぼりのごと塀越えて枝垂梅康子
辿り着く丘の上の梅まだ固しあひる
バスはいま夜寒の谷戸のそこひかな澄子
船汽笛飛び交ふ沖の春霞智恵子
この道や馥郁として夜の梅むべ
幾万の綺羅の波延べ春の川えいじ
2024年02月12日
ハミングのごとき音色や春の川かえる
水脈曳くは鯉の背鰭や風光る康子
あひ会釈してゆづりあふ梅小径あひる
咲きつぎて地に触れなむと枝垂梅むべ
野良猫に手向く寒夜のダンボールぽんこ
2024年02月11日
脱サラの長子が春田打ちにけりきよえ
梅が香の日だまりに腰下ろしけりなつき
背きあふ籬のなかの水仙花ぽんこ
春日燦縁に肩寄せティータイム康子
着膨れの客で満載シャトルバスみきえ
凍返るお地蔵さまは素足なるうつぎ
黒ぼこへ影の染み込む残り雪かえる
手水舎に注ぐ三筋の春の水あひる
ふらここの少女の胸の反り返り澄子
逆立ちに蜜吸ふめじろ梅万朶むべ
2024年02月10日
多島海どれがどの島航うらら千鶴
じぐざぐに登り愛でゆく梅の丘あひる
春宵の門灯ほのと点りけり澄子
眉のごとき細き目で笑む土雛なつき
春うらら花壇ベンチに長話満天
門に立つ不許葷酒の碑梅香るよう子
窓ちよつと開けて雪見の終ひ風呂かえる
ジオラマの如き電車や春がすみあひる

2024年2月11日

2月3日~2月9日 コメントを書く

2024年02月09日
岡本の梅下りくれば学生街あひる
杖一歩一歩と目指す梅の丘うつぎ
チャペルの扉全開されて春立ちぬむべ
2024年02月08日
万朶なる白梅朝日弾きをり満天
城塁の狭間狭間に草萌ゆるぽんこ
日の洩れて雪解雫の森の径康子
鉄塔のしもと埋めて野水仙そうけい
水平線鋼びかりや灘の春うつぎ
検診の帰るさの道梅匂ふ満天
2024年02月07日
豪邸の庭の高みに枝垂梅わかば
春泥の長靴並ぶ集会所みきお
老いたれどまだ使命あり春を待つうつぎ
古町の路地幾曲がり梅かほる澄子
茅葺を数珠なし垂るる雪解かな康子
茅渟の海見えて遥けし梅の丘あひる
補助輪のとれたる吾子に風光るみきお
春光に翼翻し鳶の舞ふ素秀
2024年02月06日
恙無く句友揃ひて初句会せつ子
池涸れて那智黒の底露はとすぽんこ
幾度も真夜に目覚むるしづり雪澄子
春泥に吟行子らの靴の跡あひる
ハンドル怖しつるつるに凍つ雪の道千鶴
雪を掻くスコップ夫の山道具むべ
醜草かはた名草かも双葉出づ明日香
水鳥の楽園となり池広しわかば
2024年02月05日
壷の椿ふつくらと紅ふふみたる満天
子どもらの太鼓跳ね打つ節分会康子
川沿ひに並ぶ湯宿の雪あかり千鶴
2024年02月04日
蕉翁の石像冴ゆる中尊寺千鶴
春水に逸る水車は蕎麦を打つむべ
立春の風に銀輪機嫌よしせいじ
絶景はホワイトアウト雪の窓千鶴
太鼓打つポニーテールや節分会むべ
老農の鍬高々と春田打つみきお
姦しき句会の卓に春日燦康子
2024年02月03日
春光を汲みては溢つ水車かな澄子
涅槃僧世界平和を説かれけりうつぎ
さざ波を分けて寄りくる番鴨みきえ
暁光に現るる伊吹の雪の嶺隆松
一会人焚火囲めば知己のごとかえる

2024年2月4日

1月27日~2月2日 コメントを書く

2024年02月02日
ホ句愉しベンチがあれば日向ぼこ康子
御手洗を溢るる春の光かなぽんこ
船頭の舟唄雪の最上川千鶴
藁葺の屋根に草萌ゆ水車かな康子
ごみ拾ふ課外授業や園小春やよい
2024年02月01日
暖房に欠伸こらえる会議室あひる
落椿ティッシュに包み家苞にかえる
愛のチョコ見せあひて食ぶ父子かななつき
ひと口に野の香ひろがる蓬餅むべ
垣繕はれて真青き竹香る澄子
凍解の深き轍や山の道みきお
一貧寺古し涅槃図宝とす小袖
定時即帰るさの空日脚伸ぶかえる
節分の豆添へくれしパン屋かなみきえ
津波禍の原野のままに冬枯るる千鶴
そこかしこ色動きそむ芽吹き山明日香
裏山の鳥獣今日は涅槃図にうつぎ
2024年01月31日
貸農園パッチワークに春野菜明日香
2024年01月30日
春花壇名札代わりに種袋康子
生駒峯の雲逡巡と春遠したか子
微かなる雪間の土の匂ひかなみきお
カリヨンのゆうやけこやけ日脚伸ぶはく子
2024年01月29日
霜焼の指の体操終ひ風呂なつき
昃れば人影に似て枯芭蕉むべ
肉球の足跡しるき雪の朝こすもす
裏山の魑魅が吹くらん虎落笛千鶴
土手の芝萌ゆる兆しの斑かな愛正
2024年01月28日
太文字で感謝と大書受験絵馬康子
テノールとなる竹林の虎落笛むべ
雪囲ひ解けて厨に朝日射すみきお
句を詠めと色や香や梅の苑かえる
朝の日に島影濃ゆき冬の湖隆松
石垣のなぞへに健気水仙花ぽんこ
大寒に拍子木響く夜の路地満天
蹲に春光あそぶ日和かな澄子
2024年01月27日
春の陽の櫛なす千本鳥居かなあひる
天狼の眼光山の端に届くむべ
群鳩の翔ちては戻る庭小春康子
徳如何に溢る四温の祈願絵馬ぽんこ
恋の鴨ならむ葦間の水揺れてむべ

2024年1月28日

1月20日~1月26日 コメントを書く

2024年01月26日
黒ぼこを持ち上げてをる霜柱かえる
凍月の雲に滲みし月光環あられ
さざ波を枕のごとく浮寝鳥康子
海風に研がれし丘の梅真白千鶴
2024年01月25日
朝の陽に微笑むやうに梅ふふむかえる
門ごとに柊を挿す古都の路地智恵子
庭存問こんな所に薮柑子うつぎ
悴みし手に息吹いて支払す満天
旅の本折り目付けつつ春を待つ康子
老幹を撫でて雪折れ悼みけりかえる
2024年01月24日
雪催ひ紅茶に垂らすブランデーなつき
葉牡丹の同心円に色深むむべ
極寒や独り居の身となればなほたか子
2024年01月23日
初春や白面の富士泰然と千鶴
寒風にテニスボールの歪みとぶぽんこ
野ざらしの古壺に宿る余寒かな澄子
日さす窓へと首捻じる室の花かえる
底冷えのテニスコートにたたら踏むぽんこ
雨晴れてきたとおしやべり寒雀かえる
2024年01月22日
天守閣より鳥瞰す梅の園はく子
日の射して四温の鯉の動きだす満天
げんげ田に片足入れて測量すみきお
青竹の壺に一輪寒椿澄子
すつと席立ちてどうぞと春コート千鶴
地べたより屋根へと移る猫の夫澄子
枯蓮の中に真つ直ぐ鷺の脛素秀
つけ添ふる仏花に庭の猫柳うつぎ
裸木にひつかかりたる昼の月あひる
2024年01月21日
庭木影現れては失せる白障子うつぎ
白息の気合発止と小剣士素秀
山茶花の屑が埋めしなぞへかなえいじ
2024年01月20日
納骨の帰るさの道時雨やむむべ
医師に問へば答へ曖昧うそ寒しなつき
検査着の折り目正しき余寒かななつき
大根引手塩かけたる重みかな豊実

2024年1月21日

1月13日~1月19日 コメントを書く

2024年01月19日
襤褸市に座すヒマラヤの佛かな澄子
鈴懸の実の散り敷きし遊歩道あひる
さしのべし手に雪虫のとどまらずかえる
着膨れに頭出てをる抱つこの子康子
2024年01月18日
庭の木々四温の雨に息づきぬ満天
春障子尾を立てよぎる猫の影みきお
湿原の涸れて歩板の軋む音むべ
連鎖して逆立つ鴨の尻をかしえいじ
土蜂の巣白く凍てゐる百度石なつき
位牌守り遺愛の木々に寒肥すうつぎ
2024年01月17日
夜半更けて湖凍りつつありし音素秀
海風に総身で応ふ水仙峡千鶴
2024年01月16日
シングルの姉妹となりて女正月たか子
鴨翔ちし飛沫や池のショーのごと康子
手料理をあひ持寄りて女正月こすもす
寒きびし寝耳に水の訃報かなうつぎ
2024年01月15日
皮むけば輝く白や八頭むべ
どんど火に燻つてをる狐面なつき
己が肩みづから叩き冬籠うつぎ
袋糶凍風の吹く魚市場みきお
老い二人あれこれそれと初笑ひ明日香
受験子に握る小さき塩むすびむべ
乱れ打つ太鼓に猛るどんどの火康子
黒帯を目指して子らの寒稽古かかし
どんど燃ゆ里山百選守り継ぎうつぎ
狼藉や霙地を打ち吾を打ちむべ
2024年01月13日
頑張れと言はぬ応援受験子にあひる
昇竜のごときどんどの炎かな康子
落暉いま金塵の舞ふ枯野道むべ

注:雪虫を「雪の虫」、襤褸市を「襤褸の市」などと表記すると意味が変わってしまう。季語は正しく使いましょう。

2024年1月14日

1月6日~1月12日 コメントを書く

2024年01月12日
初みくじ箱の底より吉拾ふなつき
二羽の鳰連鎖反応して潜る康子
風捉へみるみる天へ凧かえる
大小の欠片となりぬ鏡割豊実
唐門に瑞枝差し伸ぶ冬芽かなうつぎ
浅春の庭へ竜宮門潜るあひる
病院食鍋焼うどん切れぎれに素秀
残照の藍の残りし寒夕焼はく子
2024年01月11日
リメイクと知らず旨いとお節食ぶ明日香
思ひ出のちやんちやんこ着て母偲ぶきよえ
大うつばり煤びかりせる冬館澄子
玻璃透けて日の斑ゆらめく冬座敷かえる
旅籠屋にひびく寂声謡初むべ
万両が見てよ見てよと躙口むべ
寒紅の地唄の声のよどみなく澄子
父母の眠る大宰府梅ふふむ山椒
2024年01月10日
初稽古宝づくしの帯締めて小袖
路地裏のバーのドアにも注連飾せいじ
大どんど果てたるあとのふと寂し明日香
大仏の螺髪に遊ぶ寒雀智恵子
凍つる夜や圧力釜が笛を吹く千鶴
絶食の明けてすずしろだけの粥素秀
被災地の復興祈る宮焚火なつき
2024年01月09日
伊勢海老の跳ねだす茶碗初点前なつき
飴色に大根透けるおでん酒やよい
鶴と亀飾る御苑や初句会康子
石仏の目鼻隠るる毛糸帽ぽんこ
沼島見ゆ沖の朝凪淑気満つ千鶴
菰巻の飾り結びに松祝ふむべ
2024年01月08日
松過ぎて体重計を疑ひぬみきえ
餅焼けば風神雷神猛るごと山椒
ラガーメン凱歌の頬に絆創膏素秀
老二人暮らしのおでん明日もまたやよい
破れ障子洩るる夕日に力なし康子
卒寿翁意気軒高と初謡千鶴
2024年01月07日
気合入れ創るお節や孫に嫁そうけい
セーターの虫喰いに刺す花刺繍あひる
ほつれ髪姉に直さる春着の子かえる
2024年01月06日
線描のごとき秀枝や枯木立むべ
見上ぐれば蝋梅に透く御空かなもとこ
餅花の路地パトカーの音馳せるあられ
植木屋も農夫も給仕大根焚うつぎ

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