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4月24日 (投句17名 選句18名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
古里は言葉かざらず葱坊主 うつぎ 9 愛正.宏虎.せいじ.なつき.たか子.小袖.満天.わかば.かかし.
遠足の列一笛に解かれけり みのる 6 宏虎.素秀.せいじ.たか子.小袖.更紗.
白樺の芽吹きの中の足湯かな はく子 5 なつき.こすもす.満天.更紗.わかば.
春愁の回転椅子の軋みかな うつぎ 4 たか子.小袖.更紗.よう子.
菜の花や風車の丘を埋めつくし みのる 3 小袖.満天.更紗.
同行二人一歩一歩に囀れり よし子 3 はく子.こすもす.うつぎ.
タンカーの航跡白し風光る わかば 3 なつき.むべ.かかし.
抽斗の奥の口紅春灯し よう子 3 むべ.更紗.凡士.
旅に来て雨の御室は葉桜に 凡士 2 小袖.ぽんこ.
桜蘂降るテントをたたむ露天商 愛正 2 はく子.かかし.
耕運機行き交ふ里や山笑ふ かかし 2 愛正.せいじ.
蝶々に譲られし木のベンチかな むべ 2 愛正.たか子.
安堵さは菫程なり杖散歩 隆松 2 素秀.凡士.
忘れ潮陽を照返す力あり 愛正 2 素秀.わかば.
ものうげな日永のラジオ株報づ 凡士 2 うつぎ.よう子.
青麦や天に溶け込む禾の色 隆松 2 素秀.よう子.
いっせいに堰を跳ねたる上り鮎 素秀 2 ぽんこ.むべ.
釣り糸の埠頭に揺れぬ日永かな 素秀 2 ぽんこ.むべ.
山つつじ水面を染めてダム湖畔 素秀 2 宏虎.満天.
麗かや向きの変わらぬ風見鶏 わかば 2 たか子.むべ.
捨てられぬ昭和レトロの椅子温し よう子 2 かかし.うつぎ.
行きずりに一握り摘む岸の芹 よう子 2 素秀.わかば.
清水の舞台奈落へ落花舞ふ 和子 2 はく子.こすもす.
余花にあふ妙見参りの終着駅 和子 2 はく子.満天.
慎ましく咲かねばならぬ濃山吹 よし子 1 宏虎.
のどけしや餌を食む象の皺多し 宏虎 1 せいじ.
見下ろせば桜描く人見上げをり 和子 1 こすもす.
はらはらと時にきらりと竹の秋 和子 1 凡士.
古人みな詠ひ尽くしたさくらかな よし子 1 よう子.
大輪の薔薇太陽の色放つ なつき 1 うつぎ.
スニーカー泥にまみれし遍路道 宏虎 1 凡士.
谷筋に競はぬ一本桜かな むべ 1 うつぎ.
余花の雨業平像の細き筆 なつき 1 ぽんこ.
籠り居の無聊の日々や葱坊主 凡士 1 なつき.
濃き珈琲所望の僧や菜種梅雨 うつぎ 1 よう子.
のどけしや恋の季節の自然界 宏虎 1 わかば.
田植歌のハミング洩るる耕運機 かかし 1 なつき.
筍の踊る大鍋糠の泡 よう子 1 こすもす.
はえ映えと際だつ真白大手毬 小袖 1 愛正.
潮溜まり群れて啄ばむ野鳥かな 愛正 1 凡士.
桜蘂降る茶屋ひとり団子食ぶ なつき 1 かかし.
相輪を越えし若葉の御神木 和子 1 ぽんこ.
花吹雪風の岬の沖を舞ふ 凡士 1 せいじ.
草に寝て雲の行方や春の空 わかば 1 宏虎.
緑立つ根上がり松の湾一望 素秀 1 愛正.

4月17日 (投句15名 選句21名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
蒲公英の桟敷に野球応援す みのる 8 はく子.愛正.なつき.たか子.小袖.かかし.うつぎ.よし子.
つばくらや淡路瓦のいぶし銀 うつぎ 7 隆松.はく子.ぽんこ.愛正.かかし.わかば.和子.
吾が面ふいに翳りて昼の蝶 むべ 5 せいじ.隆松.たか子.わかば.凡士.
下山せし夫の土産や落し角 むべ 4 なつき.菜々.うつぎ.和子.
引潮の浜に吸ひつく屑若布 なつき 4 むべ.こすもす.うつぎ.よう子.
校門の守衛に桜蘂降りぬ むべ 3 せいじ.こすもす.和子.
公園の桜見せんと療法士 うつぎ 3 隆松.菜々.和子.
テディベアリュックにのぞく花見の子 なつき 3 素秀.たか子.よう子.
列乱す園児帽子に花の屑 かかし 3 小袖.わかば.うつぎ.
沈丁香の誘ふ古刹や瞑想路 愛正 3 素秀.隆松.満天.
フェリーいま転舵してより水脈うらら みのる 3 素秀.かかし.よう子.
篝火に浮き立つ宵や薪能 凡士 3 宏虎.満天.わかば.
甲冑の武士の面差し春の闇 うつぎ 3 ぽんこ.愛正.むべ.
リハビリの追いつ抜かれつ花筏 かかし 3 なつき.たか子.こすもす.
山桜雨の疏水の音高く わかば 2 ぽんこ.よし子.
野辺をゆく人に近しと菫草 隆松 2 素秀.むべ.
被爆樟二世の若葉艶めけり なつき 2 小袖.凡士.
花びらに紛れて蝶の乱舞かな うつぎ 2 こすもす.わかば.
蔦の芽の朱くいだけり巨石群 素秀 2 ぽんこ.むべ.
城下町ふんわり包み山笑う こすもす 2 菜々.凡士.
海鮮の生簀ゆうゆう桜鯛 素秀 2 宏虎.よし子.
卓袱台に親子八人春の夢 かかし 2 宏虎.はく子.
かげろへる大吊橋のダンプカー 素秀 2 せいじ.ぽんこ.
鎭もりて苔むす苑や花の雨 わかば 2 愛正.満天.
連翹や蕪村逗留したる寺 凡士 2 なつき.よし子.
コロナ禍の止む兆し無く鳥雲に はく子 2 せいじ.うつぎ.
のつたりと渚に果つる春の濤 凡士 2 菜々.むべ.
花万朶漫ろ歩きの小径かな わかば 1 小袖.
かよひ路の小さき石橋亀のなく よし子 1 はく子.
川の瀬に鷺ぽつねんと陽炎へる 凡士 1 素秀.
連翹の咲く屋敷跡城下町 よし子 1 愛正.
花冷えや目玉見開く踏まれ邪気 素秀 1 はく子.
母が吹き子が追ひかけるシヤボン玉 小袖 1 隆松.
渡良瀬川糸遊結ぶ三国境 愛正 1 凡士.
花万朶纏うは淡き日の光 わかば 1 なつき.
大池に三つ巴なる鳥の恋 せいじ 1 凡士.
白玉椿これぞ清楚と言はずして はく子 1 たか子.
さはに生る親指ほどの実梅かな せいじ 1 かかし.
ワイパーの掻き跡に砂つちふるる 隆松 1 小袖.
松の芯駝鳥の伸びし首のごと せいじ 1 こすもす.
水温む木道ぬかる尾瀬ヶ原 愛正 1 和子.
雪柳白の零るる程に揺れ よし子 1 よう子.
花屑を句帳に挟む老夫婦 かかし 1 満天.
招き猫七色並びうららけし なつき 1 かかし.
八重椿己の重さに枝垂るるや はく子 1 宏虎.
高牧のサイロの上の春の雲 みのる 1 せいじ.
歩を止めて乙女の見入るスイートピー せいじ 1 よう子.
落椿拾へば零る昨夜の雨 うつぎ 1 菜々.
いつの間にベンチの荷物の落花かな こすもす 1 よし子.
鳥雲に今もどこかで戦あり はく子 1 宏虎.
公園の池広々と残る鴨 はく子 1 満天.

4月10日 (投句17名 選句18名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
靴跡も轍も消して田水張る なつき 7 せいじ.よう子.こすもす.隆松.むべ.たか子.凡士.
名も年も忘るる人や花筏 むべ 4 はく子.よう子.よし子.たか子.
花の雲本丸三百六十度 みのる 4 はく子.わかば.なつき.うつぎ.
杣小屋の板戸を塞ぐ蔦芽かな 素秀 4 愛正.かかし.むべ.凡士.
聖書カバー娘らに縫ふ春灯下 むべ 3 せいじ.なつき.小袖.
花屑を巻上げて行くツーリング よう子 3 菜々.よし子.うつぎ.
葉ごと食ぶ祖母の流儀や桜餅 むべ 3 宏虎.菜々.隆松.
花影を縮緬に織りさざ波す みのる 3 せいじ.宏虎.わかば.
長堤を覆ひ隠して花の雲 せいじ 3 むべ.かかし.うつぎ.
シャンソンの別れの歌や花ミモザ よし子 2 よう子.うつぎ.
黙々と漁網の修理春怒涛 こすもす 2 愛正.凡士.
ぐぜり鳴く鶯若し薄曇り むべ 2 愛正.たか子.
我が町の万朶のさくらに酔いけらし はく子 2 よし子.凡士.
遊具へと一直線に青き踏む なつき 2 わかば.よう子.
潮吹の岬に咲ける浜大根 素秀 2 小袖.凡士.
花の影蜃気楼めく鏡池 みのる 2 わかば.かかし.
芝桜ゲートロードを縁どりぬ みのる 2 わかば.菜々.
鶯の谺返して磨崖仏 うつぎ 2 素秀.こすもす.
春陰や土偶の四股のどこか欠け 凡士 2 素秀.小袖.
遅桜源氏祖廟へ続く道 小袖 2 なつき.菜々.
願掛けのかわらけ投ず花の谷 小袖 2 愛正.こすもす.
春闌けし蕊ふり積もる峠道 素秀 2 むべ.たか子.
ヘルメット脱ぐ長髪や花の風 よし子 2 せいじ.隆松.
夕遍路岬間近に急ぎ足 素秀 2 せいじ.小袖.
階段の最後はジャンプチューリップ よう子 2 はく子.たか子.
能勢路きて空美しや山笑ふ よし子 2 宏虎.小袖.
鳥を追ふ双眼鏡に花吹雪 かかし 2 はく子.なつき.
遍路笠あげて少女の顔となり 素秀 1 なつき.
山間の桜明かりの車窓かな わかば 1 宏虎.
春灯し忿怒やわらぐ不動尊 菜々 1 よう子.
靄りたる空に気怠き春の午後 凡士 1 素秀.
養花天伏し目にをはすマリア像 はく子 1 よし子.
満開の桜にポッポ電車過ぐ 小袖 1 菜々.
春眠を猫のパンチが連発す かかし 1 隆松.
池半分占めて揺らめく花筏 こすもす 1 よし子.
橋立に股のぞきせり竜天に 凡士 1 素秀.
日暮まで解けぬ問題万愚節 よし子 1 かかし.
仏壇の太陽のごと土佐文旦 うつぎ 1 こすもす.
朱の橋の袂に分かつ花の道 小袖 1 愛正.
上弦の月朧なり天守閣 よし子 1 素秀.
リハビリの予定を超へし花街道 かかし 1 うつぎ.
植えそびれ馬鈴薯の芽の林めく うつぎ 1 こすもす.
裸足ゆくアビイロードの陽炎へる 凡士 1 隆松.
彩窓の十字架透かす春日影 むべ 1 はく子.
馬の背に綿雲浮かべ春の空 わかば 1 むべ.
後ろ髪引かれて見遣る花の雲 せいじ 1 かかし.
波の白際立つ青さ春の海 こすもす 1 宏虎.

4月3日 (投句15名 選句18名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
昼網や一番競りは桜鯛 うつぎ 6 菜々.はく子.宏虎.小袖.よし子.こすもす.
蝶もつれ一の谷へと落ちにけり みのる 6 菜々.愛正.せいじ.むべ.かかし.凡士.
雪洞のやうな日輪霾れり 凡士 5 たか子.はく子.なつき.小袖.うつぎ.
卒寿てふ杖をうっちゃり春耕す かかし 5 たか子.はく子.むべ.うつぎ.よう子.
飛び石の一つぐらつき野芹摘 なつき 4 たか子.よし子.うつぎ.よう子.
京駈くる俥夫の背(そびら)に花の雨 凡士 4 素秀.愛正.満天.かかし.
教室に追試の二人春休み 素秀 3 菜々.むべ.かかし.
花満ちて格のいや増す南禅寺 たか子 3 菜々.わかば.こすもす.
虎吼えて遠足列の乱れたる 素秀 3 なつき.よし子.凡士.
鰐口を空打ちしをる春疾風 うつぎ 3 たか子.愛正.よう子.
舟溜まり結ぶレールに花の屑 たか子 2 こすもす.かかし.
洗へども洗へど墓に花ふぶき 凡士 2 菜々.小袖.
無地の傘いつの間にやら花模様 こすもす 2 はく子.なつき.
つちふるや目利きの友と陶器市 なつき 2 むべ.宏虎.
海光に五分の渡船長閑なり 小袖 2 はく子.うつぎ.
粗削り木喰仏ののどけしや かかし 2 愛正.わかば.
門に辞す道は朧となりにけり みのる 2 わかば.むべ.
桜並木の天蓋なせるインクライン こすもす 2 宏虎.満天.
赤ん坊授かる如く種袋 かかし 2 たか子.わかば.
海沿ひの私鉄沿線花万朶 せいじ 2 なつき.小袖.
門川に筏となりて雪柳 はく子 2 せいじ.凡士.
久に訪ふ京の旅情や花の雨 たか子 2 宏虎.こすもす.
蜃気楼浮き沈みせん淡路島 かかし 2 満天.よし子.
ゴンドラの人が手を降り山笑ふ みのる 1 なつき.
燈明の闇に浮かびて修二会かな わかば 1 満天.
国生みの島削られて身にぞ入む みのる 1 凡士.
抽んでし京都タワーや春霞 せいじ 1 満天.
蘖の我一番と背くらべ うつぎ 1 よう子.
峡の田の蝶戯れる耕運機 よう子 1 素秀.
風一陣草むら起ちて雉の声 愛正 1 素秀.
杉山の峪を埋めて山桜 うつぎ 1 せいじ.
自転車のカバー新し菜種梅雨 よう子 1 愛正.
引潮に現るる断層磯遊 なつき 1 わかば.
怒涛ともなだれ吹雪きてゆきやなぎ はく子 1 よう子.
ナナハンの縦列駐車して花見 うつぎ 1 せいじ.
散歩道また新しき落椿 愛正 1 よし子.
声高に猫を探すや朧月 小袖 1 素秀.
高瀬川堤を統ぶる花菜かな せいじ 1 小袖.
満水の疎水にキッス柳の芽 せいじ 1 宏虎.
枝垂梅石の臥牛にふれんとす みのる 1 凡士.
草に寝ね夢膨らます春の空 わかば 1 うつぎ.
山並みや見下ろす谷の江戸彼岸 よう子 1 素秀.
岬端船で巡りて島桜 素秀 1 かかし.
切り込みし風の横波青柳 愛正 1 こすもす.
麗かやゆるりと浮かぶ飛行船 わかば 1 せいじ.

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