みのる選:2012年2月度
2012年02月25日 | |
観梅や足下にひかる茅渟の海 | 宏虎 |
高階の窓に端山の遠霞 | わかば |
失せものの見つかりてより温かし | 満天 |
笑ひ顔はた泣き顔か紙雛 | よし子 |
梅東風にからからと鳴るしゃもじ絵馬 | 菜々 |
軒樋の中より翔てり恋雀 | よし女 |
行厨は港が見ゆる梅の丘 | 菜々 |
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2012年02月24日 | |
雛壇に十二の干支も勢揃ひ | よし女 |
洗ひ物ぱんぱん叩き春日和 | あさこ |
盆梅の白一輪の香りかな | わかば |
温かき散歩日和となりにけり | ひかり |
堰落つるたびに奏でる春の川 | 菜々 |
春夕焼け一番星を見つけたり | あおい |
一燭にゆらぐ秘仏の朧かな | よし子 |
湖岸道はるかに雪の比良嶺見ゆ | 雅流 |
自転車のペダルも軽き春日和 | 満天 |
病院の検査を待てる椅子寒し | 百合 |
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2012年02月23日 | |
居酒屋の人気メニューは蕗の薹 | 宏虎 |
下萌えの林道深き轍あり | うつぎ |
セーターの腕を巻き上げ採血す | あさこ |
瀟洒なる屋敷町ぬけ梅探る | せいじ |
積ん読はわたしの美学春ほこり | きづな |
すれ違ふ人皆会釈梅日和 | こすもす |
梅の丘偕老組もちらほらと | ひかり |
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2012年02月22日 | |
婚礼の風船春の空高く | あおい |
観世音像立ちませる雪間かな | 三刀 |
退院を謝し寄る宮に百千鳥 | 小袖 |
春炬燵大歳時記を座右とし | 雅流 |
雛の部屋柱に古き掛時計 | うつぎ |
手作りのお手玉もまた雛調度 | 有香 |
クッキーを焼く母と子の春の昼 | あおい |
山襞の影の蒼さや春隣 | とろうち |
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2012年02月21日 | |
クラクション鳴らし着きいは雛の客 | なつき |
玉椿色様々に咲く館 | わかば |
打ち寄せる波に春光弾けけり | あおい |
盛り上がる句談議に笑む雛かな | うつぎ |
とどきたる訃報に今朝の春の冷え | とろうち |
春光に金の鯱反りにけり | ぽんこ |
行厨は梅の丘なる四阿に | はく子 |
餌をまくや忽ち喧噪鴨の池 | なつき |
春燈に迎えられたる旅の宿 | あおい |
パンジーに笑みのもどりし朝十時 | 英子 |
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2012年02月20日 | |
店頭の最前線はシクラメン | 満天 |
球春の便りを数え待つ日かな | 花茗荷 |
春夕焼西方浄土思ひけり | はく子 |
深雪積むまたも商店一つ失せ | あさこ |
薄氷の虜となりし柄杓かな | あさこ |
冴返る一日一句休むわけにゆかず | きづな |
白き腹雪に紛れし石叩き | うつぎ |
一徹の父の手植えの梅白し | 菜々 |
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2012年02月19日 | |
天を突くメタセコイアに風花す | きづな |
チェンソーの音がこだます斑雪山 | 雅流 |
さきほどの雪嘘のごと夕映えて | せいじ |
野路往くは朝帰りらし猫の夫 | よし女 |
下萌をスキップでくる女の子 | 宏虎 |
と見る間に雪雲空を蔽ひけり | せいじ |
鴨の嘴よりこぼれゐる春の水 | とろうち |
2012年02月18日 | |
水底の鯉身じろがず春寒し | 英子 |
束の間を霏霏と舞ひたる春の雪 | わかば |
春の雪降り継ぐ峡の灯の乏し | 雅流 |
端切れ編む草履に春の色選ぶ | なつき |
空き部屋の一面鏡にある余寒 | うつぎ |
万蕾の椿を包む春の雪 | 雅流 |
料峭や病気平癒の礼詣で | とろうち |
墓地募るあまたの旗に風花す | ぽんこ |
かたまりて春の色なすフラミンゴ | 菜々 |
街の灯の遠またたきや冴返る | はく子 |
頼もしき除雪車今日も出動す | こすもす |
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2012年02月17日 | |
遠山の雪ほのと染め夕日落つ | 百合 |
かな文字を散らす色紙に折り雛 | 小袖 |
木々芽ぐむかとたもとほる池塘かな | はく子 |
犬ふぐり売れ残りたる分譲地 | よし子 |
日をはじく富士の天辺冴え返る | とろうち |
夕東風にまたたき初めし星かぞふ | きづな |
水温み上機嫌なる水車かな | 英子 |
狛犬の頭巾となりて残る雪 | よし女 |
遅れ来て満員通過バス寒し | つくし |
磴百段てすり恃みに梅探る | 菜々 |
早春の風が頬刺すダム湖畔 | 有香 |
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2012年02月16日 | |
ひさかたの濁世はいかが雛飾る | はく子 |
雪解水高鳴る峡の疎水かな | ともえ |
淡雪やお染久松ひとつ碑に | 菜々 |
背を押され大縄跳びの輪に入る | なつき |
冴ゆる夜の大黒柱きしむ音 | あさこ |
門冠り松に余寒の雨しずく | 小袖 |
踏めば鳴る白砂の浜の余寒かな | よし女 |
金泥の老舗看板春の雪 | とろうち |
雪晴れや二間四方の堂に千木 | うつぎ |
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2012年02月15日 | |
夫からおこぼれもらふ愛のチョコ | なつき |
白き肩艶めく畑の春大根 | 満天 |
方言の解読不能四温晴 | あおい |
味噌仕込む三角巾の媼どち | つくし |
観音の翳す指先凍て返る | 宏虎 |
剣山のごと松葉立つ薄氷 | 宏虎 |
伊予柑の梱包解けば匂ひ立つ | 雅流 |
白雲の伸びては千切れ春遅々と | 菜々 |
日の射して薄氷の箍緩みけり | とろうち |
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2012年02月14日 | |
野地蔵は雪解の音を聞きませり | よし子 |
風に嬲られて千切れる波の花 | 花茗荷 |
宅配の濡れて届きし春の雨 | 雅流 |
島影と思ふ灯しや夕霞 | わかば |
鯉すすむ水脈の波紋に風光る | あさこ |
春火鉢抱きて旅程練りにけり | 小袖 |
春炬燵走り書きなる置き手紙 | 有香 |
愛のチョコ小ぶりなれども夫機嫌 | 満天 |
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2012年02月13日 | |
四百年続く茶店の長火鉢 | こすもす |
百本の梅の万蕾碧天へ | はく子 |
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2012年02月12日 | |
駈けてゆくランドセルの子花菫 | あおい |
墳寒し磊々高く積みしのみ | せいじ |
古着の荷広げ参道春隣 | なつき |
木漏れ日の綾なす影や雪間草 | とろうち |
大家なる茅葺き屋根に風花す | こすもす |
野の春を見つける課外授業かな | うつぎ |
娘を送る春宵の街回り道 | つくし |
空掘の底ひにのぞく物芽かな | 満天 |
足に根の生えしと思ふ炬燵かな | 三刀 |
2012年02月11日 | |
春の雪残る布袋の腹の上 | とろうち |
梅探る城趾といへど土塁のみ | 小袖 |
春の雪被き一番電車来る | よし女 |
瀬田の橋ながめに美味し蜆汁 | つくし |
沖遠く漁火一つ冴返る | 宏虎 |
紙雛厨に吾子のプレゼント | あおい |
日野原師未来を語る建国日 | 菜々 |
甘酒を双手包みにいただきぬ | あさこ |
堵列せる出土の埴輪あたたかし | せいじ |
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2012年02月10日 | |
慟哭の声閉じ込めし涅槃図絵 | 菜々 |
大き尻でんぐり返る春の鴨 | とろうち |
涅槃図に膝行したる俳徒どち | きづな |
一幅は一筆富士や床の春 | よし女 |
門波立つ明石海峡春嵐 | せいじ |
襤褸纏ふごと白菜の霜枯れて | うつぎ |
早春の翠黛しるき遠嶺かな | 有香 |
御堂へと急磴百段ご開帳 | はく子 |
まなかひに房総半島風光る | あおい |
村人ら総出に見守る野焼きかな | 宏虎 |
春寒し流行の服を着たものの | ぽんこ |
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2012年02月09日 | |
日脚伸ぶポストに回覧板とどく | あさこ |
春日燦ミシンの針も機嫌よし | あおい |
お社へ万歩日和や梅探る | つくし |
忌を修し終えし安堵や風花す | あさこ |
鳥の巣を高きに抱く巨木かな | 英子 |
海苔粗朶へ通ふ小舟の結び岩 | よし女 |
裏山に慈母観音や涅槃寺 | はく子 |
駐在の灯の消ゆるかと凍返る | 雅流 |
風花や自転車ペダル重きかな | ぽんこ |
お涅槃へ衣ひるがへす飛天かな | 菜々 |
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2012年02月08日 | |
軍手干すごとくに軒の干し大根 | こすもす |
肩だして大根畝に整列す | よし子 |
黒々と打たれし春田広がれり | 英子 |
灯籠に触れては消ゆる春の雪 | 菜々 |
逆縁の涙乾かず風花す | あさこ |
天を突くスカイツリーや風光る | あおい |
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2012年02月07日 | |
手に享ける竜の口より寒の水 | あさこ |
雨晴れて翠黛に春立ちにけり | きづな |
かけている眼鏡を探す春炬燵 | つくし |
菜種菜のゆでで盛らるる白磁皿 | 満天 |
六地蔵極彩色のマフラーす | 英子 |
春の雨天地返しの畑土へ | 菜々 |
国道の穢は雪塊の落とし物 | ひかり |
草萌ゆる吾が句ごころも絶ゆるなし | 雅流 |
草餅の黄粉なるべし膝払ふ | 満天 |
鉄塔の影のはみだす雪野かな | とろうち |
春宵や七十媼も千鳥足 | きづな |
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2012年02月06日 | |
酒蔵の暗きに笑まふ享保雛 | うつぎ |
冴ゆる夜の近くで止まる救急車 | 百合 |
たまさかの外出にぽつと春の雨 | あさこ |
山風に襟合わせ行く探梅行 | きづな |
春雨に濡れて艶ます煉瓦道 | 菜々 |
ダンプカー満載の荷は捨てる雪 | こすもす |
通過する黄色の電車風花す | あさこ |
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2012年02月05日 | |
へっついに薪も積まるる雛調度 | うつぎ |
日差しいま棚田棚田の雪間かな | 雅流 |
沈丁の一雨ごとにほぐれけり | 満天 |
今朝晴れて流氷の沖一変す | ともえ |
山笑ふ幼なの喋り言の葉に | ぽんこ |
停泊す巨船の陰に浮寝鴨 | なつき |
立春やどさりと届く旅雑誌 | 満天 |
夜を徹し除雪車の音軋めける | 花茗荷 |
山の端に春の白雲遊びをり | 菜々 |
海凪て箔を揉みをる四温晴 | わかば |
ただいまと風花髪につけ帰宅 | きづな |
緋鯉透く池のかたへの薄氷に | 雅流 |
鞠はじけたるごと散りし寒雀 | とろうち |
冴返る吊り目いよいよ石狐 | 菜々 |
鳥居の朱塗り替えられて春来たり | つくし |
2012年02月04日 | |
立春の日に走り根のしるきかな | ひかり |
春風が通ふ微笑のマリア像 | つくし |
立春の空辷りゆくモノレール | 菜々 |
寒椿活けて亡き子の忌を修す | あさこ |
立春の一番札所に香を焚く | 三刀 |
枝絡む日に蝋梅の匂ひけり | ともえ |
煮凝りに心許なき箸の先 | 花茗荷 |
目こぼしの豆が転がる今朝の春 | とろうち |
登校の子らはだれ野に道草す | 雅流 |
鯔跳ねて立春の日を散らしけり | うつぎ |
畑のもの洗ふ水桶厚氷 | 有香 |
老の吾もバレンタインの菓子作る | ぽんこ |
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2012年02月03日 | |
冬銀河息子と並び帰りけり | あおい |
雪吊を金色に染む町明かり | 花茗荷 |
御手洗の柄杓を拒む薄氷 | 満天 |
産土の鳥語姦し春隣 | とろうち |
鬼やらひくぐもり声に禰宜元気 | 百合 |
豆を撒くきれいどころと力士どち | はく子 |
海の橋大きく撓む四温晴 | わかば |
鬨のごとき歓声追儺寺 | きづな |
豆撒きへ法螺高らかに先導す | 菜々 |
杓で割る手水に張りし薄氷 | 三刀 |
洗濯機凍てて廻らぬあしたかな | あさこ |
廃屋に隠れ蝋梅匂ひけり | よし子 |
風花の空へ撒かれし福の豆 | はく子 |
鬼は外平らき余生願ひけり | 英子 |
老犬に合はす歩みや日脚伸ぶ | ぽんこ |
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2012年02月02日 | |
風花や温き餡饅ふところに | きづな |
里山は一夜の雪に白変す | よし女 |
葬送の読経に深雪降り止まず | 三刀 |
葦枯れて城濠の未だ覚めやらず | わかば |
ワイシャツのボタン繕ふ春隣り | あおい |
足踏をしてバスを待つ息白し | はく子 |
炉の炭のはじけて後は機嫌よし | ともえ |
冴返る汀の鷺の身じろがず | わかば |
熱き茶を飲む玻璃の外は深雪積む | 百合 |
日脚伸ぶ水陽炎の堂庇 | とろうち |
歩一歩日矢に煌めく今朝の霜 | 英子 |
寧かれと風花の舞ふ十字墓 | うつぎ |
寒暁のお湯たつぷりと沸かしけり | あおい |
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2012年02月01日 | |
休み田に獣道あり下萌ゆる | うつぎ |
背筋いま通り過ぎしは風邪の神 | あおい |
息白く駈くる遅刻の母子かな | なつき |
凍空に靴音撥ねる木橋かな | ひかり |
八房と名づくを宝梅の宮 | わかば |
車椅子押すも押さるも着ぶくれて | 有香 |
湯上りや一気飲みせし寒の水 | こすもす |
落とし物手袋枝に空を指す | なつき |
追儺寺へと列なして幟立つ | きづな |
終わりなき子らのなぞなぞ日脚伸ぶ | あおい |
探梅のつもりがウインドショッピング | 菜々 |
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2012年01月31日 | |
摘みたしやリフトの下のふきのとう | ともえ |
小流れの奏でる汀下萌ゆる | 有香 |
雪折れの音に子猫の耳立つる | 花茗荷 |
おはようとカーテン引けば雪の木々 | こすもす |
臥す人と窓越しに見る雪景色 | こすもす |
愛犬の小さき墓の辺梅匂ふ | なつき |
日脚伸ぶ淀の川面の昏れやらず | せいじ |
神木の幣白白と寒の宮 | はく子 |
万歩計ノルマ達成日脚伸ぶ | わかば |
息白く物干し竿を高く上げ | あおい |
団らんの炬燵懐紙に金平糖 | つくし |
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2012年01月30日 | |
斯く大き手で餅ちぎる厄男 | なつき |
ジョギングの人と行き交ふ冬木立 | 満天 |
しんがりの走者へ拍手温かし | ぽんこ |
木蓮の秀筆のごとく芽吹きけり | わかば |
水仕事一つ残りし湯ざめかな | わかば |
着ぶくれてたわむれの石蹴りそこね | きづな |
大琵琶の松から松へ初鴉 | 百合 |
八方へ媚びて豆撒く議員かな | なつき |
池底に息潜めしや寒の亀 | つくし |
一閃の後のくぐもり雪の雷 | とろうち |
受験子の絵馬に紛れし恋の絵馬 | ともえ |
瀬音いま春の調べと覚へけり | 宏虎 |
除雪車の信号無視をな咎めそ | こすもす |
鶏の長鳴く夕べ日脚伸ぶ | よし女 |
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2012年01月29日 | |
春を待つ女子マラソンの熱気かな | 雅流 |
半世紀炭焼守りて故郷出ず | よし子 |
ある筈の肝溶けてゐる鮟鱇鍋 | うつぎ |
雪しまく旅の一夜もまた一会 | せいじ |
連日の警報続き雪無尽 | 花茗荷 |
恩師の書威儀を正して読み初む | 菜々 |
沖よりの尖りくる波寒厳し | 宏虎 |