2026年の作品
2026年の作品
春塵の仁王の目玉瞬かず
胸反らせ春来たりぬと女神像
瀞にきて笑窪の渦や春の川
よす波に畳みよす波砂嘴の春
春の汐砂嘴の真砂を躍らしむ
下校子を待てずに溶けし雪だるま
大玻璃に序破急を舞ふ春の雪
探梅や軍馬の駈けし谷は此処
海望む蕪村の句碑に日脚伸ぶ
古りし碑に縷々と由緒や竜の玉
2月度の吟行句
孫二人合唱のごと御慶述ぶ
お返しは笑顔のハグやお年玉
厨妻濡れ手のままで屠蘇の座に
大榾が寝返り打ちし福火かな
目潰しの落暉が射抜く大枯木
御手洗に浮くは吉書の灰ならむ
しののめに捧ぐ祈りや阪神忌
懐手触れねば開かぬ自動ドア
庭雀障子に影を散らしけり
鎮魂の碑あり白息もて祈る
毎日句会1月投句分より抜粋
錦して六甲連山絵巻なす
蟷螂の動きはパントマイムかな
枯蓮に紛れてゐづや河太郎
枯蓮の容梵字に似たりけり
枯蓮の虚実混交池鏡
枯蓮の弊衣破帽といひつべし
そこペンキ塗りたてなるぞ冬の蝿
くしやみして次ぎの言葉を忘れけり
寒林に怒髪のごとき徒長梅
鴨一陣自爆さながら着水す
毎日句会12月投句分より抜粋
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