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8月28日 (投句11名 選句15名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
長雨を軒に待ちゐる帰燕かな 素秀 7 愛正.せいじ.はく子.わかば.こすもす.かかし.よう子.
真白なる写経紙に墨涼新た かかし 5 愛正.はく子.満天.なつき.こすもす.
新涼の足跡深き渚かな 凡士 4 素秀.更紗.たか子.むべ.
園長も園児の目線稲の花 かかし 4 はく子.素秀.更紗.こすもす.
ふと風の立ちて黙祷終戦日 なつき 4 宏虎.こすもす.たか子.むべ.
稲光夜の叢雲あぶりだし むべ 4 愛正.はく子.素秀.よう子.
幼子の静かな寝息夕月夜 よし子 3 宏虎.よう子.凡士.
引き波の足元すくふ土用波 愛正 3 宏虎.更紗.わかば.
だしぬけの夕蜩や厨窓 よう子 3 せいじ.はく子.こすもす.
海峡の色を深めて秋めきぬ わかば 2 素秀.よう子.
編笠の踊るうなじや阿波踊 よう子 2 愛正.かかし.
ひとつだけ光る星あり秋涼し はく子 2 素秀.なつき.
職人の来ぬ日の続く秋雨かな よう子 2 愛正.更紗.
橋あれば渡ってみたい天の川 よし子 2 よう子.凡士.
絶叫のホラー映画や残暑の夜 素秀 2 宏虎.なつき.
野仏の台座の合間岩煙草 愛正 2 わかば.なつき.
兄妹の皆老いけらし生身魂 はく子 2 満天.なつき.
頬杖で腰に雀の捨案山子 素秀 1 むべ.
まだそんなでは無いと生身魂 はく子 1 かかし.
菅笠のあの娘は二十歳風の盆 よし子 1 宏虎.
禁煙者用のベンチに止まる赤トンボ こすもす 1 かかし.
河原を埋め尽くしたる荻の叢 わかば 1 満天.
辻地蔵拝みて傾ぐ秋日傘 素秀 1 たか子.
千枚田初穂に頬の老夫婦 かかし 1 わかば.
秋霖の止む気配なき重たき夜 わかば 1 かかし.
亡き姉の絹のドレスや鳳仙花 よし子 1 凡士.
湯冷ましや薬減りたる秋の宵 むべ 1 更紗.
山削る重機のアーム鱗雲 かかし 1 たか子.
娘見し夢の話や秋の雷 むべ 1 凡士.
酔芙蓉ほんのり午下を酔ひ初むる はく子 1 凡士.
懐メロのハーモニカ演奏秋団扇 こすもす 1 満天.
トルソーに影法師あり晩夏光 凡士 1 せいじ.
燈台の二百十日の灯を廻す 凡士 1 むべ.
秋薔薇のつぼみ小さく息吐けり なつき 1 せいじ.
早二年帰省出来ぬや盆の雨 なつき 1 むべ.
小流れに小さく点る病蛍 素秀 1 せいじ.
島陰を昏く沈めて秋夕焼 凡士 1 たか子.
岩清水桶で浮沈の夏野菜 愛正 1 わかば.
実の生らぬゴーヤカーテン午後のティー よう子 1 満天.

8月21日 (投句12名 選句16名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
潮騒や水平線の夕月夜 かかし 6 宏虎.はく子.わかば.こすもす.よし子.素秀.
後ろ手に閉づる残暑も喧噪も 凡士 5 わかば.むべ.よし子.素秀.よう子.
高原の寝惜しむ宿や星月夜 わかば 5 はく子.せいじ.満天.こすもす.なつき.
風爽かスイッチバックの谷の駅 素秀 4 愛正.はく子.せいじ.むべ.
急患のなきひと時や法師蝉 むべ 4 愛正.せいじ.たか子.なつき.
電線の混み合ふ空を盆の月 凡士 3 たか子.なつき.よう子.
新涼やフローリングの足裏より はく子 3 菜々.たか子.むべ.
茄子の馬部屋に残して入院す なつき 3 かかし.凡士.よう子.
銀座にも水禍の地にも盆の月 凡士 3 はく子.素秀.よう子.
卒寿てふ杖とリュックで秋耕へ かかし 3 宏虎.わかば.凡士.
お魚も玉子もとれとれ避暑の宿 こすもす 2 菜々.はく子.
落梨は無料と無人販売所 素秀 2 なつき.凡士.
立山の連なる雄姿星月夜 わかば 2 宏虎.菜々.
星明かり奇岩浮き立つ妙義山 愛正 2 わかば.たか子.
整髪の鏡の奥に涼新た かかし 2 なつき.よう子.
入院は別れのごとし盆の雨 なつき 2 こすもす.かかし.
リモコンと孫の手持ちて父昼寝 なつき 2 せいじ.こすもす.
鰯雲公衆電話また撤去 かかし 2 満天.よし子.
法師蝉平均寿命過ぎにけり 宏虎 2 かかし.凡士.
ただいまの声甲高き帰省の子 せいじ 2 満天.凡士.
鍬終へし夫婦の背ナに夕月夜 かかし 2 愛正.たか子.
太陽の塔うしろにも顔秋暑し 凡士 2 満天.素秀.
コロナ禍の真っただ中の終戦日 はく子 2 菜々.わかば.
花嫁や純白八重の花芙蓉 はく子 1 宏虎.
開戦の年に生受け終戦日 はく子 1 かかし.
新幹線左右近江の早稲稔る よう子 1 満天.
屋根そぞろ別れ鴉の忍び足 素秀 1 愛正.
向き変へてなほホバリング赤とんぼ せいじ 1 愛正.
濡れ縁の下に一葉秋隣 愛正 1 よし子.
宅配のベル押す腕の日焼けかな よう子 1 菜々.
終戦の日の青天を今もなほ わかば 1 せいじ.
初秋やわが痩身をあづけをり むべ 1 かかし.
今朝の秋新聞倦む父となり なつき 1 素秀.
特攻と夏の球児と八月と 凡士 1 むべ.
ずつと外を見る黒猫の夜長かな 素秀 1 こすもす.
八月の川濁りたる長き雨 素秀 1 むべ.
地下街は人出の多く大夕立 宏虎 1 よし子.
山上は蜻蛉の天国手に肩に はく子 1 宏虎.

8月14日 (投句12名 選句13名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
打ち水の風を呼びたる石畳 凡士 4 はく子.こすもす.むべ.よう子.
かなかなや眼下に默す余呉の湖 うつぎ 4 せいじ.はく子.宏虎.なつき.
秋隣竿にかけたるゴムボート 愛正 4 せいじ.はく子.むべ.凡士.
百寿僧の梵字の色紙涼新た かかし 3 はく子.わかば.なつき.
真清水に山伏厚き胸濡らす 素秀 3 せいじ.むべ.なつき.
すり減りし撞木の一打夏終はる よう子 3 愛正.素秀.かかし.
故郷の港の名入り小鯵買ふ こすもす 3 素秀.かかし.よう子.
流木の流浪の果てや浜晩夏 凡士 3 愛正.せいじ.よう子.
揺るる葉にしがみついてる蝉の殻 こすもす 2 宏虎.凡士.
音のなく揺らぐ日の斑や秋暑し わかば 2 かかし.凡士.
看護師の防護服着て夏過ぐる 凡士 2 わかば.こすもす.
最終のバス待つベンチ秋に入る かかし 2 満天.むべ.
朝顔の蔓の迷ひし二階まで 宏虎 2 素秀.満天.
色褪せぬ古典全集涼新た かかし 2 わかば.凡士.
食細し介護日記の極暑かな なつき 2 むべ.凡士.
法師蝉つわもの散りし賤ケ岳 よう子 2 こすもす.かかし.
山上の鉄塔飲み込む雲の峰 はく子 2 愛正.満天.
不動尊立つ滝壺のうすみどり なつき 2 素秀.宏虎.
牧場いま牛隠したる海霧かな むべ 1 愛正.
夏霧や賤ヶ岳に聴く合戦史 うつぎ 1 なつき.
指忙し往時語りつ糸取女 うつぎ 1 よう子.
西日失す松の象潟闇に消ゆ 愛正 1 宏虎.
五輪観て時代劇観て父昼寝 なつき 1 こすもす.
ドーム内右往左往の揚羽蝶 こすもす 1 愛正.
今朝の秋散歩の一歩足軽し かかし 1 はく子.
高階に街の灯澄める夜の秋 はく子 1 満天.
ピカソ絵の極む色彩原爆忌 かかし 1 わかば.
西瓜番人なし小屋の大西日 愛正 1 なつき.
ピザ廻すシェフの指先秋立てり 凡士 1 満天.
白南風にワルツのごとく鳶三羽 素秀 1 こすもす.
看取り居の窓にゴーヤのまた爆ぜて なつき 1 素秀.
刈草の広ごる匂ひ秋暑し わかば 1 せいじ.
鳳仙花はじけて残る花つけり 宏虎 1 かかし.
復興を信じ舟から大花火 宏虎 1 わかば.
糸取りの生きてゐるかに踊る繭 うつぎ 1 よう子.
向日葵や黄色の帽子園児どち よう子 1 宏虎.

8月7日 (投句13名 選句15名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
露店なき境内広し蝉時雨 なつき 5 愛正.更紗.こすもす.凡士.うつぎ.
配管の灼けて臨海工業地 素秀 4 更紗.せいじ.凡士.よう子.
押入れに小蟹の死骸海の宿 むべ 4 愛正.はく子.なつき.素秀.
片陰は母にゆづりし帰り道 更紗 4 はく子.素秀.むべ.よう子.
朝涼や厨に母とならび立ち 更紗 4 わかば.凡士.むべ.うつぎ.
体操のラジオを急かす蝉しぐれ せいじ 4 愛正.満天.かかし.よう子.
球児たち盥のトマト丸かじり かかし 3 せいじ.なつき.こすもす.
コンテナ貨車延々つづく大西日 凡士 3 愛正.こすもす.かかし.
橋の上子ら飛び込んで夏の川 凡士 3 せいじ.なつき.わかば.
土用波胸かす遊佐の羅漢岩 愛正 2 はく子.素秀.
就寝前もう一度見る月涼し こすもす 2 はく子.満天.
籠り居に泡あふれ注ぐビールかな なつき 2 こすもす.かかし.
夏シャツの花柄風を孕みけり 素秀 2 更紗.せいじ.
日雷病む父の髭剃り残す なつき 2 むべ.うつぎ.
空と海蒼茫にして夏惜しむ わかば 2 満天.よう子.
身体拭く熱きタオルや土用入 なつき 2 素秀.うつぎ.
ブロックは猫の通路や夏の月 宏虎 2 更紗.なつき.
伝説の小径を行けば竹落葉 よし子 2 満天.うつぎ.
夏の夜や眠ることなき駐機場 むべ 1 凡士.
肩書きのしがらみ解けし涼し侭 宏虎 1 むべ.
小学生太鼓一打に山車を曳く かかし 1 素秀.
城跡の石垣のみや蟬時雨 かかし 1 なつき.
噴水の昇り切ったる夕陽映ゆ 宏虎 1 満天.
肩紐の透けて露わにサンドレス 素秀 1 よう子.
甚平の人力車夫や異邦人 かかし 1 わかば.
水眼鏡砂にまみれて昼休み むべ 1 凡士.
草いきれ河原の中の遊歩道 わかば 1 はく子.
守宮来て未亡人宅を守るかに よし子 1 かかし.
高齢に少し負けてよこの酷暑 かかし 1 宏虎.
風鈴の遠音の闇に静かなり はく子 1 宏虎.
星型のクッキーを焼く晩夏かな 更紗 1 むべ.
雲去りて現るる山容夏帽子 はく子 1 宏虎.
かげろうのともに揺れてる草の先 よし子 1 愛正.
日方受く千畳敷の五能線 愛正 1 わかば.
夕立去り甲子園沸く逆転劇 凡士 1 こすもす.
炎天のブルーインパルス五輪の環 よし子 1 宏虎.
風のふと止みて雷鳴とどろけり 更紗 1 かかし.
石段や汗じりじりと伝ひ落つ 更紗 1 せいじ.
参道の天蓋なせる合歓の花 こすもす 1 わかば.
夏服を靡かす風や浜の朝 わかば 1 宏虎.
門前に麦茶塩飴振る舞へり なつき 1 更紗.

7月31日 (投句14名 選句14名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
半パンにアロハシャツ着て喜寿祝ふ 凡士 7 なつき.せいじ.宏虎.更紗.こすもす.かかし.よう子.
余生にも第二章あり合歓の花 宏虎 6 せいじ.愛正.かかし.よし子.凡士.むべ.
糸蜻蛉水輪を残し翔ちにけり 素秀 4 なつき.せいじ.宏虎.愛正.
住み古りし縁に二つの団扇かな よう子 4 素秀.更紗.凡士.むべ.
ぬけがらもまたなきがらも蝉の森 せいじ 4 はく子.かかし.よう子.むべ.
胸を張り軍鶏炎天に高鳴けり 素秀 3 こすもす.かかし.よう子.
海の日の子に握りたる塩むすび 更紗 3 なつき.せいじ.素秀.
大空にすっきり一つ月涼し こすもす 3 せいじ.更紗.よし子.
釣忍盥に浸かる開店前 むべ 2 こすもす.はく子.
宝ジェンヌ日傘を肩に歌劇道 かかし 2 宏虎.はく子.
湧水の砂の動きや地球生く 宏虎 2 愛正.こすもす.
集金のバイク止めるや片日陰 よう子 2 素秀.更紗.
帰省の子痩せたる爺の背撫づる なつき 2 かかし.凡士.
一日中寝そべる夫や夏座敷 菜々 2 はく子.よし子.
獅子岩の吠ゆる熊野を大花火 凡士 2 素秀.わかば.
寄す波を避けて鹿の子のギャロップす 素秀 1 よう子.
了見が狭いと伯父が扇子閉ず 宏虎 1 よう子.
夏見舞のメールやりとり風呂上り こすもす 1 むべ.
空蝉のみやげを母は受け取らず なつき 1 むべ.
ようそろと一両車両青田波 よう子 1 愛正.
朝涼し黒き袴の帯をしめ 更紗 1 凡士.
浮いて来い子供と風呂のあの頃を かかし 1 よし子.
造り滝たばしる水の茶庭かな わかば 1 愛正.
下枝におんぶに抱っこ蝉の殻 なつき 1 宏虎.
悪戯を打ち明ける子の鼻の汗 よう子 1 わかば.
背ナ広き息子の浴衣姿かな 更紗 1 はく子.
重き荷を背にボランティア炎天下 せいじ 1 わかば.
シェーバーと唸りを競ふ蝉しぐれ せいじ 1 こすもす.
黄昏を連れくる花や烏瓜 むべ 1 凡士.
先達の尺八澄みて遠青嶺 素秀 1 わかば.
仏前に僧丹精の大西瓜 はく子 1 なつき.
大西日に背を焼かれつつ帰りけり はく子 1 なつき.
雷鳴や吾が血圧も上がり居り 宏虎 1 よし子.
叢雲の重なり映す夏の月 むべ 1 宏虎.
汗拭ふ火口原野の草の波 愛正 1 わかば.
葬送の行列めきし蟻の道 せいじ 1 更紗.
草茂る旧街道の道しるべ 愛正 1 素秀.

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