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5月29日 (投句14名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
終着駅まるごと囲む麦の秋 宏虎 7 愛正.はく子.菜々.こすもす.かかし.満天.むべ.
唐破風の湯屋に藍染め夏暖簾 凡士 5 はく子.たか子.かかし.うつぎ.よう子.
水満ちて蛙鳴き交ふ千枚田 かかし 5 せいじ.素秀.たか子.菜々.むべ.
合掌の苔むす屋根や柿若葉 凡士 4 はく子.満天.うつぎ.むべ.
巫女衣装脱いで祭の子となれり なつき 4 愛正.せいじ.素秀.凡士.
案内役はおはぐろ蜻蛉隠れ沼 むべ 3 なつき.はく子.たか子.
学舎は赤き煉瓦や楠若葉 凡士 3 なつき.こすもす.宏虎.
大麦の藁でストロー園児たち かかし 3 せいじ.菜々.凡士.
香水のほのかや吾子の親離れ なつき 3 せいじ.凡士.むべ.
梅雨の土間子らの落書な咎めそ みのる 3 素秀.菜々.こすもす.
四十雀の鋭声雲間を貫きぬ むべ 2 かかし.うつぎ.
一斉の茶摘みに村のがらんどう うつぎ 2 せいじ.よう子.
揚げ雲雀淀広やかに滔々と はく子 2 わかば.うつぎ.
鳥居越し観音崎の夕焼かな 素秀 2 愛正.なつき.
あぢさゐの青の濃淡清々し はく子 2 宏虎.満天.
子に摘ます爺丹精の露地苺 うつぎ 2 はく子.かかし.
梅雨空へ火屑を散らす溶鉱炉 みのる 2 なつき.こすもす.
おしゃれより大き鍔選る夏帽子 なつき 2 凡士.よう子.
卯波立つ帰港する船大漁旗 宏虎 2 こすもす.満天.
梅雨の蝶翅ぼろぼろで四阿へ みのる 1 むべ.
梅雨晴間大工の槌音良く響く よう子 1 凡士.
神の嶺の水を引きたる代田かな みのる 1 よう子.
思い切り若返りせし更衣 宏虎 1 なつき.
過疎の村墓石に臥する松落葉 愛正 1 素秀.
食細る父の好みし氷菓子 なつき 1 うつぎ.
薔薇満開眺め眺めてウォーキング こすもす 1 宏虎.
数多なる種類の目高村起し かかし 1 宏虎.
繋がらぬ予約電話や梅雨寒し よう子 1 かかし.
夏めくや装ひ軽き磯伝ひ わかば 1 愛正.
溝浚へジョレンが杖の翁一人 愛正 1 よう子.
紫を解きて一面杜若 わかば 1 たか子.
田水張るおのころ島にコウノトリ うつぎ 1 わかば.
明易し波音高き旅の宿 よし子 1 たか子.
園丁の鋏の音や薔薇の昼 よし子 1 わかば.
梅雨空をささふ架橋の主塔かな みのる 1 わかば.
ひでり梅雨観音立像凛として よし子 1 愛正.
野路行けば梅雨の瀬音の聞こえけり こすもす 1 宏虎.
山法師凛と杯あぐ雨の中 はく子 1 素秀.
シャンパンの泡とびだして夏兆す よし子 1 菜々.
神の庭守り神なる樟若葉 宏虎 1 満天.
夏めきて光る断崖石切場 愛正 1 わかば.

5月22日 (投句16名 選句18名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
一盃の寝酒伽羅蕗二三本 みのる 5 素秀.菜々.はく子.こすもす.うつぎ.
烏賊釣火へつほつ壱岐の沖あたり 凡士 4 愛正.なつき.よう子.うつぎ.
内海を隔つ島影夏霞 わかば 4 宏虎.更紗.素秀.こすもす.
潮満ちて蟹のさ走る通し土間 素秀 4 せいじ.愛正.なつき.小袖.
花うつぎ山路の雨に零れたる 素秀 3 なつき.むべ.かかし.
むさぼりし昼寝の後の濃珈琲 うつぎ 3 こすもす.かかし.よう子.
写経せん窓全開に若葉風 かかし 3 宏虎.更紗.満天.
燈台の千畳敷を卯浪立つ 凡士 3 むべ.小袖.かかし.
石像の羽織る衣や歯朶若葉 愛正 3 素秀.わかば.小袖.
万緑の底へ鎌倉古道ゆく なつき 3 せいじ.愛正.凡士.
水口に傾き伸びる余り苗 素秀 3 更紗.せいじ.凡士.
山湖まで喘ぐ岨道余花を訪ふ わかば 3 せいじ.なつき.うつぎ.
みずすまし流されて居て流されず 宏虎 3 せいじ.菜々.はく子.
集団登校茅花流しに吹かれをり こすもす 2 菜々.小袖.
影透けてうすら繭めく袋掛 みのる 2 素秀.凡士.
ネモフィラの花一面に聖五月 更紗 2 満天.わかば.
山々の彩り深む緑雨かな わかば 2 宏虎.はく子.
万緑や巡礼の鈴旧道へ よう子 2 更紗.よし子.
青蔦に蔵の白壁捕らはれて むべ 2 満天.はく子.
キャンパスに学生のこゑ蔦若葉 更紗 2 満天.よし子.
夜すがらのせせらぎに覚め明け易し 宏虎 2 なつき.わかば.
見え隠れ奈落の葉陰滝飛沫 こすもす 2 わかば.かかし.
関取の鬢付け匂ふ街薄暑 凡士 2 小袖.うつぎ.
芥子の花会釈のやうに風に揺れ よし子 2 満天.はく子.
神馬とて獣臭や梅雨兆す うつぎ 2 よし子.よう子.
恋心老にも少し落とし文 はく子 2 かかし.よう子.
豌豆剥く手伝ふ夫と仲直り よう子 2 菜々.むべ.
庭の草引きてコロナ禍遣り過ごす うつぎ 1 よう子.
露地栽培捥ぎし苺に昭和の香 かかし 1 宏虎.
新幹線定刻発車風薫る 宏虎 1 菜々.
踏切に待つ人増ゆる夕薄暑 はく子 1 よし子.
蝶々を弾ませ菖蒲園広し みのる 1 わかば.
甘茶杓仏の肩をこんと打つ なつき 1 凡士.
枝揺らし山鳩顔を桐の花 素秀 1 愛正.
句に詠まることつゆ知らぬ落とし文 はく子 1 こすもす.
新茶汲みし南部鉄瓶長火鉢 はく子 1 こすもす.
雪の下その掌に雨まだら むべ 1 素秀.
アカシアの花こぼれ敷き富豪住む みのる 1 宏虎.
青葉風サコッシュ腰に漕ぎ出づる 更紗 1 うつぎ.
新茶入れ何も言わない母とゐて よし子 1 凡士.
過疎の地のオーナー制度田植笠 かかし 1 よし子.
日の差して川瀬を走る鮎の影 凡士 1 更紗.
藤の花見惚れしつかの雨宿り 更紗 1 愛正.
夏燕山車ゆく空を燥ぎをり 凡士 1 むべ.
鰻屋の元祖と本家惑わせり 宏虎 1 むべ.

5月15日 (投句14名 選句18名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
新緑を水面に揺らす舟下り 素秀 5 なつき.はく子.宏虎.よう子.うつぎ.
母の日の妻にと庭の薔薇を剪る みのる 5 わかば.菜々.更紗.かかし.うつぎ.
母の日やタンスに残る肩揉み券 小袖 5 せいじ.はく子.たか子.よし子.むべ.
花嫁のヴェール揺るるや若葉風 よう子 5 愛正.わかば.はく子.凡士.うつぎ.
夏霞船の汽笛の相呼応 わかば 4 愛正.こすもす.かかし.よう子.
ぼうたんを取り囲みゐる豆画伯 みのる 4 せいじ.なつき.菜々.宏虎.
胸豊かなるトルソーに薔薇の窓 みのる 4 はく子.たか子.宏虎.かかし.
卯波蹴り浚渫船の淀下る はく子 4 素秀.むべ.わかば.よう子.
二刀流まねる球児やこどもの日 かかし 3 わかば.更紗.凡士.
茶摘女の指長きかな農学部 よう子 3 素秀.かかし.凡士.
おもひきり鳴き砂なかせ春逝けり 凡士 3 菜々.よう子.むべ.
家中に赤子の声や夏初め よう子 3 たか子.小袖.こすもす.
夏めくや赤ちゃん言葉抜けにけり よう子 2 せいじ.むべ.
コロナマスク下げて新茶の香を聞けり うつぎ 2 よし子.よう子.
背比べの柱褪せをり子供の日 かかし 2 なつき.凡士.
訪ひし地に花丸印し春惜しむ かかし 2 愛正.こすもす.
黒猫の廊下にへたる夕薄暑 素秀 2 小袖.更紗.
あまどころ揺るる古道の道標 なつき 2 愛正.更紗.
夏近し靴紐新た登山靴 愛正 2 なつき.こすもす.
国旗社旗ならびて掲ぐ鯉幟 凡士 2 宏虎.うつぎ.
干し鰈洗濯鋏みで吊るさるる うつぎ 2 素秀.たか子.
サファイアの雫掬へば蛍烏賊 凡士 2 素秀.たか子.
白き帆に群青の海夏兆す わかば 1 小袖.
酢漿草のひと群に車庫晴れやかや むべ 1 菜々.
子供の日釣り糸垂れて父偲ぶ かかし 1 菜々.
鳥群るる中洲を覆ふ茎立菜 愛正 1 更紗.
鯵釣の人のまばらに埠頭かな 素秀 1 かかし.
クラシックカーすかんぽの土手走りゆく なつき 1 うつぎ.
茶摘とて今日の媼の若やげる うつぎ 1 小袖.
金粉を打ちこぼしたる牡丹かな みのる 1 なつき.
池またぐ木の橋渡る風涼し はく子 1 愛正.
軍港を見下ろす丘に木下闇 むべ 1 凡士.
打ち重なりて明るさの若楓 わかば 1 小袖.
夕日さす荒磯の浜の干鱵 凡士 1 せいじ.
若人の担ふ知覧茶夏岬 小袖 1 せいじ.
十薬の蔓延りはじむ勝手裏 わかば 1 素秀.
虎杖や幼き日々のおままごと こすもす 1 むべ.
白象の鼻すつぽりと長マスク なつき 1 こすもす.
窓枠に猫伸びやかに昼寝かな こすもす 1 宏虎.
草引きの草に元気を貰ひけり うつぎ 1 よし子.
指先に一滴溜めて甘茶仏 なつき 1 よし子.
まぜ押して河口に白き波頭 素秀 1 はく子.
夏霞に溶けてしまいし斜張橋 はく子 1 よし子.
カーネーション買ひて恥じらふ老紳士 小袖 1 わかば.

5月8日 (投句15名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
ゆったりと卒寿噛み締め春惜しむ 宏虎 5 せいじ.はく子.わかば.かかし.うつぎ.
端艇漕ぐ二十四の腕風青し 凡士 4 愛正.せいじ.こすもす.小袖.
あご飛んで海の青さよどこまでも よし子 4 菜々.はく子.こすもす.むべ.
対岸はアメリカといふ夏霞 よし子 3 菜々.はく子.素秀.
連弾の駅前ピアノ春の宵 うつぎ 3 せいじ.わかば.なつき.
大往生してぼうたんの潔し みのる 3 せいじ.小袖.よう子.
渦潮が乱す鳴門の卯浪かな みのる 3 愛正.わかば.よう子.
スマホ族かしづくごとく牡丹撮る みのる 3 菜々.せいじ.うつぎ.
リハビリの歩け歩けと若葉風 かかし 3 はく子.こすもす.よう子.
少年に帽子拾はれ青嵐 むべ 3 はく子.素秀.凡士.
潮の香も足して五月の来たりけり 更紗 3 こすもす.よし子.凡士.
松浜の樹間隠れに卯浪見ゆ みのる 2 素秀.かかし.
桜鯛大漁旗の包み紙 かかし 2 宏虎.なつき.
喜寿祝し記念の植樹柿若葉 かかし 2 わかば.なつき.
郭公の谺聞こえて石切場 素秀 2 むべ.凡士.
棕櫚縄の通ひ徳利や花筵 よう子 2 なつき.小袖.
藤の花自販機置かる茶屋の跡 なつき 2 愛正.こすもす.
実習の農学部員田植笠 かかし 2 素秀.凡士.
藤浪の奥に藤あり野田の郷 よう子 2 宏虎.かかし.
藤揺れて世間話の漏れ聞こゆ なつき 2 素秀.よし子.
新道のできて旧道懸り藤 うつぎ 2 菜々.よう子.
パンジーでダビデの星よ花時計 なつき 1 小袖.
春惜しむバス降りてより浜の路 凡士 1 うつぎ.
夏めくや海風抜ける松林 わかば 1 小袖.
豌豆の花の舞ひをり蝶のごと かかし 1 愛正.
うっとりと口三味線や春の夕 宏虎 1 愛正.
祝日や春闌の花時計 更紗 1 うつぎ.
春惜しむ諸鳥(もろどり)挙る里の山 愛正 1 宏虎.
雨二日晴れて若葉の輝けり はく子 1 よし子.
谿若葉吊り橋ゆっくり渡り切る はく子 1 宏虎.
近道と菜花畑を転校生 素秀 1 宏虎.
観光船を鷭一列に横切れり なつき 1 うつぎ.
若葉風ジャングルジムの天辺に はく子 1 むべ.
若葉風村を散歩の神馬かな よう子 1 菜々.
靴底の沈む感触藤見上ぐ こすもす 1 よし子.
夕潮の差しくる運河燕みち 凡士 1 かかし.
県境を跨ぐ鉄塔おぼろ影 素秀 1 なつき.
スマホ一つ持つて立夏を闊歩せし 更紗 1 よう子.
渓流の生み出す水鞠夏近し 愛正 1 凡士.
夫の忌を思ひ五月は過ぎやすく よし子 1 かかし.
春雷に稜線光り音も無く 素秀 1 よし子.
コロナ禍も心明るく柿若葉 うつぎ 1 わかば.

5月1日 (投句14名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
菜園の支柱に小さき鯉幟 うつぎ 6 愛正.せいじ.素秀.なつき.こすもす.よし子.
白きもの白く洗ひて夏兆す 更紗 5 せいじ.むべ.なつき.はく子.うつぎ.
山門の桜蘂降る鐘一打 かかし 5 愛正.宏虎.むべ.なつき.よし子.
免許返納車庫は庵に燕来る よう子 4 なつき.菜々.こすもす.かかし.
青白く真夜の浜染む蛍烏賊 凡士 4 宏虎.素秀.はく子.こすもす.
鐘霞む村を遥かに峠道 愛正 3 素秀.わかば.むべ.
大股に足踏んまへて芹を摘む みのる 3 せいじ.菜々.更紗.
春灯下火花の走る造船所 素秀 3 はく子.こすもす.うつぎ.
のどけしや里曲のコイン精米機 よう子 3 せいじ.はく子.凡士.
松籟や百万石の春時雨 宏虎 2 愛正.こすもす.
御神馬のやんちゃ盛りや春の泥 うつぎ 2 せいじ.よう子.
尺取り虫手に遊ばせる幼かな こすもす 2 むべ.凡士.
蒼天に弊ふるごとし懸り藤 みのる 2 かかし.凡士.
田水張る安堵の笑顔溢れをり かかし 2 宏虎.わかば.
竹生島波暗くして朧月 宏虎 2 なつき.凡士.
菜の花や昭和の色の暮れむとす 宏虎 2 よし子.かかし.
底まろき土師器のひびや暮の春 むべ 2 素秀.はく子.
機嫌よく回る水車や芹を摘む みのる 2 愛正.菜々.
溪渡す吊り橋覆ふ新樹かな わかば 2 宏虎.更紗.
葦の芽の尺ほど伸びて揺らぎをり はく子 2 更紗.凡士.
菜の花や無念の知覧夢断たれ 宏虎 1 よし子.
未だ見えぬ眼をきょろきょろと稚日永 はく子 1 うつぎ.
浮雲に翳のありけり残花かな 凡士 1 宏虎.
孔雀どちそれぞれ選ぶ新樹蔭 わかば 1 うつぎ.
田水張る農家総出の大安日 かかし 1 更紗.
行厨や吾妹の髪に藤の屑 みのる 1 菜々.
藤揺れて飛蚊の止まぬ目玉なり なつき 1 うつぎ.
絵硝子の春日に染めて教会堂 凡士 1 わかば.
ストローを直角にさし春暑し 更紗 1 よう子.
葉桜を今天蓋に右城の碑 素秀 1 よし子.
藪椿落ち地の彩に還りゆく 凡士 1 よう子.
煌めきて水路迸る田水張り よう子 1 かかし.
稚児百合の俯く小径過疎の村 愛正 1 わかば.
里山の森はさながら若葉山 こすもす 1 わかば.
弥生空鳥声抜くる丘陵地 愛正 1 素秀.
水口の春の行方の流れかな 素秀 1 よう子.
柔らかき光放つや柿若葉 こすもす 1 更紗.
今朝の夏米寿の父の髭手入れ なつき 1 むべ.
藤二幹がんじ絡みに棚づくり みのる 1 菜々.
筍のどんどこどんとやって来し うつぎ 1 よう子.
黒光る墓石に映える八重桜 素秀 1 愛正.
母と来し日は遠し杜若 なつき 1 かかし.

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