2024年6月の日記

2024年6月30日

ネット句会の棲み分け

コメントを書く Feedback

のネット句会システムは時代とともに変化してきました。

看板コンテンツでもある毎日句会は、多くのネット句会がWEB上に反乱していますが他には例のないシステムだと自負しています。日々の生活の感動と感謝を俳句日記として綴っていくことこそゴスペル俳句なのではと思うのです。

次に吟行句会ですが、永年続けてきた定例吟行句会が継続がメンバーの高齢化で叶わなくなり、今年から小グループごとに吟行のみ実施し、後日合同でネット句会を実施するという仕組みに変わりました。幸い関東エリアで誕生した女性4人の小グループの活動によって新風が吹き込まれ、せいじさんらのご尽力で能勢、大阪合同のグループ活動も定着、互いに刺激しあって後日吟行句会のシステムが目的通りに機能し始めました。感謝です。

そこで各小グループがオンラインで交流できる場をと願って構築したのが、LINEミーティングも取り入れた月例オンライン句会なのです。他のシステムとの差別化を図るためにあえて席題とし、開催日時の設定やタイムテーブルを試行錯誤しているのはそのためだということをぜひご理解いただきたいのです。

毎日句会はしんどいし、外出も大義なので吟行句会もパス、比較的楽な雑詠句会だけ参加…という方が増えているのは詮無きことと思います。でも、やはり原点である毎日句会に戻って欲しいというのが管理人としての切なる願いなのです。そのためにあえて雑詠句会をやめる決断をしました。みなさまのご理解とご協力を祈ります。

兼題句会、雑詠句会の過去データは月例句会のシステムに引継ぎますので検索可能です。

個人名を出して申し訳ないのですが大先輩である宇部のよし女さんが、終活の目処がついたからと三年ぶりに毎日句会に復活してくださいました。選句のみですが三原の董雨さんも応援してくださっています。大感謝です。

2024年6月29日

オンライン句会試運転報告

コメントを書く Feedback

今日のオンライン句会の試運転はトラブルなく無事終わりました。参加者はみのるを含めて8名、LINEミーティングは5名でした。宇部のよし女さんもLINEでつながってくださって十数年ぶりの再会で懐かしかったです。

LINE参加メンバーは席題方式に違和感はないとのご意見でしたが、それが嫌で参加を敬遠された方がいらっしゃるかもしれませんね。

みのるとしては、学びの場と言うよりはふれあいの場として月始めの吟行句会とは少し差別化を図りたいと願っています。その意味で3句くらいで気軽に参加できる現状案がいいかなと考えました。

いろいろご意見も届いています。全ての方のご要望に応えるのは難しいですが、奇譚のないご意見をお聞きしたく下記のWEBアンケートを作りましたのでご協力下さい。FeedbackやSlackのDMでお聞かせいただいても感謝です。

当面は第四土曜日案で継続して実績を積み、それを踏まえたうえで見直しを図りたいと思います。今日実践してみてやや間延び感がありましたのでタイムテーブルだけは見直そうと思います。

月例句会WEBアンケート

2024年6月28日

LINEミーティング

コメントを書く Feedback

数名の方が月例オンライン句会試運転への参加を申告してくださってありがとうございます。参加が無理な方でもスマホで進捗をご覧になれますのでよろしければチラ見してみてください。

セキュリティーを考えてLINEミーティングへのリンクアイコンは基本非表示にしています。

15:00-16:00のミーティング時間帯にのみタイムテーブルの上に アイコンが出現します。

LINEアプリがインストールされているスマホからこれをタップすると直ぐにLINE画面に切り替わるので入室して下さい。基本的にパソコン環境からのLINE利用はできません。

2024年6月26日

試運転にご協力ください

コメントを書く Feedback

投句から互選結果までを一日で実施するオンライン句会のシステムが完成しました。他と区別するために仮称「月例句会」としています。TOPページ[SELECT.Me]にリンクを貼りました。

7月度からは現在の雑詠句会と置き換える予定ですが、運用の詳細についてはもうひと工夫して緊張感のあるルールをと検討中です。

たとえば予め予告する兼題ではなくて投句開始のタイミングで発表する席題で詠む…というようなものです。席題は兼題のように長考する時間がないので即興性や連想力が求められます。これは多作即吟の訓練にもなるので効果的ではないかなと思います。

またLINEミーティングはおしゃべり会ではなくて一句評という形を取ります。自分の選句した中の特選一句を鑑賞して輪番に発表するというものです。互選集計の前なのでこの段階で作者は名乗ってはいけません。

とり急ぎ今週の土曜日29日に席題での試運転句会を予定していますのでぜひご協力下さい。席題は投句開始と同時に公開されます。投句選句は3句に設定しています。ぜひ本物の句会に近い緊張感を体験していただいたうえで皆様の具体的なご意見をお聞かせください。

兼題、席題とは何ですか?

たとえば次回は「ひばり」を題材にして作りましょうとか「色」という文字を句の中に織り込んで作りましょうなどと、あらかじめ宿題が出されることがあります。 これを「兼題」と言います。 一方句会に出席すると一番最初に会場に着いた人に題を出してもらうというような方法もあります。 これを「席題」といいます。

2024年6月19日

オンライン句会

コメントを書く Feedback

定例吟行句会の閉会を機に大阪グループのメンバーが毎月のWEB吟行句会に投句するために自主的に吟行をされるようになりました。6月の大阪グループ宇治吟行は10名の参加で活況にあふれていました。

いっぽう武蔵野女子会からは同一の日に行動できないときに Googleドライブのスプレッドシートを使ってオンライン句会をしたいという協力要請があり、それならと専用のオンライン句会システムを構築しました。

現状のシステムをコピーして改変するだけなので比較的簡単に作業がすすみ過日試運転を実施しました。本物の句会と同じようなタイムテーブルを決めておいて投句、選句、互選結果までを2時間ほどで実施するという仕組みです。

一堂に介せないときはLINEミーティングという機能を使って一句評もできるという優れものです。実際に運用テストしてみたところ想像以上に快適でこの仕組みをオフィシャルにも活かせたらと思うくらいの感動でした。

毎月第二週に実施しているWEB吟行句会は、みなさんが協力してくださり小グループ吟行との連携で参加者も増え始め定例吟行句会なきあとの代替として定着し始めました。感謝です。

一方月末開催の雑詠句会はこれまでの兼題句会の方向変換をしただけで吟行句会との差別化も曖昧の状態です。そこでいま、この兼題句会をリアルタイムのオンライン句会として運用するという構想を検討しています。

昔の定例句会日の第二火曜日にという発想もしましたが、お勤めのある方でも参加できるようにと日時を考えると、第四土曜日あたりいいかなと思っています。具体的には、

  1. 投 句: 8:00-11:00 ※早朝に投句を済ませて午前中出かけられます。
  2. 選 句:11:00-15:00 ※用事があるときは出先からスマホで参加できます。
  3. LINE:15:00〜 ※ブレイクを兼ねて一句評。参加必須ではありません。
  4. 結果発表:16:00

という感じです。いま直ぐにというつもりはなく、皆さんのご意見をお聞きしたり、武蔵野女子会の運用情況などを参考にしながらゆっくり進めたいと願っています。ぜひご意見をお寄せ下さい。

PS:LINEミーティングはスマホでLINEが使えていたら特に設定の必要なくホームページ上のリンクボタンをタップするだけで参加できます。但し公開ページで使うならログインパスワードなどのセキュリティー配慮がいりますね

2024年6月18日

鑑賞のツボ

コメントを書く Feedback

俳句鑑賞の学びが上達への近道であることは何度も説明してきました。

17文字の表面的な直訳鑑賞だけでよしとしたのでは俳句はつまらない言葉遊びに終わってしまいます。

青畝先生の手のひら俳話を借りれば、直訳は目に見えている握りこぶしの外側である手の甲に相当するものであって包み隠された手のひらの内側の部分に秘められた作者の意図を汲み取ることが本当の鑑賞だと言えるでしょう。

31文字もある短歌とは違ってわずか17文字しかない俳句では本当に伝えたいこと言いたいことを表現することはできません。そこで「季語」という秘密兵器が存在するのです。

一句の中で季語がどのような役割を果たしているのか…。まずもってそれを確かめ、調べて鑑賞することが「俳句鑑賞のツボ」なのです。

奇をてらった視点、表現で互選高点を得ても斡旋した季語が動けば没句です。鑑賞の学びを通して季語の働きの重要性を理解できようになると選句が変わります。と同時に自ずから作句の心構えも変わってくるのです。

2024年6月16日

生涯学習

コメントを書く Feedback

何度もお話したことですが、私は100パーセント俳句無知の情況から入門し小路紫峡師の無料添削による特訓を5年間続けました。いま添削指導の奉仕ができるのはこの経験があるからです。

添削を受けたのは毎月200句以上でしたから5年間で1万句を優に超えていました。そのお陰で年間結社賞作家にまでのぼり詰めたのですが、「みのるさんは特別扱いだから…」という外野席の声も気になっていました。

先生からストップがかかることはなかったのですが徐々に誌友が増えて多忙になられたのに気遣って自分から添削を送らなくなりました。

振り返ってみて、添削の学びをやめたそのときから作家としての上達はストップしてしまいました。

特別扱いなど一切ない。学ぶ側の熱心さに応えるだけ。学ぶことに遠慮は要らない…

と仰った先生の言葉を思い出しながら、自分の傲慢さで添削の学びをやめてしまったことを今も後悔しています。

なぜこんなことを書くのかというと、 の学びも然りであり、毎日句会のメンバーとして推薦されたら卒業なのではなく休むことなく添削の学びを続けてほしい…というのが私の切なる願いだからです。

あくせく努力を続けるのはもう疲れた。仲間と楽しく俳句ライフが過ごせればそれで十分…

と言われてしまへば身も蓋もなく口をつぐむしかあません。

でも誤解してほしくないのですが、決して句会の成績を競うために添削を受けるのではありません。結社ならそうかもしれませんが、 のそれは自分にしか詠めない個性的な作品作りを目指して学び続けるのです。

そしてそれらの作品を後世の人への遺産として残そうではありませんか。

みのる自身もまた指導者としての学びを続けることが使命であり、独りでも多く 理念の後継者を導くことが私の残すべき財産だと信じています。一緒に頑張りましょう。

過去の日記一覧

 日記一覧  日記ダイジェスト