GH毎日句会 > 成績一覧・2013年1月
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毎日句会成績一覧

[2014年8月]

2014年8月30日 (投句者18名 選句者22名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
蓑虫やひとりぼっちも気楽なり 宏虎 5 菜々.ひかり.三刀.はく子.なつき.
土黒き阿蘇に太りし八つ頭 よし女 5 ひかり.ぽんこ.せいじ.雅流.うつぎ.
山頭火句碑のかたへに花藪蘭 かず 4 よし女.治男.つくし.よし子.
遠目にも吾を睨める案山子かな うつぎ 4 ひさ野.よし子.せいじ.みちほ.
夕日落つ空気締まりし薪能 なつき 3 満天.宏虎.ともえ.
駐在はパトロール中カンナ咲く 雅流 3 満天.よう子.なつき.
戴きし朝露こぼす大キャベツ つくし 3 あさこ.はく子.かず.
男坂躓くなよとちちろ鳴く よし女 3 ぽんこ.ともえ.治男.
八月の日照不足農家泣く 三刀 2 よし女.こすもす.
露草の土手を染めいる坂の道 ひさ野 2 宏虎.みちほ.
権禰宜の袴仄かに万灯会 よう子 2 三刀.雅流.
群鴉山へ消えゆく薪能 なつき 2 つくし.うつぎ.
垂るる穂の早や黄金なり草の花 雅流 1 よう子.
鯉の稚魚隅の赤々蓮は実に ぽんこ 1 あさこ.
空澄むや黄葉の増えきし胡桃の木 みちほ 1 ひさ野.
トーマスの送迎バスや秋うらら 満天 1 こすもす.
プードルを連れしレディーの夏帽子 せいじ 1 菜々.
つくつくし楽それぞれのフェルマータ せいじ 1 かず.

2014年8月29日 (投句者20名 選句者22名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
万灯会源氏祖廟の鎮もれり うつぎ 6 よし女.雅流.菜々.よう子.よし子.有香.
夕闇に浮きし花蕎麦減反田 みちほ 5 満天.あさこ.ひさ野.かず.なつき.
献灯の灯の帶続く万燈会 有香 4 つくし.ぽんこ.雅流.宏虎.
蜩の止みて万灯とぼりけり うつぎ 4 せいじ.菜々.はく子.みちほ.
蓑虫の顔出す蓑へ風通ふ よし女 4 三刀.せいじ.有香.こすもす.
池爽涼扇広げに鴨の水尾 菜々 3 満天.はく子.かず.
信濃路の沿道光る青りんご なつき 3 よし女.あさこ.治男.
百日紅童女ピンクのリボン好き かず 2 ひかり.宏虎.
境内を埋むる万灯秋の暮 雅流 2 よう子.よし子.
捨て糠に雀群がり今朝の秋 あさこ 2 ひかり.ぽんこ.
仮の世は建前多し蚯蚓鳴く 宏虎 2 三刀.なつき.
先回りしてホバリング赤とんぼ せいじ 2 治男.うつぎ.
本殿を照らす千灯灯の涼し よし子 1 うつぎ.
白人の僧侶三人魂祭 治男 1 つくし.
地蔵尊へ誰彼なしに草の花 満天 1 ひさ野.
樹木の間は乾く間もなし秋しぐれ つくし 1 こすもす.
秋蝶の巴となりて黄と白と ひさ野 1 みちほ.

2014年8月28日 (投句者18名 選句者23名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
玉垣へしだるる一枝萩白し 菜々 7 満天.あさこ.宏虎.雅流.治男.みちほ.こすもす.
千の灯を吊りて源氏の宮初秋 雅流 6 ぽんこ.はく子.つくし.うつぎ.よし子.有香.
涼新た堰落つ水のしろがねに 菜々 5 かず.なつき.さつき.よし女.有香.
肩まろき馬頭観音草の花 なつき 4 菜々.ひかり.三刀.雅流.
蟋蟀を追ひたて迫る草刈機 三刀 4 満天.あさこ.はく子.よし女.
虫の声聞き分けている羅漢さま つくし 3 三刀.よし子.こすもす.
いたずらに磴にせり出す乱れ萩 ぽんこ 2 宏虎.かず.
新涼や一度で通す針へ糸 満天 2 菜々.せいじ.
上りゆく霧の峡谷とぎれなし せいじ 2 ともえ.さつき.
薄物に七半バイクの僧若し はく子 2 ぽんこ.なつき.
月仄か神馬の耳に笙わたる よう子 2 ひさ野.つくし.
献灯に知人の名あり万灯会 雅流 1 うつぎ.
虫啼くや空き鶏舎の残り羽 みちほ 1 ひかり.
今朝の道木下に咲きし曼珠沙華 みちほ 1 ひさ野.
リハビリ中恍惚の人秋麗ら 治男 1 ともえ.
洗濯物取り入れてより夕立来 あさこ 1 治男.
甘き風部屋抜けていく木の実どき ひさ野 1 みちほ.
眉山に眉の如きの秋の雲 治男 1 せいじ.

2014年8月27日 (投句者19名 選句者21名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
流れ行く雲を眼で追ひ夏惜しむ 三刀 6 ともえ.よし女.みちほ.よう子.雅流.こすもす.
青畳匂へる句座や昼の虫 雅流 4 ひさ野.菜々.はく子.こすもす.
夏ばての吾に叱咤や仁王像 つくし 4 宏虎.三刀.満天.治男.
僧若し読経の声の爽やかに はく子 3 せいじ.満天.よう子.
蝉しぐれ夕勤行の果てたるに 雅流 3 ともえ.よし女.なつき.
水音のさやけき流れ蕎麦実る ひさ野 3 あさこ.かず.みちほ.
無花果の熟れて鴉の声すなり あさこ 3 菜々.治男.雅流.
水打たれたる路地裏に風生る さつき 3 ひかり.あさこ.かず.
改築を終えし鶏舎や秋の空 みちほ 2 ひさ野.さつき.
校舎より二学期始まり声高し 満天 2 はく子.つくし.
星飛んで隣の窓から子守唄 菜々 1 宏虎.
天高し郷土豊けき知る吟行 かず 1 つくし.
降り止まぬ空見上げをり灸花 よし女 1 三刀.
災害の友の小説燈下親し 治男 1 なつき.
蓑虫や着の身着の侭没交渉 宏虎 1 せいじ.
塗り立てとポストのビラに秋の風 よう子 1 ぽんこ.
金剛の雨粒揃ふねこじゃらし よし女 1 ひかり.
準優勝お国自慢の秋団扇 有香 1 ぽんこ.
食べさせたき嫁は遠しよ秋なすび 菜々 1 さつき.

2014年8月26日 (投句者17名 選句者22名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
雨止んで膨らんでゆく踊りの輪 三刀 9 よし女.宏虎.あさこ.ひさ野.ともえ.かず.さつき.なつき.有香.
秋入り日長き吾が影掃いており 治男 7 満天.三刀.よし女.宏虎.菜々.ともえ.みちほ.
きゅうり揉む夕べの母の背中かな みちほ 3 ひさ野.ぽんこ.有香.
読まぬ書の本箱増へし蟲時雨 宏虎 3 治男.なつき.よう子.
定まらぬ天気の間合大根蒔く よし女 3 はく子.雅流.こすもす.
お化け屋敷出口に母の待ちゐたり なつき 3 せいじ.雅流.こすもす.
新涼のロザリオきらとマリア像 菜々 2 満天.はく子.
飛翔の子連れし山裾秋燕 ひさ野 2 つくし.みちほ.
峰雲ののしかかりたるビルの群れ かず 2 せいじ.治男.
ゴンドラの屋根より秋の風入れて なつき 2 ひかり.さつき.
醒井の水に育ちしトマト買ふ せいじ 2 ひかり.つくし.
傾ぎたる生家の納屋に蔦すがる よし女 2 ぽんこ.よう子.
列島に爪痕残す秋出水 満天 1 あさこ.
随意てふ駐車料金鄙涼し せいじ 1 かず.
西の空漆黒開く稲光 みちほ 1 三刀.
新涼やキッチン周りぴかぴかに はく子 1 菜々.

2014年8月25日 (投句者16名 選句者20名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
秋の灯に文楽人形肩で泣く 宏虎 11 ひかり.せいじ.満天.三刀.ぽんこ.菜々.はく子.かず.治男.なつき.よう子.
子の丈に吊るす提灯地蔵盆 菜々 7 せいじ.治男.なつき.つくし.よう子.雅流.有香.
風かよふ池塘にあえか走り萩 菜々 3 ひかり.満天.かず.
傷みなき桃選りくれし農婦かな せいじ 2 ひさ野.みちほ.
めまとひの鼻に飛び込む山の道 あさこ 2 はく子.こすもす.
踏み入れば飛蝗飛び出す塩の道 なつき 2 よし女.有香.
熟れし実に鳥のいっせい山法師 ひさ野 1 みちほ.
名水で沸かすコーヒー処暑の庵 せいじ 1 菜々.
仏めく丸き石置く滝の道 なつき 1 ぽんこ.
爽やかに熱戦続く甲子園 はく子 1 宏虎.
草叢の闇にひかるる蟲浄土 宏虎 1 雅流.
雨止んで仮装も混じる地蔵盆 三刀 1 よし女.
薄紅の茎立ち真白き蕎麦の花 かず 1 あさこ.
滝すべり喚声上がる子らの声 あさこ 1 つくし.
新涼や竹はあくまでまっすぐに はく子 1 こすもす.
焼き鳥は中止と子らや地蔵盆 よし女 1 三刀.
辻ごとに提灯下がる地蔵盆 ぽんこ 1 あさこ.
秋出水テロップの音に釘づけに 満天 1 宏虎.
夕闇や多彩に走る稲光 みちほ 1 ひさ野.

2014年8月24日 (投句者18名 選句者16名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
書に倦みて蟲のすだくに身を置けり 宏虎 4 かず.なつき.雅流.はく子.
着るものはゆったりが良し草の花 よし女 3 三刀.宏虎.かず.
源は此処こんこんと山清水 せいじ 3 ひかり.よし女.菜々.
膝つきて茸分け合う濡れ新聞 ともえ 2 ひかり.ぽんこ.
身の程は弁えて居り草の花 宏虎 2 雅流.はく子.
爽やかに末の孫にも背を抜かれ はく子 2 よし女.なつき.
鯔跳ねて銀鱗光る波の上 三刀 2 あさこ.せいじ.
サッカーのボール蹴りあぐ鰯雲 ぽんこ 2 満天.ひさ野.
本棚へ夏の歳時記戻す処暑 雅流 2 宏虎.ぽんこ.
枝豆のつるんと弾けし夕餉かな かず 1 みちほ.
秋暑しお喋り好きの運転手 よう子 1 菜々.
幸せは限りあるもの今朝の秋 ひかり 1 三刀.
土手草にまぢりてここだ盗人萩 菜々 1 せいじ.
露地屋台葭簀にメニュー吊しけり さつき 1 あさこ.
山葡萄独りてくてくウオーキング ひさ野 1 みちほ.
売店の其処此処に湧く岩清水 せいじ 1 治男.
上げ潮の大川匂ふ橋秋暑 雅流 1 満天.
捕まえしカブトを放つけさの秋 みちほ 1 ひさ野.
新涼や水路に一羽立つ白鷺 満天 1 治男.

2014年8月23日 (投句者17名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
海跨ぐ高速道や夏の空 ひかり 5 せいじ.はく子.よし女.菜々.雅流.
筋雲を染めて束の間秋夕焼 菜々 5 ともえ.ぽんこ.よう子.雅流.こすもす.
稲の穂を撫で渡りたる風さやか みちほ 3 宏虎.ひさ野.かず.
池囲ふフェンス乗り越え葛しげる 菜々 3 ひかり.宏虎.満天.
路地裏の戸毎に並ぶ涼み椅子 さつき 3 ひかり.治男.みちほ.
川筋に並ぶ提灯地蔵盆 せいじ 2 あさこ.満天.
大空を引き連れ帰る渡り鳥 宏虎 2 ともえ.かず.
秋めける阿蘇高原に牛の翳 よし女 2 あさこ.治男.
玄関に隠し忘れの捕虫網 有香 2 みちほ.こすもす.
成すを成し心安らぐ夜長かな 宏虎 2 ひさ野.ぽんこ.
庭に来て何処へ誘ふ道おしへ 三刀 2 よし女.さつき.
新生姜甘酢梅酢と瓶詰に 満天 2 はく子.菜々.
新生姜きざむキッチン香満つ 満天 1 さつき.
遠のきて又戸の響く秋の雷 あさこ 1 よう子.
蝉しぐれ関門大橋打ち仰ぎ よし女 1 三刀.
活発に動く金魚や涼新た ひさ野 1 三刀.
整然と歩道のひびに箒草 みちほ 1 せいじ.

2014年8月22日 (投句者16名 選句者18名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
漆黒の前山迫る星月夜 かず 6 なつき.せいじ.三刀.ともえ.宏虎.雅流.
渓流に客を待ちたる西瓜かな せいじ 4 ひかり.ひさ野.菜々.雅流.
丘駆けるいななき遠しうろこ雲 みちほ 4 ひさ野.宏虎.ぽんこ.さつき.
空中にとんぼの乗れる風のあり ぽんこ 3 はく子.さつき.菜々.
夕涼や川面は帯と暮れ残り ひかり 3 満天.せいじ.はく子.
秋夕焼け走る子の背の輝けり 治男 2 なつき.満天.
蒲の穂の風にゆらぐも相寄らず 菜々 2 ひかり.ぽんこ.
秋夕焼街の灯ほつほつ灯り初む はく子 2 ともえ.みちほ.
大空の雲刈干の匂いかな 三刀 2 よし女.かず.
呼び込みの夏シャツくまもん染め抜きて よし女 1 かず.
ベルよりも早く起床す処暑の旅 よし女 1 有香.
不安顔の犬小屋の主秋時雨 ひさ野 1 みちほ.
農の技葡萄に種の無くなりて ともえ 1 よし女.
夕支度今日からデビュー法師蝉 有香 1 三刀.
豪雨にて一夜豹変秋出水 宏虎 1 あさこ.
寝ねそびれ鼾の向かふ虫を聴く かず 1 有香.
糠漬けの紺ふんはりと秋茄子 満天 1 あさこ.

2014年8月21日 (投句者15名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
熊注意と行く広報車黍の道 ひさ野 5 あさこ.菜々.治男.みちほ.有香.
秋暑し龍の目光る天井絵 なつき 5 せいじ.菜々.三刀.かず.治男.
梅花藻の身をゆだねたる清水かな せいじ 4 満天.よう子.よし女.こすもす.
連山の襞のそこ此処霧立てり 三刀 3 せいじ.かず.なつき.
手で掬ひ掌の上で切る新豆腐 宏虎 2 満天.ひさ野.
人生は運と手探り冷奴 宏虎 2 ともえ.三刀.
潮光の関門眩し蝉しぐれ 三刀 2 よし女.こすもす.
ひと筆の空をキャンバス秋の雲 満天 2 ひさ野.有香.
雨晴れて西日に光る湖水かな せいじ 2 ひかり.はく子.
試歩がてら郵便局まで秋日傘 はく子 2 あさこ.ぽんこ.
休み田に農機置き去り秋暑し 雅流 2 よう子.なつき.
海風の赤く熟れたる椿の実 ぽんこ 1 みちほ.
天高し公園デビューの母と子に 菜々 1 はく子.
時として行く末想う盆休み 治男 1 ともえ.
秋の雲峰雲絹雲うろこ雲 かず 1 宏虎.
踊り子の吾に笑顔や隣の子 治男 1 ぽんこ.
ニュース見て祈るばかりの水見舞 なつき 1 宏虎.
新涼や見放く夜景は百万ドル はく子 1 ひかり.

2014年8月20日 (投句者17名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
老い馬の草喰む牧や秋の空 みちほ 4 せいじ.ひさ野.よう子.ぽんこ.
みそっ歯の笑顔も眩し夏休み 有香 4 よし女.なつき.はく子.こすもす.
帰省子の着替への残る座敷かな せいじ 4 あさこ.ぽんこ.かず.さつき.
手の平に掬ひ早稲の穂重かりし 雅流 3 よし女.かず.みちほ.
高速道なぞへを綴る野生百合 よし女 2 ひかり.宏虎.
雲切れて指呼聳え立つ夏の嶺 せいじ 2 三刀.さつき.
虚子館へ浜風涼し屋敷町 ひかり 2 菜々.はく子.
絵に描いたやう秋晴れの甲山 菜々 2 宏虎.治男.
灯籠に枝垂れる萩の咲きはじむ ぽんこ 2 あさこ.こすもす.
寝ねそびれ鼾の向こう虫を聞く かず 2 ひかり.雅流.
鰯雲グランド走る女子高生 治男 2 菜々.雅流.
赤と黒の牛点々と大夏野 三刀 1 なつき.
秋暑し池の余白に太る鯉 満天 1 よう子.
真新し赤き前垂れ地蔵盆 満天 1 治男.
木の影のさ揺れし広場つくつくし なつき 1 満天.
大川や初鴨並びて水脈を引く よし女 1 ひさ野.
さりげなき仕草に品や秋扇 宏虎 1 三刀.
帰省子の不人気なりし夫のひげ なつき 1 せいじ.
夙川の瀬音へ傾げ秋日傘 菜々 1 満天.
行く秋や乗馬姿の振り向いて ひさ野 1 みちほ.

2014年8月19日 (投句者15名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
天の底抜けしかに雨秋出水 うつぎ 5 宏虎.ひかり.三刀.はく子.よし女.
帰省子に半年分の話聞く 満天 5 菜々.治男.ともえ.はく子.なつき.
雲の峰湧き立つ日差し戻けり ひかり 3 ともえ.ぽんこ.有香.
一杓の水は真珠に蓮大葉 ぽんこ 3 満天.せいじ.三刀.
うろこ雲月のない夜をいや白く 菜々 3 よし女.みちほ.こすもす.
恙身に続く秋暑を託ちをり はく子 3 ひかり.かず.雅流.
紅蜀葵きりりと紅を閉じにけり 満天 2 ひさ野.かず.
予備校に自転車多し夏休み 治男 2 あさこ.ぽんこ.
九十年生きて知らずとこの出水 うつぎ 2 菜々.あさこ.
歯を抜きし痕の広さよ秋の風 治男 2 雅流.なつき.
切り詰めし枝に艶やか秋なすび 菜々 1 こすもす.
この逡巡委ねしところ星月夜 かず 1 宏虎.
朝に見し鰯雲亦夜空にも ともえ 1 治男.
行き合ひし犬がじゃれをり赤のまま よし女 1 せいじ.
馬に乗る子の緊張や秋涼し ひさ野 1 みちほ.
鉦太鼓サンバのリズム阿波踊 宏虎 1 満天.
蝿飛んで眠りを覚ます昼下がり みちほ 1 ひさ野.

2014年8月18日 (投句者17名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
貨物船翳黒々と星月夜 かず 7 満天.宏虎.ともえ.ぽんこ.よう子.うつぎ.さつき.
大桶の水満々と新豆腐 よし女 5 ひかり.満天.三刀.さつき.なつき.
よく食べて話上手な生身魂 三刀 5 ひかり.菜々.はく子.うつぎ.治男.
秋燕吾も去ぬ身の仮寝かな ひかり 3 ひさ野.みちほ.よし女.
放題の庭の徒長枝秋暑し 菜々 3 よう子.かず.はく子.
老い二人盆棚無きは幸せや ともえ 2 三刀.あさこ.
秋うらら和菓子に一句添へにけり 満天 2 ぽんこ.治男.
すつと抜く焼き鮎の串重ねゆく なつき 2 あさこ.こすもす.
孫ら去ぬやたら姦し蝉の声 かず 1 よし女.
赤い屋根ひまわり園の風車小屋 あさこ 1 こすもす.
夕顔の蔓の遊びを星に向け よし女 1 菜々.
底紅の恙なき今日とじにけり 満天 1 みちほ.
含羞草思わず触れし葉先かな みちほ 1 ひさ野.
星月夜鎮守の杜は漆黒に 菜々 1 宏虎.
ししむらの丸みといふもの無き秋思 はく子 1 かず.
へっぴり腰二拍子揃ふ阿波踊 宏虎 1 なつき.
そよがざるレースのカーテン風を待つ はく子 1 ともえ.

2014年8月17日 (投句者17名 選句者18名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
黙祷を幼に伝ふ終戦忌 ひさ野 6 ひかり.あさこ.宏虎.ぽんこ.かず.みちほ.
去ぬ子らの尾灯滲ませ秋時雨 菜々 4 満天.はく子.かず.有香.
耳の奥かゆくなるほど蝉時雨 なつき 4 よし女.ともえ.はく子.みちほ.
墓守のあきつの群れは風に乗る ぽんこ 3 ひかり.宏虎.有香.
雨の間をひと際高き蝉しぐれ 三刀 2 せいじ.雅流.
水しぶき光りて飛べり鮎生簀 なつき 2 ひさ野.ともえ.
終戦日あす炊く茶がゆの茶を浸す よし女 2 三刀.なつき.
ちちははの墓を濯ぎて盆の雨 菜々 2 あさこ.なつき.
気配なく肩に留まりしトンボかな みちほ 2 よし女.こすもす.
鈴虫の翅振るはすは一途なり はく子 2 満天.菜々.
雨の音逡巡多きこの愁思 かず 1 三刀.
秋雨に振り回されし昨日今日 満天 1 こすもす.
帰省子と共に手を振り別れけり よし女 1 ぽんこ.
葉から穂へ雀飛び交う稲田かな みちほ 1 ひさ野.
容赦なき土砂降りつづく秋出水 雅流 1 菜々.
ひまわりの同じ方見て黄の手毬 あさこ 1 せいじ.
鈴虫の二階ヨガ室つつぬけに 満天 1 雅流.

2014年8月16日 (投句者16名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
新涼や歩幅大きくウオーキング 満天 6 かず.ひさ野.よし女.菜々.三刀.はく子.
玉音を待ちしあの日の蝉の声 ひさ野 5 せいじ.満天.はく子.みちほ.ぽんこ.
帰省子にけん玉習ふ爺と婆 よし女 3 あさこ.三刀.治男.
存問は格子伝ひや時計草 せいじ 3 満天.かず.有香.
向日葵の迷路巡りて香に咽せる あさこ 2 宏虎.こすもす.
鎖樋伝ひ石菖揺らす雨 よし女 2 菜々.有香.
新涼や写経道場に法話聞く 満天 2 宏虎.雅流.
すいとんを食べる催し終戦日 菜々 2 ひかり.なつき.
大文字やがてくっきり大歓声 宏虎 2 あさこ.ともえ.
三世代揃ひて父母の墓洗ふ はく子 2 よし女.治男.
黒板に鮎焼く数と時間書き なつき 1 みちほ.
突と午下の空掻き曇り終戦日 菜々 1 雅流.
風よけの板立て鮎を焼き続け なつき 1 ひかり.
無人駅降りてそこより実る早稲 かず 1 ぽんこ.
終戦日ひがな一日雨の音 三刀 1 ともえ.
故里の早稲馥郁とそのあたり かず 1 せいじ.
はなびらにしがみつきたる飛蝗かな せいじ 1 こすもす.
土葬跡の傾く墓碑も洗ひけり はく子 1 なつき.
語り継ぐ終戦の誓い夏の空 みちほ 1 ひさ野.

2014年8月15日 (投句者13名 選句者17名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
浜に干す漁網の匂ひ秋暑し 宏虎 6 せいじ.三刀.はく子.ともえ.うつぎ.有香.
星月夜故里の家に寝ね惜しむ かず 5 満天.ひかり.宏虎.うつぎ.有香.
平和への願ひ新たに終戦忌 かず 4 せいじ.ひさ野.菜々.こすもす.
鶏頭の赤みずみずし今朝の供花 ともえ 3 あさこ.三刀.宏虎.
ありがとうそっとつぶやく盆の墓 みちほ 3 かず.ひさ野.ともえ.
新盆の遺影を掲ぐ梁黒し 雅流 3 よし女.はく子.なつき.
蜻蛉や風に揺れいる草の先 ひさ野 2 あさこ.みちほ.
星月夜影絵のごとく丘の町 菜々 2 みちほ.なつき.
湯けむりの温泉駅や稲の秋 なつき 2 ひかり.こすもす.
盆踊雷雨流して仕舞ひけり 三刀 1 よし女.
蜘蛛這うて投句原稿動き出す よし女 1 菜々.
辿り来し吊橋高し雲の峰 せいじ 1 満天.
川面に水煙湧く夕立晴 せいじ 1 かず.

2014年8月14日 (投句者14名 選句者16名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
堂縁の干梅匂ふ札所寺 なつき 4 せいじ.あさこ.満天.菜々.
かなかなの声に明け初む神の杜 うつぎ 4 あさこ.宏虎.菜々.雅流.
書道家の黄八丈着て涼しかな かず 3 なつき.宏虎.こすもす.
台風過倒れし蕎麦の花白し みちほ 2 ひさ野.満天.
お囃子に手足軽快阿波踊り 治男 2 よし女.こすもす.
急坂の馬頭観音夏あざみ なつき 2 ひかり.せいじ.
野分去り木の葉の名画残しけり ひさ野 2 かず.みちほ.
紫の縞の裾引く秋夕焼  ともえ 2 ひさ野.ぽんこ.
いつもより森の膨らむ蝉しぐれ 三刀 2 ともえ.みちほ.
炭を掘りトロッコ押すごと踊りけり よし女 2 三刀.ともえ.
掃苔し父母の温みを感じけり 宏虎 2 かず.なつき.
霊棚へ心経唱え膝正す 宏虎 1 雅流.
秋晴れててきぱき掃除し孫ら去ぬ かず 1 ひかり.
様様な扇の動き踊り連 治男 1 よし女.
澄む水に映す景色の水彩画 満天 1 ぽんこ.
透けて見える盆僧の袈裟衣 あさこ 1 三刀.

2014年8月13日 (投句者19名 選句者18名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
巡礼のバス着く里や早稲は穂に 雅流 4 せいじ.菜々.あさこ.なつき.
鳴り物に笑顔を合わせ阿波踊り 治男 4 満天.つくし.よし女.はく子.
墓参り出来ぬこと詫び長電話 満天 3 かず.ともえ.なつき.
恵みとも出水ともなる雨の音 ひかり 3 治男.ともえ.うつぎ.
道の駅身動きできぬ盆用意 ぽんこ 3 菜々.治男.こすもす.
最終回三者三振雲の峰 三刀 3 宏虎.ひさ野.こすもす.
肩を抱く母の小ささ夏の雨 みちほ 2 ひさ野.かず.
黒い雲抜けて輝くスーパームーン ひさ野 2 はく子.みちほ.
濁流のうねりて簗をすり抜ける なつき 2 せいじ.みちほ.
金色の夕日に集い盆供養 菜々 2 三刀.よし女.
蒼天や青田囲みの札所寺 雅流 2 宏虎.ひかり.
片隅で踊り手順を確かめぬ よし女 2 三刀.ひかり.
夏休み成長確かな孫五人 かず 2 あさこ.うつぎ.
法師蝉今日初鳴きを里山に 菜々 1 つくし.
雲の波浮きつ沈みつ十三夜 ともえ 1 満天.

2014年8月12日 (投句者17名 選句者21名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
箒目の参道長し蝉しぐれ つくし 7 ひかり.せいじ.あさこ.三刀.なつき.みちほ.有香.
甲子園歓声ひときは野分あと 満天 5 あさこ.はく子.ともえ.つくし.こすもす.
庭の花も剪り添へ父母の墓参り 菜々 4 宏虎.満天.治男.雅流.
湯浴みして大の字ふたつ夏座敷 せいじ 4 ひかり.ぽんこ.はく子.うつぎ.
降る雨に花姿の乱れや今朝の秋 みちほ 3 ひさ野.ぽんこ.ともえ.
墓洗ふビルの谷間となりたるに はく子 3 満天.雅流.有香.
モノレールの彼方に生れ鰯雲 菜々 2 ひさ野.かず.
待ちかねし空の青さや雲の峰 つくし 2 宏虎.菜々.
盆用意父の記憶のしやつきりと なつき 1 せいじ.
いち早く売り切れとなる今年米 よし女 1 三刀.
閑文字てふ言葉知る秋の句座 かず 1 治男.
此岸でも彼岸でもなし天の川 宏虎 1 うつぎ.
アベマリヤ歌声ひびく秋の宿 ひさ野 1 みちほ.
店番の少年ラムネ開けくれし なつき 1 よし女.
盆祀る父母兄弟の他知らず 宏虎 1 菜々.
雲の峰試合へ気負ふ中学生 ひかり 1 かず.
杜の庭松かさ多く台風去る 治男 1 つくし.
沈黙の静けさ包む虫の声 みちほ 1 なつき.
列島に雨台風の遅々として 雅流 1 こすもす.
青紫蘇を刻み華やぐ夕餉かな 三刀 1 よし女.

2014年8月11日 (投句者16名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
新涼や耳立て猫の眠りをり 有香 6 せいじ.宏虎.満天.三刀.菜々.雅流.
雨去りて揃はぬ声の秋の蝉 満天 3 ぽんこ.かず.治男.
伊那谷の湯に身をゆだね夏惜しむ せいじ 3 宏虎.よし女.三刀.
望の月台風一過の夜を照らす はく子 3 ひかり.満天.ひさ野.
母ありし昭和遠のく盆の月 宏虎 3 ぽんこ.治男.なつき.
濁流のうづまく野川台風過 雅流 2 あさこ.つくし.
信楽の土削りたる出水川 なつき 2 はく子.ともえ.
秋暑し音楽劇の開くを待つ 三刀 2 よし女.こすもす.
夕立に撥ねし湯の花露天風呂 せいじ 2 なつき.菜々.
赤芙蓉弓を抱きて歩く娘ら みちほ 2 つくし.ひさ野.
猫じゃらし球探しいる補欠の子 治男 2 ひかり.ともえ.
観劇の後の蝉声懐かしく よし女 1 みちほ.
本堂に入り来て去りぬ夏燕 よし女 1 せいじ.
夏痩せて抜け毛の指に絡まるる なつき 1 かず.
台風の最中近づく救急車 満天 1 雅流.
あの八月語り得ずして父母逝けり かず 1 みちほ.
雨音に虫の音混じる深夜風呂 みちほ 1 あさこ.
台風一過鏡のような望の月 菜々 1 はく子.
コンサート花火も中止暴れ風 つくし 1 こすもす.

2014年8月10日 (投句者16名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
秋風や五百羅漢の口ゆるぶ 宏虎 5 せいじ.満天.菜々.雅流.有香.
燭の火の真横になびく施餓鬼棚 なつき 4 せいじ.よし女.つくし.はく子.
残暑見舞い卒寿翁より届きけり よし女 3 宏虎.治男.なつき.
風ありて尺取りくるくる舞ふばかり よし女 3 三刀.こすもす.はく子.
坂道を鐘の音転ぶ長崎忌 宏虎 3 つくし.雅流.有香.
花しとど蝶の彷徨う雨の朝 みちほ 2 宏虎.ともえ.
車椅子に献花の乙女さはやかに 菜々 2 治男.なつき.
休耕の畑ふはふはねこじゃらし 三刀 2 こすもす.みちほ.
先祖の地子の作りたる大南瓜 治男 2 ひかり.菜々.
厚雲の去らぬ山里今朝の秋 ひさ野 2 ともえ.みちほ.
施餓鬼会の子らの願ひの置き灯籠 なつき 2 三刀.満天.
塩焼の鮎の骨抜き競ひけり せいじ 1 ひかり.
台風進路刻刻告ぐる予報官 はく子 1 よし女.
夏の果今を限りと咲きし花 みちほ 1 ぽんこ.
雨雲を縫ひて墓参の里帰り かず 1 ぽんこ.
滝音もミニ会席のおもてなし せいじ 1 かず.
そうだよね話合はせる夜の秋 つくし 1 かず.
庭隅のひと際明るきカンナの黄 かず 1 あさこ.
茗荷の子摘み来て朝の味噌汁へ 雅流 1 あさこ.

2014年8月9日 (投句者17名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
里山の襞の影濃き今朝の秋 雅流 7 三刀.せいじ.ひかり.つくし.はく子.かず.ともえ.
補聴器に飛び込んで来る蝉の声 菜々 4 せいじ.治男.なつき.こすもす.
手をつなぎ夜話へと向かふ浴衣の子 なつき 3 ひさ野.菜々.つくし.
悲史残る城址寂れし秋風裡 宏虎 3 満天.ぽんこ.こすもす.
開きては流るる文字の秋扇 満天 2 ぽんこ.雅流.
川風の通るロビーや鉄風鈴 せいじ 2 ひかり.菜々.
病室の窓少し開く昼の虫 つくし 2 なつき.雅流.
キッチンに珈琲の香の今朝の秋 満天 2 宏虎.治男.
客万来小雨決行盆踊り こすもす 2 あさこ.はく子.
カットせる髪の軽ろさや今朝の秋 有香 2 宏虎.よし女.
西日さす鶏を集めしにわたづみ みちほ 1 ひさ野.
黙祷の8時15分香る菊 ひさ野 1 みちほ.
船宿の空蝉すがる雨戸開く なつき 1 あさこ.
庭に摘む花を付けゐし茗荷の子 雅流 1 みちほ.
松籟を高めし音や秋の風 宏虎 1 満天.
口数の少なき女将夏点前 せいじ 1 三刀.
夕顔の香入り来る夕べかな  三刀 1 よし女.
寺土塀隙間を飾る酔芙蓉 ぽんこ 1 ともえ.
風通る明日は台風来るらしき つくし 1 かず.

2014年8月8日 (投句者15名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
今朝の秋ふたはけみはけ絹の雲 三刀 8 ひかり.満天.つくし.なつき.ともえ.かず.みちほ.有香.
ゆっくりと飛機を飲み込む雲の峰 ぽんこ 6 せいじ.ひさ野.菜々.なつき.ともえ.かず.
味噌汁の熱きがうれし今朝の秋 宏虎 5 菜々.三刀.よし女.治男.こすもす.
単線の行き違ひ待つ青田中 せいじ 4 ひかり.あさこ.ぽんこ.こすもす.
鳥渡る子より届きし旅写真 よし女 4 宏虎.あさこ.治男.有香.
水神へ瑠璃こぼし行く瑠璃揚羽 菜々 2 つくし.雅流.
早稲實り波打つ風や白い雲 ひさ野 2 満天.みちほ.
平和への願ひ告ぐらし夾竹桃 かず 2 せいじ.ぽんこ.
自販機のどすんと落ちて秋暑し 宏虎 1 三刀.
飛行雲竜雲となり空泳ぐ みちほ 1 宏虎.
避暑の旅終着駅は無人駅 せいじ 1 よし女.
黄のカンナ勢の草を抽んでて ひかり 1 雅流.
金蓮花勢い増すや夏の果 みちほ 1 ひさ野.

2014年8月7日 (投句者18名 選句者16名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
原爆忌あの日の記憶セピア色 三刀 5 満天.宏虎.かず.ぽんこ.うつぎ.
山滴る峡の駅舎は丸太小屋 菜々 5 宏虎.よし女.ぽんこ.つくし.なつき.
雨止んで峡田は早稲の匂ひけり 雅流 4 ひかり.満天.せいじ.ひさ野.
月涼し伸び縮ぢみせる路地の影 有香 2 菜々.かず.
田の水のさわやかに落つ稲の花 ひさ野 2 せいじ.みちほ.
行く夏やUVカットの帽褪せて よし女 2 三刀.こすもす.
しめやかな鐘と黙祷原爆忌 宏虎 2 ひかり.こすもす.
道端の干上がる蚯蚓幾何模様 つくし 1 菜々.
向日葵の一輪なりとも庭充てり かず 1 治男.
夕風に青田の匂ひ下駄の音 みちほ 1 ひさ野.
かぶと煮の目玉怨めし桐一葉 宏虎 1 三刀.
夏の果て高原馬車は桶残し よし女 1 つくし.
万緑や峡谷つづるローカル線 せいじ 1 なつき.
原発を停止出来ずに原爆忌 満天 1 治男.
かなかなに布衣の一日始まりぬ 雅流 1 うつぎ.
雨の日の盆参りの僧高下駄で こすもす 1 よし女.

2014年8月6日 (投句者17名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
古手紙の候文や紙魚はしる 宏虎 5 ひかり.菜々.ぽんこ.治男.なつき.
万灯に浮かぶ五重塔涼し なつき 4 せいじ.満天.うつぎ.有香.
涼しさや水郷めぐる手漕舟 雅流 4 満天.三刀.よし女.なつき.
ヒロシマの夾竹桃よ永久に咲け かず 4 せいじ.治男.つくし.こすもす.
短冊にあふるる願ひ星まつり 菜々 3 あさこ.みちほ.雅流.
そうめんの少し伸びたるお接待 なつき 3 ひかり.よし女.うつぎ.
自治会の防災訓練秋隣 せいじ 2 こすもす.有香.
供花セット蕾の蓮もそのなかに こすもす 2 ひさ野.あさこ.
朝の陽に静かに開く蓮華かな みちほ 1 ひさ野.
涼しき日写真撮り合う夫婦いて 治男 1 かず.
雨上がり揺れる木の葉の影涼し みちほ 1 宏虎.
七夕まつりへ雨が祓ひし磴のぼる 菜々 1 雅流.
甌穴の水に触れもし蜻蛉飛ぶ せいじ 1 三刀.
夏野菜みな仲良しに鍋の中 三刀 1 菜々.
炎天に山積みされし無縁墓 満天 1 宏虎.
この頃の南瓜はうましと語り草 よし女 1 かず.
四天王寺池塘をめぐる草紅葉 ぽんこ 1 つくし.
ウォーキング朝の速歩に法師蝉 ひさ野 1 みちほ.
手の小さく仰ぎて願ふ天の川 宏虎 1 ぽんこ.

2014年8月5日 (投句者15名 選句者20名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
更け行くに小さき雨音夜の秋 満天 7 よし女.治男.ともえ.宏虎.こすもす.雅流.うつぎ.
触角を合わせ動かぬ蟻戦さ みちほ 4 せいじ.ひさ野.ひかり.こすもす.
産土の杜の深さの蝉しぐれ はく子 4 さつき.宏虎.雅流.有香.
藤蔓を宙に遊ばせ帰り花 三刀 3 よし女.かず.みちほ.
ひたすらにただひたすらに蝉しぐれ はく子 3 三刀.ともえ.かず.
蝉時雨今日も命を頂きて あさこ 2 ひさ野.はく子.
祭り果てごみの袋に雨しとど 満天 2 ぽんこ.はく子.
荒神の鳥居にかかる百日紅 ぽんこ 2 菜々.有香.
朝日受け弾ける蓮や水青し ひさ野 2 三刀.みちほ.
兄弟の朝顔鉢の並びをり さつき 2 ひかり.菜々.
看護婦の皆夏マスク眼でもの言い 治男 2 満天.ぽんこ.
迷い入るオオムラサキや雨上がる みちほ 1 なつき.
母に告ぐお化け屋敷の恐さかな なつき 1 せいじ.
短冊へ雨も五色に星祭り 菜々 1 なつき.
幼き手に結びて長き願の糸 菜々 1 治男.
国産と大きなラベル焼き鰻 よし女 1 さつき.
手花火に運命線の暴かれし 宏虎 1 満天.
ミスト降らせお化け屋敷に客呼べり なつき 1 うつぎ.

2014年8月4日 (投句者18名 選句者18名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
語り部の黙深くなる広島忌 宏虎 7 よう子.三刀.かず.治男.ひかり.なつき.有香.
峡谷をまたぐ吊橋風涼し せいじ 4 あさこ.ぽんこ.ひさ野.なつき.
キャンプより戻り来子等の逞しき かず 3 宏虎.満天.治男.
雲割りて光射し込む蓮紅し ひさ野 3 宏虎.さつき.みちほ.
雷鳴や丘にかたまる馬の群れ みちほ 3 よう子.さつき.菜々.
ゆさゆさと七夕竹を切り戻る 菜々 2 ひかり.こすもす.
干蛸の乾く匂ひや船着場 うつぎ 2 あさこ.よし女.
洞窟に届かぬ西日マリア像 ともえ 2 ぽんこ.みちほ.
三光鳥声の遊べる杉木立 有香 2 三刀.はく子.
蝉しぐれ世俗の音を遮断して ぽんこ 1 満天.
さざ波の光りの中の蓮華かな みちほ 1 ひさ野.
踊り太鼓鳴ってきれいな輪になりぬ よし女 1 こすもす.
今の今あるを感謝し梅酒飲む 三刀 1 かず.
大広間並ぶ手作り団扇かな こすもす 1 よし女.
蝉しぐれ雫こぼして止みにけり よし女 1 有香.
南極の氷に触るる夏祭 なつき 1 菜々.
雨に鳴く夕ひぐらしの律義なる 雅流 1 はく子.

2014年8月3日 (投句者16名 選句者21名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
公園の子等を一掃大夕立 かず 8 さつき.満天.はく子.うつぎ.菜々.よし女.雅流.なつき.
船端をたたく波音夜の秋 菜々 5 さつき.あさこ.はく子.ひさ野.雅流.
原爆忌水ふんだんにある平和 宏虎 5 ひかり.せいじ.かず.みちほ.有香.
話したく聞きたきことや盆の月 宏虎 4 せいじ.治男.かず.みちほ.
気まぐれの雨に翻弄夏祭 はく子 4 満天.宏虎.菜々.こすもす.
順番を違へはにかむ踊人 三刀 2 よし女.こすもす.
唇少し開き紅蓮揺れてをり よし女 2 ともえ.なつき.
かき氷シロップ数多に迷ふ子等 満天 2 ぽんこ.宏虎.
洞涼し地球は四十六億歳 せいじ 2 ひかり.三刀.
旅たのし土用鰻の散財も せいじ 2 治男.うつぎ.
子の作りしメロンの固し性格似 治男 1 ともえ.
廃屋に残りし合歓の満開に みちほ 1 有香.
蓮浮葉雨粒くっついては太る よし女 1 三刀.
来訪の友両腕に大西瓜 こすもす 1 あさこ.
かき氷長蛇の列の売り子して 満天 1 ぽんこ.
擬宝珠や陰に明るき斑入りかな みちほ 1 ひさ野.

2014年8月2日 (投句者17名 選句者18名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
水打って今日の一日はじまりぬ 満天 4 ひかり.よし女.こすもす.菜々.
せせらぎと風の音聞く夏の寺 こすもす 4 宏虎.あさこ.せいじ.治男.
雲ひとつ乗せて孤高の夏の山 せいじ 3 ぽんこ.宏虎.ともえ.
夕勤行終えて下山の僧涼し 雅流 3 満天.かず.ともえ.
藻の花の野川に鮠の見えかくれ 雅流 2 ひかり.なつき.
渓涼し日本最古の石と遇ふ せいじ 2 ぽんこ.はく子.
行く夏やスタンプ増ゆる子の旅券 よし女 2 かず.こすもす.
青田風一本道を真っすぐに みちほ 2 ひさ野.治男.
娘の如き気配りを得て院涼し かず 2 せいじ.うつぎ.
散る花となりて彩なす百日紅 よし女 2 三刀.みちほ.
冷奴見慣れてきたる夫のひげ なつき 2 三刀.菜々.
沁みついた祭囃子を足で取る なつき 1 うつぎ.
番い蝉林間行く子につままれる ぽんこ 1 あさこ.
炭坑節今も人気の踊り唄 はく子 1 よし女.
和太鼓とコラボレーション揚花火 はく子 1 満天.
雨上がり太る胡瓜や炎天下 ひさ野 1 みちほ.
朝ごとに朝顔の数調べる子 治男 1 はく子.
夏庭のあふるる陽射し百花咲く みちほ 1 なつき.
万光年末なき宇宙星月夜 宏虎 1 ひさ野.

2014年8月1日 (投句者16名 選句者18名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
和太鼓を海に向け打つ夏祭 なつき 5 満天.かず.はく子.雅流.こすもす.
夏空へ槌音高く棟上がる はく子 3 ひかり.せいじ.治男.
狼煙山の肩に裾置く雲の峰 三刀 3 菜々.なつき.有香.
嗄れ声の漁師の歌ふ夏祭 なつき 3 せいじ.かず.こすもす.
蝉の音を聞きつまどろむログハウス せいじ 3 宏虎.三刀.なつき.
峰雲やことこと佃煮うまくなり よし女 2 菜々.三刀.
本届き猛暑忘るる読書かな 満天 2 よし女.みちほ.
子の願い親の祈りの星祭 宏虎 2 あさこ.みちほ.
立葵天辺咲いて梅雨開ける みちほ 2 はく子.雅流.
軽トラックで流すラッパや冷奴 よし女 2 ぽんこ.有香.
炎天へきらめくソーラーパネルかな せいじ 2 宏虎.ひさ野.
開け放つ本堂の風桔梗の香 こすもす 1 治男.
丸茄子の太きは甘めの田楽に はく子 1 ぽんこ.
気まぐれの膝体操や日日草 満天 1 よし女.
蓮の実の青きを剥くや深き味 みちほ 1 ひさ野.
切りて売る西瓜の種を見極むる 雅流 1 満天.
くちなはの川渡りきる雨上がり 雅流 1 ひかり.
最高潮地響く連打揚花火 宏虎 1 あさこ.

2014年7月31日 (投句者15名 選句者19名)

結果 作者 点数 この句を選んだ人
伊吹よりくだりて青田風となる せいじ 6 ひかり.かず.ともえ.うつぎ.なつき.こすもす.
西日いま三角屋根に乗ってをり よし女 5 満天.せいじ.ぽんこ.ともえ.こすもす.
梅雨明けや空真二つに飛行機雲 ひさ野 3 宏虎.みちほ.雅流.
パプリカは太陽の色暑気払ふ うつぎ 3 ひかり.満天.はく子.
冷え加減熟れかげん良しメロン食ぶ はく子 2 宏虎.菜々.
捨てられて寄りくる猫の眼涼し 満天 2 かず.有香.
蜘蛛の巣の一命助け一揆寺 なつき 2 ひさ野.有香.
手と腰でリズムに合わす盆踊 宏虎 2 あさこ.三刀.
かんかんに白く灼けたる鬼瓦 せいじ 2 三刀.うつぎ.
炎天下ひねもす旗振る保安員 菜々 2 みちほ.はく子.
お揃ひの夏帽かぶり車椅子 あさこ 2 せいじ.なつき.
夜の散歩猫も道路に涼みをり 有香 1 よし女.
やわらかに蓮の花咲く畑の池 みちほ 1 ひさ野.
白南風に転法輪のいぶし銀 ぽんこ 1 雅流.
鈴の緒の手垢のにじむ星祭 宏虎 1 よし女.
漬け梅の重石を外し土用干 三刀 1 あさこ.
車窓に夜風抜け行く遠花火 みちほ 1 ぽんこ.
日焼け子の出迎へ荷物持ちくれし かず 1 菜々.