みのる選:2023年8月度

過去一覧 検索

    2023年08月30日

    ※ 入選句なし
    1 山道の凹に一個秋があり(無理)
    2 句会閉づ秋の夜なりカシオペア(??)
    3 運動会家族証提げ孫を見る(説明)
    4 子供らは親の刈る先蝗とる(??)
    5 空に向け投げて放った黄金虫(報告)
    6 秋雨はまだかまだかと人も木も(理屈)
    7 夕焼けを座して見下ろすおぼろ富士(??)
    8 赤とんぼ気流がのせて青空へ(理屈)
    9 白鷺の舞う田に遠く赤城山(報告)
    10 葉隠れのきのこの潜む雨の森(報告)
    11 阿蘇山の蹄の音や草いきれ(季語動く)
    12 朝霧に浮かぶ天草天主堂(季語動く)
    13 バケツ鯊大口開けてひしめきぬ(報告)

    2023年08月29日

    1 赤とんぼ青空高く吸い込まれ修晶美
    10 夕焼燃ゆビニールハウス赤く染めやすこ
    13 米山の裾に広がる豊の秋れいこ
    14 幼子の地蔵にたむく草の花れいこ
    ※ 以下没
    2 桜花散る特攻に思い馳せ(主観)
    3 夜長し寝覚めた耳に庭の音(??)
    4 忙しい孫と行けるか栗拾い(主観、季語動く)
    5 霧の中建つ石塔の鐘を引く(??)
    6 飛び石に秋の長雨傘いらず(??)
    7 段畠耕す農民空高し(季語動く)
    8 鬼灯の燃えてる色やわれの家(報告)
    9 バス旅の飛び込んでゆく夏の空(??)
    11 草の花一輪添へるテラス席(報告)
    12 旗踊り口紅地蔵けふ施餓鬼(報告)

    2023年08月28日

    ※ 入選句なし(奇をてらわず素直に
    1 悔いなしといひたき道や鳳仙花(主観)
    2 書斎へと差し込む夜の小望月(報告)
    3 家並みの上に半分遠花火(報告)
    4 苧殻焚く燻る中に紙も焼べ(報告)
    5 花むくげ野外ライブのKポップ(??)
    6 透けるよう真っ白な雲萩の上(季語動く)
    7 打ち上がる花火に奇声外人も(報告)
    8 花火見て子供が興奮夜なべして(季重なり/花火、夜なべ)
    9 あめんぼう煌めく水輪悠々と(説明)
    10 跳ねし鯉背中の上をあめんぼう(報告)

    2023年08月27日

    11 夏雲の十二神将並び立つ水琴窟
    ※ 以下没
    1 致死量の月光さして蔓は枯る(??)
    2 自転車で下れば顔に赤とんぼ(報告)
    3 幼児プール水の掛け合い父と児よ(報告)
    4 長袖でダンスができる秋となり(理屈)
    5 処暑になお積乱雲の湧き上がる(報告)
    6 前栽で育てる桃の色ほのか(報告)
    7 ドンと鳴り海面を照らす花大輪(報告)
    8 半月が海を照らして花火待つ(報告)
    9 石段やかんざし揺るる浴衣の娘(報告)
    10 朝顔の蔓の彷徨う青き空(比喩無理)
    12 秋夕日真っ赤な機体青空へ(報告)
    13 舞いあぐりしなうガウラや秋の風(説明)

    2023年08月26日

    ※ 入選句なし(考えて作らないこと
    1 この暑さ玉龍までも枯れ始め(報告)
    2 どこで踊る駅に大勢浴衣の娘(理屈)
    3 打ち上がる花火の合間を月照らし(報告)
    4 花火見てさかなをあてにもう一杯(報告)
    5 秋風や備前の壺を焼く煙(季語動く)
    6 自転車で下れが顔に赤とんぼ(??)
    7 雨のあと花茎の伸びる秋海棠(報告)
    8 そちこちに稲架作る人道路わき(報告)
    9 包丁の黒縞分ける西瓜かな(??)
    10 木道の割れ目にのぞく草の花(報告)
    11 桃好きの義父より届く桃の箱(報告)
    12 爺の星探す吾子の手天の川(無理)
    13 秋立つや夕暮れ風の通り道(季語動く)

    2023年08月25日

    4 海望むはまなす実る砂防の簾しげ木
    5 山裾に見ゆる起伏は葡萄棚しげ木
    ※ 以下没
    1 墓掃除入りこむ草そっと切る(報告)
    2 ゴミ袋西瓜の皮の重みあり(説明)
    3 秋晴れや地平線まで続く空(類句多し)
    6 虫取りで気がせき揺れる爺の網(報告)
    7 蝉しぐれ朝の静けさ切り裂いて(説明)
    8 日焼けの子水筒揺らし登校日(報告)
    9 秋の月葉陰に光り回り道(季語動く)

    2023年08月24日

    ※ 入選句なし
    1 バス向きを替へて産土へ秋を行く(??)
    2 秋の虫鳴き声終日賑はす(季語動く)
    3 盆飾り蝋燭に代え豆電球(??)
    4 庭に蝉窓つい開けて逃げられる(??)
    5 学生の自転車の列泡立草(??)
    6 鳳仙花兄弟五人寄る生家(季語動く)
    7 紫陽花がしとしと雨で色を増し(報告)
    8 かまびすしあの蝉の声何処にぞ(主観)
    9 風吹いて鷹型案山子舞い踊る(報告)
    10 母が追う飛行機遠く夏雲へ(??)
    11 秋風にさらりと乾く化粧水(無理)
    12 爽やかや運びくる風ピアノの音(報告)
    13 鬼ヤンマ真っ直ぐ眼向かい来る(報告)

    2023年08月23日

    ※ 入選句なし(考えて捻らず素直に感じること
    1 父忌みぞ父が愛したとりどりの薔薇(説明)
    2 桐一葉石碑に落ちて黙祷す(??)
    3 火が怖いお盆ローソク電灯に(??)
    4 庭の隅育ち過ぎたか甘薯蔓(理屈)
    5 処暑の朝薬局までの三千歩(報告)
    6 県境の峰から縦の天の川(報告)
    7 桜列川面に伸びて渋滞に(??)
    8 秋あかね警戒解いて羽を折り(理屈)
    9 車椅子押す手逞し帰省の子(報告)
    10 朝霧に堂々たるやさざれ石(報告)
    11 キリギリス押し葉のように踏まれけり(無理)

    2023年08月22日

    ※ 入選句なし
    1 虫の音に伊予の南のなまりかな(無理)
    2 轡虫薄き明りの夜の庭(報告)
    3 遠花火涼しい部屋で音だけを(季重なり/花火、涼し)
    4 盆飾り今年は買った牛と馬(報告)
    5 露草を添える金魚の土まんじゅう(??)
    6 畝続く葡萄の畑にワイン蔵(報告)
    7 秋あかねやっと操縦慣れてきた(理屈)
    8 桜東風花を飛ばして葉を育て(理屈)
    9 老人会色とりどりの夏帽子(季語動く)
    10 雲流れ黄金色に光る稲(報告)

    2023年08月21日

    1 不揃いの太鼓も楽し盆踊り丹三
    2 水やれば飛蝗跳ね出す花壇かな丹三
    8 泥んこの孫の手土産草の花やすこ
    ※ 以下没
    3 急カーブ沢の斜面に秋茗荷(報告)
    4 稲を刈るただ刈り続け一反田(報告)
    5 入道が雨のタライを蹴り倒し(??)
    6 遠雷を合図に釣竿仕舞い込み(報告)
    7 夏休み土間に転がるスニーカー(報告)
    9 蝉ひとつじっと動かぬ白き道(??)
    10 ちちロ虫鳴きいるさきの夜の闇(19日に投句済)
    11 チンドン屋追う子は何処夏の街(季語動く)
    12 難解な本を詠み終へお盆かな(19日に投句済)
    13 かなかなと二番ホームを包みけり(??)
    14 蜩や半衿縫う手小休止(季語動く)

    2023年08月20日

    ※ 入選句なし
    1 今日も寄る峠の店は深い霧(報告)
    2 盆明けのランチ女子会三世代(説明)
    3 大潮よ岸壁の下カニを採る(報告)
    4 盆踊り綿あめ作る爺の店(報告)
    5 花流れ蟻の法師が舵を取り(??)
    6 花吹雪もののふの御霊よみがえり(??)
    7 十字路の風鈴風を集めたり(??)
    8 花火師に喝采の湧く海の町(報告)
    9 夏惜しむスコアボードにゼロの文字(??)
    10 試合果つゴールネットに落つ夕焼け(??)

    2023年08月19日

    ※ 入選句なし
    1 わが庭にジージージーと虫の声(報告)
    2 盆踊り屋台目当ての人多し(説明)
    3 葉の陰にうすく妖しい花オクラ(説明)
    4 減反の河岸段丘蕎麦の花(??)
    5 ポックリと転がる蝉のあらがいて(説明)
    6 叫びても届かぬ恋よアブラゼミ(??)
    7 ちちロ虫鳴きいるさきの夜の闇(説明)
    8 樹々の葉のみな俯きて残暑かな(理屈)
    9 朝顔や空掴まんと蔓上る(無理)
    10 難解な本を読み終へお盆かな(季語動く)
    11 林へと消ゆる椋鳥姦しく(報告)
    12 夕暮れに赤きたわわのミニトマト(報告)
    13 久方に野辺を歩くや雷の音(季語動く)
    14 夏草や茂りの中の瀬の流れ(季重なり/夏草、茂り)

    2023年08月18日

    8 盆過ぎていつもの暮らし一人酒やすこ
    ※ 以下没
    1 とれたての白桃皮のままかじる(報告)
    2 盆明けて出掛ける首に保冷剤(報告)
    3 薩摩芋蔓が菜園覆ってる(報告)
    4 盆踊り太鼓を鳴らす親子孫(報告)
    5 赤とんぼ日差し追いかけベニを増し(理屈)
    6 赤とんぼ眼下の渋滞回避して(理屈)
    7 彷徨いて遂に見つけし氷旗(報告)

    2023年08月17日

    9 草むらを出てきし仔犬露まみれやすこ
    ※ 以下没
    1 盆踊り土産は髪の光り物(季語動く)
    2 空爆も縦横無尽赤とんぼ(比喩無理)
    3 コックリと頭かしげて赤とんぼ(報告)
    4 夕闇よ冷えたきゅうりの屋台店(??)
    5 粒ごとに窓写りこむマスカット(報告)
    6 塩ふって半割り西瓜スプーンで(報告)
    7 森閑のポスト虫の声密かなり(??)
    8 高き松大きく揺れし野分かな(報告)

    2023年08月16日

    ※ 入選句なし
    1 盆踊り炭坑節を待つ爺よ(報告)
    2 土砂降りよこれで台風余波なのか(理屈)
    3 紫の花に五色の実南蛮(??)
    4 単身の寮のテラスで流星群(報告)
    5 胸像に千羽の鶴や原爆忌(説明)
    6 嵐去り艶めく墓石夕焼けかな(??)
    7 暗闇に揺らぐ送り火しづかなり(報告)

    2023年08月15日

    14 秋あかね群れて青空席巻す修晶美
    ※ 以下没
    1 土曜日のプールのあとのカレーかな(??)
    2 ひまわりの開花大小一斉よ(報告)
    3 台風禍放水路からサイレンよ(報告)
    4 休日も早起き盆の霊供膳(??)
    5 自転車の膝にトレモロ萩の枝(??)
    6 にはたづみ遠く雲間の夕焼けかな(??)
    7 秋の夜や雨後のまばゆき窓灯り(季語動く)
    8 ひるがへり白き葉裏や台風来(何の葉?)
    9 松手入れ卒寿の父の太き腕(季語動く)
    10 わけいってもわけいっても茗荷花(無理)
    11 新涼の風に梳かるる洗い髪(季重なり/新涼、髪洗ふ)
    12 新涼や季寄せのページ捲る風(季語動く)
    13 涼風を羽音で送る赤とんぼ(季重なり/涼風、赤とんぼ)

    2023年08月14日

    ※ 入選句なし
    1 この暑さ爺公園に散水し(季重なり/暑さ、散水)
    2 夏祭り烏賊焼く人の背も濡れて(??)
    3 ペンタスの燃える深紅に秋フェーン(??)
    4 仏壇の一粒もらう黒葡萄(季語動く)
    5 あかね空絵模様なぞる赤とんぼ(??)
    6 けたたまし声も懐かし赤とんぼ(??)
    7 野分去り小雀木陰たもとほり(報告)
    8 甲子園仏前のラジオ点けにけり(??)
    9 鬼灯を活けて仏間を灯しけり(季語動く)
    10 茄子の馬子らの工作作品展(報告)
    11 野の花の次々消ゆる走馬灯(??)
    12 空蝉の主の声呼ぶ野外フェス(??)

    2023年08月13日

    8 存問のごと墓碑めぐる夕とんぼやすこ
    ※ 以下没
    1 浴衣の児土産は光る髪飾り(??)
    2 我が庭の隅に蝉穴ちらほらと(報告)
    3 ゆっくりと窓いっぱいの鱗雲(報告)
    4 千本の腕を広げる土手の萩(無理)
    5 歩くこと母より止められ炎天下(報告)
    6 コロナ越し初めて会える門火かな(報告)
    7 百日紅地蔵彩る赤き蕊(報告)
    9 夕涼や一輪挿しに花手折る(何の花?)

    2023年08月12日

    5 朝採れの葡萄の香る選果棟しげ木
    8 向日葵の影絵となりて夕日落つやすこ
    ※ 以下没
    1 鬼灯や不調も笑ふ母つよし(??)
    2 盆踊り小学校にやぐら出来(報告)
    3 浴衣着て背中に団扇手に金魚(報告)
    4 空の澄む窓辺で頼む耳そうじ(無理)
    6 遠ざかる終電の楽牛蛙(??)
    7 校庭の静かなりけり百日紅(報告)
    9 盆帰省ひ孫に伸びる手の優し(??)

    2023年08月11日

    ※ 入選句なし
    1 灯籠の吾が基を探す潟の岸(??)
    2 馬追の羽根の筋透くガラス裏(報告)
    3 浴衣の娘光るカチューシャ帰り道(??)
    4 蝉穴が周りにできる木よ不思議(??)
    5 秋風や隣町まで夕散歩(報告)
    6 盆支度吾子の団子のつまみ食い(報告)
    7 風ゆるり盆提灯を回しけり(報告)
    8 新しき卒塔婆の墨に西日かな(季語動く)

    2023年08月10日

    1 あかつきの山の間遠に蝉の声翡翠
    ※ 以下没
    2 屋台来て代議士も来る盆踊り(報告)
    3 小学校屋台に並ぶ浴衣の娘(報告)
    4 茄子漬に隠し包丁入れる夫(報告)
    5 山みちの愛染堂の薄原(報告)
    6 秋懐や新聞配るバイクの音(季語動く)
    7 ビーチにもバリアフリーの笑顔あり(??)
    8 花火果つ大手広ぐる天気雨(??)
    9 大玉の西瓜の便り安堵かな(??)
    10 朝霧や客来て沸かす源泉湯(季語動く)

    2023年08月09日

    8 帰省子の親子厨に姦しくやすこ
    10 通り雨過ぎて再び蝉時雨れいこ
    11 秋茄子の紺肌はじくにわか雨れいこ
    ※ 以下没
    1 朝七時もう暑く陽の陰歩く(報告)
    2 孫と婆提灯飾る盆踊り(報告)
    3 秋風が出不精誘う散歩道(主観)
    4 ドアふすま開けて冷房階下ごと(説明)
    5 夕凪の消波ブロック横一線(季語動く)
    6 夕立の上がりて木々の緑冴え(説明)
    7 鼾かき眠る我が犬日雷(報告)
    9 炎天の供花鮮やかに墓石かな(無理)

    2023年08月08日

    ※ 入選句なし
    1 いつのまに向日葵つぼみ横向きよ(報告)
    2 夏祭りポップコーンのはぜる音(季語動く)
    3 台に乗りガラスに描く笹飾(絵は季語にあらず)
    4 紅色のはまなすの花刺千本(説明)
    5 足裏を曳いてゆく波夏の雲(季語動く)
    6 静まりし熱気纏ひて花火待つ(報告)
    7 団扇して銭湯で聞く旅名所(報告)
    8 雨あがりおちぬ埃の内網戸(報告)

    2023年08月07日

    6 ビル街の窓渡りゆく秋の雲水琴窟
    ※ 以下没
    1 秋近し改札越しの吾子笑顔(季語動く)
    2 ひまわりの迷路で背伸び出口どこ(報告)
    3 祭り近し綿あめ作る道具出し(報告)
    4 天頂の積雲ひとつ動かない(報告)
    5 日盛に雨靴ひとつ砂場わき(??)
    7 蝉穴の標のごとく森の道(無理)
    8 空蝉のしがみつきたる葉裏かな(報告)
    9 向日葵や骸がっくり頭垂れ(報告)
    10 薄雲や空色透ける朝の月(報告)
    11 帰省子の好物棚に溢れをり(報告)
    12 花茣蓙や庭いちめんの畳干し(??)

    2023年08月06日

    ※ 入選句なし(実際に見て感じて詠むこと!
    1 夏の陽の反射で見える遠い家(季語動く)
    2 土ならしテント生活父と子よ(報告)
    3 水槽に羽虫を落とす魚の糧(報告)
    4 蜘蛛の巣のパラグライダー風が押す(??)
    5 蜻蛉の番ひに譲る池の端(??)
    6 表札に休む蜻蛉や忍び足(報告)
    7 風速み黒雲天に龍昇る(無理)
    8 同窓会訛り混じりの大ジョッキ(報告)
    9 線香の香染むエプロン初盆会(報告)
    10 青嵐叫びたくなる過去の恥(??)
    11 絶海の孤島のキャンプ波静か(報告)
    12 靴振動に怯え八方逃げる蟹(報告)

    2023年08月05日

    9 水上へ投網のごとく花火降る睦花
    11 手花火の吾子の三尺帯揺るるやすこ
    ※ 以下没
    1 朝焼けのオレンジ湖面にうつりけり(報告)
    2 毎朝よ通路に掛かる蜘蛛の巣は(報告)
    3 墓二つ巡って掃除お盆前(報告)
    4 パフェは僕アイスコーヒー君なのに(??)
    5 萩の里通り山手の村も萩(報告)
    6 城跡や藻の淀む淵龍潜む(無理)
    7 夕風やランナー達にとばり降る(無季)
    8 椅子二脚夫と無言の遠花火(報告)
    10 炎昼や少し濃い目の母の味(報告)
    12 いつよりか息子に代わるテント建て(??)

    2023年08月04日

    7 夏霧の神社に浮かぶ龍の門やすこ
    10 夫に似る息子らの背や墓参り睦花
    12 山裾の街みおろせば霧の海れいこ
    ※ 以下没
    1 火山ガスの荒れ地のとなり大花野(報告)
    2 日の当たる網戸一面朝の露(報告)
    3 ひまわりのつぼみ真っ直ぐ天を向き(説明)
    4 西瓜買い重さがズシリ帰り道(報告)
    5 ネクタイを放ちジョギング夏の夕(季語動く)
    6 皇居ランお濠に夏の空青し(報告)
    8 荒草の影に光るや茗荷花(報告)
    9 うつむきてタオルをかざす夏の路(??)
    11 サングラス外して戻る母の顔(??)

    2023年08月03日

    ※ 入選句なし(わかる俳句を!
    1 蝉は鳴きうち水消えるこの暑さ(季重なり/蝉、打ち水、暑さ)
    2 まだ来ぬか帰省児を待つ夜デッキ(報告)
    3 かけているメガネを蜘蛛が通ります(??)
    4 窓ガラスに全反射する大西日(報告)
    5 夏風にソフト部の子ら声高し(季語動く)
    6 地球儀を東へ辿る夏の風(??)
    7 日当たりのせいかトマトの豊作は(??)
    8 蛛の巣を壊して歩くこの頭(??)
    9 湧水に歩を合わせたる蜻蛉かな(??)
    10 川風や滴る水着並びをり(??)

    2023年08月02日

    3 砂浜に潮で子らの水遊びしげ木
    7 粉まみれ団子作る子盆支度やすこ
    ※ 以下没
    1 我が庭のバッタの居場所草刈らず(季重なり/飛蝗、草刈)
    2 大玉のすいかの重さ後悔し(??)
    4 沖合をボート漕ぐ岸羊草(季重なり/ボート、羊草)
    5 熱帯夜闇に甘酸く香る花(??)
    6 盆支度丸に限らぬ団子かな(報告)
    8 裄足りぬ母のお下がり藍浴衣(報告)
    9 博多帯きりり背の伸ぶ白浴衣(説明)
    10 卒業やチッチとサリーなれぬまま(??)

    2023年08月01日

    9 大夕立ヒマラヤ杉を洗ひけり睦花
    ※ 以下没
    1 窓開けるミンミンゼミの声ばかり(説明)
    2 叢よ小さく飛ぶはバッタの子(報告)
    3 炎天や頭に余白出来にけり(??)
    4 流れ星あつといふ間の我が世かな(理屈)
    5 明けの畑手づかみで食う割れ西瓜(報告)
    6 君といる無人の広場流灯会(??)
    7 朝顔の蔓絡ませて始む朝(説明)
    8 草刈やピアノ弾く手に残る香(無理)
    10 遠雷や水の匂ひの風来たる(無理)

    2023年07月31日

    5 灯台の足元に咲く月見草しげ木
    10 炎昼や秘密基地なる橋の下やすこ
    ※ 以下没
    1 四十過ぎラーメンよりも冷奴(理屈)
    2 玉虫は逃がす目当ては鍬形よ(説明)
    3 毎朝の水撒き木の根露れて(報告)
    4 庭の四時青紫蘇の香を摘んでいる(報告)
    6 夕立や傘差し掛けてくれた人(報告)
    7 終電の轍の楽や南風(??)
    8 水槽に青き海月や検診日(??)
    9 吊橋に雲千切るるや秋の蝉(季語動く)
    11 土手の上横に座りて見る花火(報告)
    12 白桃を赤子のごとく扱えり(説明)
    13 寝転びて添水に耳かす奥座敷(報告)