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6月26日 (投句13名 選句14名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
岩牡蠣の海を吸ふたり能登の夏 凡士 5 愛正.素秀.こすもす.かかし.よう子.
十羽の鵜手繰る鵜匠の手縄かな 凡士 4 満天.なつき.宏虎.かかし.
北嶺を望む書院の窓涼し せいじ 4 わかば.更紗.むべ.凡士.
著莪の花貴船につづく峠道 よし子 4 なつき.はく子.わかば.凡士.
転がりて値札剥がれる真桑瓜 よう子 4 せいじ.素秀.むべ.凡士.
梅雨籠り碁石を磨き出番待つ よう子 3 愛正.満天.更紗.
父の日に贈りし時計竜頭巻く かかし 3 せいじ.なつき.はく子.
乙訓の水に育ちし白牡丹 よし子 3 せいじ.宏虎.むべ.
著莪白く咲いて谷の戸雨催 よし子 3 愛正.素秀.わかば.
鴉めくコロナのマスク街薄暑 せいじ 3 満天.更紗.こすもす.
青蔦や絡む空き家の幾久し わかば 3 愛正.なつき.宏虎.
蟻塚を瓶で体験園児たち かかし 2 わかば.凡士.
ビル街に緑陰をなす稲荷かな 凡士 2 宏虎.更紗.
木戸一歩くぐり廟所の涼しかり なつき 2 せいじ.凡士.
観覧車より初夏の明石の門 凡士 2 はく子.更紗.
外湯まで坂の途中の青時雨 素秀 2 はく子.むべ.
潮の香を乗せて浜辺の風涼し わかば 2 はく子.よう子.
龍馬立つ眼差しの先青葉潮 凡士 2 満天.なつき.
あの話ちっよと気になる梅雨最中 よし子 1 よう子.
日の陰り嬉し炎暑の遊歩道 せいじ 1 宏虎.
明け初むる入り江行き交ふ藻刈り舟 愛正 1 かかし.
緑蔭に鳶の声聞く河原かな せいじ 1 わかば.
青田道老人ホームに突き当たる はく子 1 よう子.
すれ違ふ日傘一礼してゆきぬ 素秀 1 せいじ.
木苺の後へ一歩の棘刺さる よう子 1 素秀.
解体の昭和の建物街薄暑 はく子 1 こすもす.
有り無しの風に風船葛揺る よう子 1 満天.
尼寺の石垣仄か苔の花 素秀 1 愛正.
鉄条の網潜り立つ今年竹 愛正 1 こすもす.
蛇の衣こんなところに脱ぎっぱなし よし子 1 こすもす.
純白のあぢさゐ揺るる孝子廟 なつき 1 素秀.
向日葵を活けて天井低く見え むべ 1 よう子.
幼子と日焼け競ひし古希の夫 なつき 1 むべ.
汝も我も一人同志よかたつむり はく子 1 かかし.
農民の指折り数え梅雨を待つ 宏虎 1 かかし.

6月19日 (投句14名 選句17名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
図書室の書架を盾とす昼寝かな みのる 5 せいじ.はく子.愛正.小袖.むべ.
河骨の鈴ふりやまぬ流れかな みのる 5 わかば.たか子.素秀.うつぎ.よう子.
簾吊る一人暮らしの二階にも よう子 4 せいじ.かかし.小袖.うつぎ.
釣り終へて水平線の大夕焼 かかし 4 満天.はく子.こすもす.うつぎ.
農家カフェ吊す玉葱一品に かかし 4 わかば.むべ.うつぎ.凡士.
黒潮の沖の明りや枇杷熟るる よう子 3 たか子.素秀.よし子.
十薬の錆びたる小路雑貨売る なつき 3 小袖.むべ.よう子.
緑陰に従軍の碑と力石 凡士 3 たか子.なつき.よし子.
塗畦にひたひた迫る代田水 せいじ 3 わかば.愛正.こすもす.
藍浴衣少し装ふ二人卓 かかし 3 宏虎.素秀.こすもす.
寝釈迦なる阿蘇の五岳や半夏生 凡士 3 なつき.こすもす.よう子.
乗り換へて水面の雲あめんぼう 宏虎 3 満天.愛正.なつき.
一面に風遊ばせて芥子の丘 はく子 3 わかば.たか子.よう子.
銀輪の遅速を統ぶる大南風 せいじ 2 小袖.凡士.
山梔子の夜に浮き立つ香りかな わかば 2 宏虎.むべ.
厨中透けて水音夏暖簾 わかば 2 宏虎.こすもす.
リハビリの白衣の窓や影涼し よう子 2 かかし.凡士.
麦秋や天地あまねくゴホの色 凡士 2 満天.はく子.
焦げくさき土の匂ひや夕立ぬ 素秀 2 愛正.なつき.
への字口歪めて蟇の息吐ける 素秀 2 宏虎.愛正.
初なりの庭のきゅうりは酢の物に 菜々 2 かかし.凡士.
蝸牛気楽晩年マイペース 宏虎 2 はく子.かかし.
止まり木や無頼を真似て桜桃忌 凡士 2 かかし.小袖.
紫陽花や墓石も混じる野面積み 凡士 2 せいじ.素秀.
花栗と判る車窓や能勢街道 よう子 1 せいじ.
湯上りの団扇を二柄重ねけり せいじ 1 なつき.
身を捩り登る小道や花いばら 愛正 1 凡士.
白百合の背きたるまま壺に入るる はく子 1 満天.
こんなにも着られなくなり更衣 わかば 1 よし子.
手を打てば目高集ひて餌ねだる かかし 1 宏虎.
かたばみの花飛び石を繋ぐやに 素秀 1 わかば.
山梔子の白に重ねて人悼む わかば 1 むべ.
石段に鳥こぼす種遍路寺 なつき 1 たか子.
開墾の植樹を縫ひて梅雨の蝶 なつき 1 せいじ.
水族館涼しイルカの芸達者 こすもす 1 はく子.
山みどり日々盛り上がり盛り上がり 菜々 1 よし子.
白磁器の釜出し花瓶濃紫陽花 かかし 1 満天.
インタビュー満面の汗ぬぐはざる みのる 1 うつぎ.
おちこちに禁色の毬あぢさゐ寺 むべ 1 よし子.
淡竹の子が腰を打ちたり古墳道 なつき 1 素秀.
小児科や玩具握りしまま昼寝 みのる 1 よう子.

6月12日 (投句14名 選句17名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
借景は白鷺城や薪能 凡士 6 はく子.満天.こすもす.菜々.たか子.わかば.
百丈の巖うち仰ぐ瀞涼し みのる 6 宏虎.せいじ.はく子.菜々.小袖.かかし.
須磨の松まむきそむきや陰涼し みのる 5 素秀.更紗.わかば.かかし.凡士.
掬ぶ掌に雲の千切れる泉かな みのる 4 愛正.せいじ.はく子.よう子.
黒南風や浜に漁網の山二つ こすもす 4 宏虎.素秀.菜々.むべ.
あの猫のふと来なくなり梅雨の入り よし子 3 更紗.菜々.よう子.
夕焼空頭を垂れて鍬仕舞 かかし 3 愛正.更紗.わかば.
月山を望みて摘めるさくらんぼ わかば 3 愛正.はく子.なつき.
煮こぼれる麦茶の薬缶傷だらけ よう子 3 素秀.更紗.凡士.
杣が家の祈りに似たり夕河鹿 素秀 3 たか子.かかし.むべ.
少年ら薄き身体にアロハシャツ なつき 3 小袖.かかし.よう子.
地軸貫かむと落つる大瀑布 みのる 3 宏虎.せいじ.よう子.
豆御飯夫婦で交す塩加減 かかし 2 なつき.むべ.
東北の旅の寄り道さくらんぼ わかば 2 宏虎.小袖.
流木のオブジェに添ひし鉄線花 かかし 2 愛正.こすもす.
筋塀を一層白く七変化 むべ 2 はく子.満天.
賑やかに塒の雀街薄暑 はく子 2 小袖.凡士.
青葉闇碇錆びたる鎮魂碑 なつき 2 宏虎.わかば.
軒深く並ぶ庭下駄梅雨に入る よう子 2 たか子.なつき.
円相の茶掛に凛と夏座敷 凡士 2 満天.わかば.
山門まであぢさゐの海泳ぎきり むべ 2 素秀.よう子.
梅雨晴間スケッチブックに青を足す 更紗 2 こすもす.むべ.
畝までも紫がかる茄子畑 せいじ 2 こすもす.たか子.
青梅の標本めきて硝子瓶 むべ 1 こすもす.
沓脱に裸足足形残す吾子 素秀 1 なつき.
月山の遥かに遠しさくらんぼ わかば 1 せいじ.
巻葉とけ木道狭むる芭蕉かな 愛正 1 凡士.
真清水や郡上に湧ける宗祇水 凡士 1 小袖.
かたばみの花を尻目に草茂る せいじ 1 かかし.
茶どころの抹茶アイスの緑濃く はく子 1 凡士.
鮎くれし友不揃いを詫びにけり よう子 1 せいじ.
宇治なれやお昼は茶そば若葉風 はく子 1 満天.
ポストへと歩けば香る花蜜柑 こすもす 1 更紗.
はつ夏やマニキュア重ね塗りをして 更紗 1 なつき.
カラフルなシューズに抜かる初夏の風 愛正 1 満天.
唐突に数式解けし梅雨籠り むべ 1 たか子.
余苗風に靡きて出番待つ かかし 1 素秀.
力石ちから秘めたる旱梅雨 よし子 1 菜々.
週一の卓球教室夏つばめ こすもす 1 愛正.
彼彼女顔重ねをる泉かな みのる 1 むべ.

6月5日 (投句12名 選句17名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
吊り橋の谿は濁流梅雨深し 凡士 5 はく子.わかば.せいじ.更紗.こすもす.
飲み干して水筒を振る夏帽子 よう子 5 愛正.素秀.更紗.かかし.うつぎ.
梅雨晴れ間巫女の緋袴小走りに なつき 4 愛正.宏虎.菜々.よう子.
ナイターに拳上げもすテレビ席 うつぎ 4 宏虎.はく子.なつき.かかし.
背の順に並ぶ通学麦の風 愛正 4 せいじ.更紗.うつぎ.むべ.
緑陰に椅子持ち出してジャズフェスタ 凡士 4 わかば.せいじ.菜々.うつぎ.
梅雨曇もやしの髯根とる無心 むべ 4 更紗.こすもす.なつき.凡士.
五月雨にひよの鋭声の差しかたむ むべ 3 素秀.なつき.うつぎ.
白無垢の沙羅の落花をたなごころ みのる 3 はく子.なつき.よし子.
日々届くややの写真や聖五月 はく子 3 宏虎.満天.よう子.
ちょん髷がサングラスして山手線 凡士 3 こすもす.菜々.よし子.
白き腹二転三転濁り鮒 みのる 2 愛正.むべ.
小判草千両風に吹かれをり はく子 2 よし子.よう子.
鉄橋の陰の涼しき河川敷 素秀 2 せいじ.更紗.
不器用も夫婦の会話そら豆剥く かかし 2 凡士.むべ.
椋鳥の巣を狙ふ鴉の羽繕ひ なつき 2 宏虎.凡士.
立葵何時もの庭に背を競ふ 宏虎 2 満天.よし子.
能勢路の竈で炊きし豆御飯 かかし 2 素秀.満天.
降りしきる松葉に埋もる力石 凡士 2 はく子.せいじ.
卯浪蹴りトカラの海を巡視船 凡士 2 わかば.なつき.
花楝空の青さをぼかしけり うつぎ 2 こすもす.満天.
雨蛙散歩の園児列乱す かかし 2 わかば.こすもす.
麻雀の師は句敵や梅雨籠 うつぎ 2 よう子.むべ.
夕さりて茅花流しのしろしろと はく子 2 菜々.凡士.
荷を下ろす背を撫でゆく新樹風 なつき 2 愛正.むべ.
豌豆剥く元気は床に弾みをり うつぎ 2 素秀.かかし.
袋掛なぞへに休む若夫婦 素秀 1 かかし.
サイレンのこの頃多き五月闇 むべ 1 凡士.
髪型も服もお揃ひ更衣 なつき 1 かかし.
天空の野鳥捉える代田かな 愛正 1 満天.
流木の堰を中洲に出水かな 素秀 1 はく子.
レース編む横顔夫を偲びけり むべ 1 宏虎.
図書館へ迂回の径や月見草 こすもす 1 よう子.
豆飯は妻の好物つきあひぬ みのる 1 菜々.
早苗田や里輪の静寂映しをり よう子 1 素秀.
鍬休め聞き做す夫婦ほととぎす かかし 1 うつぎ.
梅雨寒し電池切れたるスマホかな よう子 1 よし子.
一叢のピンクは薔薇や磨り硝子 むべ 1 愛正.
潜水橋足先届く夏の川 素秀 1 わかば.

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