毎日句会みのる選・2016年9月

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2016年9月25日(Sun)

9月17日~9月23日

2016年09月23日
谷あひの穂芒分けて風走る隆松
秋嶺の絵画めきたる鏡池やよい
タグボート秋夕焼を引き帰るやよい
2016年09月22日
ゆくりなく幼馴染とあふ墓参よし女
稲架掛くる嫁姑とは見えぬ仲うつぎ
水亭の臥竜の松の色変へずぽんこ
秋思ふと亡父の俤兵馬俑やよい
野辺の茶屋卓に一茎吾亦紅まゆ
2016年09月21日
月光にとみかうみして風見鶏智恵子
禅苑のいづくに立つも萩の風菜々
里は今畦といふ畦曼珠沙華まゆ
竹篭に千草盛りたるそば処やよい
2016年09月20日
秋冷の風に里山黄変すともえ
この穴はハイヒールらし秋の浜なつき
食べごろと尻押して見るラ・フランスさつき
鐘楼へ庫裏へと法の道をしへうつぎ
秋深し遺影に話かけもしてはく子
秋風に背ナを押されて吟行すなおこ
那智黒の小路に仰ぐ初紅葉ぽんこ
2016年09月19日
秋高し新調の靴心地よしやよい
爽やかや神鈴の音頭に受けてうつぎ
通夜帰り遠回りして虫時雨満天
袖合す嶺々にたなびく秋の雲ひかり
心鎮めよと虫の音夜もすがら明日香
敬老日見守り隊へ感謝状満天
2016年09月18日
蛇行する大河の秋を聞きにけりやよい
愛らしき孫の絵手紙敬老日三刀
打水に濡れて艶けし石畳さつき
天高くバトントワラー宙に舞ふさつき
白壁の塀にたわわや柿大樹こすもす
2016年09月17日
人気な気無縁墓へも菊供ふ菜々
夜干ししてふとうち仰ぐ月涼し満天
鍬の手をとめて帰燕を見送りぬ三刀
望の月あかりへ仏間開けはなつなつき
畦道へ触るるばかりの稲穂かな明日香

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2016年9月19日(Mon)

9月10日~9月16日

2016年09月16日
合唱す念仏寺のつくつくしなつき
風が葉を持ちあげしとき葛の花泰山
鏡池影を散らして群とんぼやよい
旅ごころ独りつのらす夜長かな菜々
幾たびも外に出でみる無月かなよし女
特等席猫と相席して端居克子
新涼や翼下に富士のくつきりとやよい
カーテンを開けてあけてと秋の風三刀
2016年09月15日
村豊むと見たり稲穂の黄金波菜々
秋祭り本番近し遠太鼓たか子
2016年09月14日
神苑の鹿の目濡れて遠まなこたか子
秋蝶の群れて河原の昏れなんと豆狸
秋茄子を拭きて並べり朝市女なつき
寝ねがての枕に激し虫時雨よう子
2016年09月13日
父の忌に訪ふ畦道の曼珠沙華まゆ
神宮の森賑ははせ小鳥来る菜々
出揃ひし双葉に畝の風さやかよし女
全開す牛舎を抜けて鬼やんまさつき
運動会なかなか起きぬ大達磨治男
2016年09月12日
起しやる庭の草々野分あとまゆ
身に入むや南無と書かれし木の化石なつき
野面積み目地といふ目地草の花たか子
お守りの赤唐辛子吊るす軒なおこ
供花のごと陸墓のほとり百日草ぽんこ
泉湧く水陽炎の揺れやまずなおこ
2016年09月11日
栗の毬堆く積む里の道さつき
つば広を目深にかぶる案山子かなうつぎ
石投げの三段跳びや秋の川こすもす
秋天へ直立したる飛行雲たか子
黄昏て銀の波打つ芒原宏虎
2016年09月10日
山襖くつきり見せて月今宵宏虎
色変へぬ松要とす大手門ぽんこ
長堤のつづくかぎりの虫の声さつき
敬老会みな大笑ひ腹話術満天
園児らはお昼寝タイム小鳥くるたか子
旅涼し指呼の車窓に富士の山明日香

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2016年9月11日(Sun)

9月3日~9月9日

2016年09月09日
一斗缶吊るすは谷戸の鳥脅うつぎ
補聴器のピイピイとなく秋風裡豆狸
大噴水ミストとなりて消えにけりひかり
2016年09月08日
虫の音を聞き分けながら茶をすするまゆ
葛かずら御廟へつづく築地塀なつき
灯下親し日記代わりに投句す明日香
追伸をさらに書き足す秋灯下たか子
秋の風入れて久々針仕事こすもす
小鳥来る日中友好誓ふ碑に菜々
2016年09月07日
くさぐさの朝露ひかる休耕田明日香
峡の宿庭下駄露を置きにけり宏虎
あぜ豆の花盛りなる散歩道はく子
夕干潟秋思の吾の影法師三刀
海光にカンナの燃ゆる干拓地よし女
近寄れば大女なる案山子かなうつぎ
2016年09月06日
川風に吹かれ一服草紅葉こすもす
秋の雲一筆書のごとかすれ隆松
秋の蚊に眉間刺さるる太子堂なつき
2016年09月05日
カラフルなテープがをどる鳥威よし女
一掬す名水に秋聞ききにけりよし女
秋日影濃ゆき白亜の人魚像なおこ
松手入れ頭上に声の飛び交ひてひかり
と見かう見して揺れかはす秋桜ともえ
2016年09月04日
虹の橋へと機首たてて飛機離陸さつき
彩雲の褪めゆく湖畔夕涼し智恵子
デザートはスワンケーキや卓涼しなおこ
稲穂波をどる田んぼとなりにけり明日香
澄む水に鯉翻る心字池泰山
2016年09月03日
芋の葉を乱れ打ちして通り雨まゆ
パプリカの赤が主役や夏料理こすもす
吟行に行ける幸せ秋天下はく子

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2016年9月4日(Sun)

8月27日~9月2日

2016年09月02日
古刹とて礎石あるのみ昼の虫ひかり
初秋刀魚なればたつぷり尾にも塩たか子
新涼の樹下に目瞑る石仏ひかり
睡蓮の花持ち上ぐは亀の首三刀
真葛原かき分け下る河原かなまゆ
2016年09月01日
灯親し三坪あまりの珈琲店菜々
秋風裡謎を秘めたる古墳訪ふ宏虎
炎天へ溶けて消えたる飛行雲まゆ
月明りそばえる猫の影法師智恵子
朝窓のカーテン煽る風は秋あさこ
白雲の眩しと仰ぐ野分明け明日香
小魚の涼しく泳ぐ漁港かななおこ
2016年08月31日
干し物のでんぐりがへる秋疾風明日香
オルゴール流れて無人駅涼しさつき
雨晴れて秋耕の鍬機嫌よしよし女
閉店の軒の風鈴よくなりぬさつき
2016年08月30日
豊秋へ影の傾く一両車さつき
刻の鐘鳴りて噴水一斉にせいじ
駅前は市民広場や小鳥来るたか子
2016年08月29日
史跡へと辿る畦道昼の虫ひかり
老骨の身ほとり抜けて風さやか三刀
つくばいに細波立てて触るる萩智恵子
夕焼に頬を染めたる柘榴かな菜々
2016年08月28日
父母の杖ともなりて墓参り豆狸
うち仰ぐ神の大樹に秋を聞くぽんこ
イケメンの車夫なれど汗滂沱なるよう子
登高やいざなう如く鳶の笛治男
はたた神かとふり向けば遠花火はく子
2016年08月27日
豊秋の四方に連なる山襖ぽんこ
舫ひ舟軋めきあふも秋の声たか子
万緑をニタ分けにして滝落つる克子
筵敷き桟敷としたる地蔵盆なつき
香り立つ造り酒屋の土間涼し智恵子

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