2025年10月23日 19:36 コメントを書く Feedback
俳句の学びには大切な3つの要素があります。
これらを誠実に実践できればあなたの作品は激変します。
感動的な対象物や現象に遭遇したときそれを写真に撮りたい、或いは絵に描きたい…という思いが湧き上がります。そのときあなたは、どのアングルからどの部分を切り取るのが最適なのかをまず最初に考えるはずです。
俳句を詠む…という行動は、これと同じなのです。
悲惨な状況、或いは珍しい状況に出会わせたとき、それを写真に残しておこうと思うのは感動ではなくて興味本位の野次馬的衝動です。その類を俳句に詠んでもそれは「報告」であり、大抵の場合は「季語動く」作品になります。
正しい感動、感覚というのは幼子たちの好奇心や驚きに学ぶことができます。彼らは純粋に心に湧いた感動や驚きを瞬時にことばにしているだけで、そこには偏見や常識といった観念、邪念はないからです。
また、適切な比喩表現は、テクニックとしてときに効果的ですが、度が過ぎると陳腐極まりない駄句になるので気をつけましょう。
好んで時事を詠む人も少なくありませんが、季語が命の俳句においてそのほとんどが「季語動く」作品となりやすく、初学の間は封印し写生に徹してほしいです。
学識豊富な人ほどことばに凭れた句を作りがちで、詠んだ本人にしか意味のわからない独りよがりの作品になります。
俳諧は三尺の童にさせよ。初心の句こそたのもしけれ
という芭蕉のことばがあります。
技巧に走らず誰が読んでもわかるような素直で平明な感動写生こそが、真理であるということを教えているのです。
多くのことを盛り込もうとすると窮屈で焦点の定まらない作品になります。如何に省略するか(平明に詠む)ということもまた大事な要素です。
うっかり1句の中に複数の季語を使ってしまうケースがあります。おそらく季語だと気づいていないのだと思います。
これを独学のみで覚えるのは至難で、誰かに教えてもらって覚えていくのが効率的です。その意味でも多作と添削の学びが最も重要なのです。
季語の本質を知ることの大切さも折りに触れて説明していますが、これもまた歳時記を読んで知識として覚えるよりは添削の学びによって感覚的に身につけるのが最も近道です。
今日の日記の記事を読まれて「なるほど…」と合点された方は多いと思います。
でも知識として理解できても作句の上達にはつながりません。多くの作句体験を通して感覚として会得することが大事だからです。とにかく 『多作して添削で学ぶ』 ことにつきるのです。
知識先行の学びは、ときに作句の邪魔(知識を気にするあまり感性が働かない)になります。併行して添削の学びを続けることでそれらの知識もまた感覚として昇華されることが重要なのです。
2025年10月14日 17:07 コメントを書く Feedback
12日は夕暮れまでに終わりました。
今年も老骨に鞭打って家内の実家(広島)の稲刈りのお手伝いに行ってきました。
11日の午後にマイカーで移動し、12日、13日の二日間でなんとか二枚の田の稲刈りを終了させました。実家の弟夫婦、大阪の妹夫婦そして神戸の私達夫婦と3家族での稲刈りです。
平均年齢は、75歳に近づこうとしていて毎年「いつまでできるかしら…」と言いながら頑張っています。
13日はとっぷりと日が暮れました。
一日目は順調に進んだのですが、二日目になって突然稲刈り機のご機嫌が悪くなり、最終的にご近所のをお借りしてなんとか刈り終えることができました。やれやれです。
想定外のトラブルに見舞われたものの無事今年も稲刈りを済ますことができて、全員で感謝し乾杯しました。
2025年10月9日 19:40 コメントを書く Feedback
蕪村句碑の前で記念撮影
今日は、みのるの存問に来神してくださった武蔵野女子会のメンバーを歓迎して須磨浦吟行句会を実施しました。
今回のこの計画を神様さまが祝福してくださり見事なゴスペル日和に恵まれて感謝でした。雨女だと自称される方が何人かおられたのですが、晴れ男のみのるの勝でした\(^o^)/
無理をお願いしたにもかかわらず快く遠路協力してくださった、徳島の素秀さん、愛知のなつきさん、但馬のこすもすさん、淡路島の千鶴さんに感謝します。
とり急ぎみのる選もまとめましたので、ご確認ください。
PS:写真類はSlackに貼りますので必要なのをダウンロードしてください。
2025年10月1日 21:36 コメントを書く Feedback
Web吟行句会は毎月第2水曜日からですが、今月(10月)は第2週に須磨浦吟行句会が実施されるため、第3水曜日(15日)スタートに変更しました。
須磨浦吟行句会は5句出句ですので、句会に参加された方は当日出句された作品は除外して句帳に残っている作品を出句してください。
句帳に残った作品が10句以上ある場合、ご希望であれば添削しますので全ての作品をメールでみのる宛に送ってください。
PS:11月からは従来どおり第2水曜スタートに戻します。