8月23日の未明に横浜在住の兄が亡くなりました。享年77歳でした。GHメンバーの皆様からもお悔やみやお祈りを頂き感謝しております。
兄は胃癌を告知され今年の7月末に手術をしました。 術後の経過も良好で退院の日を楽しみにしていたのですが、8月中旬以降に様態が急変しました。 7年前に愛妻に先立たれてから随分と力を落としていたので、みなで励ましていたのですが・・・
葬儀を終えて帰りの新幹線で、同行した私の姉や家内といろいろと兄のことを話しました。年老いてから伴侶に先立たれるというのはとても辛いことなんでしょうね。「偕老同穴」という四時熟語を思い出しました。
人生にはいろんな苦難を乗り越えなければならない試練の時があります。
最近、GHのメンバーの中にもいろんな事情でそれぞれの重荷を負って戦っておられる方が増えてきました。 個人情報になるので個々に具体的なことは書けませんが、互いに覚えて祈りあいましょう。また、ぜひ励ましのメールを送ってあげてください。
悲しみや苦難に遭遇すると日々の生活に疲れてしまって精神的に余裕がなくなり俳句どころではなくなります。また、そういう状況下で俳句に興じることに罪悪感を覚えると仰る方もおられます。でも、僕は違うと思うのです。私たちが関わっている俳句ライフはその程度のものではないと信じているからです。うまく説明は出来ませんが、「なぜ俳句を詠むのか」ということについてこの機会にもう一度考えてみませんか。
僕の大先輩である広島の品女さんは、ご主人の入院闘病でほんとうにつらい介護の日々を過ごされました。ご主人が亡くなられたあと弔問したぼくに彼女はつらかった日々を回想しながらこんな風に話してくれました。
看取りの日々は本当につらく、主人の亡くなったことは耐え難いほど悲しいことでした。 けれども俳句を作ることで支えられ、励まされ、耐えることができました。
この悲しみがすっかり癒されるには、まだまだ時間がかかると思うけれど、 わたしには俳句があるから、宝物である俳句の人間関係があるから、 きっと乗り越えていけると信じます。
品女さんのことについては、 みのるの日記 にも詳しく紹介していますので是非お読みください。
悲しみや試練に耐える日々の苦しさは確かに経験されたご本人にしか分かりません。 けれどもその気持ちを句に託すことで慰め癒やされるんだということ、また作品を通して共感してくれる多くの仲間の祈りによって支えられて勇気に変えられるのだと言うことを品女さんのケースから学ぶことが出来ると思います。
ぼく自身も決して偉そうなことをいえる器でもないし、その資格も自信もありません。 けれども、GHの運用を初めて12年、いろんな苦労や戦いもありましたがここまで継続できてきたのは、メンバーのみなさんの祈りと支えがあったからだということだけは胸を張って証しできます。 GHを通して巡り会えたメンバーとのご縁を神様に感謝し、宝物である人間関係をみんなで大切に育てようではありませんか。
8月9日~12日のスケジュールで北海道旅行に行ってきました。
家内のお母さん(84歳)が、「自分が元気な家に家族全員で旅行をしたい」と言っていたので急遽スケジュールを組みました。
小樽→支笏湖(泊)→夕張経由富良野(泊)→美瑛・富良野花の旅(泊)→風のガーデン・札幌
新千歳からレンタカーを借りて総勢7人のドライブ、お母さんの体力に合わせてゆったりとした旅でリフレッシュしました。 小樽、支笏湖、札幌は二度目なんですが富良野は初めてでした。倉本聰原作のテレビドラマ「風のガーデン」にも行ってきました。 じつは、これが今回の旅行計画での一番のメインで、新富良野プリンスホテルに連泊しました。 このホテルの敷地内に風のガーデンが保存されています。
わいわいがやがやと賑やかな旅でしたので俳句を詠むのは難しかったですが、写真を撮ってきましたのでブログに載せていきます。 旭川の三浦綾子記念館にも行きたかったのですが今回は叶いませんでした。今度は雪の北海道に是非行きたいです。