秀句合評は結構エネルギーを使うので大変でしたがやり終えたあとの達成感や充実感は格別ですね。
当分はお休みするつもりでしたが、昨日の夜祈っていて素十俳句研究に引き続いて青畝俳句研究をすることで私達が信じる道を再確認出来るのではないかというインスピレーションが与えられました。
早速、手持ちの資料をあれこれチェックしました。その中に、『自選自解 阿波野青畝句集』(昭和43年初版発行)というのがあり、未熟な私の暗中模索のような鑑賞よりは作者自身の解説を答えとした学びが出来るので理想的だと考えました。
いつから再開するのかということについてはまだ決めかねています。前回のように一部のメンバーに偏ると負担になりかねませんのでどうしたら多くのメンバーにご協力いただけるかなと…
掲載されている作品は二百句です。「歩んだ道は」というタイトルの小文も載っているので、まずはそれを別記事に編集して事前に読んでいただけるようにしようと思います。
素十俳句の合評も残すところ10句になり辞世の句、絶句と続きます。
協力者の皆さんと一緒に素十俳句の合評を進めてきて作句理念として学ぶところも多かったですが、人間素十の生き様から俳句人としての信念や生き方を教えられたように思います。
正岡子規→高浜虚子と受け継がれた伝統俳句の道は、 昭和の四Sを分岐点としてそれぞれ異なる流れを築いてきました。 私の場合は青畝師との出会いによって今があるわけですが、初学の頃に素十俳句を勉強なさいと諭してくださった紫峡師とのご縁こそがみのる俳句の原点であり、いまさらながら神さまのみ心であったと確信しています。
合評の学びは、本物の俳句を知る上で何にも変えられない珠玉だと思うのですが、残念ながら参加者が一部のメンバーに偏り、義務感というメンタル的なご負担となった一面もあるかと思います。本当に申し訳ありませんでした。
私自身も少し疲れましたので素十俳句研究のあとの合評は少しお休みにして、あらたな使命と元気が与えられるまで祈って待ちたいと思います。 長くにわたってご協力くださったメンバーの皆様には心からの感謝とお礼を申し上げます。