2001年5月の日記

2001年5月31日

作句の壺(便利な季語)

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皆様のお蔭でゴスペル俳句もコンスタントに100〜150アクセス/日を記録するようになりました。 感謝します。

お礼の意味?をこめて、とっておきのぼくの裏技を披露します。 シリーズとして纏まるかどうかは判りませんが、ヒントになればと思います。

俳句つくりに行き詰まったときに便利な季語を知っていると重宝です。 例えば夏の季語の中でとても便利なのに『涼し』というのがあります。 これは、どんな言葉にでも付け易いので気軽に使えます。

例えば、「音涼し」「蝶涼し」「橋涼し」「影涼し」「楽涼し」「星涼し」「月涼し」 「川涼し」「川床涼し」等々いくらでも組み合わせることが出来ますね。 「月涼し」などは厳密に言えば「月+涼し」という季重りですが、 「涼し」という季語のほうが強く働くので一つの季語「月涼し」として夏の季語になります。

あっ!涼しそうだな・・と感じる情景をできるだけ具体的に写生して、 涼しさを感じた対象に「涼し」をくっつけるのです。 常識的な情景に涼しさを感じるのでは当たり前で平凡な句に終わります。 冷房が涼しい、風が涼しい、と詠んでもだれも共感しません。当たり前だからです。 この理屈はどんなケースでも当てはまりますが、 意外性がありながら且つ共感を与えるような情景を発見するのが感性なのです。

俳誌「ひいらぎ」主宰、小路紫峡先生の作品に次のような句があります。

閉店の椅子たたまるる音涼し  紫峡

ぼくはこの句から、ビアガーデンなどの閉店直後の情景を連想しました。 鑑賞する人の体験によっていくらでも連想が広がる句ですが、 沢山の椅子がつぎつぎとリズミカルに折りたたまれて行く「音が涼しい」と感じられたのが 発見でありそれを捉えたのは先生の感性なのです。

このような個性的な感性を養うことが俳句の取り組みの中では最も大切なことで、 俳句の作り方をあれごれ議論したり、わけのわからないような無理な言葉を使って 目新しさを狙ったりというのは正しい俳句の道ではありません。 十七文字の表現の中に作者の意図が明確に伝わってくる作品を見抜いて選ぶこと、 言葉の巧みさや言い回しのテクニックに誘惑されて句を選ばないようにすることも 大切な心がけです。

「涼し」と同様に便利な季語はほかにも沢山あります。 また折々にご紹介しようと思いますが、自分の得意な季語を持っておくのも大切で 吟行でも句会でもどうしても調子が出ず最初の一句が生まれないようなときに、 得意な季語で作ってみたり、便利な季語で作ってみるというような工夫をされるといいと思います。

今日はこの辺で・・・

2001年5月30日

日記

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三日坊主のはずの日記書きも3ヶ月が過ぎた。自分でもおどろき。

アクセスログを見ているとつたない日記でも読んでくださっている方がおられることが判る。それだから、「がんばらなくては・・」という思いになって何とか続けられたのだろう。読み直してみると、さしたる効果もないのに毎日毎日サイトをいじくり回している記録ばかり、みなさんのひんしゅくを買っているのではと心配になる。

福音サイトでもあるんだから、もっと信仰の証しになるようなことも書かなきゃぁ・・と思うけれど、 どうも愚痴っぽい話が多くて反省しきり。でもやっぱり嘘はかけないし、こんなぼくでも一応クリスチャンという意味で証しになるかなぁ〜・・・とまた身勝手な解釈。m(__)m

2001年5月29日

仕事

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ここニ、三日いつになく多忙。

建築関係の仕事なので活気のある忙しさだと疲れることもなく充実した気持ちで乗り切れるが、 昨今は不況下でやれ合理化だの経費節減だのとどちらかというと後ろ向きのワークが多いので、 気分的に疲れてしまう。

おっと、愚痴はいけませんね。

でもホームページでみなさんのお絵かきや談話、俳句作品を拝見していると気分もほぐれて癒しを感じます。ゴスペル俳句のサイトを覗いてくださる方々にもそんな気分になっていただけるように日々努力・・(^。^)v

2001年5月23日

卯の花腐し

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卯の花の咲く陰暦四月(卯の花月)のころ長く降り続く雨を『卯の花腐し』(うのはなくだし)という。 咲いた卯の花を腐らせるという意味からきていると思うが、俳諧味のあることばだ。

昨日今日と降り止まぬ雨を眺めているといよいよ気持ちが塞ぐ。S伝道師の教会の親子遠足は二週続けて雨に裏切られた。子供達のがっかりした気持ちを考えると何だか辛くなる。神様!この借りはきっと埋め合わせしてくださいね。

鬱つのる卯の花腐しかと思ふ  みのる

2001年5月22日

雨の一日

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今日は朝から一日中雨だった。会社の事務所から外へ出ることもなかったので苦になることはなかったが 黒い雲が空を覆って気持ちも暗くなるような一日だった。 稲田や農作物のため、もちろん私たちの飲み水確保のために雨は必要だけれどやっぱりスカッと晴れた日のほうが気分はいい。人間は身勝手だ。

サイト仲間で伝道師の横浜のSさんは先週の水曜日に親子遠足の計画があったが雨で流れたそうだ。それで一週間あとの明日に順延されたんだけど、明日の天気も雨の予想とか。神様どうしてそんなに意地悪なの?

いや、でもまだ明日のことだからわかないか・・・

2001年5月19日

吟行

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家から車で10分ほどのところに奥須磨公園がある。自然の地形を利用してそのまま公園にしてある。 ときおり強い風が吹いて大木の梢は大騒ぎしていたけれど、人手も少なくとても静かで鶯がよく鳴いていた。 高木のポプラの若葉は風にひらひらして、ぺちゃくちゃと互いにおしゃべりしているようだった。

家内はせせらぎで野生のクレソンを見つけて摘んでいた。四阿(あずまや)で平和な時を楽しんでいると、 6年前の阪神淡路大震災のことや子育てに追われた日々を思い出す。希望に燃えて社会人1年生になったとき自分に定年がくることなど想像もしなかった。

"光陰矢のごとし"

昔の人はうまいことをいったもんだ。これから先どのくらいの余生が与えられるかは判らないけれど、 神様の恵みのうちに生きて、願わくは地の塩としての役割を果たせたらと祈る。

2001年5月18日

古語用語集

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「古語用語集」の作成が滞っている。気にはなっているけどなかなか手がつけられない。 「ひいらぎ」のホームページには、旧仮名遣いと現代仮名遣いとの対比のような資料があった。これもいいけれど、ぼくとしては短くてい深い意味のある古語、つまり俳句向きの古語集のようなものを作りたいと思う。

たとえば俳句でよく使われる、「な・・・そ」

これは・・・のところを軽く禁止するのもので、・・・してはいけないよと懇願する気持ちを表す。

卒業や無垢の涙をな忘れそ みのる

もっと短いのでは、「・・・べし」がある。

・・・するのがふさわしい。・・・するに違いない。

という強い論理的推量のことばである。 と、まぁこんな具合になるが、これらを用語集に纏めようとすると使用事例もあわせて載せないと理解されにくいと思うのでどうしても消極的になる。

2001年5月14日

ホームページ開設一周年

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よく考えたら5月の10日でちょうど満1年だった。アップアップのサイト運営だったがみなさんのご支援で ここまでくることができたことを感謝したい。

振り返れば何度もピンチはあったが、その都度祈っていただいたり救世主のような方が現れたりで自分でも不思議なように守られてきた。見えざる御手の導きを思わずにはおれない。

この一年間、サイト運営の点でクリスチャンプログラマー「結城浩」さんとの出会いがとても大きいウエートを占めている。ポリシーの面でも、またシステム的な面でも大いに結城さんの感化を受けて確かなものをつかむことが出来たと思う。結城さんに多謝!

無謀と思われた 毎日句会 の計画を強行したことで、サイトに大きな変化がおきた。 参加者のみなさんが定着してくださるようになったのである。

一年を振り返りつつ、支えてくださった参加者のお一人お一人に感謝!

いろいろ気遣い励ましてくださった結城さんに感謝!

不調のときに祈ってくれたクリスチャンサイトの仲間に感謝!

もちろん、神様に感謝!

ぼくは幸せ者です。

2001年5月12日

神戸聖書展

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今日は「神戸そごう」で開催されている「神戸聖書展」を家内と一緒に見に行った。 世界の聖書の歴史、日本への伝来などとても興味深い資料が沢山展示されていて盛況だった。 なかでも、1947年にイスラエルの死海のほとりにあるクムランの洞窟で発見されたという「死海写本」の 現物を見ることが出来て感激。

グーデンベルグの発明した印刷機も展示してあった。この印刷機が、ルネッサンスなど文化の基盤を作り、 近代への扉を開くことになったとの説明パネルを読みながら、 昨今のIT革命が未来への扉を開こうとしているのだと思うと何だか嬉しくなった。

初めて日本語で書かれたというギュツラフ訳のヨハネ傳もあった。

「ハジマリニ カシコイモノ ゴザル。コノカシコイモノ ゴクラクトモニゴザル。・・・」

三浦綾子さんの小説「海嶺」で読んだあの聖書だと思うと懐かしい人に出会ったときのような、そんな気がした。

2001年5月11日

毎日句会

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5月10日の毎日句会の選句は13名!(新記録)

無謀な計画?とGさんも心配してくださり、疑心暗鬼で始めた『毎日句会』なのに、 こんなに沢山の方が応援して下るようになってほんとうにうれしい。 いまは句会運営を助けてくださるメンバーや初参加の方をやさしくフローしてくださる方もおられ、 ぼくは大した気遣いをすることなく黙々と選や添削に集中できる。 参加してくださるお一人お一人に手を差し伸べて感謝したい気持ちだ。

2001年5月9日

つらくて悲しい一日

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彼の告別式に参列した。悲しみに打ちひしがれておられるご遺族、涙も涸れんばかりの奥様や子供達の姿に、ぼくも涙が止まらなかった。どうして神様はこんなむごい事を実行されるのかと悔しくてしかたがなかった。

奥様は勿論だが子供達にとってこんな耐え難い極限の悲しみはないだろう。この絶望の淵から救われるには長いながい時が要ることと思うけれど、お父さんの死を通して、命の尊厳を知りお母さんを助けて強く生きていって欲しいと祈って止まない。

あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。 神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、 試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。 1コリント 10:13

2001年5月8日

通夜

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35歳の彼が亡くなった。奥様やご親族の心の痛みは計り知れない。主よ願わくはご遺族のお一人お一人にあなたの慈しみと慰めを与えてください。そして一日も早く希望と勇気を取り戻すことができるようにお守りください。

2001年5月7日

WEBページの管理

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結城さんに教えていただいてページ管理のシステムを改良した。nmake.exe と makefile を使うのだがとても便利だ。nmake.exeというのはperlのモジュールとかのインストールのときにだけ使うものだと思い込んでいたぼくには感動ものだった。

nmakeについて石井勝さんのWEBページがとてもわかりやすくて感謝!

2001年5月1日

ページレイアウト変更

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各ページのレイアウトを全て MakeWeb 4.0 環境に移行した。MakeWeb の仕様はまだまだ変りそうだけど たいして凝ったことはしていないのであとは少しずつ整えていけばよい。昨日完成した 更新情報のCGI を結城さんに誉めてもらった。今までは他人の書いたスクリプトをカスタマイズするだけだったが、今度はPerl言語を一から勉強して、自力で書いたスクリプトだけにとても嬉しい。

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