2017年8月の日記

2017年8月30日

8月度定例句会

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参加者12人と少し寂しい句会でしたが、元気な顔が揃い楽しい時間を過ごしました。

先週の六甲吟行で詠まれた作品が多かったですが、いつもの当日吟行句会と違ってよく推敲された佳句が多く嬉しかったです。 みのるの作品も近詠に発表しましたのでご覧ください。

2017年8月28日

広島へ行ってきました

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急に話が決まって、先週の土、日で広島へ行ってきました。土曜日は、自宅を午後2時半に出発し、山陽道をほぼノンストップで3時間で到着。施設の母の外泊が OKになったので迎えに行ったのですがタイムリミットが午後6時でしたのでギリギリセーフでした。

母はとても元気で、嬉しそうに自宅での一泊を楽しんだようで良かったです。翌日午後三時のおやつを一緒に食べて施設へ母を送りそのまま帰路に、途中で食事したりお土産をかったりして4時間、神戸についたのは午後9時過ぎでした。

日曜日の朝は、5時30分に品女さんと落ち合って30分ほど一緒に田んぼの畦道を散歩しました。

稲の葉にびっしりと朝露がついていてとても綺麗でした。

稲の露朝日を弾きはじめけり みのる

2017年8月26日

力石の句追加募集

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高島教授から下記のメールが届きました。

やまだみのる様

あとわずかですが、力石に関する作品が不足しております。
皆様からのご提供を希望しております。

高島慎助

お手元に力石の句が残っていましたら、みのる宛メールでご連絡ください。新規に吟行していただくのも大歓迎です。採用された作品は、先生の著書『力石を詠む(九)』に掲載されます。 なお、作品には、吟詠地、場所を明記してください。

2017年8月25日

旧天上寺への道

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六甲吟行のルートに入れていた旧天上寺への道のりは、想定してほど甘くはなくみなさんにご迷惑をおかけしました。 かなり前に一度行ったのですが記憶が曖昧でした。ごめんなさい。

摩耶ケーブルとロープウエイとの乗り継ぎ駅「虹の駅」からは20〜30分かかるようです。以下のページに詳しく紹介されているので興味のある方は見てください。

旧天上寺は、昭和51年1月30日未明に賽銭泥棒による放火のため仁王門や一部の塔頭・庫裏を除いて全焼しました。現在は史跡公園として保存され、公園内には礎石などが、ほぼ焼失前の姿で残っているそうです。22日は、うつぎさんほか一部の有志と一緒に参道を登り、お休み処のような廃屋のあたりまでいってみましたがとても山門へは行きつけない感じでしたので引き返しました。

摩耶ケーブル付近は神戸でも有名な桜の名所でもあるので来年のそのころにもう一度旧天上寺を訪ねてみようと思います。

かなかなや焦土の寺跡訪ふ山路 みのる

2017年8月24日

六甲吟行

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22日の六甲吟行お疲れ様でした。かなり強行軍になってしまい申し訳ありませんでした。ちょっと欲張りすぎましたね。


草をはむ羊群

今回は句会をセットしませんでしたので、みなさん思うように創作が進まない様子でしたがいかがでしたか。来週の GH定例で作品を見せていただけるのを楽しみにしています。


摩耶山上掬星台からの展望

天空の女人高野に霧走る みのる

2017年8月20日

ハンモック

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先週の火曜日、家族で六甲山をドライブしました。 夏季限定でハンモック広場 が開設されているという高山植物園が目当てです。

樹林区にあるブナ大樹の広場にハンモックが設置されていて自由に楽しむことができるという企画です。六甲山上は、下界より5度ほど気温が低く、この日も家を出る時は28度でしたが、山上は23度という涼しさでした。

GH吟行予定の22日は曇天という予報であまり気温も上がらないと思うので、薄地のカーデガンを準備されたほうがいいかも知れません。

ハンモック深海のごと山毛欅樹林 みのる

2017年8月7日

広島の雁木

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昨日は、広島原爆の日でした。

今年89歳になる家内の母は、市内から少し離れた事務所の建物の中で被爆しました。建物は崩壊したのですが、事務所のなかに置かれていた達磨ストーブとその煙突とが瓦礫を支えてくれて、その隙間に守られて助かったそうです。


京橋川雁木群:広島の美しい水辺を構成する石積み護岸

さて過日、広島の波出石品女さんをお訪ねしたときに、「雁木」が話題になりました。

広島の雁木を知らない人は、季語の雁木(雪の多い地方で、雪よけのために家々の軒から庇を長く差し出して造り、下を通路とするもの。《季 冬》)だと勘違いしやすいですが、広島の雁木といえばそれとは違う別物です。

Web検索で見つけた情報を引用しておきます。

広島の市街地には、多くの川が流れています。その中でも歴史ある川には、今でも昔の雁木(がんき)が、当時のままの姿で、川岸のあちこちに残っています。雁木とは、舟の乗り降りをするための陸と水面とを結ぶ階段のような船着場です。

特に太田川上流京橋川の川岸には、約10mおきにたくさんの雁木があります。この辺りには、かつて大きな住宅が何軒もあり、その住宅一軒一軒の前の川岸に、プライベートな雁木がありました。その住宅に住む人は、お出かけは自宅前の雁木から舟を使っていた・・・ということです。

この豪華な住宅環境も原爆で崩壊してしまいました。いまこの地は、ホテルやマンションが建ち並び、川との間は市民の憩いの散歩道になっています。

広島忌雁木に佇ちて黙祷す みのる

2017年8月6日

添削から学ぶ

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今週のみのる選から添削させて頂いた作品を抽出して比較して学べるように原句を並べてみました。

一句一句の説明は省きますが、添削の意図を推測しならがら復習してみてください。どうしてもわからいという句があれば遠慮なくご質問ください。

注意点としては、

  • 具体的に写生すること(独りよがりの主観をいわない)
  • わかりやすく平明に詠むこと(無理にひねらないこと)
  • 季語が有効に働いていること(動かないこと)

 原句 → 添削

ひび割れの兵士の墓に蝉しぐれ → 蝉しぐれ兵士の墓も古りにけり 観覧車持ち上ぐるごと雲の峰 → 観覧車持ち上げてをる雲の峰 大夕焼甲板に立つ旅始 → 船旅のデッキに出れば大夕焼 駅前のポストは灼くる見舞状 → 見舞状灼けしポストに投函す

青葉梟巣立つ欅の静寂かな → 青葉梟巣立ちしあとの大欅 夏休み牧場の朝の乳搾り → キャンプの子牧場の朝の乳搾り 戸を繰れば一陣の風秋近し → 朝窓を繰るや頬撫づ風は秋

水打って今日の疲れも忘れけり → 庭に水打ちて寛ぐ心地かな 番犬の役には立たず油照 → 番犬も顎だして臥す油照 食べ助けして下さいと西瓜来る → 豊作のお裾分けてふ西瓜来る 次々に飛蝗追いたて草刈り機 → 草刈り機進む飛蝗を先立てて

まくわ瓜お釣りの出ない竹の筒 → 竹筒に銭いれて買ふまくわ瓜 水蜜桃赤子のように洗いけり → 水蜜桃赤児を洗ふごと洗ふ ペチュニアをもっと咲いてと切り戻し → もつと咲いてねとペチュニア切り戻す

暑気払ひ熱き抹茶のティータイム → あつあつの抹茶をたてて暑気払ふ 校庭の殊に一樹の蝉しぐれ → 校庭の要の一樹蝉しぐれ 宙遊びゐて朝顔のつるの先 → 宙探りゐる朝顔のつるの先 百日紅そら磨くかにゆうらゆら → 空磨くごとくに風の百日紅 蝉の穴覗く地底はどこまでも → 蝉の穴金輪際を見てみたし

下闇に目を凝らしたる力石 → 下闇に苔むしてをる力石 梅を干す母の大笊取り出して → 梅を干す母の遺愛の大笊に パティシエの仕事体験夏休み → パティシエの体験ツアー避暑の旅

2017年8月5日

俳句コラム:感覚としての季語を育てる

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新しい試みとして、俳句コラムの記事を書き下ろしています。今日は、「感覚としての季語を育てる」を書きました。

このシリーズに対して GHメンバーの皆さんからのご意見をいただければ、それを反映しつつ完成させていきたいのでご協力よろしくお願いします。

https://blog.textgh.org/201708051259/

2017年8月4日

俳句コラム:写生の意味

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ニ日(水)に高槻市にある両親のお墓参りに行ってきました。高槻には姉夫婦がいるので存問し、お土産にアロエの鉢を貰ってきました。まいにち1cmほどを野菜ジュースに入れるといいんだとか。

父母の墓を洗へば赤とんぼ みのる

ブログに、「俳句コラム:写生の意味」を書きましたのでお読みください。

https://blog.textgh.org/201708041203/

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