みのる選:2022年度
みのる選:2022年度
俳句 | 作者 |
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馬場うららスタートを告ぐファンファーレ | せいじ |
童顔の騎手が鞭打つ競べ馬 | もとこ |
行厨はゆくりなく会ふ花のもと | はく子 |
春風やひらりと騎手は馬上へと | あひる |
勝ち馬へ人馬一体なる走り | わかば |
陽炎のなかを駈けゆく草競馬 | なおこ |
草競馬春塵砂塵巻き上げて | うつぎ |
オッズ板睨む赤ペン草競馬 | ぽんこ |
勝馬の外差し一気春日燦 | 素秀 |
パドックを囲む人垣春麗ら | 小袖 |
春光やハナ差勝負に鞭激し | 千鶴 |
颯爽とパドック歩む春の駒 | はく子 |
パドックの馬体の艶よ風光る | なおこ |
馬場うらら暫してこずるゲートイン | せいじ |
馬場均すささらの車陽炎ひぬ | よう子 |
かげろひて機影のよぎる競馬場 | もとこ |
均したるばかりの馬場へ鴉の子 | うつぎ |
あたたかやパドック見つむ車椅子 | たか子 |
春塵や馬場に乱れし蹄跡 | あひる |
名にし負ふ躑躅芽吹くや廣田山 | 凡士 |
麗かやパドック巡る駿馬群 | わかば |
パドックにステップ軽し草競馬 | ぽんこ |
逸る馬地団駄を踏む草競馬 | たか子 |
俳句 | 作者 |
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菩提子の念珠買ひたる年女 | なつき |
歳重ぬほどに愛ほし古雛 | わかば |
梅日和宝珠眩しき大願塔 | 素秀 |
梅ふふむ観音像の御手の上に | よう子 |
宮の梅見守り見廻る禰宜の妻 | あひる |
鐘楼に座して菜飯のむすび食ぶ | 素秀 |
竹林のさざめき止めば笹子鳴く | わかば |
梅探行奥の院まで来たりけり | よう子 |
出店たつ地産の春菜溢れしめ | 凡士 |
白梅の蕾に結ぶ吉御籤 | ぽんこ |
定例 WEB句会として実施