最近無料添削の申し込みが増えてきました。テレビ番組で夏井いつきさんによる添削を見て俳句に興味を持たれたという方も多いようで、新しい方がどんどん増えて GHに活気が戻ってきてくれることはとても嬉しいことです。
GHの添削は、吟行による客観写生句に限定しています。有料のカルチャーでは、想像で組み立てた句や独りよがりな主観句、理屈の句も添削するようですが、俳句の上達という意味では「百害あって一利なし」といえます。
ほんらい添削の学びというのは写生術の訓練です。写生術というのは絵画の場合も同じですが繰り返し訓練することで上達します。感動した対象をいかに具体的に表現するかというテクニックなので添削でお手伝いできるのです。感動を捉える訓練はひたすら吟行する他に方法はありません。吟行で写生して添削で学ぶ…これが上達の一番の近道です。
主観や理屈の作品も俳句のジャンルとしては存在しますし、そうした作品を添削することも可能です。なぜそれをしないかというと、大抵の場合それは作者自身の作品ではなくて添削者の作品になってしまうケースが多く、GHとしては全く意味のない行為だと思うからです。
気を使って無料添削を受けることに遠慮がちになる方がありますが、それは間違いです。黙々と吟行し多作して添削を送り続けて上達してくださることがぼく自身の喜びなので、熱心であればあるだけぼく自身も励みになるのです。写生の修練を積むことで自然に味のある主観句を詠めるようになります。季語の働きを上手に活かすという写生術が身につくからなのです。
今日は午後から山陽道を走って広島に来ています。火災事故のあった八本松トンネルを抜けて来ました。
約一ヶ月日記が途絶えてみなさんにご心配をお掛けしました。みのるは元気に生きております(^o^)
家内の膝痛が続く中、懸命に家事のサポートをしておりました。2月の下旬には家内も少しずつですが家事に復帰しはじめましたが、こんどはぼくがメニエル症になり臥せっていました。情けない話ですが家事疲れかもしれません。
過日は、久しぶりに落穂句会の吟行に参加しました。1月はお正月と重なり、また2月は世話人のかずさんが骨折されていた関係もあり休会していたのです。順調に回復しておられるというかずさんでしたが、無理をしてはいけないとのことでお休みされ残念でした。一日も早い復帰をとみなでお祈りしました。温かい日でしたのでぺちゃくちゃお喋りしながら里路を散策、畑の梅がよく匂っていました。
先週の火曜日には、家内と人間ドックを受診しました。二人とも何点かの警告はありましが大事はなく安心しました。 GHメンバーも誰彼となく病との戦いがあるようです。はく子さんは眼の手術をされたとか。また三原のあさこさんも来週入院されて大腸の手術をされるそうです。福岡の泰山さんからも体調不良の便りが届いていました。今年は寒暖差も激しく、花粉も大量発生とか…、とにかく季節の変わり目は要注意ですね。
来週は定例句会、30日は吟行句会ですね。温かくなって皆様の元気なお顔が揃うようにお祈りしています。