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11月28日 (投句14名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
半眼の丈六仏や堂冴ゆる うつぎ 5 素秀.小袖.そうけい.かかし.よし子.
離島へと水脈を残して冬夕焼 なつき 4 せいじ.素秀.わかば.よし子.
虻どちら日あたる石蕗にホバリング みのる 4 せいじ.こすもす.わかば.うつぎ.
浮き揺れしままの釣り人小春空 かかし 4 せいじ.素秀.なつき.わかば.
濃紅葉阿弥陀如来へ続きけり うつぎ 4 宏虎.素秀.小袖.かかし.
二斗樽に沢庵漬や里の軒 かかし 3 はく子.そうけい.うつぎ.
百歳の健康自慢根深汁 かかし 3 はく子.こすもす.うつぎ.
海神の立たれし沖の波白し みのる 3 なつき.はく子.うつぎ.
冬紅葉しんと極る閻魔堂 そうけい 2 素秀.かかし.
棕櫚を剥ぐ束子作りの老婆かな 愛正 2 こすもす.わかば.
振り返リ立ち止まり辞す紅葉寺 よう子 2 宏虎.はく子.
晋山式終へて和尚の縁小春 よう子 2 なつき.菜々.
しばらくを我が掌に雪蛍 はく子 2 せいじ.よし子.
石蕗咲いて骨身ほぐるる日和かな みのる 2 宏虎.そうけい.
卒寿来る気力体力木の葉髪 宏虎 2 かかし.満天.
大師像笠の内まで紅葉映え うつぎ 2 愛正.よう子.
本堂はそぞろ寒しや膝頭 よし子 2 愛正.よう子.
ここ迄は人来ぬ祖谷の紅葉寺 うつぎ 2 宏虎.はく子.
海神の旅立つ瀬戸の波騒ぐ わかば 2 宏虎.よう子.
城はいま桜紅葉が天下人 せいじ 2 小袖.そうけい.
時雨るゝや象の背中の鉛色 素秀 2 愛正.なつき.
紅葉谷といふ参道の夕陽かな よし子 2 菜々.よう子.
ビリヤード球の弾ける夜長かな よう子 2 小袖.うつぎ.
夕紅葉坂の下まで送らるる うつぎ 1 よう子.
本堂の障子明かりや曼荼羅図 よし子 1 かかし.
裏路地や「の」の字を見せて這ふ落ち葉 愛正 1 満天.
石庭の主峰に添ひて石蕗黄なり みのる 1 菜々.
実家にて息子熱弁石榴瀑づ 宏虎 1 そうけい.
久々に出番のミシン針供養 こすもす 1 なつき.
木洩れ日に消えては現れて雪ばんば はく子 1 満天.
小春日の二礼二拍手登り窯 かかし 1 愛正.
境内に小山なしをり散り紅葉 こすもす 1 菜々.
路地裏の踏み行く音や柿落葉 愛正 1 よし子.
山茶花や机辺に貯まる習作紙 そうけい 1 愛正.
漂着ごみ拾ふ海岸冬の月 なつき 1 菜々.
茅葺の御詠歌洩るる紅葉寺 よう子 1 よし子.
草の葉へ光る霜置く朝かな わかば 1 小袖.
黄落の曲輪に仰ぐ天守閣 せいじ 1 わかば.
今年またこのアングルで城紅葉 せいじ 1 こすもす.
係り付け医師の一言小春日や かかし 1 満天.
マスクの子いつもの席の船登校 なつき 1 こすもす.
バク転も前転も良し朴落葉 愛正 1 せいじ.

11月21日 (投句13名 選句15名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
田仕舞の煙を残し暮れにけり うつぎ 7 愛正.はく子.せいじ.わかば.満天.こすもす.かかし.
麻雀もカードも知らず葛湯吹く よう子 4 宏虎.菜々.素秀.うつぎ.
日矢差して際立つ山の錦かな せいじ 4 宏虎.菜々.わかば.よう子.
堆き落葉に仁王立つ大樹 みのる 4 せいじ.菜々.こすもす.うつぎ.
冬菜畑越しに海見ゆ島の宿 なつき 4 はく子.せいじ.わかば.素秀.
涸滝に修験者杖をひと突きす 素秀 3 なつき.せいじ.うつぎ.
街路樹の紅葉黄葉の競ひ合ふ わかば 3 よし子.はく子.満天.
用水路さくらもみぢの木の葉舟 はく子 3 愛正.満天.こすもす.
夕時雨止めどしばらくひとつ傘 素秀 3 愛正.よし子.そうけい.
秘仏訪ぬ裏六甲の冬紅葉 うつぎ 3 なつき.そうけい.素秀.
芭蕉忌や眠る浪速の句碑詣で かかし 3 よし子.はく子.わかば.
紙飛行機のやうな機影や冬の空 なつき 2 菜々.満天.
足湯して見上ぐる紅葉空真青 かかし 2 こすもす.素秀.
木枯らしが竹打ち鳴らす兜岩 なつき 2 愛正.そうけい.
冬の蠅日に広げたる地図這へり なつき 2 菜々.うつぎ.
淡き日を反し香りの菊花展 わかば 2 宏虎.そうけい.
彼の世此の世行つたり来たり日向ぼこ うつぎ 2 よし子.かかし.
着信音消して一人の小春かな よう子 1 わかば.
住職の丹精実る菊大輪 はく子 1 なつき.
電車過ぐ山の錦に目もくれず せいじ 1 うつぎ.
高枝の鴉ひと啼き木守柿 素秀 1 こすもす.
山麓の尖る桑枯れ妙義山 愛正 1 素秀.
手の窪に反魂丹めく式部の実 うつぎ 1 かかし.
ゆで卵剥きたる膝に冬の蠅 なつき 1 よう子.
ぐづる児の寝息に母の小春かな かかし 1 よう子.
痛み止め飲み忘れをる小春日や かかし 1 なつき.
木の葉髪余生判からぬ覚悟あり 宏虎 1 かかし.
暮れの秋歩道に長き影法師 愛正 1 よう子.
寒空や赤味噌汁は具沢山 そうけい 1 なつき.
モザイク画めきし芝生の散り紅葉 こすもす 1 宏虎.
目潰しの日矢ハレーション夕紅葉 よう子 1 そうけい.
川に添ひ山裾染むる冬紅葉 わかば 1 愛正.
並木道朱に包まれて冬紅葉 わかば 1 宏虎.
水底の落葉に鯉の身じろがず みのる 1 よう子.
観覧車宙空は皆小春かな 宏虎 1 よし子.
摘みこぼす零余子は土に消えにけり うつぎ 1 はく子.
天辺に青空透けり枯木立 こすもす 1 満天.
小春日や幟目当てに蕎麦処 よう子 1 せいじ.
木の葉髪賀状中止の便届く そうけい 1 かかし.

11月14日 (投句15名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
熊笹の青き道あり枯野原 素秀 4 愛正.せいじ.わかば.はく子.
天恵の小春日吾を抱擁す みのる 4 宏虎.菜々.わかば.うつぎ.
青空の柘榴に笑ひ返さるる よう子 4 素秀.はく子.なつき.うつぎ.
秋天をつづみ打ちしてヘリコプター みのる 4 菜々.せいじ.よう子.小袖.
千本の懸大根や朝日燦 かかし 4 満天.はく子.なつき.たか子.
櫨紅葉奥社の杜を明るうす はく子 3 菜々.満天.わかば.
淀川の逆波尖り秋の行く はく子 3 素秀.満天.小袖.
荒縄で大根洗ふ老農夫 かかし 3 宏虎.こすもす.なつき.
秘仏堂たたら踏むほど蟻地獄 みのる 3 愛正.そうけい.うつぎ.
狛犬の眼を光らせる留守の宮 はく子 3 愛正.満天.よう子.
こつぽりの軽き鈴の音七五三 わかば 2 素秀.たか子.
今朝の冬釜の湯たぎる茶室かな なつき 2 こすもす.そうけい.
池普請終へ水鳥の憩ふなり わかば 2 宏虎.かかし.
余部の高き鉄橋神の旅 宏虎 2 よう子.小袖.
漁小屋の朽ちてかすかな虎落笛 素秀 2 たか子.かかし.
間道の祠灯して神送 わかば 2 そうけい.よう子.
立ち尽くす松の影より今日の月 よし子 2 はく子.よう子.
賞の菊真砂敷きなる幕内に みのる 2 せいじ.小袖.
懐メロに青春語る夜長かな よう子 2 満天.なつき.
旅夜長一会のひとと杯重ね 菜々 2 なつき.かかし.
リハビリの足もと軽し小春風 そうけい 2 菜々.はく子.
手に取ればしみじみ大き朴落葉 よし子 2 たか子.うつぎ.
木枯や園一隅の女人塚 わかば 2 宏虎.たか子.
浮島を担ふがごとく鴨の陣 せいじ 1 愛正.
霧の花咲いて取りこむ朝日かな 素秀 1 そうけい.
あの曲を流し鯛焼き販売車 こすもす 1 菜々.
新聞で包む大根青物屋 かかし 1 こすもす.
鉛筆の丈を行き来す冬の虫 小袖 1 そうけい.
秋の薔薇呟くやうに風に揺る よし子 1 かかし.
寒雷に島影暁くる内ノ海 素秀 1 小袖.
花八つ手粋な黒塀の中に生ふ 宏虎 1 愛正.
鉄塔の幾何学模様秋高し よし子 1 うつぎ.
日本地図解れて犬に秋の雲 なつき 1 せいじ.
常緑の森に一本櫨紅葉 せいじ 1 こすもす.
蛇行する渓谷染め抜く照葉かな 愛正 1 かかし.
公園の花壇の準備秋耕中 はく子 1 わかば.
岩淵に流れ込みたり崩れ簗 愛正 1 素秀.
初霜や青菜ぐったり畦に伏す 宏虎 1 こすもす.
グランドに散らばる球児小春空 小袖 1 せいじ.
十一月古き背広の出番かな 宏虎 1 素秀.
冬めくも遊具に子らの笑い声 小袖 1 わかば.

11月7日 (投句14名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
かくれんぼ鬼の迷ひし芒原 かかし 6 愛正.せいじ.豊実.なつき.よう子.よし子.
田一枚方千畳に秋桜 みのる 5 菜々.よう子.かかし.満天.こすもす.
秋の岨老翁ひとり道普請 せいじ 4 素秀.わかば.そうけい.かかし.
蘊蓄の夫が枝豆茹でにけり よう子 4 素秀.せいじ.宏虎.豊実.
浮島は泡立草のほしいまま せいじ 4 菜々.豊実.満天.よし子.
城門を入るや菊の香漂へり わかば 3 はく子.なつき.満天.
暖かや洞ふかく在す立木仏 みのる 3 はく子.小袖.かかし.
園丁の薔薇の剪定潔し はく子 3 せいじ.わかば.こすもす.
木喰を語る和尚や馬肥ゆる よう子 3 素秀.そうけい.よし子.
対峙する白き櫓や菊日和 わかば 2 はく子.せいじ.
無住寺の銀杏落葉に縞の日矢 うつぎ 2 せいじ.そうけい.
廃屋に生活の名残り花茶垣 うつぎ 2 菜々.わかば.
木の実どき能勢路の旅を思ひ出す 菜々 2 小袖.宏虎.
草履脱ぎ境内駆くる七五三 なつき 2 愛正.よし子.
行楽のシートに真先雨蛙 うつぎ 2 愛正.小袖.
風ぐせの一畑なびく秋桜 そうけい 2 なつき.よう子.
秋蝶のステンドガラスめく大羽 小袖 2 はく子.そうけい.
山頂に港を望み秋惜しむ せいじ 2 わかば.小袖.
狼藉はカメラマンらしコスモス田 よう子 2 菜々.満天.
薔薇苑にばらぞの橋あり水の秋 はく子 1 菜々.
喜寿祝し同窓会の新酒かな かかし 1 こすもす.
風禍痕なほ留めをる秋の山 せいじ 1 なつき.
夕餉にと苦労して剥ぐ栗おこは わかば 1 宏虎.
聞き慣れぬ鳥の鳴き声草紅葉 こすもす 1 かかし.
別れ蚊の白布の顔に止まりけり 素秀 1 小袖.
先頭につられ団栗拾う峡 小袖 1 よし子.
音もなく滴る秋雨竹穂垣 愛正 1 豊実.
山峡のコスモスの空鳶の空 よう子 1 なつき.
蓑虫の揺れを眺むる吟行子 素秀 1 そうけい.
山畑の不意に背な打つ木の実かな うつぎ 1 こすもす.
見上ぐれば枯蔦覆う虫籠窓(むしこまど) 愛正 1 宏虎.
通勤の靴が踏み行く木の実かな うつぎ 1 よう子.
色変へぬ松や角取れ子持ち石 なつき 1 素秀.
鬼萩の一品冬瓜透けてをり 小袖 1 かかし.
枝豆を食ぶ三本の指濡らし みのる 1 よう子.
通し土間過ぎ去る風や暮れの秋 愛正 1 満天.
小さき手の二礼二拍手七五三 素秀 1 こすもす.
椎の実を竿打ち落とす杜の空 愛正 1 素秀.
コロナ禍や久闊叙すもマスク越し みのる 1 わかば.
枇杷の花陽射しをやわく集めをり 小袖 1 豊実.
秋の山取るは森林浴コース せいじ 1 はく子.
厨房の英語日本語唐辛子 よう子 1 愛正.
木喰の仏らが守る遍路寺 みのる 1 宏虎.
日を恋ふか同じ方向く秋薔薇 菜々 1 愛正.

10月31日 (投句15名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
コスモスやナナハン止める長い脚 よう子 5 菜々.はく子.小袖.そうけい.豊実.
秋灯消しかす残る製図台 素秀 4 せいじ.こすもす.よう子.うつぎ.
翡翠とふいに出くはす良き日かな はく子 4 宏虎.菜々.わかば.小袖.
山の端の落暉に染まる花芒 かかし 4 菜々.わかば.はく子.こすもす.
高枝へ梯子直立松手入れ みのる 4 菜々.わかば.こすもす.かかし.
杉玉を吊し新酒の試飲会 かかし 3 菜々.満天.よう子.
訪へば庭より声や秋日和 みのる 3 宏虎.はく子.よう子.
深秋の無住寺訪ね鐘一打 小袖 3 愛正.宏虎.うつぎ.
旋回の鳶一点に秋高し よう子 3 素秀.豊実.かかし.
冬桜天保とありし常夜燈 なつき 2 素秀.はく子.
コスモスの咲いて山里華やげり よし子 2 はく子.よう子.
利根秘境簀幅の狭き下り簗 愛正 2 素秀.小袖.
妙見の水で炊き上げ今年米 よし子 2 せいじ.かかし.
コスモスに次の風待つ楽しさよ 小袖 2 なつき.わかば.
開け放つ土間に車座新酒酌む こすもす 2 なつき.せいじ.
名月を掲げ生駒嶺神さぶる せいじ 2 小袖.うつぎ.
新米の香りの満ちる納戸かな 素秀 2 宏虎.なつき.
グローブのような手毛虫つまみ取る なつき 2 こすもす.そうけい.
惜しむひまなくて気づけば行く秋ぞ みのる 1 豊実.
踏む砂利に櫨の実白し仁吉墓所 なつき 1 素秀.
時雨るるや六地蔵顔相似たる 宏虎 1 愛正.
翡翠の去りて杭のみ残りけり はく子 1 せいじ.
新走卒寿の恩師乾盃す かかし 1 宏虎.
うそ寒しコロナに増やす置き薬 せいじ 1 小袖.
浮島を水輪の揺らし鴨来る 素秀 1 かかし.
忍者めく飛石歩行松手入れ こすもす 1 満天.
どんぐりの打重なりて径埋む わかば 1 せいじ.
しぐるるやカフェ相席の人と待つ 素秀 1 そうけい.
コスモスの空の縄張り鳶制す 小袖 1 よう子.
秋天の高みを縺れ鳶烏 うつぎ 1 かかし.
秋霖に芭蕉は翼垂れにけり みのる 1 うつぎ.
コンテナに柿いっぱいの選果場 素秀 1 こすもす.
秋深し魚板に応ふ人も無し よう子 1 うつぎ.
鵙猛る赤き口閉づ大天狗 なつき 1 満天.
道すがら靡くなぞえの薄かな わかば 1 愛正.
野仏に誰が供へし柿一つ よし子 1 満天.
コスモスの戦ぎて色の混ざり合ふ うつぎ 1 豊実.
しなやかに揺れてコスモス十万本 よし子 1 そうけい.
熊守る会へ木の実を渡しけり 小袖 1 なつき.
時雨来て外出案じ句集読む 宏虎 1 愛正.
海峡を行き交ふ船に秋惜しむ うつぎ 1 満天.
青虫や水ざぶざぶと菜を洗う わかば 1 そうけい.
秋晴や無住寺の戸の放たれて うつぎ 1 なつき.
毛糸巻く母に手を貸す幼き日 小袖 1 愛正.
家中の窓全開す秋日和 みのる 1 わかば.
木犀の香や邦楽の響く杜 愛正 1 素秀.
秋時雨帰路に咳き込む友の背な そうけい 1 豊実.

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