最新のみのる選

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2021年4月18日

4月12日~4月17日投句分

2021年4月17日
つばくらや淡路瓦のいぶし銀うつぎ
白玉の椿清楚と言ひつべしはく子
落椿拾へば昨夜の雨こぼすうつぎ
引潮の浜に吸ひつく屑若布なつき
ダンプカー大吊橋にかげろへる素秀
雨晴れてきて花の窓明るうすわかば
吾が面ふいに翳りて昼の蝶むべ
沈丁の香に誘はれ古刹訪ふ愛正
山桜高鳴る雨の疏水かなわかば
列乱す園児帽子に花の屑かかし
校門の守衛の肩に桜蘂むべ
花見の子リュックにのぞくテディベアなつき
甲冑の武士の面差し春の闇うつぎ
下山せし夫の土産や落し角むべ
な滑りそ春落葉積む散歩道よし子
公園の桜見せんと療法士うつぎ

2021年4月11日

4月5日~4月10日投句分

2021年4月10日
聖書カバー娘らに縫ふ春灯下むべ
春灯下忿怒やはらぐ不動尊菜々
春眠をやめて遊べと猫パンチかかし
春陰や土偶の四股のどこか欠け凡士
杣小屋の板戸を塞ぐ蔦芽かな素秀
雪解風法衣はためく墓所愛正
老いたれば子に従ひて桜狩せいじ
落花巻上げて駈け行くツーリングよう子
靴跡も轍も消して田水張るなつき
彩窓のクルス貫く春日かなむべ
リハビリの予定を超へし花堤かかし
仏壇の太陽のごと土佐文旦うつぎ
葉ごと食ぶ祖母の流儀や桜餅むべ
馬の背に動くともなき春の雲わかば
夕遍路岬の艀に急ぎ足素秀
名も歳も忘れし人や花は葉にむべ
シャンソンは別れの歌よ花ミモザよし子
花見してしばし煩悩封じけり宏虎
朱の橋の袂に岐かれ花の道小袖
山峡を処処に彩る桜かなわかば
花の寺極彩色の天井絵はく子
花吹雪く旧参道に朽ちし茶屋うつぎ
日暮まで解けぬ数独万愚節よし子
黙々と漁網繕ひ老い長閑こすもす
養花天伏し目に祈るマリア像はく子
潮吹の岬を染めたる浜大根素秀
長堤を埋め尽くして花の雲せいじ
池半分占めて犇めく花筏こすもす

2021年4月4日

4月29日~3月3日投句分

2021年4月3日
長靴の花屑洗ふ園丁らむべ
鰐口を空打ちしをる春疾風うつぎ
雪洞のやうな日輪霾れり凡士
杉山の襞を埋めて山桜うつぎ
古都駈くる俥夫の背に花の雨凡士
花満ちて格いや高し南禅寺たか子
ナナハンの縦列駐車花の坂うつぎ
インクライン天蓋なせる桜かなこすもす
潮引いて現るる断層磯遊なつき
長閑なり乗れば五分で着く渡船小袖
卒寿翁杖をうつちやり春耕すかかし
教室に追試の二人春休み素秀
昼網や一番競りは桜鯛うつぎ
汀いま渚のごとし雪柳小袖
飛び石の一つぐらつき野芹摘なつき

2021年3月28日

3月22日~3月27日投句分

2021年3月27日
炙られて鰭ちりちりと干鰈素秀
燕来る里の駅舎に丸ポスト小袖
蹴り損ねボール転転うららけしせいじ
墓の場所問ひて小さき春日傘素秀
春宵の白き巨船に旅ごころ凡士
田楽の串に重たき堅豆腐素秀
初花や夫と子の墓訪ふ道にはく子
木蓮の落花掃かるる朝の路地むべ
芽柳に触れつつ進む高瀬舟愛正
夕まぐれ瀬戸は菜の花明りかな凡士
小舟ちらばりて山湖のうららけしよし子
軽トラに上着を放り春田打つ凡士
ゆくりなく初花にあふ車椅子わかば
東北を悼めと潤む春の星むべ
潮騒の間遠となりぬ笹鰈凡士
青空へ箍をゆるめし牡丹の芽よう子
故郷の水の匂ひの蕨餅素秀

2021年3月21日

3月15日~3月20日投句分

2021年3月20日
逝きし人辛夷の空に悼みけりよう子
靴先に春塵乗せて配達夫素秀
春雨や合羽目深に渡し守素秀
佐保姫をいざなふ寺のライブかな凡士
城跡の空濠埋む落椿宏虎
正門に十五の春を送り出す小袖
里山は近くて遠し木の芽道愛正
チューリップ風車の丘を埋め尽くしせいじ
一両車いまし野梅の窓となるうつぎ
春匂ふ緑インクのエアメール素秀
摘むことの出来ぬ古墳の土筆かな小袖
老夫婦初音に鍬を休めをりかかし
廃線に朽ちし駅舎や山笑ふなつき
野地蔵の頭をなづる枝垂れ梅愛正
掛筒の椿一花に座の和むわかば
つくしんぼ袴脱がされ裸んぼはく子
置きざりに見開き雑誌春炬燵小袖
卒寿翁感謝のことば暖かしわかば
山笑ふ麓の竹にくすぐられ菜々

2021年3月14日

3月8日~3月13日投句分

2021年3月13日
何処ゆくも夫唱婦随や山笑ふうつぎ
陽炎の中より電車現れぬ宏虎
金継ぎの夫婦湯呑や春炬燵かかし
無造作に山独活くるむ新聞紙素秀
部屋中に香りを広ぐ蕗の薹わかば
揚雲雀空の深さを思ひけり小袖
阿羅漢の泣くも笑ふも春埃うつぎ
牛車の輪はずれしままに雛飾るよし子
春光や寺に跡継ぎ誕生すはく子
孔のみの埴輪のまなこ春寒しはく子
強剪定されて棒がし潔しせいじ
啓蟄やカルチャー講座申込むよう子
朝散歩ちよつと道草蓬摘むこすもす
啓蟄や木の根あらはに切通しはく子
燕来る日なり新居に若夫婦素秀
真すぐなる雨まつすぐに名草の芽よし子
本棚に紙雛飾り立子の忌よし子
菜の花の丘に沖向く忠魂碑よう子
前髪を垂らし遍路の顔見せずなつき
春光のせせらぎ沿ひに通院すむべ
客として訪ふ生家彼岸寒うつぎ
磐座へ辿る岨道落椿わかば

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