吟行でよい句を授かるためには、十分に時間をかけてゆったりした気分で心を遊ばせることが大事です。
午前中慌ただしく吟行して十分な推敲もしないまま午後に句会をするというのは、本来理想的な作句法とは言えません。ただ、句会のために句を揃えねばならないという強制的な拘束があるので集中力を養うという目的には適しています。吟行句会の訓練によって集中力が備わってきたら、ゆったりと時間をかけて一日独り吟行されるのもいいと思います。
吟行で感じた直感はとても大切なので、推敲をする場合でも出来るだけその原点を離脱しないようにしましょう。直感で得た感興をいかに具象化するかというのが作者の個性なのです。俳句は作りぱなしではなくて推敲によって句に命を注ぎこむのです。
昨日、日本庭園の鯉池を眺めながら次の一句を得ました。
でも、何となく気が進まず句会には出句しませんでした。まるまると太って悠然と泳ぐ主役の鯉にだけ焦点を絞りたいと思ったのですが、原句では他の鯉の動きも見えてしまうので説明くさいと思いました。
今朝起きて、もし品女さんだったらどう詠まれるだろう…などと不謹慎なことを考えながら思い巡らして以下のように推敲してみました。
推敲後の句のほうが良いとは言い切れませんし自信もありません。鑑賞者の好みによってもその評価は百八十度異なるかもしれません。結社作家の場合は、主宰の評価が全てですから、主宰選に挑戦するという喜びがあります。結社離脱後は、そういう意味での励みがないのが少し寂しいです。
合評に投稿してくださるメンバーの鑑賞文の内容が回を重ねるごとに充実し、かつ的確になってくるのを嬉しく実感しています。おそらくご本人もご自身の中での成長、変化に気づかれていると思うのです。
秀句鑑賞に取り組むことで、次のような効果が期待できます。
と敬遠される方も多いですが、鑑賞の学びが上達への一番の近道であることを僕自身の体験を通して断言できます。
厳しい暑さの続くこの季節は、どうしても集中力に欠けるので作句もままなりません。ちょと気分転換して秀句鑑賞を読んでみませんか?
スランプ脱出にも効果がありますよ。
敬愛する品女さんの句集「ナナカマド」に収められた一句である。
日々の慌ただしさに追いかけられ、一日一日を生きるのが精一杯という生活の中でふと我に返ったとき、はたして自分の選択した道はこれでよかったのだろうか?と自問自答する。ぼくは、なんとも言えない孤独感のただようこの句がとても好きで、品女さんとお話するときにいつも話題になる。
GHの運営は、ボランティアではなく自分自身のためだといいながらも、どこかで成果を期待している偽善者の自分がいる。
ゴスペル俳句とのご縁によって人生が変わった。GHで得た人間関係は宝物だと言ってくださる方がいると、ニヤニヤ笑いをこらえながら密かにVサインをしている自分がいる。
一方、ネットだけの関わりは意思の疎通が難しく、うまくフォローできずに誤解が生じて破綻しそうになると、虚しくなりとても落ち込んで泣き出しそうになる自分もいる。
そんなこんなで、GHの運営は、かれこれ18年が経とうとしている。
ぼくを育ててくださった青畝先生や紫峡先生への恩返しという理念と、決して報いを求めてはいけないという教えを守って進めてきました。多少のトラブルも想定内でした。けれども、この春に紫峡先生が亡くなられたことで、たのむべき幹を失った細枝が枯れていくような、ふとそんな弱気がよぎる自分を情けなくも思う今日このごろです。
古いお寺や歴史古道などでよく見かける石龕(せきがん、せつがん、せっかん)というのは、家屋形をした石造りの祠のことで、その中にお地蔵さんや仏様、道祖神などを祀ってあるのを言う。必ずしも三角状の屋根でないものもある。分類としては、石祠(せきし)の一種と思うが、厳密には、石祠と石龕とは少し区別があるらしい。
能勢路にはたくさん見つけられると思う。次週吟行を予定している神呪寺にもいくつか見られた。よい句材となるので注意して観察してみても面白いと思う。
機種依存文字というのは、パソコンの種類や環境(OS)に依存し、異なる環境で表示させた場合に、文字化けやシステムの誤作動を引き起こす可能性のある文字のことです。 インターネットや電子メールで送信するときなど、"機種依存文字" を使用しないよう気をつけましょう。毎日句会や談話室などへの投稿にも同じ注意が必要です。
Windowsの機種依存文字一覧を貼っておきます。
Windows上では表示することができますが、他の機種では表示されないことがある文字です。
記号や特殊文字でも、ここに表記されていないものは機種依存文字ではありません。
機種に依存しない文字には次のようなものがあります。
例)¥$%+-±「」『』【】仝々〆○◇□△☆〒→←↑↓などの記号。
ギリシャ文字、ロシア文字、罫線
《毎日句会で避けたほうがよい文字》
半角カタカナ は機種依存文字ではありませんが、インターネット、特に電子メールでのご使用において文字化けを生じる場合があります。 インターネットでのご使用は避けられることをおすすめします。
携帯電話などで使う絵文字 も機種依存文字ですので、電子メールでの使用は避けたほうがいいでしょう。
Windows固有漢字 靑、黃 など一覧表に表示されてものがそれですが、パソコンが勝手に変換してしまう場合があるので気づかない時もありますね。
母教会でチケットを買ったので久しぶりに家内と映画鑑賞に行ってきました。
2015年に出版されたクリスティ・ビームの同名自叙伝を原作とした作品で「クリスチャン映画3作品連続公開」というイベントの一環として日本で公開されています。
※概要
2011年、テキサス州ブールソン。そこに暮らす10歳の少女、アンナは偽性腸閉塞を患っていた。ある日、アンナは庭の木から落ち臨死体験をする。驚くべきことに、アンナは擦り傷程度の怪我で済んだのだった。さらに、ボストンの病院で診察を受けた結果、アンナの消化器障害が完治していることが判明する。果たしてこれは神の奇跡なのだろうか。
難病にかかった女の子とその家族が出会った「大きな奇跡」と「小さな奇跡たち」の物語。とても感動的なストーリーでしたが、実話ベースであること知ってさらに驚きました。
信じられないような奇跡がおき不治と思われた少女の難病が癒やされる。彼らの信仰がそれを生んだのだというような単純な宗教的ストーリーではありません。 「神さま、なぜ!」と神を呪いたくなるような絶望的な戦いの中で、日々を懸命に生きる人々が紡ぐ「小さな愛の奇跡たち」の積み重ねが「大きな奇跡」につながっていくのです。
そのひとつひとつがいかに尊いことであるかを知り、知らず知らずの内に誰もが助けたり助けられたりして生きているのだということに気づかされます。
熱心な信仰の代償として大きな奇跡がおきるのではなく、私達が生かされている毎日が、「小さな奇跡」であり、互いに慰め励まし、支えあって真摯に生きるときに「大きな奇跡」が生まれるのだと確信できた。素晴らしい映画鑑賞の日を得たことに感謝したい。
日記でご紹介した紫峡先生の第二句集「四時随順」をたくさんの方が購入されたそうで、うれしい反面ちょっと恐縮しています。この種の句集は一度も開かれることなく古書として流通するケースが多く、びっくりするくらいの美品で手に入ることもあります。なんだか複雑な気分ですね。
さて、俳句上達のためには鑑賞の学びが大切…ということで、みなさんの協力を得つつ頑張っています。そのための参考書としておすすめの書を Amazonで古書検索してみました。
読者の皆さんに公開すべきことでもないのですが、最近 GHへのアクセスが大きく変化していますので概要をお知らせしておきます。
OS別アクセス解析
この解析では、GHを閲覧されるユーザーがどのような端末機器を使っておられるかがわかります。Androido,iPhone というのがスマホユーザーです。Win7 や Win10 の方が多いのですが、スマホユーザーもほぼ同じ割合だということがわかります。
じつは、これはすごいことなのです。おそらく数年のちにはこの比率も大きく変化し、スマホ全盛時代に突入すると思います。
プラウザ別アクセス解析
こちらは、どんなプラウザで閲覧しておられるかという解析です。申し訳ないことでが、GHのホームページをスマホ対応にしたために、Internet Explorer6,7,8 では正しく表示されません。GHを閲覧するには、IE9 以上が必要なのです。
Chrome やその他のプラウザであれば最新のものを使えばほぼ問題なく表示されます。もし、IEで上手く表示されない方は、Chrome を試してみてください。方法がよくわからない…という方は、Feedback にて御相談ください。