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1月11日 (投句7名 選句8名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
実南天己が重さに項垂れり 澄子 4 えいじ.あひる.むべ.康子.
冬木の芽緩めてゆきし久の雨 わかば 4 せいじ.なつき.澄子.康子.
笹叢に本朱の艶や藪柑子 むべ 3 せいじ.あひる.康子.
竹百稈青々として淑気満つ むべ 3 せいじ.なつき.澄子.
門松の縄の寿ぐ梅結び むべ 3 なつき.澄子.康子.
大海の初日に霞む鳥の影 えいじ 2 せいじ.わかば.
神田の畔に立ちたる初鴉 なつき 2 あひる.むべ.
参拝の列の曲りし宮焚火 なつき 2 えいじ.あひる.
山茶花をひと片散らすめじろかな むべ 2 あひる.わかば.
枯葦のつつく川面に光生る あひる 1 えいじ.
野辺送り煙一筋雪催 澄子 1 わかば.
山颪小舟打ち上ぐ冬の浜 澄子 1 わかば.
蒼天をつつくがごとく冬木の芽 せいじ 1 わかば.
おにぎりを持つ手悴む河川敷 せいじ 1 むべ.
松古木菰巻く縄に緩みなし むべ 1 せいじ.
元朝の真日に燦々鮒釣りぬ えいじ 1 澄子.
と見る間に冬鷺魚を一呑みす せいじ 1 むべ.
青空の何処か風花隠したる 澄子 1 康子.
晩学の足鈍らせる寒の雨 わかば 1 澄子.
赤赤と尾灯絶へざる寒の底 澄子 1 えいじ.
マスクの目笑みし巫女より破魔矢受く なつき 1 えいじ.
初日の出ふたり寄り添う波堤かな えいじ 1 なつき.
さざなみの川上りゆく空つ風 あひる 1 むべ.
病院に寝正月なる友見舞ふ わかば 1 なつき.

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