成績一覧

過去一覧

1月29日 (投句11名 選句17名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
霰打つ打たるる儘に万歩計 うつぎ 5 宏虎.せいじ.素秀.かかし.凡士.
宝塔の屋根に集へり寒雀 なつき 5 宏虎.あひる.満天.はく子.こすもす.
寒禽の声に磨かれ力石 うつぎ 4 なつき.はく子.凡士.よう子.
雪しまく五重塔のシルエット よう子 4 満天.かかし.はく子.凡士.
風花や高灯籠の苔むして はく子 4 愛正.満天.こすもす.よし子.
冬凪の沖は補陀落潮の道 素秀 4 なつき.小袖.よう子.うつぎ.
浮き玉の一つに一羽冬鴎 素秀 3 愛正.なつき.こすもす.
さざんかの花びら載せて力石 はく子 3 宏虎.あひる.なつき.
指先で山崩し選る初みくじ なつき 3 愛正.よう子.うつぎ.
寒月や猫密会はガラス越し 素秀 3 小袖.凡士.むべ.
悴める手に二つ目の蜜柑かな 愛正 2 せいじ.あひる.
初弘法猫背の店主威勢よし よう子 2 素秀.わかば.
着膨れて通院の日や重き足 わかば 2 かかし.うつぎ.
しずり雪知らぬ存ぜぬ池の鷺 よう子 2 はく子.よし子.
淡墨の寒鯉鈍し川の底 愛正 2 あひる.よし子.
冬深し漬物石の数減らす 愛正 2 素秀.よう子.
お互いに声かけそびれマスク顔 凡士 2 こすもす.よう子.
宮四温三角四角の力石 はく子 2 満天.小袖.
安けしや犬と眠れる冬の夜 むべ 2 愛正.わかば.
大師像供花のバケツの厚氷 よう子 2 満天.かかし.
タイヤ跡二本くっきり雪の朝 こすもす 2 むべ.うつぎ.
北風に押されてかへる家路かな むべ 2 あひる.小袖.
雪時雨人影みえぬ直売所 愛正 2 素秀.よし子.
寺の屋根切絵にしたる寒茜 うつぎ 2 せいじ.小袖.
冬の日の光芒ひろぐ凪の海 わかば 2 せいじ.はく子.
風花が向かってくるよ一両車 よし子 2 せいじ.むべ.
院展へ寒の水磨る水墨画 凡士 1 わかば.
縮緬の機音冴ゆる与謝郡 凡士 1 こすもす.
霜の朝畑真白に日の光 わかば 1 素秀.
船影の多き海峡冬の浪 わかば 1 むべ.
書き込みの増ゆる俳句書冬籠 凡士 1 わかば.
初ゴルフ体感は氷点下なり なつき 1 宏虎.
大寒や厚手下着を買い足せり なつき 1 宏虎.
買初の褪せし表紙の山頭火 凡士 1 よし子.
独り寝の夢から覚むる霜夜かな むべ 1 かかし.
廃校の碑の陰長し冬深む 愛正 1 わかば.
舞扇ひらりと開く室の梅 よし子 1 うつぎ.
千両や門に実こぼす廃病院 素秀 1 なつき.
遠ざかる湯屋の瀬音や寒の月 むべ 1 愛正.
不二の水賜ばる一杓宮四温 はく子 1 凡士.
予約席に届く琴の音冬の月 こすもす 1 むべ.

1月22日 (投句14名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
リハビリの杖の遠出や探梅行 素秀 7 こすもす.わかば.宏虎.小袖.むべ.うつぎ.凡士.
花丸も添削の書も吉書揚 かかし 6 せいじ.あひる.わかば.小袖.よし子.よう子.
寒林や鳥語ゆたかに宮の森 わかば 4 愛正.はく子.よう子.凡士.
書初に「きぼう」「希望」や姉妹笑む よう子 4 はく子.こすもす.うつぎ.凡士.
竹割るる音谺せり夜の雪 凡士 3 せいじ.あひる.なつき.
板を割る小さな拳寒稽古 小袖 3 せいじ.はく子.なつき.
本堂の影を正せる寒の月 よし子 3 せいじ.素秀.うつぎ.
洞に在す無縁仏に初日影 うつぎ 3 愛正.満天.よう子.
襟を抜く和装の加減初稽古 小袖 3 素秀.なつき.凡士.
大鳥居くぐりてよりの淑気かな こすもす 3 はく子.満天.宏虎.
降る雪や丹後に古し天主堂 凡士 3 わかば.小袖.よし子.
鰭酒の熱きを吹きて香に酔ひぬ よう子 2 愛正.うつぎ.
老松や広縁に濃き初日陰 愛正 2 素秀.むべ.
ハイヒールあふれる玄関女正月 よし子 2 愛正.こすもす.
寒風にたてがみ分ける御崎馬 素秀 2 はく子.小袖.
三十分遅れのバス待つ水仙郷 よし子 2 なつき.むべ.
寒風や検問の灯の弧を描く うつぎ 2 せいじ.小袖.
深々と朝湯に浸かる寒九郎 はく子 2 愛正.なつき.
空つ風都庁展望室を打ち むべ 2 あひる.宏虎.
体育館凍つに健康体操す はく子 2 満天.こすもす.
普段着の昔遊びに小正月 小袖 1 わかば.
風唸る納骨の手の悴めり なつき 1 よう子.
参拝記帳の列の長さや風花す こすもす 1 宏虎.
福寿草鉢の白砂の零れをり よう子 1 あひる.
鱈汁や海鳴り冥き親不知 凡士 1 素秀.
薬袋のいつしか減りぬ福寿草 よう子 1 むべ.
寒牡丹小間の暗きへ緋を点す わかば 1 満天.
雪見障子作務衣行き交ふ広庇 愛正 1 素秀.
女正月厨の夫を垣間見る かかし 1 わかば.
大粒の苺供へり父忌日 なつき 1 あひる.
寒林に出会ふ郵便配達夫 うつぎ 1 むべ.
暖房の部屋に読経の子守唄 なつき 1 うつぎ.
風花や神馬はいつも伏し目がち よし子 1 満天.
広縁の僧侶の影や白障子 愛正 1 よう子.
初景色吾の住む町俯瞰して 宏虎 1 よし子.
嫁が君家族写真の一人増え よう子 1 よし子.
三寒や打ち寄す怒濤岬端 わかば 1 宏虎.
炉語りも佳境に遠野物語 凡士 1 よし子.
見馴れをる里山なれど雪景色 かかし 1 こすもす.
骨壷を抱きて寒さの募りけり なつき 1 凡士.

1月15日 (投句14名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
生かされて初風呂に酔ふ卒寿かな  宏虎 7 素秀.せいじ.小袖.はく子.かかし.なつき.うつぎ.
追伸に雪の深さを知らす文  素秀 5 菜々.小袖.むべ.なつき.よう子.
句敵の今日は仲良し女正月  うつぎ 4 宏虎.菜々.小袖.凡士.
湯治場の炉辺に溢るる国訛り  凡士 4 わかば.愛正.なつき.よし子.
今日からは一人暮らしや葱きざむ  よし子 4 菜々.はく子.かかし.こすもす.
夫眠る西の方より風花す  むべ 4 かかし.よし子.凡士.よう子.
風花の触れては消ゆる辻地藏  うつぎ 4 素秀.せいじ.わかば.よし子.
虎落笛いつしか寝入る能登の宿  凡士 3 宏虎.わかば.愛正.
寅吠ゆる喪中に来たる年賀状  なつき 3 素秀.うつぎ.よう子.
法螺貝に続く僧列淑気満つ  はく子 2 こすもす.うつぎ.
山際の茜広ごる初景色  はく子 2 わかば.こすもす.
羽子板をラケットに替ふ本気かな  よう子 2 むべ.うつぎ.
御神籤を結びし枝の冬芽かな  素秀 2 はく子.よし子.
果樹園の木々を撫でつつ寒肥を  かかし 2 こすもす.よう子.
温むる思ひ様々初湯殿  わかば 2 むべ.凡士.
マスクしてみな同じ顔福娘  凡士 2 かかし.うつぎ.
大津絵の寒念仏に芭蕉の句  凡士 1 なつき.
キッチンに集ふ朋友女正月  小袖 1 よう子.
気に入りの服の毛玉を取る七日  なつき 1 凡士.
七草の七種を食す安堵かな  小袖 1 よし子.
玄関の別れに仰ぐ寒の月  小袖 1 素秀.
初暦明るき日々を重ねたく  わかば 1 むべ.
看護師の心配りの四温かな  かかし 1 愛正.
息白く何はともあれ産土神へ  うつぎ 1 菜々.
穏やかに明くる感謝のお元日  わかば 1 はく子.
遠吠へに浅き目覚めの霜夜かな  小袖 1 愛正.
藁苞に開く勢の寒牡丹  わかば 1 はく子.
触れないで棘に隠れて冬木の芽  うつぎ 1 せいじ.
熊笹を脛でかき分け冬遍路  素秀 1 せいじ.
法螺貝と法鼓に始まる修正会  はく子 1 宏虎.
買ひだめの食材残る四日かな  なつき 1 凡士.
天を行く青きリゲルや去年今年  むべ 1 小袖.
停泊船マストは高し冬銀河  よし子 1 なつき.
紙漉の伝統文化異邦人  かかし 1 わかば.
冬ざれの畦を耕転機の一騎  素秀 1 せいじ.
廃校の低き下駄箱初講座  かかし 1 愛正.
修正会の法鼓御堂を震はしむ  はく子 1 小袖.
老妻へ感謝の御慶大声で  宏虎 1 むべ.
人日やサラダ山盛り休肝日  よう子 1 宏虎.
朝抜いて検査着着たる4日はや  なつき 1 かかし.
晴れてまた曇る枯野の鐘の声  よし子 1 素秀.
花よりも名のめでたさよ福寿草  よし子 1 こすもす.
高枝に身を寄せあひて初烏  小袖 1 菜々.

1月8日 (投句11名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
信楽の狸も首に門飾 素秀 6 宏虎.なつき.愛正.こすもす.かかし.よし子.
色の無き夢より醒めて雪明り うつぎ 6 素秀.満天.なつき.小袖.むべ.よし子.
片肌を脱いで弓射る初稽古 凡士 5 せいじ.満天.わかば.こすもす.よし子.
二人卓お疲れさまと晦日蕎麦 かかし 4 愛正.小袖.むべ.うつぎ.
寄す波を磐に堪える夕千鳥 素秀 4 せいじ.わかば.小袖.かかし.
御神酒かけ菊炭窯の焚初め 凡士 4 はく子.わかば.こすもす.よう子.
投句日の花丸印暦果つ かかし 3 せいじ.はく子.こすもす.
注連飾雀の一家小躍りす かかし 3 素秀.わかば.なつき.
金屏の虎に影なす月明り 素秀 3 宏虎.小袖.むべ.
元旦や傘寿の扉開きけり 凡士 3 素秀.せいじ.うつぎ.
花鋏研ぐところから年用意 むべ 3 素秀.凡士.よう子.
歳末やパズルの様な駐車場 よう子 3 素秀.むべ.うつぎ.
捨てられぬ手紙の束や年の暮 むべ 2 愛正.凡士.
玄関の香りも白し水仙花 愛正 2 むべ.よし子.
菰巻かれ老松凛と参拝道 愛正 2 満天.かかし.
歳毎に光陰早し年の暮 宏虎 2 満天.かかし.
菰巻きの男結びや紙垂のごと 愛正 2 こすもす.よう子.
餅食べて戦後を語る老夫婦 宏虎 2 はく子.うつぎ.
行きつけの古本屋あり年惜しむ むべ 2 はく子.よう子.
ダイエットのサラダ俎始かな なつき 2 はく子.凡士.
雪しまく棚田の上に棚田あり うつぎ 2 せいじ.わかば.
初鶏を聞きて二度寝の枕かな 素秀 2 なつき.うつぎ.
木星をめざす寒暮の家路かな むべ 1 なつき.
賀状来る百寿の義母に美容室 凡士 1 よう子.
藪巻に横臥の龍か古寺の松 愛正 1 よし子.
指示棒の気象予報士御慶より うつぎ 1 愛正.
ゴールして倒る走者の毛布かな 凡士 1 かかし.
竜の玉海の真青に勝るとも はく子 1 小袖.
紅白を見つつ数独大晦日 こすもす 1 愛正.
毛糸玉捨てられぬままニ十年 うつぎ 1 凡士.
葉牡丹を紅白揃え床の間に こすもす 1 宏虎.
ねんねこの母のうなじの涎かな よう子 1 凡士.
娘と孫の和服に祝気覚えけり こすもす 1 宏虎.
買初の福銭付きの財布かな なつき 1 宏虎.

1月1日 (投句12名 選句13名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
ぼろ市の古布に秘めたる雅かな 小袖 5 素秀.愛正.うつぎ.わかば.よう子.
盲導犬吐く息太し今朝の霜 凡士 4 愛正.小袖.うつぎ.よう子.
ぼろ市の売る風呂敷を風除けに うつぎ 4 宏虎.はく子.なつき.よう子.
流木を井桁に組んで磯焚火 凡士 4 愛正.かかし.よう子.こすもす.
笹鳴やこれより奥は獣道 かかし 3 はく子.わかば.こすもす.
冬霞宙に浮いたる八ヶ岳 愛正 3 宏虎.はく子.こすもす.
年輪と思ふこの皺去年今年 凡士 3 愛正.はく子.なつき.
冬紅葉残して渓の岩襖 素秀 3 小袖.かかし.わかば.
チェーンソー響く山小屋年用意 かかし 2 小袖.なつき.
ふかぶかと口閉じつかる柚子湯かな むべ 2 宏虎.こすもす.
クリスマス錆びし機関車走らせる かかし 2 凡士.むべ.
財布抱き買ふ気の客や果大師 なつき 2 はく子.うつぎ.
太子会の読経しり目に年の市 はく子 2 素秀.凡士.
シクラメン抱へ気になる別の色 よう子 2 素秀.むべ.
農の手のどれも無骨や衣被 うつぎ 2 なつき.わかば.
ぼろ市の刀商ふお姉さん うつぎ 2 凡士.むべ.
町家かと見れば交番京小春 うつぎ 2 わかば.よう子.
革ジャンの混じる蕎麦屋や霙降る よう子 1 こすもす.
鰐口の音のやさしき朝しぐれ 素秀 1 小袖.
病む耳にひびく賑ひ果大師 なつき 1 凡士.
電飾の華やぐ街の師走かな わかば 1 宏虎.
柏手を打ちていただく飾り松 素秀 1 凡士.
終弘法のぞき込むかに鬼瓦 小袖 1 素秀.
果大師とんと見かけぬ香具師思ふ なつき 1 うつぎ.
爺さんを急かす婆さん年の市 かかし 1 うつぎ.
一盌の茶席の招き日短か わかば 1 愛正.
鯛焼を差し入れてゐる楽屋口 凡士 1 むべ.
静かなる老い三人の聖夜かな わかば 1 素秀.
果大師一節うなる女香具師 なつき 1 かかし.
歳晩や輪廻信じる人のいて 素秀 1 かかし.
つがい鴨見え隠れする葦の中 愛正 1 むべ.
凛然と五重の塔や古都の冬 小袖 1 宏虎.
土に鋤く農家総出の落葉掻 かかし 1 なつき.
冬月の煌々照らし無音かな 素秀 1 小袖.
着ぶくれて水の地球に浮くやうな 凡士 1 かかし.

過去一覧

2024 [ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 ]
2023 [ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 ]
2022 [ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 ]
2021 [ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 ]
2020 [ 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 ]