2024年2月
目次
(きせいバスふるさとことばはんらんす)
合評
(あきなすのうてきはまさにアメジスト)
合評
(しまひゆにししをのばせばむしじやうど)
合評
(まんてんのほしへがつしやうにわのむし)
合評
(むらさきのもんまくつらねきつかてん)
合評
(おほぎやうなでくのしぐさにしうしつく)
合評
(まつすぐにこうらくじやうどけやきみち)
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全国的に有名なのは 仙台市の定禅寺通ケヤキ並木
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関西では上記画像の靭公園ほか数箇所があります。
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イチョウ並木としては大阪の御堂筋、京都東本願寺前の大通りが見事です。
合評
爽やかや宮に粛粛婚の笛 ひとこと
(さはやかやみやにしゆくしゆくこんふえ)
合評
着膨れて愛染さんへ二人連れ ひとこと
(きぶくれてあいぜんさんへふたりづれ)
合評
ひざ掛けもどうぞとクリスマスチャペル ひとこと
(ひざかけもどうぞとクリスマスチャペル)
合評
古びたる七輪出番牡蠣を焼く ひとこと
(ふるびたるしちりんでばんかきをやく)
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七輪はガスではなく炭火で焼くのが特徴。
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炭火で食材を焼くと、旨みを引き出すのに重要な赤外線の発生量が、ガスの炎の約4倍になるといわれています。
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この赤外線の働きによって肉の中に旨みを閉じ込めたまま、表面がしっかり焼けると同時に、中まで素早くふっくら火が通ります。
合評
去年今年ほ句に癒され励まされ ひとこと
(こぞことしほくにいやされはげまされ)
合評
窓の日に透きて産み立て寒卵 ひとこと
(まどのひにすきてうみたてかんたまご)
合評
産土の軒高々と年木積む ひとこと
(うぶすなののきたかだかととしきつむ)
合評
神楽舞ふ湯立の巫女へ風花す ひとこと
(かぐらまふゆだてのみこへかざはなす)
合評
中天に満ちてしろがね寒の月 ひとこと
(ちゆうてんにみちてしろがねかんのつき)
合評
ハミングもとびだす風の木の芽道 ひとこと
(ハミングもとびだすかぜのきのめみち)
野鳥のオアシス昆陽池公園のふるさとの小径
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木の芽(きのめ)と木の芽(このめ)・・・ややこしい。
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そろそろ "木の芽" が吹きはじめているのでしょうか?
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"木の芽"を使って「木の芽和え」をつくりましょう。
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前者は "きのめ"と読み、種々の木の芽をいい、後者は "このめ"と読み、山椒の若芽のことを指すそうです。
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絶対…という決まりはないと思うので慣例のようものかも
合評
泡吹いて蜆つぶやく夜の厨 ひとこと
(あわふいてしじみつぶやくよのくりや)
合評
窯煙ひとすじ立ちて山笑ふ ひとこと
(かまげむりひとすじたちてやまわらふ)
合評
古町のうだつをかすめ燕来る ひとこと
(ふるまちのうだつをかすめつばめくる)
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梲(うだつ)…は詳しくはむべ解のとおり。
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屋根の重みを受け押さえつけられていることから、上から押さえつけられることの象徴となり、なかなか出世できないことを「うだつが上がらない」と表現するようになったとされています。
合評
いぬふぐり休耕田に世界地図 ひとこと
(うぬふぐりきうかうでんにせかいちづ)
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季語として詠まれる「いぬふぐり」は、正確には「オオイヌノフグリ」のことです。
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無駄に次数を消費するので、いつとなくこのように使われるようになったのでしょう。
合評
春の雨空のどこかが明るくて ひとこと
(はるのあめそらのどこかがあかるくて)
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花曇:桜の花が咲く時期の曇った天気のこと。どちらかというと明るい曇り空をさすことが多い。
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春曇:春季に多いうすぐもり。 いかにも春らしく空が薄く曇っていること。
合評
花の雲抽んでてをる時計台 ひとこと
(はなのくもぬきんでてをるとけいだい)
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時計台、桜で検索してみましたが「これだ!」という景は見つかりませんでした。
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ネット検索ではヒットしないローカルな景なのかも。
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写真は関西学院大学の校塔です。3月16日の夙川句会はここへ吟行にいきます。
合評
賑はへる日曜菜園蝶あそぶ ひとこと
(にごはへるにちえうさいえんてふあそぶ)
合評
校歴の百年を知る楠若葉 ひとこと
(こうれきのひやくねんをしるくすわかば)
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楠青葉、楠落葉でも意味は通じますね。
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作者は何故「楠若葉」を斡旋したのでしょうか?
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意地悪なボールを投げてごめんなさい。
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句の解釈にながされて肝心の季感のチェックを疎かにしないでね…という牽制球です。
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絶対正解はないので、気にしなくていいですよ。
合評
庭に得し一握の幸豆ごはん ひとこと
(にはにえしいちあくのさちまめごはん)
今日は少し雑談、みのるの体験談です。
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良い作品は鑑賞によって生まれる…わかりますか?
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むかし互選で全没だった句が紫峡師の特選になり、選評まで頂きました。
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その選評を聞いて会場からはため息が…、もちろん作者本人もびっくりです。
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まぐれ当りもいいところですが、これが「授かる」ということなんだと納得しました。
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そして俳句は斯く鑑賞するのだということをしみじみと自覚しました。
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さらにその鑑賞力こそが本物の実力なのだ…ということも悟りました。
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作句は休んでも鑑賞の学びだけは頑張りましょうね。
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いわば日々の筋力ストレッチのようなものです。
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聞こえてくる情報によればこの合評の読者はかなりの人数いらっしゃるようです。
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でも他人のストレッチを眺めているだけでは筋力はつきません。
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訓練の最初からびしびし的に命中できる弓士もいません。
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的外れを恥じることは全くありません。ぜひ勇気を!
合評
翠巒を二タ分けしたる神の滝 ひとこと
(すいらんをふたわけしたるかみのたき)
神にませばまこと美はし那智の滝 虚子
菜々さんの行動範囲から考えて多分虚子の詠んだ和歌山県那智滝ではないかと思います。
合評
若葉してメタセコイアは森統ぶる ひとこと
(わかばしてメタセコイアはもりすぶる)
合評
下闇に片寄せられし無縁墓 ひとこと
(したやみにかたよせられしむえんぶつ)
合評
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