2019年02月19日(参加者17名)

俳句作者
蓑を着るごとく羽立て雨の鷺うつぎ
鴨の陣翔び立たせたるジャンブ傘うつぎ
こだはりは樽づくりから寒造うつぎ
酒蔵の昼なほ暗き余寒かなうつぎ
蔵の外の井戸を覗けば落椿たか子
利き酒のせいかも知れず蔵温したか子
残る鴨右岸左岸を疎に満にたか子
酒蔵の黒塀に浸む春の雨たか子
梅にほふ試飲にめぐる蔵の町菜々
神棚に供ふ稲穂や寒造菜々
河原石鍵盤として石たたき菜々
堰おちて落ちて町川春奏づ菜々
寒造蔵の要の太柱ぽんこ
磊々の瀬に小躍りす春の水ぽんこ
水鳥の砂嘴にコロニーなせりけりぽんこ
春灯下酒樽作る匠かなはく子
杉樽のかほり床しき新酒かなはく子
帰る鴨汐入川に集合すはく子
汐入へ波乗りのごと鴨の群わかば
河原はや下萌ゆ色と思ひけりわかば
間断と蹲居を打つ春の雨わかば
南高梅ふふむ住吉川堤なおこ
下萌や震災鎮魂碑に祈るなおこ
堰落つるしるき水音や春兆すきづな
利き酒に足なとられそ春の雨きづな
蔵窓を洩る日仄かや春浅しよし子
杉玉の門に褪せたる蔵二月よし子
春水の瀬石に躍る波模様明日香
春寒や訪ひし酒蔵門閉ざす小袖
暖かや杉の香に満つ樽工房せいじ
鷺一羽微動だにせず春寒し満天
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2019年1月15日

俳句作者
恵方へと火柱倒す大とんどうつぎ
猛る火にとんど守らの鬨の声うつぎ
とんど灰天上界を目ざしけりうつぎ
百幹の竹蔓で結ひとんど焼うつぎ
燃ゆる火に感謝の礼やどんど焼こすもす
ついと向き変へたる鯉の淑気かなこすもす
どんどに手かざせば誰もみな笑顔こすもす
飾焚くお祝箸も三方もこすもす
鯉の餌を横取りせんと鴨の嘴せいじ
注連焚きて茶筒に灰を貰ひけりせいじ
鳥声降る社の杜や水温むせいじ
竹爆ぜて女人のけぞるとんどかなせいじ
耕運機轍のあとに霜幾重小袖
とんど火に灰の高舞ふめでたさよ小袖
耳栓の子等へとんどの爆ぜやまず小袖
お神楽の始まりいよよどんど燃ゆたか子
風なきと思へど猛る大とんどたか子
注連焚ひて屑持ち帰る暮らしぶりたか子
左義長の灰吾が肩に触れにけりなおこ
竹爆ぜて吾を一喝すとんどかななおこ
まつ直ぐに立ちてめでたしとんどの火なおこ
福男駈け抜けし道清々し満天
寒日和鳩らも集ふ遥拝所満天
御手洗の寒九の水をふふみけり満天
入れ代はりたち代はり来て飾焚くわかば
対岸の島影を超ゆ浜とんどわかば
とんど果て振舞酒に和みけりわかば
健願ひとんどの煙頭に肩に菜々
初詣福火ほこほこ頬へ手へ菜々
注連縄を輪投げのごとく火の中へ宏虎
句輩甘酒茶屋に推敲す宏虎
大とんど倒せし方が恵方かなよう子
丈余超すとんど櫓の火は天へよう子
寒空へ踏んまへ立ちし四脚門はく子
紙袋ごと放り投げ飾焚くぽんこ
冬晴に金堂鴟尾の跳ねに跳ねもとこ
野球少年紅顔こがすとんどかな有香
ほめられて年に似合はぬセータ買ふよし子
(参加者17名)
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