毎日句会みのる選・2016年12月

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2016年12月25日(Sun)

12月17日~12月23日

2016年12月23日
句仲間と背ナを並べて日向ぼこまゆ
メモひとつずつチェック入れ年用意満天
煤逃げのゴルフなればと認めけりたか子
冬ざれて眼鏡橋とはならざりき明日香
裸木に華燭またたく並木道智恵子
2016年12月22日
寄り道を悔ひし疲れよ年の市たか子
枝絡む水かげろふや枯木立せいじ
世話役の気配りに多謝年忘れひかり
裸木を翔ちては戻る鳥の翳三刀
2016年12月21日
俄雨やつて来るぞと鵙高音克子
あたたかや杉の秀枝に鷺飛来豆狸
茶どころの名物そばに舌鼓はく子
吾妹子と偕老約し冬至粥三刀
大枯木上枝に群るる鳥はなにこすもす
2016年12月20日
冬ざれや剥落繁き芭蕉墓やよい
寄せ墓へ翳す万朶の冬芽かな満天
日本一長き駅の名旅小春やよい
老ひ母の杖ともなりて紅葉狩まゆ
招き猫右手が人気年の市なつき
2016年12月19日
思ひつくままに取り組む年用意三刀
水仙花見ごろなりしと島便り智恵子
筆塚に束ねし小筆冬さくらなつき
浮寝鳥散らし漕ぎ出す小舟かなさつき
年用意父の遺愛の軸掛けて菜々
2016年12月18日
あすなろの菜箸くばる年の市なつき
年の市買物メモにぽちぶくろ菜々
池鏡忍びのごとく鳰潜る泰山
立ち枯れの木々直立す霧の湖さつき
2016年12月17日
曲がり癖つく煤竹と格闘すなつき
胸元にゆず遊びをる終ひ風呂よし女
露天湯の頭上パノラマ冬銀河やよい
日向ぼこ忘れることも処世術宏虎
震禍なほ残りし湖に鴨来るさつき
報恩講ひざ掛け椅子に添へ置かれはく子

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2016年12月18日(Sun)

12月10日~12月16日

2016年12月16日
初雪の客は富山の薬売りよし女
会釈せしマスク美人は誰かしらやよい
2016年12月15日
凍空にオリオン近し磯泊まりたか子
凩に相うちあへる祈願絵馬豆狸
奥院へ磴百段の落葉踏むぽんこ
2016年12月14日
経本に母の筆跡報恩講こすもす
紙漉きに情熱捧げ村を出ず宏虎
冬木立夕日まとひて茜さすまゆ
ぼろ市やふいに鳴り出す鳩時計豆狸
ケアハウス窓にきらめく聖樹かなぽんこ
朝まだき山湖に霧の浮き立ちぬさつき
猫の尾の右に左に障子影治男
2016年12月13日
水面切る鯉の背びれや池小春ひかり
塚なせる無縁仏に冬日燦さつき
銀白に波うつ風の芒原克子
竹林の冬日は翳り易きかなまゆ
頑張れと雪吊りされし五葉松ともえ
2016年12月12日
あたたかや風に舞ひては恋の絵馬菜々
木枯らしに翻弄されし風見鶏智恵子
野に川に玉の日遊ぶ小春かなまゆ
唱和して今日は善女や報恩講はく子
墓どころ明るうしたる紅葉影さつき
身のこなし踊るがごとく紙を漉く宏虎
2016年12月11日
白壁に影のおどりて銀杏散るさつき
髪切りし首筋を撫づ隙間風智恵子
誰彼もスマホに夢中日向ぼこ満天
2016年12月10日
出走を待つ駿馬らの息白し宏虎
下校子ら畦迷路とす麦は芽に三刀
大根焚夕餉の苞に持ち帰るなつき
煤逃げの一日を古都へ逃避行菜々
にごり湯に浸かり一望もみじ山智恵子
まねき揚げ賑はふ京の十二月はく子

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2016年12月11日(Sun)

12月3日~12月9日

2016年12月09日
見せしめのやうに鮟鱇吊られけりたか子
日短職員室の窓灯るせいじ
一畝は葉牡丹が占む菜畑はく子
剥落の五百羅漢や堂冷むしなつき
厨ごと夫にまかせて風邪に臥すやよい
2016年12月08日
葦隠れ出で入りするは鴨の尻まゆ
冬怒涛いまも継がるる鯨歌よし女
堆く落葉を積みて水漬く舟智恵子
塚のごと黄落を積む大銀杏なおこ
散り尽くし冬天支ふ大銀杏ひかり
彩窓のイエスの像へ冬日燦はく子
2016年12月07日
錦秋の里に谺す夕の鐘克子
寒禽の鋭声とびかふ朝の杜ひかり
黄落の尽きて明るき雑木山まゆ
ママチャリの一団がゆく土手小春せいじ
2016年12月06日
冬ぬくし庭に植え足す竜の髯三刀
背を丸め釣り具手入れす日向ぼこやよい
2016年12月05日
土塀越し花柊の匂ひけりさつき
対話するごと向き合ひし案山子かな泰山
拭き出せば窓の多さよ日短よし女
庭小春少し開けある花頭窓菜々
2016年12月04日
日向ぼこ待つたなしぞと王手飛車宏虎
落葉蹴ちらしてボールを追ふ小犬さつき
冬凪へ注ぐ天使の梯子かなやよい
干し蛸の風に右向き左向きたか子
2016年12月03日
枯蓮に鎮魂の風通ひけりさつき
ひとときを落語に笑ひ年忘れはく子
日溜りの墓碑存問す冬の蝶菜々
大根の浅漬けを噛むリズムかな三刀
千枚田麓に抱きて山眠るなつき
大笑ひさながらに裂け石榴の実こすもす
白壁にアートをなせる蔦紅葉ぽんこ

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2016年12月4日(Sun)

11月26日~12月2日

2016年12月02日
杖借りて険塔登る紅葉寺やよい
歳時記に薄き母の名灯親したか子
枝先に残る紅葉の命かなともえ
散紅葉浮かぶ閼伽井の水を汲む明日香
天辺の明るくなりし枯木立ぽんこ
2016年12月01日
山門に匂ひ漂ふ大根焚なつき
寺苑いまどの径とるも散紅葉ひかり
風の意に従ふ木の葉しぐれかなたか子
2016年11月30日
冬天を支へ楼門仁王立はく子
風に痩せ日に色深め吊るし柿やよい
火のごとく修道院のもみぢ燃ゆなおこ
パノラマに錦繍綴る四囲の嶺々明日香
神還るらし東雲の空染めてよし女
2016年11月29日
単線の離合待ちなる駅小春たか子
黄落の径自転車を押し歩く有香
柿をもぎつくされ裸木となんぬ菜々
小魚の飛び跳ねてゐる川小春まゆ
朝採れの露にまみれし野菜買ふさつき
白壁の蔵に影して冬木立治男
一末寺古りし井桁に大根干すこすもす
2016年11月28日
まなかひに海坂展け松手入れさつき
靴沈むほど堆く散紅葉こすもす
七人の敵無く夫の日向ぼこたか子
老人で混む待合ひや日短満天
銀杏散り尽くして峡の夕日落つ菜々
湯豆腐や異人の客のおもてなし宏虎
2016年11月27日
身に沁むや震禍の町をバスツアーせいじ
矢刀の折れしごとくに蓮枯るるぽんこ
作業疲れ癒す早風呂ゆず浮かべよし女
早口のガイドに疲れ紅葉狩なつき
山襞に雲を残してしぐれ去るはく子
2016年11月26日
青野菜畝にひれ伏す霜の朝宏虎
みちのくの露天湯に秋惜しみけりせいじ
一穢なき禅寺の庭紅葉散るあさこ
石畳五彩の紅葉散り敷きてぽんこ

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