みのる選

2019年5月1日(参加者 26名)

俳句作者
那智黒の径の一歩に庭若葉ぽんこ
濃き若葉奈落を埋む一の谷わかば
菩提樹の若葉あかりに大仏殿なつき
春惜しむ比叡を望む寺庭にはく子
春惜しむ海一望の高館にうつぎ
小流れへ若葉洩る日のシャワーかな明日香
目に染むや直哉旧居の窓若葉せいじ
清流の天蓋なせる溪若葉宏虎
打ち返す波に渚の春惜しむ三刀
隊列にロードバイクや若葉風うつぎ
まほろばの古都の小径に春惜しむもとこ
惜春の灯を洩らしゐる浮見堂うつぎ
若葉雨空のどこかが明るくて菜々
惜春や母の句帳の薄き文字たか子
柿若葉少年の声よくとほるやよい
厨窓おはやうと射す若葉光明日香
百年を生きし母校の楠若葉菜々
子規居士の文机に座し春惜しむなつき
丁寧に鍬を洗ひて春惜しむよう子

2019年4月1日(参加者 25名)

俳句作者
白髪染めやめると決めて山笑ふなつき
水温む娘の来るといふ知らせ須磨子
吊り橋に繋がる両の山笑ふはく子
水温む鳥の集まる手水鉢明日香
と見る間に日照雨の過ぎて山笑ふぽんこ
飛行船追ひかける子に山笑ふ智恵子
山笑ふ大吊橋の揺れに揺れ菜々
迷路なるジャンクション抜け山笑ふよう子
嬰児の公園デビュー水温む菜々
山彦の呼べば応えて山笑ふよし子
雨晴れてうふふおほほと山笑ふ明日香
山笑ふ課外授業の子らの声うつぎ
間伐を終へて明るし山笑ふよし女
御朱印帳満願となり山笑ふ素秀
鍬杖に腰を伸ばせば山笑ふ智恵子
蒼穹へ鳶を放ちて山笑ふ素秀
噛み合はぬ媼の会話山笑ふやよい

2019年4月1日(参加者 25名)

俳句作者
白髪染めやめると決めて山笑ふなつき
水温む娘の来るといふ知らせ須磨子
吊り橋に繋がる両の山笑ふはく子
水温む鳥の集まる手水鉢明日香
と見る間に日照雨の過ぎて山笑ふぽんこ
飛行船追ひかける子に山笑ふ智恵子
山笑ふ大吊橋の揺れに揺れ菜々
迷路なるジャンクション抜け山笑ふよう子
嬰児の公園デビュー水温む菜々
山彦の呼べば応えて山笑ふよし子
雨晴れてうふふおほほと山笑ふ明日香
山笑ふ課外授業の子らの声うつぎ
間伐を終へて明るし山笑ふよし女
御朱印帳満願となり山笑ふ素秀
鍬杖に腰を伸ばせば山笑ふ智恵子
蒼穹へ鳶を放ちて山笑ふ素秀
噛み合はぬ媼の会話山笑ふやよい

2019年3月1日(参加者 26名)

俳句作者
あたたかや十年を経し癌術後やよい
啓蟄や菰取り外す園の松董雨
啓蟄や通院もまた試歩なりしせいじ
啓蟄や地べたで遊ぶ子らのゐてよし子
暖かやよちよち歩き出来し子に満天
啓蟄や散歩まだかと媚びる犬よし女
一輪車乗れたと破顔暖かしたか子
啓蟄や走り出したら止まらぬ子なつき
啓蟄や農機具並べ点検すこすもす
風呂上り母の手編みを着てぬくし董雨
暖かやそろそろ庭の手入れでも宏虎
暖かやレジャーシートに犬も居り更紗
地虫出て道草する子ランドセル菜々
杖ついて来る回覧板暖かしうつぎ
あひたがい久闊を叙しあたたかしぽんこ
暖かや母の瞳に児ら遊ぶよう子
列島はあちこち揺れて地虫いづたか子
暖かき日差しに母の髪を梳くわかば
偕老の笑顔の会話あたたかしよう子
胎の子に話しかけもしあたたかしなつき
あたたかや異国語で満つ旅のバスもとこ
啓蟄に誘はれてまた旅支度もとこ
啓蟄の畦道の土匂ひけり明日香
暖かや水子地蔵に供華あふれ満天
触角を大きく回し地虫出づうつぎ
啓蟄や土と親しむ暮らしして明日香
風ぬくしデッキに立ちて島巡り隆松
いやいやをおぼへたる子やあたたかしはく子
暖かやうたた寝の手にクリスティーもとこ
啓蟄や城の砦は野面積みたか子
啓蟄や雨に傾く売地札素秀
啓蟄の戸口に試歩の松葉杖菜々

2019年2月1日(参加者 25名)

俳句作者
抱つこして吊革持たす初電車なつき
変顔を比べあひして初笑なおこ
初天神絵馬は有名校ばかりたか子
水鳥の沖にたゆたふ初景色はく子
髪切つてうなじ艶めく初手前なつき
孫が来て初ドライブや誕生日董雨
初乗や夫の運転変わりなくぽんこ
正信偈誦すが私の読初めこすもす
車椅子玉の日射しに初散歩智恵子
初護摩供転読をもて終はりけり菜々
子ら去にて静心なる初硯やよい
子らの泣く声もめでたし初電話うつぎ
みどりごの一挙一動初笑もとこ
初電話息災告ぐる郷訛り満天
初句会今年こそはの顔並ぶ明日香
唯一の己が句集を読み初めに菜々
法螺貝の高音が合図糶始め三刀
声高に指差喚呼して初電車よう子
夫に添ふ散歩初めや白砂浜よし女
初大師押すな押すなの人波に宏虎
蒼天へ千木の輝く初戎ぽんこ
初凪の一湾よぎる物もなしやよい
初茜千年欅泰然とうつぎ
沸々と伏流の湧く初山河三刀
初日の出海展けゆく須磨の浦わかば
子の苞に畑の幸掘る鍬初めよし女
床の間に虚子の一幅初句会よし子

2019年1月1日(参加者 26名)

俳句作者
日向ぼこ聖歌洩れくる木のベンチ菜々
鈍色の空と溶け合ふ枯野かなかつみ
日向ぼこして極楽にゐる心地よし子
世界観へと話とぶ日向ぼこたか子
恙なく百三歳の日向ぼこわかば
存分に紫外線浴び日向ぼこうつぎ
石垣に鍬抱き凭れ日向ぼこよう子
歳時記を友とし縁に日向ぼこやよい
孫の婚まで生きたしと日向ぼこあさこ
連山のパノラマとなる大枯野よし子
徘徊の母を枯野に探しけり素秀
行き暮れてお風呂が馳走枯野宿もとこ
日向ぼこ生命線を見せ合ひてうつぎ
横に居るはずの人居ぬ日向ぼこはく子
大欅見えゐて遠し枯野みち菜々
どこまでも真つ平なる大枯野明日香
煙立つ枯野の果の一軒屋三刀
日向ぼこ子守爺やは船をこぐなつき
SLの煙ひろごる枯野かな小袖
同じ席同じ顔触れ日向ぼこ宏虎
マウンテンバイク疾駆す枯野原ぽんこ
色褪せし地酒看板立つ枯野こすもす
鳶の笛枯野の果ての間遠よりよし女
落暉今銀となる大枯野わかば
猫に愚痴聞いてもらひつ日向ぼこ満天

年度別一覧

2019 | 2018

 

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