みのる選:2020年10月度

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2020年10月25日

10月17日~10月23日

2020年10月24日
放ち飼ふ鶏の家出す秋麗うつぎ
能登島の入り江に映る秋灯そうけい
あやす子もあやさるる子も手に木の実小袖
山襞を撫でゆく霧の速さかなわかば
先生も渡船登校鯔飛べりなつき
忠告もどこ吹く風や猫じゃらしうつぎ
と見る間にドローンは点に秋高しせいじ
笈摺の御朱印乾く秋の晴よう子
色鳥に息をひそめし探鳥会かかし
行くほどに濃くなる峡の紅葉狩わかば
膝つきて黙と自然薯掘る背中よう子
お見舞と差し出す子らの手に木の実うつぎ
庭下駄の鼻緒ゆるゆる秋深む菜々
鵙猛る即身仏の古墳塚なつき
金木犀匂ふ寺町夕の風そうけい
秋うらら腹にキャラ描く飛行船せいじ
ラジオから洩るる懐メロ秋深しはく子

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2020年10月18日

10月10日~10月16日

2020年10月17日
葉を返し崖の真葛に風の道素秀
捨案山子集め供養す老農夫かかし
天険の城址は雲に山粧ふわかば
黒牛を際立て阿蘇の芒原うつぎ
秋うらら休み休みの庭仕事せいじ
草の露踏みつつ淀の水際まではく子
清め塩して神木の松手入かかし
男衆野菜乱切り芋煮会かかし
鹿の群れ大和大路をはばからず宏虎
秋晴れやものよく聞こえよく見えてよし子
高原に風吹きわたり天高しこすもす
園丁は地元の農夫ダリア園よう子
山粧ふ塔の九輪のぬきんでてわかば
すぐそことダリア園まで誘はるるよう子
流し目の眦紅し菊人形素秀
眼まで枯れて蟷螂一色にうつぎ
蕎麦の花本陣跡と幟たつなつき
旅に出てみたくなる日や鰯雲うつぎ

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2020年10月11日

10月3日~10月9日

2020年10月10日
名月や一駅前でバス降りるかかし
山寺の縁の下までこぼれ萩素秀
大聖堂和装マリヤの爽やかにはく子
老い母に呼ばれて仰ぐ窓の月せいじ
露雫溜めてもみづる畦千草よう子
声に散りまた戻りくる稲雀わかば
先達のリュック鈴鳴る花野道なつき
蕎麦の花さ揺れて蝶を翔たせけりうつぎ
蕎麦の花いよいよ白し夕まぐれ小袖
山粧ひ高速道路開通すこすもす
山伏の法螺や山頂霧晴るるなつき
堤より川面明るき良夜かなうつぎ
蟲の音をワキとしてシテ謡ふべし宏虎
頬杖をして虫を聞く羅漢像素秀
山畠の奥の奥まで蕎麦の花小袖
野葡萄のグラデーションに実を結びわかば
秋天下燦と出土の耳飾りはく子

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2020年10月4日

9月26日~10月2日

2020年10月3日
数独にうつつを抜かす夜長かなせいじ
砂をどる湧き水豊か秋の声ぽんこ
道の駅秋の草花写真展こすもす
島の灯のまばらに点る良夜かなわかば
水汲場脇に一叢彼岸花小袖
転作の村の明るし蕎麦の花うつぎ
純白のウエディングドレス紅葉亭はく子
色変へぬ松や開かずの勅使門よう子
嬉しさと淋しさ半々敬老日うつぎ
秋うらら絵解きめきたる島の地図なつき
ほんのりと土の香りや零余子飯うつぎ
案山子翁去りて騒がし群雀小袖
農小屋をがんじがらめに藪枯よう子
ひんがしの雲まで染めて秋夕日はく子

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