2012年1月の日記

2012年01月31日(火)

虚構を詠む弊害

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実景による感動ではなく想像巧みに言葉だけで構築した作品を虚構の句といいます。

過去に見た風景を思い出して詠んでいるので虚構ではないという主張もあるでしょう。 けれども記憶というのは希薄ですから、どうしても虚構傾向になりがちです。 こうした作風を繰り返していると即吟ができなくなり実景に心を遊ばせて詠むということが出来なくなるのです。

吟行では見えるものの表面だけを写生するのではなく、見えないものが見えて心が動かされるというところまで粘ることが大切で、そのためには忍耐が必要です。 一カ所で30分は頑張るという姿勢を試してみてください。その結果一句も授からなくてもあきらめないで忍耐強く繰り返し訓練することが大事です。そうすることで必ず作風に変化が出てきます。 見慣れた風景の中からでも新しい感動を見つける・・・吟行の訓練によってこれが可能になるのです。 どこかに出かけなくても生活身辺でも実景を詠むことは出来ますね。とにかく無になって心を遊ばせることが肝要です。

作品は日々の生活の記録(日記)であり、作品集はその作者の人柄を表します。ご自身の作品を整理して振り返ったとき、虚構の作品をいくら並べも決して感動はよみがえりません。そればかりかむしろ空しさを覚えられるはずです。 本物の感動を綴った作品こそが私たちの財産であり宝物になるのではないでしょうか。こころして切磋琢磨いたしましょう。

2012年01月29日(日)

日曜日

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いろいろとご心配、お見舞いいいただいて感謝します。おかげさまで微熱や咳は大分治まってきました。 ただ、ちょっと出かけただけで家に帰ってきたときにすごく疲れを覚えます。 体力も少し弱っているんでしょうか。 小一時間ほど横になってようやく一息はいるというような情けない状況です。

先週はインフルエンザのために礼拝は休みました。 今日は二週間ぶりに出席しましたが、心なしか空席も目立つようで風邪やインフルエンザが流行っているようです。 どうぞ皆様もお気を付けください。

2012年01月24日(火)

フォトブログとの棲み分け

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最近、みのるのフォトブログを見てくださっている方が増えているようで嬉しいです。

姉夫婦がフォトライフを愉しんでいて、ときどきこの日記に貼っていた写真も見てくれていたようです。 せっかくなので共通の話題で交流できたらいいなと思ってフォトブログとして分離しました。 大きい写真を貼るとページが重くなりますので、その対策も兼ねています。

  • みのるの日記:文字主体で俳句中心の話題
  • みのるのフォトブログ:写真主体でカメラ中心の話題

両方に同じような話題を書くのもどうかと思いますのでこんな風に使い分けようと思います。 最近フォトブログの方も見てくださる方があるようでちょっと恥ずかしいですが・・・

花茗荷さんが一眼レフを買われたそうで、カメラのことでも交流できそうです。 カメラに関しては僕も初心者なので一緒に勉強しましょう。

写真の心がけは俳句と共通するところも多いので、学んでいるうちに俳句にも適用でそうだなぁ〜と思うことも多いです。 カメラに興味のある方は、ぜひフォトブログにもコメントを書いてください(^_^)

2012年01月23日(月)

藤井寺佐藤家のひな祭り

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ひかりさんがいろいろ調べて準備してくださっている、藤井寺佐藤家のひな祭りの日程ですが、今のところまだ未定です。 出来るだけ早く情報を収集しますが、直前になる可能性が高いです。

2011年は、3月3日から3月6日までの4日間、2010年と2009年は、2月28日から3月3日まででした。2008年は2月29日から3月3日までです。

あくまで推測ですが、もし昨年だけ何らかの事情で予定を変えられたのであれば、今年は、例年通り2月29日から3月3日に戻る可能性が高いです。 けれども、昨年から予定を変更されたのであれば、今年も3月3日から6日までになるかもしれません。

ひかりさんとの打ち合わせでは、メンバーの皆さんのご予定もあるので、とりあえず2月29日に藤井寺での吟行句会を設定して、佐藤家のひな祭りとの日程が合わない場合はあきらめましょうということになりました。

なので、2月のスワン句会は、佐藤家のひな祭りの日程にかかわらず2月29日とします。当日佐藤家の前までご案内しますので、 もしひな祭りと句会の日程が合わない場合、有志を募って再訪問しましょう。僕は今のところどちらも行く予定です。

2012年01月22日(日)

毎日句会みのる選1月7日~14日を発表しました

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一週間遅れとなりましたが、みのる選を発表しましたのでご確認ください。

寒い時期で吟行に出にくくやむを得ないかと思いますが、メンバーによっては考えて詠むスタイルの作風になってスランプの人が目立ちます。 たとえ家の中で詠むとしても写生の心で感じながら生活身辺に目を向けることが大切です。 せっかく一泊吟行等で学んだ写生の心を退化させてはしまっては、また振り出しになるからです。

今回みのる選をしながら感じたことを箇条書きにしておきますので、添削された句の意味を復習しつつご自分の作風についてチェックしてみてください。互選の高点に甘んじていてはいけません。

  • 季語を説明した常識句、常套句はだめ。他人の表現や想をまねて詠むのは論外です。
  • 新しい発見をするためには、まず感じることが先です、次にそれを写生するのです。
  • 時間をかけて写生していないので感動が希薄。もう一歩突っ込んで具体的に感じること。
  • 想像や過去の記憶を思い出して句を創作してはだめ。基本(吟行吟)を怠ると感性は退化します。
    眼前の実景に触発されて過去の記憶が蘇り一句を得る・・・
    という作り方ならぎりぎり OKですが初心者は真似てはいけません。
  • 表現は稚拙であっても感動が斬新であることが重要。
    言葉巧みでも無感動、理屈の句はだめ。高点句の二番煎じもだめ(類句です)。
  • 類句、類想は俳句人として最も恥ずべき行為です。心して戒めましょう。
  • 季語が動かないかどうかを必ずチェックしましょう。俳句は季感が生命です。
  • 上達は作句数に比例します。まじめに作句し出句を休まないことが大事です。『継続は力!』

ちょっと厳しいことも書きましたが、毎日句会は互選の高点を競うことを目的としたゲームではありません。 他の誰にもまねの出来ない個性的な作品作りを目指してください。ヒットを狙うのではなくホームランか三振かです。

あらかじめ作者がわかっている毎日句会の場合は、みのる選の物差しは作者によって変えています。そのことを覚えつつみのる選を復習してくださるのも興味深いと思います。

新玉の春や初心に返るべし   みのる

2012年01月11日(水)

明日は初句会(子午線句会)

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9日に母教会を会場とした大きな集会があって、お正月からその準備で慌ただしい日が続きました。昨日も教会関係の打ち合わせで外出、さすがにちょっと疲れました。

ようやく一息が入ったのでリセットしなければいけないですね。明日は久しぶりの初句会を楽しみたいと思います。

2012年01月06日(金)

新年始動(^.^)

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お早うございます。 今週いっぱいは松の内ですが、そろそろ GH始動せねば・・・というところです。


(朝日に映える ・・・みのる庵)

温かそうな朝日が射してきたので、家内にたのまれたゴミ出しに外へ出ました。 やっぱり風は冷たいです(^.^)

昨日、九州にいる教会学校の教え子(当時10歳、現在27歳)から嬉しい年賀状が届きました。 個人事業を起業し、併行して NPOの活動もしているとのこと、何だかとてもうれしくなりますた。 生存競争に激しい日本の経済界で生き残っていくのは何かと大変だと思うけど、頑張って欲しいです。 目先の小手先的な不況対策では無くて、こうした起業家達を大切に育てていくような、インキュベーター機能が欲しいですね。

2012年01月02日(月)

2012年の年間聖句

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GHメンバーの皆様、明けましておめでとうございます。


(播磨灘の夕景・・・左は淡路島です)

2012年も皆様にとって、また GHの活動にとってよりよき一年となるようにお祈りしました。 悲しいニュースも多々ありましたが、落胆、絶望するのではなくて、互いに励まし支えあい希望を持って前へ進みましょう。

いろいろと瞑想のうちに、今年一年間のみのる日記の標語として、次のみことばが与えられました。

いつまでも残るものは、信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているものは愛です。(聖書)

参加者の皆さんにキリスト教信仰を押しつけるつもりは全くありませんので誤解しないようにお願いしたいのですが、この聖書の箇所についてぼくなりにちょっと補足してみます。ぼく自身の信仰の証しとして読み流して下さると感謝です。

「信仰」については、同じ聖書の別の箇所に

  "信仰とは望んでいる事柄を確信し目に見えないものを確認することです。"

と書かれています。 私達はともすれば目に見えるものに心が奪われがちですが、阪神淡路大震災や今回の東北大震災に遭遇して人々の助け合いやはげまし心のふれあい、去年の一文字でいえば「絆」がいかに大切かを知らされました。 そしてこの大地震を引き起こした不思議な力(人の力ではどうすることも出来ない目に見えない大きな力)が厳然と存在することも知りました。

このように、人知では計り知れない大きな力を感じとる時、私達は永遠に平和な幸せな生活を送りたいと望みます。 この願いや祈りが信仰の第一歩となり私達の人生の支えとなってくれるものだとぼくは信じています。

次に聖書のいう「希望」とは、

  "目に見えている不幸や災難に意気消沈せず助け合いはげましあって、明るく、くよくよせず前向きに生きなさい。そして将来実現してほしいことは、それを望み祈りなさい。"

という意味に要約できると思います。 希望のある人生と、ない人生では幸福度は大きく変わるのではないでしょうか。

最後の「愛」については、ご存知のかたも多いと思いますが、聖書のいう「愛」は男女間の愛のみを示すのではなく、大自然や他の人々に対するあたたかい思いやりや、いたわりなどをを指しています。

この世的な地位や財、名声などは、その人が死んでしまえば塵と同じです。 けれども信仰や希望、愛は、継承されて後々まで残っていく、その中でも「愛」は特別だというのですね。

いづれにしても2012年、このみことばを信じて進みたいと願っています。

2011年12月31日(土)

一年間のご支援を感謝します。

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ふりかえってみるとあっという間の一年間でした。


(窓辺の菜の花)

GHメンバーの皆様のご支援を得てこの一年間もとても充実した日々を過ごさせていただきました。心よりお礼申し上げます。 吉野の一泊吟旅では、三刀さん、よし女さん、なつきさん、こすもすさんが遠路参加して下さってとても嬉しかったですね。

GHの愉しい雰囲気は、メンバーの皆様がそれぞれ互いのことを思いやって大切に人間関係を育んで下さっているからだと思います。 来年も互いに慰め励まし合い、支え合って愉しい GHの輪を広げていきましょう。

とても残念なことですが、皆様に祈って頂いたあさこさんのご子息は過日亡くなられたそうで、深い悲しみの中からメールで知らせて下さいました。今は俳句を詠むこともかなわず、慰めてさし上げることばも見つかりませんが、あさこさんの悲しみが一日も早く癒やされますように続いてお祈り下さい。

GFや談話室に皆様からみのる宛のお心遣いのコメントを頂戴して感謝します。お正月休みの間に返信を書きますのでご容赦下さい。 皆様とご家庭との健康が保たれ、よき新年となりますようお祈りしています。一年間の感謝を込めて・・・

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