最新の7件を表示しています。その他は過去一覧をご覧ください。

過去一覧 合評の心がけ

旅の春惜しむ間もなく機上人 ひとこと 合評を書く

やまだみのる  

(たびのはるおしむまもなくきじやうびと)

合評

一陣の柳絮高舞ふ池塘かな ひとこと 合評を書く

やまだみのる  

(いちじんのりうじよたかまふちとうかな)

合評

春風が滲みると涙かくしけり ひとこと 合評を書く

やまだみのる  

(はるかぜがしみるとなみだかくしけり)

合評

子ら駈けて広場の落花とどまらず ひとこと 合評を書く

やまだみのる  

(こらかけてひろばのらつかとどまらず)

合評

春陰の焼却炉いま火の坩堝 ひとこと 合評を書く

やまだみのる  

(しゆんいんのせうきやくろいまひのるつぼ)

合評

四旬節投句を休む訳にゆかず ひとこと 合評を書く

やまだみのる  

(しじゆんせつとうくをやすむわけにゆかず)

受洗して熱心に聖書を学んでいた頃の作。キリスト教関係の季語は結構多いがカソリックの習慣がベースになっている。四旬節は受難週のことで伝統的に食事の節制や遊興の自粛を行いつつ祈りの期間とされてきた。その意味で、その期間に俳句に熱中していることにキリスト者としてやや罪悪感を感じつつも結社への投句の期日が迫ってくるし…という葛藤を詠んだ。下5の字余りは意図的で逡巡とした気分を表現したかった。

合評

九輪へと高舞ふ落花仰ぎけり ひとこと 合評を書く

やまだみのる  

(くりんへとたかまふらつかおふぎけり)

須磨寺で詠んだ句ですが、中山寺大願塔でも同じような風景に出会えると思うので写真を貼っておきました。春は旋風が吹きやすく山寺あたりでは結構出会える景色だと思う。

合評

過去記事一覧

2023年|01|0203|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022年|010203040506|07|08|09|10|11|12|
2021年|010203040506070809101112
2020年|03040506070809101112
2016年|060708|09
2015年|0708
2014年|030405060708