最新のみのる選

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2022年8月7日

8月1日~8月6日投句分

2022年8月6日
帰省子の過密予定の三日間こすもす
天窓を突き抜けて洩る蝉時雨むべ
釣り宿の軒網に干す鯖子かなむべ
薄めたる黒酢を飲んで暑に耐ふるなつき
黒子めく楠の大樹の黒揚羽ぽんこ
滴りのリズムに合はす呼吸かな素秀
墓守が手遊びに植うミニトマトなつき
葉先いまメトロノームや川蜻蛉愛正
風蘭の香り待たるる夕べかなわかば
秋近し山から通ふ風にきくよし子
写し絵はいつも笑顔や夜の秋はく子
ラムネ飲む昭和の味の懐かしく宏虎
踏切の灼けしレールを跨ぎけりよう子
畑のもの黄ばみ初めたる大暑かななつき
カーブする鉄路の先の陽炎ひぬよう子
朝採れの庭のトマトを供へけりなつき
蝉時雨田舎ダイヤのバスを待つかかし
足湯して森林浴や蝉時雨かかし

2022年7月31日

7月25日~7月30日投句分

2022年7月30日
流木に翅立て休む川蜻蛉愛正
犬散歩蚊遣火腰にぶらさげてむべ
遠雷や重きペダルに変速すむべ
夕闇に蚊遣り煙の這ふ三和土愛正
油虫押さへて猫の目は爛々素秀
蚤の市三尺寝して店主暇ぽんこ
本伏せてまぶた閉づれば蝉時雨よう子
鎮守の杜ただに激しき蝉しぐれはく子
蝉しぐれ子と夫の忌を修しけりはく子
黙として酷暑に耐ふる力石ぽんこ
補助輪の取れてどや顔日焼の子かかし
滴りや昼なほ暗き杉美林わかば
縄模様力士浴衣の颯爽と素秀
八寸の彩り豊か夏料理はく子
夕立去り竿に数珠なす雨滴かなはく子
峠茶屋ポンと音させラムネ玉かかし

2022年7月24日

7月18日~7月23日投句分

2022年7月23日
蝉しぐれ大波小波繰り返しはく子
目薬師の百度石たつ青葉影なつき
昨夜雨の雫滴る酔芙蓉ぽんこ
元気よとキャンプ場から子のメールこすもす
流暢に西瓜を値切る印度人素秀
大いなるスーパームーン暈涼しはく子
滴りの落ちて転べる苔の庭わかば
暑に耐へて卒寿の朝の深呼吸宏虎
太陽の塔の諸手に夏の雲よう子
炎昼やじつと我慢の力石よし子
嵩びくに夏服詰めて旅支度むべ
無住寺の縁を濡らせる夏の月愛正
朝粥に塩味を足す大暑かなよう子
風鈴と賛美重なる修養会むべ
手に汗のヘアピンカーブ峠道かかし

2022年7月17日

7月11日~7月16日投句分

2022年7月16日
ビル陰に昭和の長屋金魚玉かかし
大瓶に宝珠をあげし蓮の花ぽんこ
法衣から日焼の手首数珠を振る素秀
祈りもて始むる朝のミサ涼しむべ
グランドゴルフ蝉の応援背に受けてはく子
心まで染まりし森の緑かなわかば
水筒に不老水てふ岩清水かかし
子に貰ふ八十路祝の白日傘よう子
打水に光るパティオの黒御影むべ

2022年7月10日

7月4日~7月9日投句分

2022年7月9日
御手洗を溢るる雫苔の花ぽんこ
手を繋ぐ夫は片陰外れたりよう子
立葵沖の波見る漁夫の妻素秀
白日傘六角形の影と行くよし子
大岩を神と崇める木下闇ぽんこ
亡夫の若き日を知る曝書かなむべ
園児等の花丸の書の墨涼しかかし
味見せよとて伽羅蕗を手の窪に愛正
園児嬉々お玉杓子に足生えてこすもす
絽の羽織脱ぐや佳境の講釈師よう子
冬瓜煮快気祝ひの鶴の碗なつき
無農薬なる梅そばかす美人なりなつき
青々と清しき茅の輪くぐりけりはく子

2022年7月3日

6月27日~7月2日投句分

2022年7月2日
音凉し石畳みゆく男下駄ぽんこ
立葵仲間に入れて立話うつぎ
梔子のつぼむ筆先うす緑はく子
片影を拾ひて歩く小買物わかば
池の径数多や雨後の梅雨きのここすもす
鵜篝を窓辺に眺め旅の宿素秀
万緑を四囲に朱塗りの太鼓橋ぽんこ
古戦場山の茂りの夕鴉ぽんこ
紫をこぼして雨の花菖蒲うつぎ
運転士西日に向かひ指差喚呼むべ
片蔭を一列に行くランドセルうつぎ
玉砂利の箒目崩す梅雨滂沱よう子
風涼し門前は木のアーケードなつき
曾孫抱くコロナマスクは外されず宏虎
揺らめけるレトロガラスの緑雨かなうつぎ
奥の院野鳥の降らす青時雨愛正

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