2019年2月の日記

2019年2月12日

俳句とエッセイ


いつとなく埋もれていた標記のページを復活させました。併せてTOPページのリンクも少し変えました。

ブログの「 四時随順」とバッティングするのですが、本家のものは発足当初からありましたので残すことにしました。読み返すと懐かしくもあり恥ずかしくもあるのですがここがGHの原点のような気がしています。

俳句とエッセイ

2019年2月11日

Chrome Beta版


何かと問題も多くWEB管理者としては手を焼く Google Chrome ですがユーザー視点ではダントツで便利なのでやはり一番人気ですね。特にスマホを新しくするときなど設定をすべてGoogle で同期しておくことで、LINEなども含めて何もしなくても前の設定を引き継いでくれるので大いに助かります。Chromeを快適に使い続ける秘訣は、ときどき履歴を掃除することです。これを放置するとだんだん重くなります。

ところで、ChromeにはBeta版があるのをご存知ですか?

今使われているのは正規バージョンですが、ほぼ目処のついた次期バージョンがBeta版として公開されているのです。私のスマホはAndroidなのでAndroid Chrome Beta をインストールしてみました。

正規版より動作がキビキビしている感じがします。頑張って進化させているのでしょう。ブックマークや設定は基本的に正規版の設定がそのまま引き継がれます。正規版とBeta版は共存出来ますのでぜひ試してみてください。

Chrome Beta

Chrome Beta

ios版もあるのだと思いますが見つけられませんでした。PC版も試しています。こちらの方は劇的な変化は感じられないですがもう少し使って みます。

2019年2月10日

今週のみのる選


今日は添削させていただいた作品の説明をしてみます。

取り上げた作品はどれも新しさがあり素敵な作品ですが、具象性に欠けるところを補ったり、やや作りすぎの措辞を素直な表現に直す…という作業をしました。

原:旅の宿氷柱落つ音に目覚めけり
添:旅の朝氷柱雫の音に覚む

音(おと)では字余りになるので、"つららおつねに…" と読ませたいのだと思うがこうした無理な作風は避けたほうが良い。俳句はリズムを大事にしたい。

原:大の字に男寝そべる浜四温
添:大の字に寝そべつてみる浜四温

実景はそうであったかも知れないがこの句の場合は一人称で詠むほうが俳諧味がある。自分を対象物に同化して詠むのはテクニックの一つでもある。

原:発電の羽根早春の気を廻す
添:早春の気を廻しをる大風車

発電の風車としたかったけれど字余りにがなるので苦労されたと思う。早春の気を廻す…とうのがこの句の生命であるから大風車で良い。廻しをる…とすることでゆっくり廻っている様子も伝わる。昨今はあちこちに見かけるので大風車といえば十分連想できる。

原:天に咲き落ちて地に咲く白椿
添:雪を敷くごとき大樹の落椿

言いたいことを欲張りすぎ。上を見て下を見てという詠み方は句の焦点が分散するので避けたほうがよい。見事な白椿の大樹が主役だと思うのでそこへ焦点を絞って詠むといい句になる。

原:春立ちて達磨めきたる夕日落つ
添:春の海達磨のごとき夕日落つ

原句ではどこに落ちていく夕日なのかが見えてこない。達磨に見えるのだから当然海でしょう…というのは知らない人には伝わらない。早春の頃の夕日は大きく見えるので季語は動かない。

原:嬉々として夫は畑へあたたけし
添:啓蟄や嬉々として夫畑へと

今日は温かいから…という観察なら平凡な句になってしまう。冬ごもりから抜け出し満を持して…の意と鑑賞すると微笑ましい作品となる。啓蟄は小動物が穴を出る…という意があるが時候の季語としてこのように取り合わせると説明せずとも後者の意を連想させることができる。

原:托鉢を覗けば寒紅差しゐたり
添:托鉢の仄と寒紅差しゐたり

笠を被っていたので覗くになったと思うが、ごく控えめに差していたと観察することが新鮮で女性の托鉢僧の身上がいろいろ連想でき一編の小説にまで広がる秀句となる。寒紅の季語は気丈夫な女性を写生した句が多いがその逆を詠むことで新鮮な句となる。

原:梅の香が万葉歌碑を包みけり
添:梅が香に万葉歌碑をたもとほり

初心者の句なら原句でも合格としたが、そうではないのであえて添削した。早春の梅が香に親しみつつ万葉の歌人たちならどんな風に詠んだだろう…と思いを馳せながら巡っているのである。作者の実力ならワンステップ飛躍させた詠み方を目指してほしい。

原:隠れ里絵踏の島の入江かな
添:春寒し絵踏の島の入江かな

その昔、絵踏があったという隠れ耶蘇の島を訪ねその入江に佇った感慨であるから春寒しの季語がふさわしいと思う。絵踏は季語であるが 「絵踏の里」は季語として無理。

今回取り上げなかった作品も含めて毎回こんな思いで添削しているので、「なぜ、こういう風に添削されたのか」をよく復習していただけると嬉しいです。

このような添削の説明もときには必要かと思いますが正直あまり気は進みません。説明されずとも分かる様にならなければ実践には役立たないからです。合評研究会の学びはそのために実施していますのでぜひ参加してください。

共有日記ほか


毎日句会の投句修正がうまくいかない問題、何通りかのケースが有ったようで気づかずに申し訳ないことでした。一つづつ解決していきますのでお困りの方は遠慮なく申し出てください。

掲示板システムは、目的別に3種類に分けました。

  1. 談 話 室:メインの掲示板
  2. ひとこと:毎日句会メンバー同士のコミュニケーション
  3. 共有日記:日記風に自由なつぶやき、文章などを発信します

特に難しいルールもなく制限もありませんが、共有日記の場合は基本的にレス(返信メッセージ)は控えます。

"こんな書物(記事)を読んで(見て)こんな風に感じました…"

"どこどこに出かけたときにこんな一期一会を授かって感動しました…"

"最近こんなことに取り組んでいます…"

という感じで互いの日記を公開しあう場になれば嬉しいです。

◯◯さんの◯月◯日の共有日記の記事を読んで感動しました。…

そうそう私もよ!

という感じのコメントは談話室に書かれると対話が展開していくのでいいと思います。

「ひとこと」へのリンクは、毎日句会、WEB句会のページにあります。また「みのるの日記」ページのナビゲーションメニューに共有日記へのリンクをつけました。「談話室」には「新規投稿」ボタンの下に共有日記へのリンクがあります。それぞれ難しく構えず気軽にお試し投稿してみてください。

2019年2月9日

アクセス解析


GHホームページの中で各ページがどのように見られているのかをチェックできるようにしています。

これは2月2日から2月8日までの一週間に各ページにアクセスされた回数のデーターです。TOPページが1番なのは当然ですが、以下、毎日句会、日記、更新情報、談話室、毎日句会みのる選、入門俳句塾、はじめてガイド、プロフィール、俳句入門講座…と続いて、これらがベストテンということになります。

2番目の毎日句会から6番目みのる選あたりまでは、メンバー中心のアクセスでしょう。7番の入門俳句塾以降が一般の訪問者の傾向になると思います。ゲストの方がよく見て下さるこれらのページは特に注意してメンテナンスする必要があります。

意外なのは11番目にサイト内検索[Search]があることです。どんな風に使われているのか気になりますがそこまではわかりません。ついでWEB句会、無料添削、個人情報、月例句会と続きます。

稼働していないこの期間でも12番にWEB句会があるということは、何をしてるんだろう?…と読者の興味を引いている証拠でしょう。無料添削もTOPページに見えるように変えてから問い合わせが増えています。正直ですね。

…とまあ、こんなな感じにときどきチェックしながら各ページの管理をしています。

毎日句会修正機能バグ修正


昨夕、あさこさんから毎日句会投句の修正が出来ないという問い合わせがありました。

もともと異なる端末からは修正出来ないようにプログラムにしてあったのですが、あさこさんの場合はどちらもタブレットだとのことでしたので改めてプログラムを見直しました。その結果問題の箇所が見つかりましたので修正した処、うまくいったと報告がありました。

今回のバグ修正により異なる端末からでも修正できるようになります。これまでにも一部の方にはご迷惑をおかけしてしていたと思うので申し訳ありませんでした。WEB句会もその箇所は同じプログラムでしたので修正しておきました。

2019年2月8日

コミニュケーションツールとしての俳句


俳句は座の文学と言われます。つまり吟行や句会があるから愉しいのです。

作品を通してそれぞれの生活や考え方がわかりますし、吟行することでその土地の風習や歴史を知ることもできます。お弁当を食べたりお菓子を分け合ったりしながら他愛のないことをおしゃべりして過ごす和気あいあいとした時間が愉しく癒やされるからです。

つまり、俳句は文学であるとともにコミニュケーションツールとして素晴らしい手段であると言えます。即ちそれはGHの俳句理念でもあるのです。GHメンバーの中には、色んなご事情で句会参加が叶わず毎日句会やWEB句会を唯一楽しみに俳句を続けておられる方もおられます。そのことを覚えてインターネット句会でもコミュニケーションを育んでほしいと切に願っています。

GHには 談話室ひとこと共有日記 など複数の掲示板がありますが、どれもいまいち盛り上がりに欠けるのが現状です。書き込んでも反応がなければ虚しいので次第に誰も書き込まなくなる…という悪循環かも知れないですね。それを気遣ってよくフォローしてくださる方もおられますが、メンバー全員がその意識を持って互いに協力することが大切と思います。そうして育まれた人間関係は必ず人生を支えてくれる大切な財産になると思います。


※参考

2019年2月7日

家内の抗癌治療が始まりました


家内のためにお祈りやお見舞いをいただき感謝します。

昨日から術後の治療が始まりました。膀胱がんの場合、放射線治療はできないそうで、小一時間ほどBCG液を臓器内に注入するという治療法です。結核菌でがん細胞をやっつけるらしいです。一週間に一回で7〜8週続けます。

人によって違うそうですが家内の場合は、さほど苦痛はなく続けられそうだと言ってます。今朝は、能勢の小袖さん宅で収穫されたという八朔(はっさく)を美味しそうに食べてました。一安心です。

2019年2月6日

俳句への学術的アプローチ


GHに触れたページをWEB検索していて何だか難しい研究報告を見つけました。書庫に保存したので興味のある方は読んでみて下さい。

俳句への学術的アプローチ 

報告書は5人の大学教授の共同執筆としてまとめられているのですが、その概要をご紹介しましょう。

- クロスメディア俳句研究フォーラムの発足に寄せて -

グローバル化,マルチメディア化等,今世紀に入って変貌を遂げようとしている俳句を,認知心理学,比較文学,情報科学等の多様な学際的視点から研究対象として取り上げ, 教育や異文化コミュニケーション等での新たな可能性を拓く方向について展望する。

以下各先生の長〜い論文が続きます。

  1. 知性と感性を結ぶ教育の素材としての俳句(鳴門教育大学 皆川直凡)
  2. 英語俳句・ディジタル俳画の創作と異文化交流(岐阜市立女子短期大学 山本健一)
  3. 俳句を対象とした感性モデルの構築(九州工業大学 吉田香)
  4. 俳句研究を支援するデータベースの構築(国立教育政策研究所 吉岡亮衛)
  5. 俳句を通じたコミュニケーションの促進(ATRメディア情報科学研究所 鈴木雅実)

GHのことに触れた記事は、「俳句を対象とした感性モデルの構築」という論の中にあります。


最後に,画像や音響効果と俳句を組み合わせたマルチメディア俳句について考える。 画像と俳句と組み合わせた「俳画」と呼ばれる作品形態があるが,近年では,「ゴスペル俳句*1」や「SF俳句*2」 といった,これまで組み合わせること自体考えられなかった作品形態が見られるようになった。

(九州工業大学 吉田香)
*1 http://www.gospel-haiku.com/ *2 http://www.scifaiku.com/

論文の日付は2003年ですからGHのホームページを公開してから3年目くらいに書かれた記事です。いまはGoogle検索でも上位にヒットするようになりネット俳句の魁として認識されるようになりましたが、当時はある意味では異端視されていたんでしょう。

俳句が学術研究の対象になるとは思いませんでしたが、桑原武夫が第二芸術論を書いた頃とは違って文学の一として認められているという証ではないかと嬉しくなりました。

でも驚きましたね(^o^)

2019年2月4日

啓蟄


春になりましたね。昨日は家内の誕生日、家族で太巻きを食べケーキを頂いて古希を祝いしました。

2月のWEB句会の兼題は「啓蟄」にしました。じつはこの季題には青畝先生の思い出があるのです。

「啓蟄の大地に漫画描く子かな」の原句を青畝先生が添削して特選として選んでくださり選評まで書いてくださったのです。先生の評が掲載されてから先輩諸氏に囃されて赤面した若き日の思い出です。

「現代の俳句を味わう」 阿波野青畝

啓蟄の大地漫画の描かれけり 山田 實

現代は漫画流行する世の中になった。絵本とかテレビとかで既にありふれて見ているけれど、あたたかになった地面に描かれた漫画に作者は驚いた。啓蟄とは時候を表すとともに地上へ出てくる虫類をも指すのであるから漫画の普及として面白い新しい作である。

月刊誌「声俳壇」より引用

いま振り返ってみて、自身の作品云々よりも、90歳近かった当時の青畝師がこの作品を新しいと捉えてくださったその選句眼にただただ驚くのです。

青畝先生の啓蟄の句を見てみましょう。

啓蟄の穴同然と開きけり
啓蟄のみみず日光浴を忌む
啓蟄の蟻今何を求むるや
啓蟄の堤を列車走りけり
啓蟄や杭の頭のつぶれたる
啓蟄の奥へと槌のひびきけり

なんだか楽しくなるでしょう(^o^)

啓蟄にまず小手だしぬもぐらもち 青畝

この句は、みなで合評していますので懐かしいですね。

青畝俳句研究(合評)

青畝全句集には啓蟄とともに「地虫出づ」の句も掲載されています。なのでWEB句会の兼題も「啓蟄 / 地虫出づ」どちらでいいことに変更します。

2月は開始日が22日です。早めに準備してしっかり推敲しましょう。

2019年2月3日

今週の秀句


5句とも捉え処がよく個性的で良い句です。少し添削しました。

原:待春の傘をはみ出すランドセル
添:春雨の傘をはみ出すランドセル

ぴかぴかのランドセルを背負って入学を待ちわびる幼子のワクワクした気分が伝わってきます。待春の傘…でそれを伝えたい作者の意図は十分理解できるが季語として無理を感じます。ピントはずれになるかも知れないけれど素直な表現にしてあとは鑑賞者の連想に委ねるほうがよいでしょう。

原:かばかりの梅園なれど堪能す
添:かばかりの梅園なれど香に満つる

ごく近場の小さな梅園を訪ねた。思いのほか良い香りを放って自分を歓迎してくれたことに作者自身の気分も満たされたのである。具体的なことばを選ぶことでより力強い句になる。

原:ゆるび無き砂紋に梅の影揺るる
添:乱れなき砂紋にしるき梅の影

波のように描かれた美しい砂模様を直線で貫くように梅の枝が影を落としている様子である。原句はしだれ梅の写生だと思うが「梅の影」の季語はシャープさを捉えなければ活きない。揺れると何の影でも良くなる。

原:鈍色の景一変す今朝の雪
添:鈍色の景白変す今朝の雪

冬ざれて色彩感のなかった里の風景が朝窓を繰ってみると昨夜に降った雪で浄化されたように真っ白に変わっていたのに驚いた。雪に白の措辞をあてるのに抵抗があるかも知れないが、この句では白変のほうが具体的で鮮烈。

原:荒縄の井の字六段大根干す
添:荒縄の井の字井の字に大根干す

丁寧に荒縄で括られた大根がすだれのように干されている情景を美しいと感じた。寒い季節の里人たちの健気な生活ぶりも想像できる。この句の場合具体的な段数には意味がない。句のリズムを大切にするためにリフレインという表現法も工夫したい。

2019年2月2日

吟行案内:詳細


吟行案内:詳細のブログを更新して3月の定例吟行(中山寺)とスワン吟行(太閤園・藤田邸跡公園)の案内を掲載しました。

吟行案内

このブログの記事にはタグがつけてあります。現状は、合評会・吟行句会・定例句会・年度計画の4つですが将来増えるかも知れません。

各記事のタイトルの下に、[ 定例句会 ] のような表示があると思います。どのタグでも構わないのですがこれをクリックすると同じタグのつけられた記事だけが絞り込まれて一覧表示されます。

検索しなくてもシステムが勝手に処理してくれるのです。

宏虎さんやぽんこさんがそれぞれ早め早めに会場確保してくださってイベント情報に登録してくださるので感謝です。ただかなり先付で情報が開示されますので勘違いが生じるおそれもあります。必ず 吟行案内 で確認するようにして下さい。こちらには当月と翌月の予定を載せるようにしています。

2019年2月1日

兵庫大仏


WEB句会で初雀の句を沢山の方が選んでくださって感謝です。モデルは 能福寺 にある兵庫大仏です。

二週間ほど前、家内のアッシー君で神戸百年記念病院へ行ったときに立ち寄って授かったものです。能福寺は清盛が出家した平家の祈願寺で近くには清盛にまつわる史跡や有名な兵庫運河もあって吟行向きの場所です。機会があれば案内します。

兵庫大仏は、奈良、鎌倉と並んで日本三大大仏と言われています。明治24年に建立された初代大仏は青銅製の立派なものだったそうですが、第二次世界大戦の金属類回収令で無残にもひきづり倒されたそうです。現在の大仏は平成3年に再建された二代目です。

能福寺 兵庫津の道を歩こうガイド

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