最新のみのる選

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2022年12月4日

11月28日~12月3日投句分

2022年12月3日
藪巻を終へて松並威儀正す愛正
黄落や築百年といふチャペルむべ
行き戻る靴跡一つ冬河原なつき
城壁をひろがり攀じる蔦紅葉ぽんこ
岩壁を登るがごとく山の霧愛正
墓に父母恋へば小春日吾をつつむ素秀
蝶のごと風に舞ひつつ黄落すわかば
大火鉢据えて老舗の料理店はく子
宇治小春茶そば御膳に舌鼓はく子
葦枯れて川に残りし渡し舟素秀
寒木瓜のほのと紅差す陽射しかなむべ

2022年11月27日

11月21日~11月26日投句分

2022年11月26日
眼を閉じて過す術後や夕時雨こすもす
池の面落葉が埋めつくしけりぽんこ
茶の花や清楚旨とす志わかば
亡夫の服孫に似合ひて冬うららはく子
木の葉髪いふこときかぬ脛撫ぜてなつき
這ひ這ひの嬰膝に来て冬ぬくしなつき
藪巻の結び目に凝る庭師かな愛正
不穏なる間違ひ電話うそ寒し素秀
唇に冷たき亡夫のハーモニカむべ
晴れ渡る富士を隠せる柿すだれはく子
黙々と門前を掃く冬帽子ぽんこ

2022年11月20日

11月14日~11月19日投句分

2022年11月19日
小流れを堰きて犇めく落葉かなはく子
遺されし父のセーター着るおしやれむべ
山茶花の咲き継ぐ庭の主悼むわかば
柔らかな日ざしが包む浮寝鳥ぽんこ
炊きたてを握る熱さよ今年米むべ
ヒーローになりたいと絵馬小鳥来るなつき
セコイヤのしぐれのごとき落葉かなはく子
滑走路尽きたるさきの枯芒素秀
箒目を踏みゆく草履七五三なつき
ゆつくりと枯野撫ぜゆく雲の影愛正

2022年11月13日

11月7日~11月12日投句分

2022年11月12日
街の灯を白く濁して初時雨素秀
秋天を貫かんとす九輪塔ぽんこ
動物の童話仕立てや菊花展はく子
夕映えの残る美空に月白しはく子
艷やかに陶と見紛ふ次郎柿素秀
黄落の肩に鞄に自転車にむべ
泥んこも何のそのとて甘藷掘こすもす
御朱印の達筆なりし神の留守宏虎
力なく病み臥す胸へ月渡るむべ
恐竜のマスクの男の子七五三なつき

2022年11月6日

10月31日~11月5日投句分

2022年11月5日
日の窓辺一輪挿しに石蕗の花こすもす
沢沿ひをのぼる川霧露天風呂愛正
と見る間に里山覆ふ霧襖かかし
店仕舞ひてふ古書店に秋愁ふ素秀
秋桜風いなしては立ち直りすはく子
そぞろ寒テープでつなぐ玻璃の罅なつき
初霜や薪割り急かす里の山かかし

2022年10月30日

10月24日~10月29日投句分

2022年10月29日
亡き父の畑仕舞する帰郷かななつき
病窓へとどく運動会の声むべ
コロナ禍の吟行に秋惜しみけりこすもす
走り根に枕ならべし木の実かなぽんこ
錦繍や火口湖目指す尾根の道わかば
からと音して翻る落葉かなわかば
注連縄の古し大磐小鳥来るぽんこ
行雲を追ふ母の目の秋思かな素秀
紫に暮れ行く山の秋惜しむはく子
喬木のセコイアいまし黄落期こすもす
太梁の櫓を抜くる秋の風なつき
点滴を終へし病窓黄落期むべ
すがれ虫残念石のうしろよりかかし
言はでものその一言のうそ寒しはく子
月白に屋根の影濃き倉庫街素秀
トロッコの車窓過ぎゆく芒かな宏虎

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