みのる選:2023年1月度
2023年01月30日
1 雲一朶なき凍て空に月白し | むべ |
2 酒蔵の春灯洩るる高所窓 | あひる |
16 銭湯へ通ふ道ゆき梅ふふむ | 澄子 |
※ 以下没 | |
3 たい焼きの腹押し餡をしっぽまで | (??) |
4 猫の眼を意識に入れて漱石忌 | (憑きすぎ) |
5 寒行者経を唱えて滝打たれ | (説明) |
6 池の鯉いまだ籠れる春隣 | (季語無理) |
7 暗き道鉦を響かせ寒念仏 | (説明) |
8 虎落笛音途切れ来る救急車 | (類想多し) |
9 週末の老も繰り出す街冬日 | (報告) |
10 寄せ鍋や分かちあふ幸支えあふ | (理屈) |
11 焼芋を母ほつこりと笑まふなり | (季語動く) |
12 朝経に芯まで冷える仏間かな | (報告) |
13 浜風の吹き渡りけり水仙峡 | (報告) |
14 トラックの荷台の魔物昨夜の雪 | (理屈) |
15 一閃のつららの雫青き空 | (報告) |
17 小鳥らが底石渡る池普請 | (報告) |
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2023年01月29日
7 焼芋を割つて母子で半分こ | 更紗 |
13 冬帽子野外ライブに蠢きぬく | そうけい |
14 寒声や余韻の尻尾裏返り | 千鶴 |
※ 以下没 | |
1 冬椿震える人の目釘付けに | (報告) |
2 白息のランナー二万大都会 | (無理) |
3 号砲やランナーすべて息白し | (報告) |
4 ㇻが‐達湯気揚げて見るテレビかな | (??) |
5 木の葉髪祖父の写真に瓜二つ | (報告) |
6 北風や引きし雨戸のより重き | (報告) |
8 雪だまを丸くにぎれぬ小さき手 | (報告) |
9 万両やビルの遮る遥拝所 | (季語動く) |
10 寒風に御手洗の水波打てり | (報告) |
11 大寒や音無き道のゴミ箱に | (??) |
12 バサバサと傘を鳴らして雪払ふ | (報告) |
15 大寒の朝に広げし濯ぎもの | (報告) |
16 寒禽の零るる声や物を干す | (報告) |
17 山茶花や質屋裏口隠れ路 | (??) |
18 雪吊りの頂昼の月白し | (報告) |
19 決勝戦スマホ見つめるショールの女 | (破調) |
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2023年01月28日
1 麗らかに高嶺は鳶を放ちけり | わかば |
2 号砲の遠しマラソン最後尾 | 中澤吉明 |
10 夕日落つ窓に枯木の影法師 | おひつじ |
12 押しくらのごと裸木に雀どち | ぽんこ |
13 風花の地に落つ刹那消えにけり | 千鶴 |
15 きれぎれに水音つなぎて冬の渓 | むべ |
16 大根の肩がでてをるエコバッグ | あひる |
17 芽柳に触れもしめぐる蔵通り | 智恵子 |
18 鴉どち物見してをる大枯木 | そうけい |
19 春耕の土喜んで笑むごとし | かのこ |
20 陽を浴びて腰の曲がりし雪だるま | 紫陽花 |
21 探梅の案内図になきけもの道 | 澄子 |
24 朝日さす庭の紅梅ふふみけり | れいこ |
※ 以下没 | |
3 海峡の暗きを打ちて寒の雨 | (暗いと見えないのでは) |
4 ウクレレを弾く夫の音をあげさせり | (無季) |
5 投句して北風の吹くみのる選 | (俳句に非ず) |
6 寒灯に引く歳時記の眼が疲れ | (報告) |
7 暖房を付けるだけつけ調節す | (報告) |
8 籠り居の唯一筋に恵方道 | (??) |
9 申告の計算すみて安堵かな | (無季) |
11 野良猫の座布団となる冬帽子 | (場所曖昧) |
14 裸木の枝先小さく膨らんで | (報告) |
22 待春の埠頭の風の冷たさよ | (季語に無理あり) |
23 白梅の母の着物や春隣 | (絵柄に季感なし) |
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2023年01月27日
6 夕陽射す枯木の園の大時計 | あひる |
※ 以下没 | |
1 痩せ尾根にアイゼンの刃をそっと出し | (報告) |
2 痩せ尾根にアイゼンの跡重ねつつ | (報告) |
3 四ニ、一九五キロ草いきれ | (無理) |
4 冬ざれのテールランプの乾く音 | (意味不明) |
5 子が集める節分菓子を門に下げ | (報告) |
7 芝犬の暖かそうな寒の朝 | (意味不明) |
8 枯れ枝も止まる鴉も黒々と | (説明) |
9 大木の黒土に馴染む花水仙 | (破調) |
10 部活終え円居の女子ら缶汁粉 | (報告) |
11 ここまでと制す戸外の子に銀花 | (意味不明) |
12 会報の編集会や置き炬燵 | (報告) |
13 雪吊りの雪を乞ひたるかたちかな | (雪乞ふ、無理) |
14 切岸を占めし彷香や野水仙 | (彷香?) |
15 葱切らし無人売店直行す | (報告) |
16 酷寒や目覚まし時計止める指 | (季語動く) |
17 セーターの繕いの跡凹みけり | (説明) |
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2023年01月26日
1 雪雲の押し寄せてくる遠嶺かな | あひる |
9 参詣のお社透かす大枯木 | そうけい |
※ 以下没 | |
2 おでん鍋煮立て親しき友を待つ | (報告) |
3 一人居る何もしないで冬籠り | (報告) |
4 侘助に雨のそそぎて無聊かな | (何が誰が無聊?) |
5 年老ひて湯婆の温もりありがたき | (理屈) |
6 汗だくしどんと下がれやはやり熱 | (理屈) |
7 雪の夜やピアノで子守歌などを | (季語動く) |
8 待春の花瓶に黄色き花を足し | (季語動く) |
10 着膨れて今宵は星と長話し | (季語動く) |
11 寒の水喉ごし一瞬目醒めけり | (報告) |
12 日溜まりを択りて丸まる猫小春 | (類想多し) |
13 何処にでもいそうな犬や寒の露地 | (報告) |
14 萎える葉の根本の小さき芽生えかな | (説明) |
15 飛び飛びに石墨遺り冬菫 | (季語動く) |
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2023年01月25日
12 跳ねる子のうさぎの耳や毛糸帽 | あひる |
※ 以下没 | |
1 凍土にこぼれ種より幼芽出づ | (無理) |
2 霏々と雪今ひたすらに言葉欲し | (意味不明) |
3 歓声に初雪応ふほどで無し | (理屈) |
4 おしゃぶりを卒業できし冬深し | (季語動く) |
5 温もりしレシピも貰ふ柚子の嵩 | (意味不明) |
6 からっ風あらがいながらボール打つ | (何のボール?) |
7 冬将軍明けて昼間の出で湯かな | (報告) |
8 大寒の湯殿に優るものはなし | (理屈) |
9 神樹の幹抱きて温き冬夕焼 | (無理) |
10 雪道に靴跡一つ夫婦旅 | (意味不明) |
11 飛機音と仰げば寒波唸る空 | (無理) |
13 吹き荒れる冬将軍の怒号かな | (説明) |
14 蓮鉢の氷の厚さ底見えず | (報告) |
15 寝ねがてに犬で暖とる大寒波 | (報告) |
16 色鳥の実を求め来て遠慮がち | (報告) |
17 眼鋭き無言監督懐手 | (破調) |
18 長コートドレスの裾の浅緑 | (報告) |
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2023年01月24日
4 上段に構へて不動寒稽古 | 宏虎 |
5 決算のなかなか合はず冴返る | きゃ紀 |
7 着膨れて覚束なしや朝厨 | そうけい |
15 細雪ヘッドライトの闇に舞ふ | あひる |
※ 以下没 | |
1 芳香や待ちにし里の梅便り | (報告) |
2 雪山に路を創りて単独行 | (報告) |
3 着膨れて祖父という名に拘りぬ | (理屈) |
6 水道に記録の寒波初手当 | (報告) |
8 生え際の白髪いとしき初鏡 | (1人称3人称?) |
9 ちやん付けで母に呼ばれて冬うらら | (季語動く) |
10 囀りの呼ぶ朝あさの森の奥 | (写生は瞬間のこと) |
11 隙間風家のどこかが音たてて | (報告) |
12 風花やカバン音させ下校の子 | (季語動く) |
13 草枯れて庭殊の外広きかな | (報告) |
14 寒波来る震ふ鉢物玄関に | (報告) |
16 四ツ辻の不意の突風虎落笛 | (季語無理) |
17 露地奥の一戸一戸に虎落笛 | (季語無理) |
18 初雪や夜の静寂を深むなり | (報告) |
19 大寒や雲の隙間に日矢の差す | (類想) |
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2023年01月23日
6 網の目に裸木空へ枝ひろげ | ぽんこ |
8 冴ゆる夜やぼんとひと声古時計 | 千鶴 |
10 雲切れてプラチナ色の冬日差す | かのこ |
※ 以下没 | |
1 初場所や小兵力士のがぶり寄り | (季語動く) |
2 初場所や初日ながらもすでに荒れ | (季語動く) |
3 つぶらなる金鈴子鳥素通りす | (報告) |
4 凍雲の山を離れず海暮色 | (山、海同時には見えない) |
5 北風に乗り油売り声流がる | (報告) |
7 大根の抜かれし畝の穴の列 | (報告) |
9 寒ざらし白き楮の光る川 | (報告) |
11 ふうわりと綿雪に似た梅の花 | (説明) |
12 まだ固き椿の莟連なりぬ | (報告) |
13 鵯の実を食べ尽くし飛び立てり | (報告) |
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2023年01月22日
2023年01月21日
2 落暉いま枯野を金に染めにけり | 宏虎 |
4 魁の二輪ほころぶ東風の梅 | 千鶴 |
8 音立てて子らは早足落葉道 | あひる |
※ 以下没 | |
1 寄せ鍋に煮込みうどんの似合いペア | (意味不明) |
3 民宿は波音ばかり枯岬 | (季語動く) |
5 神域の籬の見栄へ実千両 | (報告) |
6 大寒や彫刻めきし茎のとげ | (何の茎?) |
7 月冴ゆるふとサイレンの響きては | (何のサイレン?) |
9 俳句愛貫き百寿寒に逝く | (弔句は対象外) |
10 新品種こころは踊りいちご買う | (報告) |
11 冬セール三年ぶりに服試着 | (報告、季語動く) |
12 飛び石の間に低くく咲く黄水仙 | (破調) |
13 沢庵の匂いタクシー乗り換えす | (報告) |
14 寒椿墜ちやすき故華やげり | (理屈) |
15 冬薔薇咲きて鋏の入れがたき | (理屈) |
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2023年01月20日
12 大空に点描のごと樗の実 | あひる |
※ 以下没 | |
11 家族皆雪合戦で大騒ぎ | (報告) |
2 大の字を着て大文字山眠る | (理屈) |
3 眠らんと土幾重にも落葉敷く | (理屈) |
4 梅一輪冠戴き空を向く | (冠戴き?) |
5 空の色やや和らいで春隣 | (色和らぐ?) |
6 大寒や身軽にボレー打ち合いて | (季語動く) |
7 荒神さん朝一供ふ寒の水 | (季語動く) |
8 山茶花や木柴垣より見え隠れ | (報告) |
9 澱みより寒鯉の眼の浮かび来る | (報告) |
10 葉隠れに点る紅寒椿 | (報告) |
11 日向ぼこ籬を越えて鼾犬 | (鼾犬?) |
13 堰越ゆる水も明かに日脚伸ぶ | (季語動く) |
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2023年01月19日
※ 観念や理屈を封印すること | |
※ 幼子の視点で素直に詠むこと | |
※ 歳時記を睨んで詠まぬこと | |
1 コーヒーにほつと一息冬の夕 | (季語動く) |
2 寒夕焼荷物の様に犬を引く | (季語動く) |
3 発破音谺し冬の山縮む | (意味不明) |
4 愛獣墓拝むその奥梅白し | (報告) |
5 春着着た写真花やぐウインドウ | (写真は無季) |
6 大鉢に盛られたるかに福寿草 | (説明) |
7 冬の蜂瑠璃の日向を動かざり | (意味不明) |
8 遠国の猛る波頭や松葉蟹 | (季語動く) |
9 バレンタイン姉の鼻歌厨占領 | (破調、季語動く) |
10 大寒やドクターの言固唾呑む | (意味不明) |
11 酷寒や音なき夜半のナゼの音 | (意味不明) |
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2023年01月18日
1 虎落笛石焼き芋の笛運ぶ | (意味不明) |
2 隙間風民宿の家匂ひ逃げ | (意味不明) |
3 北帝のはやこの街に着陣す | (意味不明) |
4 消防団募集ポスター水涸るる | (意味不明) |
5 実のたわわ八朔下の赤鳥居 | (報告) |
6 冬草や斜めなりたる道祖神 | (季語動く) |
7 水仙のすつくと伸びし花四輪 | (説明) |
8 雲と地と繫がるごとし遠時雨 | (説明) |
9 乾きたる鼻腔に匂う寒の雨 | (理屈) |
10 手袋が大きく見える幼き子 | (報告) |
11 ひたすらに七十年の恵方道 | (意味不明) |
12 寒卵笊渡されて養鶏場 | (意味不明) |
13 冬日差す祠の脇の老爺柿 | (報告) |
14 真っさらな茶道具並ぶ襤褸の市 | (報告) |
15 一斉に雀飛び立つ枯葎 | (季語動く) |
16 水仙や一枚脱いでボウル蹴り | (意味不明) |
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2023年01月17日
5 陽炎ひて揺らぐかと見ゆ石灯籠 | ぽんこ |
6 毛糸編む吾子の笑顔を図案とす | あひる |
※ 以下没(「わかる俳句を」を復習) | |
1 大仏に潮騒遠く冬日落つ | (季語動く) |
2 久々に訪ねし寺や弓初め | (報告) |
3 意外にも水を欲しがるシクラメン | (報告) |
4 冬の海それでも波に乗るボード | (理屈) |
7 会える価値笑い噛みしめ新年会 | (理屈) |
8 雨音止み窓に貼り付く六花かな | (破調、報告) |
9 マスクして生き写しなる目元かな | (意味不明) |
10 百年の味継ぐ老舗梅ふふむ | (季語動く) |
11 寂しさをあたためまるき日向ぼこ | (意味不明) |
12 暗闇の雪街灯に冴ゆりけり | (意味不明) |
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2023年01月16日
1 どんど焼天まで昇れ吾の吉書 | 清川徹斎 |
※ 以下没(見て感じて写生する) | |
2 六地蔵凩の中微笑みて | (季語動く) |
3 寒昴闇の深きを光りけり | (報告) |
4 万両の実生で並び赤き実を | (報告) |
5 泳ぎ初む稚魚のごとくに枯葉翔ぶ | (無理) |
6 冬野菜煮込み家中暖かし | (報告) |
7 火柱のさらに風呼ぶ大どんど | (類想) |
8 石磴の手摺にもたる沈丁花 | (報告) |
9 固く閉ざす小さき祠沈丁揺れ | (破調) |
10 吉兆を受く人混みにのまれつつ | (報告) |
11 忘れまじ命の重さ阪神忌 | (主観) |
12 天空の回廊電飾雪の原 | (意味不明) |
13 花も葉も光糴り会ふ寒日和 | (無理) |
14 寒晴や揺るぎなく立つ塔一基 | (季語動く) |
15 藪入りや母命日の百合たむけ | (報告) |
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2023年01月15日
※ 残念ながら入選句はありません | |
※ 添削日記 を読んで復習しましょう | |
1 靴の音身にこだまする寒の月 | (意味不明) |
2 方々に馴染みし嫁や冬うらら | (抽象的) |
3 衰残の鶴に夕日の射しかかる | (報告) |
4 自販機の寒夜に青く発光す | (報告) |
5 燻りの中に投げ打つどんどかな | (報告) |
6 衰残の鯨はついに力つき | (季語無理) |
7 熟したる金柑落とす鴉かな | (報告) |
8 竹串のめった刺しなるおでん鍋 | (措辞無理) |
9 初凧や競ひて駆ける砂丘かな | (切れ字二つ) |
10 しなだれし赤きみずきの花の餅 | (説明) |
11 書初めの焼け字舞いあぐ塞の神 | (理屈) |
12 侘助の昨日の紅の地に伏しぬ | (理屈) |
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2023年01月14日
2023年01月13日
※ 残念ながら入選句はありません | |
1 北風に乗り石焼き芋の笛流る | (季重なり) |
2 空っ風葱の畑の青々と | (報告) |
6 子に代わりに絵馬に願掛く春よ来よ | (報告) |
8 日向ぼこ我と遊べや雀どち | (類想) |
11 小寒や待ち疲れし決勝戦 | (季語動く) |
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2023年01月12日
8 枯色が包む陸墓に木守柿 | ぽんこ |
10 冬木の芽われを導く園の道 | あひる |
※ 以下没(無理な比喩は理屈) | |
1 凍てる日雀啄む何かある | (季語動く) |
2 寒中は何処へも行かず自粛せり | (報告) |
3 つひに雪家を持たざる者たちに | (意味不明) |
4 石蕗の花ものみな枯るる中に咲く | (理屈) |
5 女正月娘盛りの三姉妹 | (報告) |
6 生き生きと水仙咲くと届きけり | (報告) |
7 辛口の酒も噺も女正月 | (報告) |
9 冬日向ガラスに映る水の影 | (季語動く) |
11 神社へとはためく幟北颪 | (季語動く) |
12 光浴び枝しなやかに雪柳 | (説明) |
13 冬ざれの美空に真白飛行雲 | (季語無理) |
14 雪国の心の灯シクラメン | (想無理) |
15 裸木や背伸びの雲つかみたし | (想無理) |
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2023年01月11日
7 茹でこぼつ若菜の笊の置き処 | 澄子 |
8 野地蔵の蓑笠被る雪の原 | 智恵子 |
13 闇に脱ぐ夜業了りし作業服 | 島敏 |
14 大いなる鍵かちと鳴り蔵開 | れいこ |
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2023年01月10日
※ 残念ながら入選句はありません | |
・ 思い切って視点を変えてみてください | |
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2023年01月09日
2023年01月08日
1 梅ふふむ風も和らぐ浅葱空 | 多嘉子 |
※ 以下没(心象句は添削対象外です) | |
2 寒昴総てを信じ生きて見ん(心象) | 宏虎 |
3 年毎に株の数増し福寿草(報告) | 宏虎 |
4 なんと出るか期待まじりの初御籤(心象) | ぽんこ |
5 振袖児肩車され初詣(報告) | ぽんこ |
6 お正月明けて閑かな茶の間かな(報告) | かのこ |
7 霜踏めば地下の宮殿顕るる(意味不明) | かのこ |
8 淑気満つ奉納のぼり旗めきて(報告) | 更紗 |
9 母に似し爪のかたちや蜜柑むく(報告) | 更紗 |
10 太鼓焼あんこのせゆくリズムかな(説明) | あひる |
11 剥製の眼に見据へられ冬座敷(類句) | 澄子 |
12 屠蘇飲みて少女頬張る飴ひとつ(意味不明) | 智恵子 |
13 唐紙のぽっかり空いた踵穴(無季) | れいこ |
14 柿の実の天蓋数珠なす寒のそら(意味不明) | 澄子 |
15 寒昴この世で母に逢う奇跡(意味不明) | れいこ |
16 振袖で御籤結ぶや新成人(報告) | 紫陽花 |
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2023年01月07日
2 七草や六十五年共白髪 | 宏虎 |
※ 以下没(「観念に溺れるな」を熟読しましょう) | |
1 喰積に好きな品来ず当て外れ(報告) | |
3 寒風に甘み滲み出る干し大根(説明、類句あり) | |
4 年玉に目を丸くする六歳児(何歳児でも同じ) | |
5 七草の名を唱へもす朝餉かな(報告) | |
6 池の鯉ぽってり太り凍てもせず(無理な季語) | |
7 庭にふとひらく水仙まぶしかり(季語動く) | |
8 夕暮れの早きふるさと山眠る(報告) | |
9 寒鰤をさばきし母の勇姿かな(報告) | |
10 板東の松納めたる六日かな(類句多々) | |
11 霜降りの野菜を笊にご挨拶(意味不明) | |
12 七種を上手に打てる左利き(報告) | |
13 七草と言えども今朝は三種粥(報告) | |
14 『左義長』に印あり母の歳時記(意味不明) | |
15 松の実も少し足したり七日粥(報告) | |
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2023年01月06日
10 ひと本の蠟梅の香が庭に満つ | 島敏 |
13 足裏に畳冷たき奥座敷 | れいこ |
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2023年01月05日
1 陽の梅の白き花弁に蕊の影 | むべ |
5 裸木の鴉あたりを睥睨す | ぽんこ |
9 碧空に切り絵の如し枯木立 | かのこ |
10 水鳥の羽ばたく朝の玉雫 | 智恵子 |
※ 以下没 | |
2 咳払い出来ぬ緊張初句なし(意味不明) | |
3 異国語華やかなりし冬京都(破調、季語動く) | |
4 クール便探す三日の忘れ物(意味不明) | |
6 冬空へ相輪の金輝ける(記号動く) | |
7 玻璃窓が照らし反すや寒の月(季語動く) | |
8 源平の所縁の古刹梅含む(類想) | |
11 冬の樹の二本遺れる更地かな(季語動く) | |
12 蝋梅や日を返し日を透かしゆく(類想) | |
13 注連縄の藁のにほひの清々し(報告) | |
14 寒柝や犬の遠吠ありし頃(「頃」が曖昧) | |
15 小寒の右目の朝日眩しけり(季語動く) | |
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コメントを書く に選評を書きました。 | |
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2023年01月04日
※ 没理由は書きたくないのですが止むなく | |
1 数の子を噛む歯触りやいと嬉し(報告) | |
2 新札を束ねて薄しお年玉(説明) | |
3 ゆったりと歩く人々初詣(説明) | |
4 壮観に大靴並ぶ冬休み(季語動く) | |
5 外厠水仙の香に手を清め(類想) | 智恵子 |
6 羽ばたきの音や椿を散らしゆく(写生不足) | |
7 ティクトック真似てマフラー巻いてみる(無理) | |
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2023年01月03日
※ 入選句はありません | |
・ 平凡、報告、類句、類想多し | |
・ 考えて作ると必ず嘘が生じます | |
・ 常識を超えた感動を見つけましょう | |
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2023年01月02日
4 白寿まで生きんと願ふ去年今年 | 宏虎 |
10 お正月集ふ真中に母在す | わかば |
12 淑気ありきゆつと帯締まる音 | 澄子 |
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2023年01月01日
2 日課なる散歩コースも初景色 | 宏虎 |
3 生かされてゐる実感や初御空 | むべ |
4 うたた寝を孫に起こされ凧揚げに | あひる |
5 庭に出で眩しと仰ぐ初御空 | 澄子 |
8 初日いま息吹のごとく海照らす | れいこ |
9 穏やかな気分で仰ぐ初御空 | わかば |
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2022年12月31日
1 古日記繰りて感謝の思ひ多々 | わかば |
9 母打ちし自然薯入りの晦日蕎麦 | れいこ |
10 紅白を聞き流しつつ屠蘇用意 | あひる |