みのる選:2011年12月度
2011年12月31日 | |
頭越し飛ぶ売り声や年の市 | よし子 |
単身の隣も呼びて晦日蕎麦 | うつぎ |
健診の結果うべなひ去年今年 | 雅流 |
異国より届くメールの賀状かな | 有香 |
退店を詫びる葉書や年の暮 | よし女 |
子の声にふくるる茶の間去年今年 | 菜々 |
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2011年12月30日 | |
夜回りは子らの声なる火の用心 | ぽんこ |
曲がり癖ありし飾を括りけり | なつき |
満天に星散りばめて年の行く | 菜々 |
餅を搗く器械恃みをな咎めそ | はく子 |
福音に生きる余生や去年今年 | せいじ |
胃薬を買ひ置くことも年用意 | うつぎ |
失せ物がこんなところに煤払 | とろうち |
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2011年12月29日 | |
バス必死雪の轍に尻振って | 花茗荷 |
咲き初めし水仙はみな海へ向く | よし女 |
夜廻りを終へて熱燗賜りぬ | 満天 |
みどりごの百面相や冬ぬくし | 百合 |
一日一句達成したる日記果つ | うつぎ |
吾を呼べる今川焼の匂ひかな | こすもす |
日溜まりの庭石に添ふ冬すみれ | 菜々 |
温かや足裏に文字の嬰並ぶ | 百合 |
エプロンの夫を助手とし節料理 | よし女 |
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2011年12月28日 | |
鶏の足跡氷る水飲み場 | なつき |
鉄扉鎖す雪の校庭静もりぬ | なつき |
照り翳る障子明りの仏間かな | 雅流 |
天国の彼にも賀状書かまほし | うつぎ |
浮寝鳥湖のさざ波尽きるなし | とろうち |
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2011年12月27日 | |
庭掃けば転びし瑠璃の龍の玉 | 三刀 |
凍て空に斯く細りたる匕首の月 | はく子 |
聖夜劇をかしヨセフのひげ落つる | せいじ |
単線に乗り換へてより雪しまく | 花茗荷 |
終ひ湯に皸の手を労はりぬ | 満天 |
みちのくは林檎と見たる木箱かな | ともえ |
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2011年12月26日 | |
今朝もまた屋根の深雪と闘へり | 花茗荷 |
大漁旗追ひて群舞すゆりかもめ | 宏虎 |
青畝碑に触れてたわわや実万両 | よし女 |
雪被く五重の塔の気品見よ | 三刀 |
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2011年12月25日 | |
ラジオにて第九聞ききつつ年用意 | よし子 |
漁る鳶矢の毎落つる冬の海 | 三刀 |
と見る間にマイカー雪に埋もれけり | こすもす |
2011年12月24日 | |
地震にはあらず除雪車通り過ぐ | 花茗荷 |
霜ふりの朝採れ野菜無人店 | 宏虎 |
屋根一面発電パネル冬日燦 | きづな |
医者通ひ数へ日なるも休まれず | うつぎ |
白菜の浅漬けあれば足る昼餉 | はく子 |
募金呼ぶ僧声太き師走寺 | なつき |
持ち寄りの手づくり菓子でクリスマス | 満天 |
草の戸を出でて聖夜の星仰ぐ | 菜々 |
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2011年12月23日 | |
ぷかぷかと柚子の遊べる終ひ風呂 | きづな |
大白菜に立ち向かふごと刃を入るる | はく子 |
鱈捌く男料理のコップ酒 | 花茗荷 |
池の面の山影乱し鴨翔ちぬ | よし女 |
シリウスの青さいや増す霜夜かな | 有香 |
刃を拒む冬至南瓜を攻めあぐむ | とろうち |
被災地へ届けと点す聖樹の灯 | こすもす |
電飾に並木の枯れ木目覚めけり | はく子 |
手袋を外して握手また握手 | つくし |
山の灯の星と瞬く聖夜かな | うつぎ |
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2011年12月22日 | |
荘厳の三尊ゐまし堂冴ゆる | 雅流 |
あんなことこんなことあり日記果つ | こすもす |
暮れきらぬ通りに聖樹灯点りぬ | きづな |
ドリーネは台地の笑窪冬ぬくし | 三刀 |
冬帽子取りて翁の碑に見ゆ | 百合 |
煤逃げの人らに茶房賑はへり | はく子 |
雪片のひっかかりたる枝の先 | せいじ |
臥す母とともに聖夜を誉め唄ふ | 菜々 |
風花す五百羅漢の福耳に | 宏虎 |
こころ許なきほど淡し冬ざくら | よし子 |
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2011年12月21日 | |
柚子風呂に明日のだんどり思考中 | 満天 |
鳰の翳消えては現るる鏡池 | 三刀 |
群雀羽根膨らませ日向ぼこ | せいじ |
教会に自転車並ぶ聖夜かな | つくし |
雲水の笠より漏るる息白し | 花茗荷 |
ふぐ刺しに鰭酒所望な咎めそ | 雅流 |
冬麗や濃き山影を野に落とし | よし女 |
クレーンの天辺聖夜星めきぬ | うつぎ |
がんばろう日本と幟枯れ木中 | こすもす |
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2011年12月20日 | |
路地隔て托鉢僧と社会鍋 | うつぎ |
野仏の掌に積む玉霰 | 花茗荷 |
柚子風呂に瞑想せるが我が至福 | 宏虎 |
メモ書きは吟行予定古暦 | ぽんこ |
忘年会親し俳号呼びあひて | 菜々 |
海を見る枯野の端に腰下ろし | 三刀 |
紛れなき逆さ金閣池冴ゆる | ともえ |
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2011年12月19日 | |
通夜の道青く煌めく冬銀河 | 三刀 |
冬ざれの島の西浦波しぶく | うつぎ |
雪吊りの男結びに気迫あり | 宏虎 |
風よけの高き石垣冬菜畑 | きづな |
冬天の富士に欠けたる処なし | とろうち |
日溜まりに半眼をしてかじけ猫 | 百合 |
山寺の和尚も被る冬帽子 | よし子 |
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2011年12月18日 | |
町師走乗合バスにちんどん屋 | 百合 |
引き戸より猫の手が出て隙間風 | 有香 |
主婦業の我もボーナス頂きぬ | はく子 |
朝一の道除雪車が先導す | こすもす |
冬晴れの日の目つぶしや朝戸繰る | 治男 |
2011年12月17日 | |
着膨れて曳き売りの魚買ひにけり | よし女 |
藁苞の奥に小さき寒牡丹 | ともえ |
粕汁に野菜たっぷり庭の幸 | はく子 |
酌み交すおでんに息を吹きかけて | 三刀 |
車椅子巧みに操作苑小春 | こすもす |
日課とす散歩の池塘笹子鳴く | きづな |
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2011年12月16日 | |
百万ドル夜景を透かす枯木立 | よし子 |
牡蛎船のと行きかく行く中の島 | ともえ |
遅れたつ葦の中より鴨一羽 | 雅流 |
枯れ菊を焚く香その尉まとひつつ | 菜々 |
薄墨に染まりしごとく比叡眠る | 百合 |
クリスマス歌の洩れ来るケアハウス | 満天 |
螺旋灯忙し師走の理髪店 | うつぎ |
首塚の辞世の歌碑にしぐれけり | とろうち |
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2011年12月15日 | |
障子貼る息の合ひたる老夫婦 | 菜々 |
古箪笥黒光りせる冬座敷 | よし子 |
絡む陽に冬芽の産毛煌めける | 三刀 |
短日の影忍び寄る五重塔 | とろうち |
上池に下池に鴨陣分かつ | 雅流 |
灯台をこぼれ翔ちたる冬かもめ | よし女 |
残り銭合はせ鯛焼き果大師 | なつき |
幾年を会ふことなきに賀状書く | はく子 |
酒好きも長寿の秘訣ちゃんちゃんこ | よし女 |
冬野菜レシピも付けて道の駅 | 満天 |
年用意捨つることより始めけり | うつぎ |
クリスマスリースパン生地とは見えず | せいじ |
沖遠く艀煌めく小春かな | 花茗荷 |
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2011年12月14日 | |
年惜しむ僧の一筆全霊に | 満天 |
遊子われ汀の鴨を翔たせけり | 雅流 |
おみなどち煤逃げせむとカラオケへ | はく子 |
散りもみぢ雨の水面に落ちつかず | 菜々 |
しぐるるや岩に現れたる多尊仏 | うつぎ |
愛猫の天寿全ふ小夜時雨 | きづな |
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2011年12月13日 | |
病み抜けし人をかこみて納め句座 | 有香 |
走り去る車を追ひて落葉舞ふ | ぽんこ |
亡き父母の居ましし部屋の障子貼る | 菜々 |
穏やかな日差し賜り煤払ふ | 三刀 |
寺師走磴駆けのぼる宅配夫 | よし女 |
冬薔薇開かぬままに紅凛と | 満天 |
着膨れて車中化粧すおみなかな | ひかり |
小流れの音絶え絶えし冬菜畑 | うつぎ |
彫像に黄落やまぬ御堂筋 | ひかり |
百相の瘤もあらはに大枯木 | 菜々 |
火事を告ぐ遠音月蝕つづきをり | とろうち |
大いなる聖樹灯点るケアハウス | 満天 |
ケーキ配るヘルパーらみなサンタ帽 | こすもす |
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2011年12月12日 | |
見え初めし嬰に灯点す聖樹かな | 有香 |
前後左右揺り動かして大根引く | よし女 |
貸農園条理ただしき冬菜かな | うつぎ |
朝市の釣銭皹の手より受く | よし子 |
過ぎし事肚に納めてちやんちやんこ | 宏虎 |
落葉焚き無聊なぐさむ夕まぐれ | 雅流 |
紅葉の朱に染まりたる一の谷 | わかば |
破れ芭蕉おひ被さりし翁句碑 | ぽんこ |
漆黒の闇に一太刀冬の雷 | 花茗荷 |
葉牡丹の渦確かめて選びけり | 満天 |
小春日の松影縫ひて句碑めぐる | わかば |
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2011年12月11日 | |
宿坊の積もる落ち葉も風情とす | ともえ |
一の谷緋縅めきし冬紅葉 | せいじ |
尖塔に似て大銀杏枯れにけり | よし女 |
師の一語励みとしたる事始 | 宏虎 |
着膨れて月蝕仰ぐテラスかな | 雅流 |
待降節レクイエム・ミニコンサート | 満天 |
大樽に満たす宮水寒造り | よし女 |
冬晴を映し野鳥の水飲み場 | ひかり |
蝕進む月に冴えたるオリオン座 | はく子 |
2011年12月10日 | |
人垣は試食コーナー街師走 | 満天 |
月蝕の極みて現るる冬銀河 | はく子 |
覚え無き万両庭のあちこちに | ともえ |
寒雷のあとうそのごと夜の静か | 花茗荷 |
切り株の年輪しるき山時雨 | よし女 |
クリスマスオブジェを巡る園愉し | ひかり |
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2011年12月09日 | |
散り銀杏大師の肩に足元に | 三刀 |
光る海見えゐて猪名のしぐれけり | うつぎ |
をみならも昼酒少し納め句座 | 雅流 |
初雪や巫女がうち振る鈴の音 | 花茗荷 |
霊水を汲む北風にうずくまり | よし女 |
神の水掬ぶひしゃくに散紅葉 | とろうち |
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2011年12月08日 | |
冬凪の海展けたる須磨明石 | わかば |
猫車錆びてころがる冬菜畑 | わかば |
寄せ鍋や明日は帰任の子を囲み | 菜々 |
湯のたぎる音のみ聞こゆ夜なべかな | ともえ |
からたちの刺とぎすまし冬ざるる | はく子 |
雨晴れて朱の玉宿す実南天 | 満天 |
神庭に焚く榾の灰白きかな | 宏虎 |
いただきに錦残して山眠る | せいじ |
冬天へすっからかんや大銀杏 | とろうち |
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2011年12月07日 | |
鰤大漁とて朝競りの活気かな | 花茗荷 |
ひとひらの葉の揺れ惑ふ冬木かな | せいじ |
スケッチも添へし句帳や紅葉狩 | 有香 |
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2011年12月06日 | |
ヘリコプター師走の空を旋回す | うつぎ |
健やかに生きて傘寿の師走かな | 三刀 |
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2011年12月05日 | |
水鳥の点々と散る池広し | こすもす |
と見る間に消ゆ山裾の冬の虹 | よし女 |
同じ顔をりし連夜の年忘 | 雅流 |
お洒落など遠き日のこと着膨れて | うつぎ |
初冬や葉擦れの音も乾びたる | とろうち |
観音の光背となる照紅葉 | 治男 |
夕日いま終のほむらを枯山に | はく子 |
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2011年12月04日 | |
十人で満員道の駅小春 | 菜々 |
電飾にがんじがらめや冬木立 | 満天 |
水底に錦絵なせる散紅葉 | 百合 |
余白なき暦のメモも十二月 | 満天 |
吉良墓所のほとりに残る焚火跡 | なつき |
潮先の千鳥小舟のごと走る | 三刀 |
日射すとき銀の綺羅々や浜千鳥 | よし女 |
裸木に鈴なりとなる雀どち | ぽんこ |
2011年12月03日 | |
よっこいしょつかまり立ちて冬座敷 | なつき |
流鏑馬の発止と駈けし落葉道 | 満天 |
枯れ色の混じるも侘びや冬紅葉 | ともえ |
渓流の岩に貼りつく散り紅葉 | せいじ |
湯豆腐の伊賀の土鍋に馴染みたる | うつぎ |
冬木立拍手打てばひびきけり | 満天 |
黄を重ね重ね落黄とどまらず | とろうち |
街路樹に華燭ひともる師走かな | 花茗荷 |
襖絵かはた友禅か楓燃ゆ | はく子 |
雲の影あれては消ゆる冬の浜 | 三刀 |
木の実降る悲鳴をあげしトタン屋根 | ぽんこ |
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2011年12月02日 | |
冬の蝶風に吹かれて消えにけり | うつぎ |
初雪へ開く秘仏の扉かな | よし子 |
魚屋の床は常濡れ十二月 | よし女 |
玉の日に斯く美しき冬紅葉 | ともえ |
流木の岩に逆立つ紅葉谷 | なつき |
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2011年12月01日 | |
古戦場いまは棚田に冬ぬくし | 菜々 |
殉難の碑を噛む枯蟷螂 | せいじ |
照り紅葉地獄谷へと標立つ | せいじ |
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2011年11月30日 | |
扁額は帝の宸筆冬もみぢ | 菜々 |
道小春認知度テストクリアして | 満天 |
陽に反りて寒天重さ無くしけり | うつぎ |
春日造り流れ造りや宮小春 | 菜々 |
冬晴れの水ほとばしる芋車 | ひかり |
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2011年11月29日 | |
夕づきて黄葉明りの御堂筋 | はく子 |
山眠る幼き志士の墓もまた | よし女 |
嫁自慢盛り上がる苑うそ寒し | こすもす |
好日の野点に紅葉散りやまず | 宏虎 |
夕陽をはじきて軒の柿簾 | 三刀 |
名将の産湯井ここに冬日燦 | 菜々 |
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2011年11月28日 | |
キャンパスの黄葉に立てば鳥語降る | 百合 |
妻の忌を修し安堵の冬支度 | はく子 |
疾駆せしライダー落葉舞ひ上げて | よし女 |
小春の日あそぶ水際に稚魚戯るる | ぽんこ |
縞なすは丘のなぞへの冬菜畑 | うつぎ |
生け垣を角刈りにして年用意 | せいじ |
銀杏散るテールランプを追ひかけて | 満天 |
水路閣疎なる紅葉の朱を点す | わかば |
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2011年11月27日 | |
垣根越し柊匂ふ空き家かな | きづな |
鈍色の雲裂きひかる冬の雷 | 花茗荷 |
もんぜんの左右は老舗の湯豆腐屋 | 菜々 |
湯たんぽのお湯出す口が楽奏づ | 治男 |
百羅漢の泣くも笑ふも紅葉影 | うつぎ |
こうのとりすくと降り立つ冬田かな | ともえ |