みのる選

2021年4月1日(参加者 25名)

俳句作者
険磴に息つく山の彼岸寺素秀
母詣でして妻と食ぶ彼岸餅豊実
生かされて彼岸詣でや押し車董雨
疏水路を巡る彼岸の南禅寺わかば
紙風船さみしい時は高く揚げ菜々
幸せな日々是感謝彼岸かなもとこ
膨らます水風船の重きかなぽんこ
彼岸入り夫の手塩の仏花かな明日香
天窓に頬摺りやまぬゴム風船なつき
紙風船つけば自ずと数へ唄うつぎ
猫パンチ連発風船裂けにけりかかし
肩車パパより高いゴム風船よし子
彼岸会や婆に教はるかぞへ歌みづき
角風船をかしつくたびあらぬ辺にやよい
無住寺の開かずの扉彼岸寒よう子
紙風船突く度音の潰れゆくたか子
忿怒の相して風船を膨らますせいじ
新発意の声変はりして彼岸経よし子
リハビリに吹く風船や息足りずうつぎ
開店の祝い風船蒼天へ宏虎
彼岸寺無縁墓にも供華数多満天
置き薬箱に四角の紙風船はく子
風船を放ちイベント終了すこすもす
長風船きゆきゆと捩ればうさぎさん小袖
数へ唄途切れ風船落ちにけりうつぎ
山寺に履物溢れ彼岸講隆松
お楽しみ袋に一つ紙風船豊実

2021年3月1日(参加者 21名)

俳句作者
いぬふぐり踏むまじと園めぐりけり董雨
犬ふぐり秀でるものの無かりけりたか子
梅東風や祈願の絵馬の打ちあひぬもとこ
廃線の枕木に添ふ犬ふぐりたか子
病む友へ励ます写真いぬふぐりこすもす
蒼天に呼応するやに犬ふぐり明日香
梅東風に戯れあそぶ群雀満天
いぬふぐり探しあてれば次々とせいじ
強東風にカットした髪押さへつつぽんこ
犬ふぐりまだ枯草の残る野にはく子
犬ふぐり残して庭の手入れ終ふよう子
いぬふぐり見てより心晴ればれと小袖
禰宜衣東風に膨らみゐたりけり宏虎
梅東風や風切る車夫の赤だすきみづき
強東風に音遠ざかる救急車もとこ
日溜まりのなぞへに笑まふ犬ふぐりわかば
近道に思はぬ出会ひ犬ふぐりみづき
手付かずの菜園畠にいぬふぐり董雨
潮入の波の音聞くいぬふぐり董雨
犬ふぐりバスを待つ間の立ち話よう子
強東風に張りては弛む舫ひかなかかし
舗装路の亀裂をつなぎ犬ふぐり素秀
強東風に押す自転車の重きかな満天
犬ふぐり踏まじとジャンプする子かなみづき
強東風に飛ばし過ぎたるテニス球ぽんこ
あばら家となりて暦年犬ふぐりもとこ
強東風や岩掴めずによろけ鳥隆松
犬ふぐり戦闘機飛ぶ空の下なつき
強東風に吊橋通行止めと札小袖
強東風に乗りたる打球フェンス越へせいじ
東風の池綺羅の漣駆け巡りわかば
東風の音に潮騒混じる湯宿かな素秀
鎖樋東風をいなして武者震ひたか子
梅東風に駆けて行く行くランドセル菜々

2021年2月1日(参加者 25名)

俳句作者
御朱印を貰ひし宮の梅探るこすもす
探梅の紀州のどこも海明りよう子
千切りの包丁の音春隣かかし
日々変わる赤子の笑顔春近しぽんこ
海晴れて真青き空や春隣わかば
籠り居を解き探梅の小半日うつぎ
退院の目処を聞きゐる春隣やよい
探梅のどの道行くも坂がかる宏虎
紫に靄る稜線春隣うつぎ
陽を欲りて天へ徒長す梅の枝たか子
車窓より瀬戸の島々春隣董雨
農小屋に新らしき鍬春隣みづき
亡き友と曾て来た丘梅探る菜々
書き始む菜園日誌春隣かかし
探梅や眼下に播磨灘展けわかば
探梅行玉の日和を授かりてはく子
師の句碑の丘へ探梅日和得てはく子
林道を深々と入り梅探る素秀
足長き我が影が先探梅行なつき
ハミングの洩るる厨や春隣かかし
魁の白のひと枝梅探るもとこ
ランドセル背負ふ練習春隣豊実
梅探りがてら産土詣でかなはく子
マネキンの花柄ドレス春隣満天
春隣試飲にめぐりす蔵の町菜々
探梅行一会の人と道づれによし子
菅公の国見の丘へ梅探る菜々
枝々に目鼻を近づけ梅探る明日香
笹叢の黄金色射し春隣せいじ
天皇の遠流の島に梅探るうつぎ
頬撫でる野路の風はや春隣こすもす
二三人京ことばなり探梅行よし子

2021年1月1日(参加者 24名)

俳句作者
刃物売り話巧みに大根切る小袖
煮えたかとつつく大根穴だらけたか子
コロナ禍で悴む心句に晴らす明日香
大根の肩がはみ出すレジ袋豊実
悴む手振る空港の別れかな小袖
悴みて心に憂ひ募りけりわかば
悴む手もて閼伽桶を洗ひけり明日香
悴みて釣り銭落とす朝市場よし子
尼寺の大根匂へる厨口みづき
悴みて珈琲カップ双手持ち満天
葉は菜飯皮はきんぴら庭大根うつぎ
濯ぎ物悴む指をなだめつつたか子
自転車に振り分け大根父帰るよう子
闘病の夫煮大根旨してふやよい
悴む手生命線に息を吹くかかし
沙弥総出襷掛けして大根干すせいじ
煮大根煮れば煮るほど飴色に明日香
悴みて明日の二合の米を研ぐよう子
悴む手ホットレモンにほぐれけり満天
悴みてテニスラケット手につかずぽんこ
悴む手ぐうちよきぱあと指体操かかし
スーパーの切売り大根逆立ちすよう子
抜くまでは長さわからぬ大根かな明日香
悴む手息吹きかけて励ましぬこすもす
紙漉女水操りて悴まず宏虎
大原の家並み軒々大根干すみづき
余りたる煮大根カレーに変身すなつき
大根のリヤカー引いて農学生素秀
悴みて弁解しどろもどろかなうつぎ
悴みて山頂に待つ御来迎はく子
悴みてポッケの句帳出たがらずぽんこ
悴む手小さき両手がつつみ呉るもとこ
悴みて解けぬ結び目鋏入る満天
立ち往生めく大木や大根干すせいじ

年度別一覧

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