(新約聖書 テサロニケ人への手紙第一 5章16節から18節)
2025年11月9日 21:14 コメントを書く Feedback
先月10月は須磨浦吟行と重なったため臨時に第3週開催に変更していましたが、失念していてもとに戻すのを忘れていました。申し訳ありません。
先程第2週開催に戻しておきました。11月は12日(水)から投句開始です。よろしくお願いいたします。
2025年10月23日 19:36 コメントを書く Feedback
俳句の学びには大切な3つの要素があります。
これらを誠実に実践できればあなたの作品は激変します。
感動的な対象物や現象に遭遇したときそれを写真に撮りたい、或いは絵に描きたい…という思いが湧き上がります。そのときあなたは、どのアングルからどの部分を切り取るのが最適なのかをまず最初に考えるはずです。
俳句を詠む…という行動は、これと同じなのです。
悲惨な状況、或いは珍しい状況に出会わせたとき、それを写真に残しておこうと思うのは感動ではなくて興味本位の野次馬的衝動です。その類を俳句に詠んでもそれは「報告」であり、大抵の場合は「季語動く」作品になります。
正しい感動、感覚というのは幼子たちの好奇心や驚きに学ぶことができます。彼らは純粋に心に湧いた感動や驚きを瞬時にことばにしているだけで、そこには偏見や常識といった観念、邪念はないからです。
また、適切な比喩表現は、テクニックとしてときに効果的ですが、度が過ぎると陳腐極まりない駄句になるので気をつけましょう。
好んで時事を詠む人も少なくありませんが、季語が命の俳句においてそのほとんどが「季語動く」作品となりやすく、初学の間は封印し写生に徹してほしいです。
学識豊富な人ほどことばに凭れた句を作りがちで、詠んだ本人にしか意味のわからない独りよがりの作品になります。
俳諧は三尺の童にさせよ。初心の句こそたのもしけれ
という芭蕉のことばがあります。
技巧に走らず誰が読んでもわかるような素直で平明な感動写生こそが、真理であるということを教えているのです。
多くのことを盛り込もうとすると窮屈で焦点の定まらない作品になります。如何に省略するか(平明に詠む)ということもまた大事な要素です。
うっかり1句の中に複数の季語を使ってしまうケースがあります。おそらく季語だと気づいていないのだと思います。
これを独学のみで覚えるのは至難で、誰かに教えてもらって覚えていくのが効率的です。その意味でも多作と添削の学びが最も重要なのです。
季語の本質を知ることの大切さも折りに触れて説明していますが、これもまた歳時記を読んで知識として覚えるよりは添削の学びによって感覚的に身につけるのが最も近道です。
今日の日記の記事を読まれて「なるほど…」と合点された方は多いと思います。
でも知識として理解できても作句の上達にはつながりません。多くの作句体験を通して感覚として会得することが大事だからです。とにかく 『多作して添削で学ぶ』 ことにつきるのです。
知識先行の学びは、ときに作句の邪魔(知識を気にするあまり感性が働かない)になります。併行して添削の学びを続けることでそれらの知識もまた感覚として昇華されることが重要なのです。
2025年10月14日 17:07 コメントを書く Feedback
12日は夕暮れまでに終わりました。
今年も老骨に鞭打って家内の実家(広島)の稲刈りのお手伝いに行ってきました。
11日の午後にマイカーで移動し、12日、13日の二日間でなんとか二枚の田の稲刈りを終了させました。実家の弟夫婦、大阪の妹夫婦そして神戸の私達夫婦と3家族での稲刈りです。
平均年齢は、75歳に近づこうとしていて毎年「いつまでできるかしら…」と言いながら頑張っています。
13日はとっぷりと日が暮れました。
一日目は順調に進んだのですが、二日目になって突然稲刈り機のご機嫌が悪くなり、最終的にご近所のをお借りしてなんとか刈り終えることができました。やれやれです。
想定外のトラブルに見舞われたものの無事今年も稲刈りを済ますことができて、全員で感謝し乾杯しました。
2025年10月9日 19:40 コメントを書く Feedback
蕪村句碑の前で記念撮影
今日は、みのるの存問に来神してくださった武蔵野女子会のメンバーを歓迎して須磨浦吟行句会を実施しました。
今回のこの計画を神様さまが祝福してくださり見事なゴスペル日和に恵まれて感謝でした。雨女だと自称される方が何人かおられたのですが、晴れ男のみのるの勝でした\(^o^)/
無理をお願いしたにもかかわらず快く遠路協力してくださった、徳島の素秀さん、愛知のなつきさん、但馬のこすもすさん、淡路島の千鶴さんに感謝します。
とり急ぎみのる選もまとめましたので、ご確認ください。
PS:写真類はSlackに貼りますので必要なのをダウンロードしてください。
2025年10月1日 21:36 コメントを書く Feedback
Web吟行句会は毎月第2水曜日からですが、今月(10月)は第2週に須磨浦吟行句会が実施されるため、第3水曜日(15日)スタートに変更しました。
須磨浦吟行句会は5句出句ですので、句会に参加された方は当日出句された作品は除外して句帳に残っている作品を出句してください。
句帳に残った作品が10句以上ある場合、ご希望であれば添削しますので全ての作品をメールでみのる宛に送ってください。
PS:11月からは従来どおり第2水曜スタートに戻します。
2025年9月29日 09:22 コメントを書く Feedback
10月9日(木)の須磨浦吟行案内の最終盤を再掲します。10月8日〜10月10日の神戸のお天気は概ね晴れ、最高気温は27℃の予想です
今日現在での参加予定者は13名です。まだ間に合いますのでどなたでもご連絡ください。ただし、お弁当の予約は締め切らせていただきました。
吟行コースは、鉢伏山の裾にある須磨浦展望広場と句碑巡り(蕪村、芭蕉、子規虚子)、その少し奥にある一の谷吟行をメインにします。これをベースに選択メニューとして以下の3通りを考えてみました。
コースごとにあらかじめどなたかにタイムキーパーをお願いしますのでよろしくお願いします。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 日時 | 2025年10月9日(木) | 直接須磨浦公園に行かれてもOK。但し事前にお知らせください |
| 集合 | JR須磨駅 改札口前 10:00 | 早く着ける方は、集合時間まで須磨海岸を吟行しましょう |
| 吟行地 | 須磨浦公園 | 徒歩30分のコースを約1時間かけて吟行します |
| 出句 | 吟行句または当季雑詠 | 5句出句 締切13:30 |
| 句会場 | 塩屋・旧グッゲンハイム邸 | 須磨浦公園駅から山陽電鉄利用、塩屋駅下車徒歩5分 |
| 参加費 | 500円(会場費として) | お弁当代は別途(希望者のみ) |
世話人:みのる(参加できる方は早めに談話室へ書いてください)
みのるt・みきえs・むべt・澄子t・あひるt・せいじs・千鶴t・なつきt・わかばs・こすもすs・うつぎt・素秀s・明日香 : 2025年9月29日現在(13名 t印:ひっぱりだこ飯希望7、s印:すきやき弁希望5)
| 時間 | 場所 | 備考 |
|---|---|---|
| 10:00 | JR須磨駅橋上改札前集合 | 須磨駅構内図 |
| ↓ | 徒歩で山陽電鉄須磨駅へ移動 | 国道2号線を横断するだけ、約100m徒歩2分 |
| 10:13 | 山陽姫路行きに乗車 | |
| ↓ | 2分で着きますが油断しないで俳句モードに | 松浜の見える海側の車窓で一句拾えます |
| 10:15 | 須磨浦公園駅下車 | |
| ↓ | 敦盛橋を渡り蕪村句碑まで移動 | 西方向へ徒歩約5分 |
| 10:30 | 蕪村句碑前で記念撮影 | 撮影後自由吟行 |
| ↓ | 芭蕉句碑、師弟句碑、一の谷を吟行 | 約30分、詳細案内を参照 |
| 11:00 | 吟行を切り上げて移動 | 敦盛塚、古戦場コースをパスする方は11:20まで可 |
| ↓ | 敦盛塚コース or 古戦場コース の二者択一 | 20分程度の余裕が必要 |
| 11:40 | 須磨浦公園駅集合 | 時間厳守 |
| ↓ | 電車で句会場へ移動します | |
| 11:46 | 山陽姫路行きに乗車 | トラブルがあれば 12:01発に変更 |
| ↓ | 約2分、山側の車窓に句会場が見えてきます | |
| 11:48 | 山陽塩屋駅下車 | |
| ↓ | 句会場まで徒歩5分 | |
| 11:55 | 旧グッケンハイム邸に到着 | 会場は2階東です |
| ↓ | お弁当を食べてから推敲タイム | |
| 13:30 | 投句締切5句 | 句帳に残った句はWEB吟行句会へ投句しましょう |
| ↓ | 句会開始 | 選句・一句評・披講・選評 |
| 15:30 | 句会終了 | お庭で記念撮影後解散 |
| ↓ | 急がなければ館内の見学は自由です | |
| 16:00 | JR塩屋駅まで徒歩5分 | お疲れ様 |
2025年9月25日 21:22 コメントを書く Feedback
exclte blog に「 子規・虚子の二人句碑について 」という興味深い記事を発見したのでご紹介しておきます。
この句碑は、昭和28年に神戸の俳人・五十嵐播水が中心となり、二人直筆の「子規・虚子師弟句碑」を建てられました。ところが標柱には、「虚子・子規句碑」となっていて、師弟句碑なのか二人句碑なのかで意見が別れています。
子規の句は、見舞いにきた虚子が東帰するにあたって託した贈答句。一方、虚子の句は、須磨で修された子規没後50年忌に出席したときに詠まれたものである。子規忌は9月17日であることから、須磨の月を仰ぎながら在りし日の子規に思いを馳せた句であろう。
虚子は明治26年、川東碧梧桐と共に京都の第三高等学校(現在の京都大学総合人間学部)に進学。この当時の虚子と碧梧桐は非常に仲が良く、寝食を共にしその下宿を「虚桐庵」と名付けるほどだった。明治27年、三高の学科改変により碧梧桐と共に仙台の第二高等学校(後の東北大学教養部)に転入するも中退、上京して東京都台東区根岸にあった子規庵に転がり込んだ。
明治28年12月、自身の短命を悟った子規より後継者となることを要請されている。
高浜虚子集「俳句の50年」で虚子は子規について次のように語っている(昭和17年10月27日)。
私は三、四日そこ(須磨の浦)に居たばかりで東京に帰る事になりましたが、子規と共に松原を散歩したり、二階の手すりにもたれつつ、雨の如く降る松の落葉を眺めながら、その三、四日を過ごしたのでありました。その時、子規がつくづく私に言った事があります。それは、
今度の病気のためにとても自分は長くやっていけない、自分の命は長くは続かない、どうも残念であるけれども仕方がない。それで、お前に話があるのであるが、どうか自分の志を受け継いでやって貰いたい、それは他の何人に頼むよりもお前に頼む、どうか自分の後継者となってやっていって貰いたい…という事を述べました。
改まってそういうことを言われた私は非常に重い荷物がかぶさってきたような気がして、多少の迷惑を感じないではないのでありましたが、しかし子規が改まっての委嘱でありまして、どうもその場合それを辞退するする事が出来なかったのでありました。やれる事ならやってみようという事を返事しました。
その年の12月でありましたが、子規が私に来てくれといふ手紙が来ましたので、行って見ますと、 子規は私を伴って道灌山まで散歩に出かけました。子規は杖を頼って歩いたのでありますが、一軒の茶店がありまして、そこで休んで、子規はまた改まった調子で、私にその後の様子を聞くのでありました。
私は、格別これといって纏まった研究をするでもなく、ぼんやり日を過ごしているという事を述べました。
子規は「それではいかんではないか」といって苦々しい顔をしました。子規の身になってみると、自分の後継者と心に定めたものが、ぼんやりして日を暮している事は見るに忍びない事でありましょう。
一問一答しているうちに、お互いに激し、私は子規の要求するようにはとても自分は成れないという事を断言するようになりました。一旦は辞退しかねて承諾はしたものの、子規の委嘱に背くという事は大変苦痛ではありましたが、遂に保養院での委嘱を辞退する事にしました。
辞退するといったところで、ただ後継者という名前を辞退したばかりでありまして、その実、子規の仕事を継承してやっていくという事の上には、異存はなかったのでありました。
こうした史実によって、二人に師弟関係が存在するか否かについて、いまだに意見が別れています。標柱が「虚子・子規句碑」となっていて、師弟句碑とは明記されていないのも何らかの意図があってのものかも知れません。もし師弟句碑であるなら「子規・虚子」の順であるのが自然だと思うのですが…。
今回の吟行で師弟句碑と対面し、できれば一句を授からんとするのですが、こうした歴史背景を踏まえて句碑と対峙することで連想も広がるのではと願っています。
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