GHでは、句会の席ではどんどん質問をしていただいてお喋りすることをお薦めしていますが、 ネット上では添削の質問にお答えしたり説明したりはしないことを原則としています。 文字だけでは真意が伝わりにくいし、部外者の方もたくさん見ておられるので間違った解釈を招く可能性があるからです。 作者が理解できないレベルで添削してしまうことは、指導者としての私の未熟さです。
GHでは多詠多捨の学びをお薦めしています。 一句に拘って時間を費やすよりも、駄目なものは駄目と割り切って次々と新しい挑戦をしていく方が遙かに上達が早いからです。 立ち止まって考えることも時には必要ですが、休まないで前進し続けることのほうがより大切です。
私も初学の頃、先生から月に200句のペースで指導を受けていたとき、先生の添削の意味がわからない句は沢山ありました。 つまりそれは自分自身がまだ未熟であったからで、数年経ってからようやくその真意がわかったということは多々ありました。 添削の内容が一読ピンと響いたとき、なるほどと膝を打てたとき、理屈ではなくて直感としてあなたの身について行きます。 私の先生は、「わからないときは考えて解決しようとせずパスしなさい。」 と教えられました。
理解できないことを近道して早く知りたいという心情は誰にでもありますよね。 でも、知識としてインプットしたことはまず作句の上達には結びつきません。 右脳(感性を司る)、左脳(知性を司る)という言い方がよく使われますが、 右脳で学ぶことが大切で、左脳で覚えたことは作句の助けにならないだけではなくて、 むしろマイナスに作用するという言い方が出来るでしょうか。
とはいいながらも、私がどのように判断して添削しているかという点について、 時々はお話しした方が良いかもしれませんね。 ベテランの方々の作品を例題にさせていただいて書いてみます。
産声に歓声上がる望の夜 宏虎
原句は、「望の月」でした。俳句は原則として一人称の詩ですから歓声の輪の中に作者も一緒にいると鑑賞するのが基本です。 当然歓声は病院とかの部屋内でしょうから、そこへ屋外の景の「望の月」を配置するのは不自然になります。"いや、部屋の窓越しに見えていた" とか "部屋を辞してから仰ぐと満月だった" というような説明は出来るかも知れませんね。けれども前者は歓声の上がった室内と外の月とで焦点が二つになってしまいます。また後者の場合では時間が経緯してしまって、歓声の上がった瞬間の感動が薄れます。 季語としては同じ意味の措辞ですが、一句の構成としては全く違ってくることを学んでいただけると嬉しいです。
微笑仏蔵す野寺や豊の秋 雅流
原句は「稲の花」でした。私も同行させていただいていた吟行でしたから実景としては作者の意図はよくわかります。 けれども、稲の花では景の広がりが弱いですし、微笑仏をもってきたことが活きてきません。 千体仏でも良いことになりますね。 豊という字を配置することで、村の豊かさ、微笑仏の笑顔の豊かさに連想が広がり、また眼前の景にも広がりが出ると思います。
春の園乙女庭師も一景に 菜々
原句は「秋の園」でした。作者が写生された実景と全く異なる季に添削することはかなり無理がありますので、初心者の作品なら没にしたと思います。でも、菜々さんなら添削の意図を即座に理解し納得してくださると信じて採りました。 作者は園で働く乙女庭師の姿に清々しさを感じてこの句が生まれたのです。 でも秋の園では明るい感じが出しにくいです。 春と秋は同じような時候でありながら微妙にその季感が違うのです。 恋で例えるならば春は恋の生まれる季節、秋は悲恋の物語の終焉を思わせるといった雰囲気でしょうかね。 春愁と秋思というような似た雰囲気の季語もありますがこれも厳密には違いますよね。
季感というものを掘り下げていくほど俳句はどんどん奥深い物になっていきます。 17文字しか使えない俳句であるが故に季語の役割というのはとても重要なことなのですね。 みのる選の結果と投句控えとを対比させながら復習してくださる方がいらっしゃいます。 直感力を養う上でとても良いことだと思います。 "なんで?" という句に出くわしたときは、気にしないでパスしましょう。 句を見ながら即座に添削結果を受け入れられる、納得できるものだけを吸収していかれたら良いのです。
dForum への書き込みが活発なのでとても嬉しいです。 ただ少し気になる点もあるので dForum へのコメントについて私の要望を書いてみます。
まず、TOP 入選の方の書き込みですが、ご自分の作品について詳しく説明するのはあまり感心しません。 元来、俳句はあくまで文芸作品として独立したものなので、何処でどのようなシチュエイションでどう感じて詠んだかということは 説明しないというのが原則です。 句を選んだ人は必ずしも作者の意図と同じ感じ方で選んだとは限りませんから、種明かしをされると、「あれれ?」というようなケースもあるわけです。 ですから TOP 入選の方は自分の句を説明するのではなくて選んでくれたメンバーへの感謝の気持ちだけで書くというスタイルが望ましいと思います。
逆にその作品を選んだメンバーがコメントを書く場合は、単純に「おめでとう」というような社交辞令を書くのではなく、 その作品のどのようなところに共感を覚えたということを具体的に書きます。 それは鑑賞する人によって全く同じではないと思います。 いろんな連想が広がって一篇の小説にまでなるようなそんな作品が魅力的ですよね。 当然ですが具体的に共感を得ていなければ具体的に鑑賞できない訳です。
作品へのコメントは鑑賞文です。よい選句が出来る、よい鑑賞が出来るように努力することが 本物の実力につながります。 dForum をそのような勉強の場として活用していただけたら嬉しいです。
厳しい残暑が続きますね。 今日は8月最後の礼拝でした。 午後は特に行事がなかったので久しぶりに早く帰宅しました。 作業しようと思ってパソコンに向かいましたが気力が出ず、睡魔に負けてお昼寝しましたが、 汗びっしょりで目覚めました。 朝夕が少しずつ涼しくなってきているだけに余計に残暑がこたえますね。
教会で親しくお交わりしている方が昨日、下垂体腫瘍の手術を受けられました。 元気な方でしたので突然の知らせに驚きましたが無事手術が成功したとのことで安堵しています。 鼻孔から手術が出来るで体に大きな傷をつけることが無いというお話でした。 脳外科の技術も随分進歩しているんですね。 一日も早く回復されるようにお祈りしています。
久しぶりに私が若い頃に学んだ、俳句結社「ひいらぎ」のホームページを訪ねて見ました。 主宰の小路紫峡先生は、いまも不肖の私を覚えてくださりときどき存問のお手紙をくださいます。 GHがご縁で、ひいらぎの誌友として入会され勉強されておられる方も数人いらっしゃいます。 自分自身の我が儘で結社を離れましたが、先生に教えていただいたことが GHの原点であること、 それを忘れずにこの GHを揺らぎなくまっすぐに推進していくことが先生へのご恩返しだと信じています。
ひいらぎのホームページに 主宰インタビュー という記事があります。先生に教えていただいた俳句指導の軌道を脱線しないようにときどきこのページを見て確認しています。 その中に、興味深い Q&A が載っていたのでご紹介したいと思います。
Q:実感で作ったと思う句でも、後から振り返ると感動の表されていない説明の句になっていることがあります。最近時々、自身のいわば「実感の的」の手ごたえを忘れそうになることもあります。そのような時、どんなことを心がければよいでしょうか。
A:やはり基本は「発見や驚きなど、実感を具体的に、わかりやすく表現すること」です。そのためには、本当によく見ること、深く見ることが欠かせません。そうすれば感動は対象からあなたの中に飛び込んできます。
二、三十分はしっかり物を見ること、この基本姿勢を貫くうちに、自分の「的」は自ずと見えてきます。そうするとより「的」に当たるようになります。 以上は私自身の歩みを振り返ってもわかることです。 俳句を作る者は、進む度に壁に当たるものです。あせってはなりません。基本姿勢を崩さず実作を続け、一歩ずつ進んでいってください。
Q:俳句を作る上で先生はよく、「物を見て実感を具体的 に表現すること」と教えられます。以前も「具体的な表現」についてうかがったことがありますが、多作と同時に「具体的な表現」法を身につけるためにはどのような勉強が必要でしょうか。
A:先達に学ぶ事は大切です。高浜虚子・阿波野青畝先生の句集、ホトトギス四季選集を熟読することです。虚子先生が「写生」を唱えられたとするなら、青畝先生 は「実感」を唱えられました。また近年、具体的な表 現を実践し、かつ指導できる人が少なくなってきています。本で学ぶだけでなく、やはり自分の実作に対して指導してもらうことが不可欠と言えましょう。
いかがですか? GH一筋で学んでおられる方は、なんだか紫峡先生が私の受け売りをしておられるような錯覚をされたのではないでしょうか(^.^) そうではなくて、紛れもなく私が先生の弟子であったという証明です。
もしあなたが、GHに物足りなさを感じたり、もっとレベルアップして学びたいと思われるようになったら、GHを卒業されて結社に入られることをお薦めします。どのような結社が良いかは一概には言えませんのであなた自身が判断された方が良いでしょう。 私は「ひいらぎ」で学んだので、もし GHと違和なく学びたいということでしたら、「ひいらぎ」は無難な選択肢だと言えます。
能勢 GHメンバーが中心となって運営されている地域の俳句会に新人がたくさんいらっしゃるという話を聞きつけたので、 急遽思い立って GH宣教活動に出掛けました。
吟行先は兵庫県川辺郡猪名川町にある大野山(おおやさん)。標高756mとのことで山上にある天文台の温度計は23℃。 とても涼しかったです。 総勢15名の吟行でしたが、GH常連の4名のほか、時々お邪魔して顔見知りのメンバーが7名ほど、残りの方は初対面でした。
指導者がおられずいつも互選だけで終わっているとのことでしたのでちょっと出しゃばりましたが、 みなさんとても熱心で、みのる節の講評にも満足してくださり、GH参加への意欲もちらと垣間見えたので宣教活動は大成功でした(^.^)
ところで、GHのアクセスログを見ていると、新しく GHのページをご覧になった方が毎日句会への参加資格のページを何度も見ておられるようで、 申し訳なく心が動きます。 けれども全国展開をして活動するだけの気力と体力もなく、結局は今の形が一番よいのだと自分自身を慰めています。
私自身の望みとしては、スワン句会、能勢句会、子午線句会をはじめとして、 いろんなローカル句会の運営をサポートさせていただきながら、 互いの交流を深める要の場として、GHのホームページを運営していくことです。
GH定例句会はいわばその同窓会でしょうか。 この活動が神様に祝されるように続いてお祈りください。
丘の上の天文台まで避暑散歩 みのる
毎日句会への入り口を、左サイドの「主なページ」の最上段に変更しました。
これまではお知らせ欄の最下段に表示していましたが、参加自由だと思って覗いてくださるかたがあるようです。 毎日句会はメンバー制にしましたので、この欄に表示するのは相応しくないと判断しました。 ややこしくなって申し訳ありませんが、ご協力ください。
16日は、二ヶ月ぶりの定例句会でした。お盆の最中でしたので出席率は下がるかもと予想していましたが、ほぼ全員が来てくださって驚きました。
句会のあとの講評では、以下のようなおしゃべりをしました。
句会が果ててから数人のメンバーと二ヶ月ぶりのお茶をしましたが、 その中で、毎日句会のみのる選について面白い指摘がありました。
最近のみのる選、何となくまんべんに選ばれているように思うのですが・・・
図星です(^.^)
普通の句会では、作者がわかりませんが、毎日句会の選はあらかじめ作者がわかっています。 ですから、その作者毎に選の物差しが違うのです。 入選句の数を数えて満足感に浸っている方はいないと思いますが、みのる選に関して言えば、全くそれは意味をなしません。 むしろ上手な人ほどみのる選は厳しくなっているでしょう。 没にした作品は、その作者として進むべき方向の作品づくりではないというサインです。 推敲の足りない初心者の作品は、大きく添削をして表現力を補います。 だから、みのる選の内容を結果だけ見て終わるのではなく、しっかりと復習してほしいのです。
心象句は、みのる選に入りにくい・・・
この見当もあたっています。 GHでは、心象句を学ぶのではなくて写生術を訓練しているからです。 見える部分だけを写生するのではなくて、より深く観察することで見えない部分を感じることが出来ます。 そうして生まれた作品は、写生句でありながらそこから作者の心象がにじみ出てきます。 これが本物の心象句だと僕は思います。
吾子嫁ぐ日や一面の鰯雲 明日香
落蝉のどこも傷なく転がれり 明日香
この二句の作品から作者の心象が感じられないでしょうか。 10年前に初めて僕と出会った作者は、心象句に惹かれていたので、GHの写生俳句には納得がいかずよく悩んでおられました。 でも忍耐して努力され、このような作品を詠まれるまでになられたことをとても嬉しく思います。
一に吟行、二にも吟行、とにかく足腰が動く間は鞭打ってでも吟行に出掛けましょう。 やがて、それも叶わなくなるときが必ずやってきます。 そんなときにこそ、吟行で蓄えた多くの感動を呼び起こして素敵な心象句を詠もうではありませんか。
GHのアクセスログをチェックしていると GHが WEB上でどのように扱われているのかということが見えてきます。 それで、毎年この時期になると次のページのリンクからアクセスしてこられる方が増えるのです(^.^)。
質問:夏休みの宿題で短歌か俳句を考えるというのが出ました。でも、なかなか出来ません。なので、どこかに短歌か俳句がたくさんあるページは無いでしょうか?
面白いですね。 そして回答者が薦めておられるサイトに GHも含まれています。 ところでこのページにリンクされている、http://gospel-haiku.com/beginner/ というページはなくなっていることに気づいたので、 急遽 http://gospel-haiku.com/hl/ へ自動ジャンプするように設定しました。
夏休みの宿題できたらいいですね(^.^)
あいかわらず猛暑が続きますね。 GHの卒業生で親友の Sさんは埼玉熊谷に住んでおられるのですが、 今朝のニュースでは、なんと今日は最高気温39度になるという予想でした。 たまらないですね。
今朝も5時起きで散歩に出ました。気温はあまり低くない感じでしたが心地よい風があり東の空には鰯雲が延びていました。 間違いなく秋はすぐそこまで来ているんですよね。
孫 た ち と ラ ジ オ 体 操 朝 涼 し み の る
A4用紙に縦書き50句を印刷できるフォームを作ってみました。 まだ完成品というには不満足で、もう少し見やすく出来ないか思案中です。
毎日句会の選句にあたって印刷フォームを利用しておられる方はいらっしゃるでしょうかね。 昔は、毎日100句規模の中から選ぶ必要があったので、印刷フォームが必須でしたが、今は30〜40句なので・・・
出来れば均等表示が良いのですが、html の場合、まだそのテクニックがあるのかどうかもわかってないのです。 あと、選句番号の表示がうまく縦書きにならないです。 そのほか、みなさまのご要望等があれば談話室に書き込んでください。
3年以上の俳句歴のある人は、季語の本質についてもういちどチェックしてみてください。 季語をぞんざいに扱う人は季語が動く作品を作りがちで、季語の本質を意識して使う人はめきめきと上達していきます。
そもそも季語というのは長い俳句の伝統の中で培われ、独特の味、本質というものを持っているのです。 ですから季語そのものを説明するような作風は愚とされ、極端に言うならば季語と全く無関係なことを詠みながら、 選ばれた季語がその句の命として不動の効果を発揮している。やっぱりこの季語でないと・・・と思わせるような季語の斡旋が佳句を得る最大のポイントなんです。
とまあ文章で説明すればわかったようなわからないような理屈ですね。 樹木を例題として具体的に考えてみましょう。 樹木にはたくさんの種類がありそれぞれその特徴があります。 楓の特徴は透けるような薄い葉、うち重なってさざ波のように風に揺れる枝、真っ赤に燃える紅葉といったところでしょうか。 白樺は美しいその木肌ですね。楠といえば千手を広げたような大木の茂りを連想します。松は凛々しい立ち姿と枯れることのない緑。 杉はまっすぐに天に伸びるその勢い。メタセコイアはなんと言っても芽立ちの美しさです。朴は空谷に楚々と咲く玉杯のような大輪の花と風に翻る広葉ですね。照葉樹林の代表とされるブナの林の特徴はなんと言っても高枝から天降るように注ぐ葉洩れ日でしょう。
いかがですか、もうおわかりですね。そうなんです。それぞれの特徴が活かされるような感じ方、捉え方をしなければ、松でも杉でも何でも良いことになってしまいます。このような個々の特徴は周知の事実なのでくどくどとした説明はいりません。季語もまた同じことなのです。その季語の本質を上手に利用して深く味わいのある視点を見つける、感じる訓練をすることが肝要なのです。 季語の本質を研究するためには出来るだけ多くの歳時記や句集を読む・・・という勉強法も効果的です。
みなさんにご迷惑をおかけしましたがご協力いただいたお陰で強力なアクセス制限の仕組みを組み込むことが出来ました。
GHの掲示板や毎日句会など動的なコンテンツには管理用のアクセスログが残る仕組みになっています。 そしてこのログには、アクセスしたユーザーのネット環境が記録されるのですが、その中で利用している ISP(Internet Services Provider)の host情報も記録されます。Nifty,YahooBB,eonet...などのプロバイダーですね。
プロバイダーの host(サービスを提供するためのシステムがおいてあるところ)は無尽蔵と言えるほど存在していますが、 下記のような感じでログに記録されます。
21-84-9-98f1.hyg2.eonet.ne.jp p5174-ipbfp1602osakakita.osaka.ocn.ne.jp zaqdb73e74c.zaq.ne.jp i60-35-85-252.s02.a027.ap.plala.or.jp b3091019.crawl.yahoo.net
これを逆探知していけばおおよそどのエリアのどのプロバイダからのアクセスであるかと言うことが断定できます。 ブラックリストを作って不正侵入者をブロックするのは容易なのですが、相手も知恵者で不正侵入者は意図的に hostをころころと変えるような仕組みを考えてくるのです。 なのでどうしても広範囲に強い制限をかける必要があります。 ところが、うっかりするとメンバーの環境とまともにかぶっていまい、メンバーなのにアクセスできないという今回のようなトラブルになるのです。
今回工夫したのは、あらかじめ GHメンバーの hostをリストに登録しておいて、もしメンバーからのアクセスなら制限しないというバイパスを作りました。 ですから、今後さらに制限を強化したとしても、メンバーには全く影響ありませんのでご安心ください。
5年前の GHは、毎日1000~2000ヒットくらいのアクセスがありましたから、不正な書き込みも毎日のようにありました。 ま、こうした攻撃を受けるというのは、ある意味有名税みたいなものなのでその対策のための労力はやむ得ないです。
神戸に引っ越して30年を超えましたが、その前は大阪府高槻市に両親と一緒に生活していました。 両親が健在であった頃に高槻市の安満山にある市営墓地に自分たちでお墓を建てました。
貧しい農家の次男であった親父は裸一貫で家を出るほかはなく太平洋戦争にも三度出征しています。 当時は世の中全体がそうであったとはいえ結婚後も貧困な生活が続きました。 明治生まれで亭主関白な親父を支えながら4人の子供たちを育てるためにいつも夜なべで内職をしていたお袋の後ろ姿を僕は今も忘れません。
そんな両親にとって子供たちがそれぞれ自立し、ささやかながら幸せな余生を得て人生の晩年を過ごしたのが高槻でした。 そして安住を得た高槻市の地に赤文字で記した自分たちのお墓を建てられたことをとても喜んでいました。 その高槻市には僕の姉夫婦が住んでいて、両親の墓を守ってくれています。 最近は年に一度、この時期にお墓参りに行くだけになってしまいましたが、 その帰りに姉夫婦の家に立ち寄ってなにやかやと昔を偲んではぺちゃくちゃと半日おしゃべりをします。
姉夫婦はカメラとパソコン(インターネット)という共通の趣味を持ち、二人であちこち全国をバスツアーに参加して余生を楽しんでいます。 姉は僕も驚くほどのパソコン通でその画像処理のテクニックの成果品を今日はたくさん見てきました。 その積極的な挑戦姿勢と好奇心とにパソコンオタクを自負してやまない僕も圧倒されて帰ってきました(^.^)
70歳80歳の高齢者がカメラだインターネットだと楽しめるのですから考えてみたら凄い時代になったものです。 新しい物に挑戦する意欲と気力、そして健康があれば人生まだまだ新しい発見と楽しみが待っているのですね。 今日は、姉夫婦の前向きな生活ぶりを目の当たりにして、励ましに行ったつもりでしたが何だか逆に元気を貰ってきました。 そういえば暫くカメラはご無沙汰状態でした。涼しくなったらまた写真も撮りに行くかな・・・(^.^)
ふたみこと話しかけもし墓洗ふ みのる
dForum に二度続いて不正書き込みがありましたのでアクセス制限を設定しました。 今回の不正書き込みは、
***.oska.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
という hostからの投稿でした。 状況によってはより強い制限を設定しなければならないのですが、もうしばらく様子を見てみようと思います。 GHメンバーの中には、infoweb の環境からアクセスされる方はおられないので特に問題はないと思うのですが・・・。 もし投稿が蹴られるようならご連絡ください。
ps: 今、再度調査したらメンバーの中に、infoweb.ne.jp 環境の方がお一人いらっしゃいました。 多分ご迷惑をおかけしたと思います。ごめんなさい。 少し設定を変えましたので、今は大丈夫と思います。
母教会の奉仕と GH俳句会の運営、そしてコンピュータプログラミングが今の私の余生のライフワーク三本柱です(^.^) ウオーキングやカメラ、草花、犬猫、小動物、子供たちと遊ぶこともまた楽しいですね。幸せな余生を授かって心から神様に感謝しています。
ところで、みのる選の作業自動化が実現しました。 毎日句会はほぼ完全に自動化が完了していますので誤動作がないかをチェックするだけですが、みのる選の処理は手作業が多かったです。 けれども頑張ってプログラミングを進めた結果ほぼ自動化が可能になりました。もっともみのる選だけはコンピューターにさせるわけにはゆかないですが・・・(^.^)
自動化の作業を簡単に説明しましょう。
とまあ、こんな感じです。 選の作業を一週間分まとめてするのは選の基準がばらつかないためです。
日記を書いたり記事を書いたり、選をしたりという作業をコンピューターにさせるという訳にはゆきませんが、繰り返し作業する事務的なワークは限りなく自動化する。これってとても楽しいんです。
GHのページ数はいったい何ページあるんでしょうか。僕にもわかりませんが、こうした自動化によってわりあい負担なく運用できています。 参加してくださるみなさまに喜んでいただきたい・・・そんなホームページの運用を目指して頑張りますので、引き続いてご支援よろしくお願いします。
かなり手間がかかるかと思ったのですが、Emacsという新しいエディタの検索、置き換えという機能を使って思ったより簡単にできました。 基本的に一週間分を A4一枚にと思いましたが、どうしても2枚になる週もありました。
みのる選のページの右サイドにリストでリンクしてあります。 新しい PDFファイルが生成されたら自動的にこのリストに追加されるようにシステム化してあります。 最も新しいファイルが最上段となり順次繰り下がって表示されます。
一週間分を一つのファイルとして処理しますので、自動的にページ番号を通し番号にする方法は今の段階ではできていません。 手動で入力すれば可能なのですが、何とか自動で出来ないか検討中です。 この PDFファイルがみなさんの復習の一助になれば嬉しいです。
ps:とりあえず手動でページ番号を振りました。
今朝の散歩はいつも通り5時半。でもとっても涼しかったです。 寒気の影響で一時的なものかとも思うのですが、秋がすぐそこまで近づいてきているなという実感がありました。 気候条件がちょうど最適なのでしょうか、今朝の蝉は一段と元気に啼いています(^.^)
毎日句会の成績表のプログラムなんとかうまく自動で月替わりの処理をしたようです。 日記は、今この8月初日の記事を書いていますので、このあと自動的に処理をしてくれれば合格ですね。
子午線句会のメンバーのうちご自宅にインターネット環境のある何人かの方を毎日句会にご招待しました。 まだ登録段階ですが、うまくいくと良いですね。