みのる選:2023年11月度
2023年11月29日
※ 入選句なし:実感して詠むこと! | |
1 碧天へ白く群れ立つ百合鴎 | (報告) |
2 椅子しまい炬燵で見てるユーチューブ | (既出句の練り直し不可) |
3 動画きた孫三人の七五三 | (報告) |
4 白霧の教会包む聖夜かな | (季重なり/霧、聖夜) |
5 柿の箱故郷満杯届きけり | (無理) |
6 航跡の鈍色にして冬の空 | (理屈) |
7 木枯が駅へフォローの通勤路 | (??) |
8 沙罹の木をバサリ剪定時雨の間 | (??) |
9 酔芙蓉ほめ風をほめ老い見せず | (??) |
10 秋空に浮雲流れうかれくる | (無理) |
11 綿虫の浮遊裡に妻土弄り | (??) |
12 通るひと皆挨拶の日向ぼこ | (報告) |
13 草餅を歯で食いちぎり黒あんこ | (??) |
14 秋空に大工の仕事響きけり | (季語動く) |
15 湯船にて遠くに聞こゆ除夜の鐘 | (報告) |
16 街灯のもとに小さき返り花 | (何の帰り花?) |
17 白山の裾野動かす大白鳥 | (無理) |
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2023年11月28日
5 夕映えに燃え立つ庭の冬紅葉 | 長操 |
6 しだれ梅雫のごとくごぼれをり | 小牧 |
※ 以下没 | |
1 日を浴びて雪崩れのごとく落葉降る | (比喩無理) |
2 色づいた梢が先に散る公孫樹 | (説明) |
3 年寄はサーモンよりも塩鮭を | (??) |
4 縁側の前掃く人に木の実ポトッ | (??) |
7 千両が好き万両はもっと好き | (主観、11/16に既出) |
8 あかあかと玻璃戸の端を冬朝日 | (報告) |
9 秋風に道を転がる空バケツ | (類想) |
10 谷底の村を紅葉包みたり | (報告) |
11 枝を切る大声聞ゆ小春空 | (季語動く) |
12 日明かりで書の字も読める日向ぼこ | (??) |
13 手の拳ぬくもりきたる冬の朝 | (??) |
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2023年11月27日
※ 入選句なし | |
1 フレームの不夜城なるや伊良湖崎 | (報告) |
2 晴れた日は落葉を拾う濡れぬうち | (理屈) |
3 椅子寒し炬燵で見てるユーチューブ | (季重なり/寒し、炬燵) |
4 海に湧く雲山並みへ雪起し | (??) |
5 冬桜凛々しき枝へふわり咲く | (季語動く) |
6 溜池の堤に近く浮寝鳥 | (報告) |
7 山間の日向こぞりて蜜柑園 | (無理) |
8 静謐を纏ひて白し冬薔薇 | (無理) |
9 そっと咲きそっと散りゆく野辺の花 | (理屈) |
10 一期一会ときめき拾う春の風 | (季語動く) |
11 クルーズ船赤々として冬落暉 | (季語動く) |
12 ほんのりと裸電球冬の月 | (??) |
13 好物の鮭の切り身も高価品 | (理屈) |
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2023年11月26日
※ 入選句なし | |
1 橋なかば高まる波に北止まず | (報告) |
2 ぐにゃぐにゃのガードレールに白く霜 | (報告) |
3 西風の雲が連れくる雪女 | (??) |
4 つるし柿影をひろげて部屋美し | (??) |
5 草笛を若き音色と耳すます | (??) |
6 黒星の千秋楽の力士たち | (無季) |
7 幾筋も小雨滴る大朱欒 | (報告) |
8 群れ立つや日を追い傾ぐ石蕗の花 | (??) |
9 冬薔薇開きて紅の現はるる | (季語動く) |
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2023年11月25日
※ 入選句なし | |
1 滲み出た秋刀魚油が燃え上がる | (報告) |
2 冬の日に白く羽根虫漂へり | (報告) |
3 憎しみを掻き消す様な大花火 | (??) |
4 螺旋描く霜融かす指ドアミラー | (報告) |
5 楢の木に残る下葉に初時雨 | (季語動く) |
6 吊るし柿障子撮らへし微動かな | (??) |
7 久しぶり背広着た上襟巻も | (??) |
8 寒卵薄皮強く割り損ね | (報告) |
9 桜落葉道をいろどり穏やかに | (季語動く) |
10 山の端に月真白なる冬の夕 | (報告) |
11 手を触れば満天星紅葉熱からむ | (??) |
12 カラフルや配色の妙落葉かな | (理屈) |
13 四キロも漬けし大根妣レシピ | (説明) |
14 良寛の掛け軸廻る年の暮れ | (季語動く) |
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2023年11月24日
6 雪吊のライトアップに舞台めく | 風民 |
※ 以下没 | |
1 風ともに日に映えながら落葉降る | (??) |
2 公孫樹の葉てっぺんだけは黄に染まり | (報告) |
3 山茶花の一輪赤く庭の隅 | (報告) |
4 石門のいよいよ黒く夕時雨 | (??) |
5 木枯があおる玄関ドア掴む | (??) |
7 上を向くかどかどの瘤冬芽かな | (報告) |
8 袖まくり上着を肩に行く小春 | (報告) |
9 木炭や旅の途中の木賃宿 | (報告) |
10 日向ぼこはやものがちのベンチかな | (理屈) |
11 息弾む朝のジョギング冬帽子 | (季語動く) |
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2023年11月23日
※ 入選句なし・わかる俳句を! | |
1 大空に星団なせる金鈴子 | (類想) |
2 幼子に手を洗わせるはやり風邪 | (報告) |
3 雑炊を見た目で食べぬ我が孫よ | (??) |
4 高原に再開準備の店冬芽 | (??) |
5 忙しく秋を終いて木々そびゆ | (??) |
6 夜半に聞く幽かな響き木の葉雨 | (無理) |
7 冬麗や二条流るる千切れ雲 | (季語動く) |
8 吾老師故人の湘子玉子酒 | (??) |
9 百均で甘栗買って口入れる | (報告) |
10 冬の月どこにおわすか考と妣 | (??) |
11 大根を洗う手しばし懐手 | (??) |
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2023年11月22日
※ 入選句なし・わかる俳句を! | |
1 露天湯に水輪広ごる月時雨 | (季語動く) |
2 煮込み過ぎ箸で崩れる朝のおでん | (??) |
3 庭に立つ母に落葉よ竹ぼうき | (??) |
4 捨て難き一書を友に秋の夜 | (??) |
5 橡の実や朽ちたベンチを転がりぬ | (報告) |
6 天国の友も見下ろす大花火 | (??) |
7 海に湧く雲から鬼が冬の雷 | (??) |
8 木枯が人ごとに吹くビルのかど | (??) |
9 冬の日を浴びる烏よ青のなか | (??) |
10 茶を供す銀杏黄葉の神木に | (季語動く) |
11 銀杏散る掃き清めたる参道へ | (報告) |
12 初雪の堀水となり松江城 | (報告) |
13 参道の守人めくや松の冬 | (??) |
14 湯たんぽの温もりに足そっとおく | (報告) |
15 枯葉鳴る風に寄せ引く波如く | (無理) |
16 赤茶けしたわわの実如冬紅葉 | (無理) |
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2023年11月21日
1 なぞへなる冬たんぽぽに空真青 | えいじ |
※ 「なぞへ」は斜面のこと | |
※ 以下没 | |
12 焼藷は家のオーブン甘くでき | (報告)丹三 |
3 葉を拾い見上げる紅葉空は青 | (報告)丹三 |
4 ダリ展へ小春日の道五十キロ | (季語動く)しげ木 |
5 足早の落葉踏む音の家路かな | (報告)語后池 |
6 大欅枝現れし冬便り | (理屈)語后池 |
7 耳朶の美し日のさるすべり | (??)広夢 |
8 一遍の一歩を灯すコスモスや | (??)小牧 |
9 青北風を介護の部屋へ通しけり | (無理)小牧 |
10 焼き芋がケースの中で湯気をだす | (??)汗馬 |
11 最果ての沈む冬日の七ツ島 | (??)長操 |
12 悴むや眼下に煌めく千枚田 | (季語動く)長操 |
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2023年11月20日
12 浮雲は空の飛び石冬晴るる | 小牧 |
※ 以下没 | |
1 蓮掘の伊吹おろしに乱る髪 | (報告)えいじ |
2 水面から見上げる紅葉船揺れる | (報告)丹三 |
3 手袋を外しスマホのキーを打ち | (報告)丹三 |
4 消雪の水玉おどる試運転 | (報告)しげ木 |
5 くるくると枯葉回すやつむじ風 | (報告)語后池 |
6 御代柿の風落ち葉となりにけり | (??)長操 |
7 物音の少なき家の夜の秋 | (??)広夢 |
8 から風や微風の唸る古我家 | (??)語后池 |
9 波砕け波生まれくる冬岬 | (季語動く)睦花 |
10 灯台を抱き寄せ凌ぐ神渡し | (季語動く)睦花 |
11 襟巻きをネクタイ結び温まる | (報告)汗馬 |
13 村中の地熱集めて彼岸花 | (無理)小牧 |
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2023年11月19日
1 夕映えの窓辺にポインセチア燃ゆ | えいじ |
2 夜勤終へ帰る家路に冬昴 | しげ木 |
※ 以下没 | |
3 冬の雷地に落ちきれず雲の中 | (理屈) |
4 春雷の不意の一撃決断す | (??) |
5 外套はタンスの中の主役なり | (理屈) |
6 冬帽子耳まで覆う暖かさ | (季重なり/冬帽、暖か) |
7 冬空や飛行機巡る星の旅 | (??) |
8 大すすき活ける大正モダンバー | (季語動く) |
9 寒空の肩寄せふたり人の字に | (季語動く) |
10 墓地杉のひかりの筋に蜜柑かな | (??) |
11 毛玉取る母の隣や日向ぼこ | (報告) |
12 日向ぼこ格子模様の夫の影 | (??) |
13 真贋のことはさておき冬の風 | (??) |
14 日を溜めて日を溜めて山梔子の色 | (無理) |
15 冬はじめ骨董店に長居せり | (季語動く) |
16 午の刻寂しく一頭トンボ飛ぶ | (比喩無理) |
17 菜の花の香に誘われて散歩道 | (季語動く) |
18 夕日いま銀杏黄葉を照らすのみ | (報告) |
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2023年11月18日
※ 入選句なし | |
1 鳥はねて枯葉微塵にひかり落つ | (??) |
2 ワイパーの拭き跡凍るウオッシャー | (報告) |
3 膝掛もヒーター付きが欲しくなり | (理屈) |
4 セーターを二枚重ねて着る朝よ | (報告) |
5 新米に諭吉忍ばせ里帰り | (??) |
6 花街や人影は無し秋の暮れ | (??) |
7 寒椿足摺岬情死かな | (??) |
8 雲に立つ白鷺一羽水鏡 | (無理) |
9 教会の塔めき銀杏黄葉かな | (無理) |
10 足音におのが驚く時雨かな | (??) |
11 銀嶺や庭にたわわな林檎の実 | (??) |
12 暮れなずむ落葉踏む音の散策路 | (??) |
13 冬日出物干す影の内障子 | (??) |
14 風に舞う足下に絡むイチョウの葉 | (無季) |
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2023年11月17日
※ 入選句なし・わかる俳句を! | |
1 蓮根掘り終えて颪に正対す | (??) |
2 雨落葉歩道貼絵となりにけり | (類想) |
3 着ぶくれよ部屋でフードをかぶるまで | (??) |
4 朝早し毛布を掛けてテレビ見る | (報告) |
5 宵のくちコートで巡る竹オブジェ | (??) |
6 胡蝶蘭に花芽の出窓冬立つ日 | (??) |
7 不夜城の手がかじかむや千枚田 | (??) |
8 荒海に拡げ不夜城千枚田 | (??) |
9 葉の先に珠に成りたる初時雨 | (季語動く) |
10 寒林や飛行雲追ひジェット音 | (季語動く) |
11 目つぶれば山茶花の白なほ白し | (季語動く) |
12 木枯しの本郷に用ありにけり | (??) |
13 夜の道手袋はめて犬散歩 | (報告) |
14 新盆のギターケースが椅子の上 | (??) |
15 すがれたる庭にむらがる石蕗の花 | (??) |
16 掌にぽったり透きし熟柿 | (説明) |
17 柚子の香を髪に残してしまい風を | (??) |
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2023年11月16日
12 観音の参道石蕗の花明かり | 風民 |
※ 以下没 | |
1 鯉泳ぐ濁りふくらむ秋日和 | (無理) |
2 つづら折り落ち葉集める二人連れ | (報告) |
3 千両が好き万両はもっと好き | (主観) |
4 エアコンとスクラム組んで夏を越す | (??) |
5 甘藷掘りひと月置いて食べて見る | (報告) |
6 花八手坊主頭のようになり | (報告) |
7 野良猫の天を指す尾にある冬日 | (無理) |
8 海鳴りの響き変はりぬ冬構 | (報告) |
9 松たちの鎧つけたる冬構 | (無理) |
10 ぱらぱらと森に流るる落ち葉の音 | (報告) |
11 からからと落葉の転ぐ帰り道 | (報告) |
13 葛飾や舳先に坐る破魔矢の子 | (報告) |
14 恥ずかしい股引を履く歳になる | (報告) |
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2023年11月15日
※ 入選句なし・わかる俳句を! | |
1 やけに白き女性徒の顔冬の鳥 | (??) |
2 寝転んで飛鳥の空に添水鳴る | (??) |
3 濡れ縁から見上げる紅葉白い雲 | (??) |
4 山茶花を上から眺め丸く切る | (??) |
5 石組の池のほとりに石蕗の花 | (報告) |
6 墓石に「笑顔」の文字や今朝の冬 | (季語動く) |
7 ハミングの様な春風木の芽萌ゆ | (季重なり/春風、木の芽萌ゆ) |
8 紅葉のトンネル秋をお膳立てし | (季重なり/紅葉、秋) |
9 影長く土手往く人の日入る冬 | (??) |
10 冬日没る畔のきらめき千枚田 | (季語動く) |
11 干し柿の皺の深みによだれ出す | (??) |
12 晩秋の卒塔婆の朽ちて墓仕舞 | (季語動く) |
13 芒野に売地看板友の家 | (??) |
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2023年11月14日
6 新しき切り株に射す冬日かな | 風民 |
※ 以下没 | |
1 黄金の風にそばえし荻の原 | (比喩無理) |
2 島原や格子戸の路地秋灯し | (季語動く) |
3 どの家も西側囲う冬搆 | (??) |
4 花八手今年も多くまた白く | (報告) |
5 千両よ真っ直ぐ空へ背を伸ばし | (報告) |
7 光差す空見続けて石蕗の花 | (比喩無理) |
8 ぶら下がり上がりきるべし尺取り虫 | (説明) |
9 タービンの羽根空回す鄙の秋 | (??) |
10 秋澄むや風車十機の白き羽根 | (報告) |
11 冬帽を脱ぐや蒼茫たるたる夜空 | (季語動く) |
12 葉落つ小枝空に伸びたり手の如く | (報告) |
13 冬の朝ビルの彼方に白き富士 | (報告) |
14 今年またあかぎれの指同じ場所 | (報告) |
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2023年11月13日
1 薄雲の月に翳りてきららめく | えいじ |
※ 以下没 | |
2 霜月の夕陽染めにし草も木も | (季語動く) |
3 暖房の欲しい季節が突然に | (報告) |
4 切り株の溜まり水面に彩映し | (??) |
5 落ち葉掃き赤い花びら共に掃く | (??) |
6 帰り花車輌の熱のパーキング | (??) |
7 家という枷を背負いて蝸牛 | (理屈) |
8 花の夜の星を占う古書店舗 | (??) |
9 氷上を舞うスケーター風を切る | (説明) |
10 黒茶紺行き交う人の冬の色 | (無理) |
11 野生馬の一頭逸れ露寒し | (季語動く) |
12 野生馬の喰みては喰みて秋渇く | (??) |
13 包丁で慎重にむく柿の皮 | (季語動く/何の皮でも同じ) |
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2023年11月12日
9 飫肥杉の鉾鬩ぎあふ天高し | 睦花 |
12 ぴいぷうと裏山に北風唄ひだす | 語后池 |
14 捥ぎし柿陽の温もりを宿しけり | 風民 |
※ 以下没 | |
1 火の国の峙つ城や冬晴る | (季語動く) |
2 鐘一打余韻に開く白芙蓉 | (比喩無理) |
3 荒ら家の元気な色群れ庭蜜柑 | (比喩無理) |
4 黒竹の垣に花だけ出す八手 | (報告) |
5 紅葉映す川面に波が鳥潜る | (報告) |
6 冬の陽を見たく庭木の枝を切る | (理屈) |
7 行き会いの空は曼荼羅六地蔵 | (??) |
8 飫肥杉の天突き抜けて秋澄めり | (比喩無理) |
10 高瀬川紅葉一葉流れけり | (報告) |
11 すすき活け花街のバーランプの灯 | (??) |
13 北吹く夜妻の出したる毛布かな | (報告) |
15 一山の黄葉に歩を進めをり | (報告) |
16 散るまで大輪咲かす花でいる | (??) |
17 話し込む部活仲間と肉を待つ | (無季) |
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2023年11月11日
2 雪起しセル画重ねに雲照らす | しげ木 |
3 人混みに響く手締めや酉の市 | 語后池 |
※ 以下没 | |
1 掃除婦のベンチ払うて舞う落葉 | (報告) |
4 動画くる孫の仮装は蟷螂よ | (無季) |
5 渋滞の車黄色い落葉乗る | (報告) |
6 参道を熊手担いでお焼き食べ | (報告) |
7 薄紅は母恋の色返り花 | (報告) |
8 苅田原県境超ゆるローカル線 | (説明) |
9 ローカル線前に後ろに苅田かな | (報告) |
10 日蓮の万灯通る交差点 | (報告) |
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2023年11月10日
1 照り映えて燃ゆる池畔の夕紅葉 | えいじ |
※ 以下没 | |
2 菊祭り菊人形は時の人 | (季重なり/菊祭り、菊人形) |
3 久しぶり寒さの中でコーヒーを | (報告) |
4 庭の隅いつもの場所に野菊咲く | (報告) |
5 鱈汁の昼餉を済ませ県越える | (??) |
6 木枯の駅前広場に塵の巻く | (報告) |
7 アイドリング羊歯フロストの額硝子 | (??) |
8 石蕗の花地蔵の背の向く辺り | (報告) |
9 掌に青き重さよ新松子 | (??) |
10 月と雲仄かなあはひ朱を帯びて | (??) |
11 冬枯れの草木は土を包みけり | (無理) |
12 花柊八十歳の学士号 | (??) |
13 老いの身にしとりと冬の雨の降る | (報告) |
14 山積みの捨て水鉄砲雨に濡れ | (??) |
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2023年11月09日
2 お地蔵の背中をのぼる蝸牛 | 小牧 |
※ 以下没 | |
1 黄変の葉叢くぐれり秋の蝶 | (黄変の葉叢が抽象的) |
3 出勤のマフラーの奥に眉キリリ | (??) |
4 補講あと落ち葉踏む音二番線 | (??) |
5 烏賊干しの縄晒されし浜の小屋 | (報告) |
6 冬立や北寄りの風戦ぐ襟 | (説明) |
7 銀行の花壇は冬も満開よ | (報告) |
8 渋滞の車に落ちる葉は黄色 | (無季) |
9 回想を行きつ戻りつ夜長かな | (??) |
10 海見ゆるホテルの窓や秋袷 | (季語動く) |
11 敗荷の風に漂う寺の昼 | (報告) |
12 屋根瓦秋陽浴びて白くなる | (季語動く) |
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2023年11月08日
※ 入選句なし | |
1 鯉跳ねて水の光れり秋の池 | (季語動く) |
2 道光る冬の通勤日の出頃 | (報告) |
3 布団干す家の多さよ今日快晴 | (報告) |
4 葦枯れの野鳥センターの大ガラス | (??) |
5 霜の径ちゃりお踏む音やフォルテシモ | (無理) |
6 食用菊買ってくれろと嗄れ声 | (報告) |
7 また一人また一人逝く月のぼり | (報告) |
8 蔓の揺れ露の落ちたる秋静寂 | (報告) |
9 立冬の匂ひもなくて朝ぼらけ | (??) |
10 立冬や襟元立てて終バス待つ | (報告) |
11 コスモスや山は真白き雲を生む | (報告) |
12 手で広げ靴下履いた色違い | (無季) |
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2023年11月07日
7 行く雲を映して水の澄めりけり | 小牧 |
※ 以下没 | |
1 ママーンの呼び声白く冬の丘 | (??) |
2 木枯は空にも吹くか雲速し | (理屈) |
3 置き配を取りに門まで風寒し | (報告) |
4 手で洗車を済ませたばかり初時雨 | (季語動く) |
5 虫食い葉削がれ霜枯れ落霜紅 | (説明) |
6 西風に流るる雲や冬隣 | (報告) |
8 欅散る忘れられてる昼の月 | (比喩無理) |
9 水霜やだれも渡らぬ丸木橋 | (報告) |
10 秋暑し石段見あぐ下社かな | (季語動く) |
11 新米の研ぎ汁捨てず瓶の中 | (報告) |
12 能舞台しまひは無音冬に入る | (??) |
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2023年11月06日
※ 入選句なし | |
1 楠落葉音たて一葉落ちにけり | (無理) |
2 ハミングのような春風木の芽萌ゆ | (季重なり/春風、木の芽萌ゆ) |
3 向日葵の謀反太陽に背を向ける | (理屈) |
4 流行風邪ワクチン打った寒の入り | (季重なり/風邪、寒の入り) |
5 公園の落葉で止まるそり滑り | (報告) |
6 朝焼けの紅鱗雲宙拡げ | (報告) |
7 闇なのに柊かをり道しるべ | (??) |
8 渡り鳥鈎になり竿に又鈎に | (説明) |
9 初蝶や新芽ばかりを食ひ荒らし | (無理) |
10 軒先へ母の背伸びや干し大根 | (報告) |
11 烏賊漁か漁火二つ冬近し | (季重なり/烏賊漁、冬近し) |
12 恐山風車を回す北の風 | (季語動く) |
13 忽然と蒸す風と雨秋曇り | (??) |
14 能管の射貫く一声九月尽 | (季語動く) |
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2023年11月05日
1 風ちらす雑木紅葉を浴びにけり | えいじ |
10 畑しまふ煙たなびく里の秋 | 風民 |
※ 以下没 | |
2 荷台から手をポケットにそぞろ寒 | (??) |
3 雨戸開け冬の朝日を顔に浴び | (季語動く) |
4 冬晴れよ銀杏の梢色づいて | (報告) |
5 秋灯すステンドグラス花模様 | (季語動く) |
6 桜咲く新島襄と八重の家 | (報告) |
7 本番を終えてひと息爽やかに | (季語動く) |
8 終演の花束抱いて爽やかに | (季語動く) |
9 夜半目覚む名月手のひら撫でてやる | (??) |
11 葉の消えし撓わに見ゆる実る柿 | (報告) |
12 前屈み電柱先の秋カラス | (報告) |
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2023年11月04日
※ 入選句なし | |
1 大空を鈴なし震るる楝の実 | (類句多し) |
2 ハロウィンの菓子孫にやり秋終る | (報告) |
3 穴深く落葉を埋める庭の隅 | (報告) |
4 限界の集落蛍乱舞する | (??) |
5 軒先の干し柿往なす夕日かな | (無理) |
6 黄落をチヨコレイトとおお跨ぎ | (??) |
7 秋芽とは翠の感じする景色 | (無理) |
8 落鮎や色の褪せたる父の魚籠 | (季語動く) |
9 落鮎や故郷の川の匂ひして | (説明) |
10 畝立ててその鍬先に小鳥来る | (無理) |
11 大すすき活けし町家のバーの卓 | (報告) |
12 妻の出す深ゆく秋の更衣かな | (??) |
13 窓辺から樋錆びついたトタン屋根 | (無季) |
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2023年11月03日
※ 入選句なし | |
1 秋海を臨む朝日の二タ分けす | (??) |
2 助手席でおでん両手につく家路 | (季語動く) |
3 シャッターの街で屋台の太鼓焼 | (季語動く) |
4 落葉拾い屈んだままで朝日浴び | (報告) |
5 流行風邪まごが絵入りの見舞い文 | (報告) |
6 秋雨に声をからしてボール蹴る | (季語動く) |
7 庭の木々寸暇を競ひ黄落す | (比喩無理) |
8 朝顔やいまだに開くといち月 | (理屈) |
9 千住宿若者闊歩秋麗 | (季語動く) |
10 稜線に朱色の秋や十七時 | (??) |
11 秋の宵富士稜線に茜帯 | (季語動く) |
12 蝿選ぶ食べ物よりも汗馬だけ | (??) |
13 長き夜やラグビー選手の粋な髭 | (??) |
14 肩車の小さき手追う赤蜻蛉 | (無理) |
15 踏みゆけば山路やはらか山胡桃 | (報告) |
16 まさお空ハング足もと山粧ふ | (??) |
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2023年11月02日
※ 入選句なし | |
1 かぎろいの紅なずむ秋の空 | (季語動く) |
2 千両の実はほんのりと色づいて | (報告) |
3 小春日よ階段下は風もなし | (??) |
4 朝刊を捲る音聞く文化の日 | (季語動く) |
5 辞書たどる片仮名言葉文化の日 | (季語動く) |
6 危うきや皮まですくう熟柿 | (報告) |
7 陰干の裾駆け回る秋座敷 | (??) |
8 螇蚸逃ぐ矢となり迫る猫の先 | (報告) |
9 頭手にランドセル馳く霰急や | (報告) |
10 枯れ葉にも生きた証しの矜持ある | (理屈) |
11 冬へ向かい椿艶やかなる花芽 | (報告) |
12 秋暑し塩こびりつく塩地蔵 | (??) |
13 風呂タイルこしごし削る汗たまる | (報告) |
15 秋雨に霊山拝む旅の人 | (季語動く) |
16 崩れたるかぼちやは檻にハロウィーン | (??) |
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2023年11月01日
※ 入選句なし | |
1 金秋に紙の飛機行く真青空 | (類句多し) |
2 高原のペンションのあと冬木立 | (季語動く) |
3 落ち葉霏霏朝な夕なの熊手かな | (想古し) |
4 太りゆく月の名美し夜な夜なよ | (理屈) |
5 動画くるゾンビの顔が冷たそう | (??) |
6 晴れた日はミニ熊手持ち落葉掃く | (報告) |
7 舞い終えてみごとな着地銀杏の葉 | (報告) |
8 美しき女性も老いて文化の日 | (??) |
9 影揺れて水底に鯉冬隣る | (季語動く) |
10 玉すだれ八輪九輪わっと咲き | (説明) |
11 武道館に怒気の掛け声十三夜 | (季語動く) |
12 最果ての大間に鮪幸の海 | (説明) |
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2023年10月31日
※ 入選句なし | |
1 かぎろいの空に真白き月の円 | (報告) |
2 秋終わるハロウィンらしい仮装の子 | (報告) |
3 空晴れて部屋はやや寒時期らしく | (??) |
4 トラクタの風防閉めるそぞろ寒 | (報告) |
5 急カーブのぼる全山の紅葉 | (報告) |
6 勝鬨の橋や汽水に夕時雨 | (季語動く) |
7 時雨るるやカフェの硝子に顔歪む | (報告) |
8 新米に何もいらない塩むすび | (理屈) |
9 目覚や新米の香に誘われて | (??) |
10 赤ん坊に握る力や秋祭り | (季語動く) |
11 静寂な園のひいらぎ地をしろき | (報告) |
12 牛鬼の口髭まばら文化の日 | (季語動く) |
13 秋の水静かに滑り出づ和船 | (季語動く) |
14 百日紅溢れる茶亭池の庭 | (報告) |
15 水引に水引ほどの雨の粒 | (無理) |