2013年9月18日、台風一過の素晴らしい吟行日和になった。
秋嶺の全容しるき真澄かな みのる
絵の具を流したような真っ青な空をどう写生したらいいのか言葉が見つからなかった。
藍深く湛ふダム湖やあつき群る みのる
王義之の書が展示してある墨華亭を過ぎると登山道となる。鹿垣の戸を開けてさらに進むと北山池にでる。 吊り橋を模した堰堤を渡って貯水池の畔まで歩くと岩場にでる。去年、せいじさんがこの岩に立って句を詠んでおられたのを思いだして、ぼくも立ってみた(^_^)
岩鼻に佇てば湖より秋の声 みのる
反りに反る簷牙にいよよ秋高し みのる
簷牙(えんが)ということばは、以前、GHの青畝俳句研究で青畝師が詠まれた作品を合評している。
広辞苑には載っていないのですが、「簷」は、「のき」の意味になるのでイメージはしやすいですね。
もうこの時期にはいないと思っていた斑猫にも出会いました。
来週は、スワン句会の吟行(奈良)ですね。また良い句が授かりますように。
9月スワン句会奈良吟行の諸情報を収集しました。
□句会場 MAP□吟行地
ひかりさんお勧めのならまちコースです。
※順路(案)
近鉄奈良駅から三条通まで商店街を南下、さらに「もちいどのセンター街」か猿沢池の西沿いの道を南下しながら奈良町を散策。1番南にある「 ならまち格子の家 」が風情がありそうなので行って見たいです。
奈良町を外れて東へ移動すると、荒池の南に「 大乗院庭園 」があります。入園料100円ですが綺麗そう。さらにここから東へ進んで 志賀直哉旧居 まで足を伸ばし、帰りは、飛火野、浮見堂、猿沢池を経て句会場へというルートが考えられます。
若草山からの景色は鹿や世界遺産、大和盆地などを麓から山頂まで趣を異にしてまるごと古都を一望し、静寂、鬱蒼とした原始林の中を下って行く身近な奈良の玄関口コースです。若草山入山料150円
※コース・時間
往路:若草山入山、南ゲートから山頂展望台(三重目)まで徒歩約40分、約1.4km。
約15分前後で一重目へ。東大寺、興福寺五重塔などが眼下に映え、南側の春日山原始 林は豊かな緑がひろがっています。 (売店不定休) → 約10分程度歩くと二重目へ、高度40m程度上がるだけで東大寺が小さく、そして吉野連山や生駒山などが見えます。 → さらに10分程度歩くと山頂展望台へ到着です。(大和三山や葛城山、二上山なども案内図(銅製)で確認するのも良いでしょう)山頂には鶯塚古墳もあります。
復路:下山は、山頂から鎌研交番前の春日山遊歩道を下り遊歩道(北)入口へ、徒歩約40分(約2.3km)。
木陰なので気温が高い時はお勧めコース。常緑で年輪を重ねた巨木、老木が古を感じさます。また、紅葉の季節の彩りは格別です。 小休憩には中水谷、月日亭休憩舎が春日山遊歩道北コース上にあります。
※タイムテーブル
□コース検討
結論から言うと、奈良町コースの方が無難かもしれません。若草山コースは体力的にややハードな気もしますし、時期的には12月とか1月頃の方が良さそうですね。 白毫寺へのルートは詳しく調べてません。ご希望があれば調べてみますが・・・
久しぶりにみのる選の感想を書きましょう。
GHは高齢者が多いためか、どうしても常識的な句が目立ちます。幼子や青年のように希望のある新鮮な感覚を持って句を詠みたいですね。今週の秀句からそれを学んで下さい。
瀬ナ押され吾も踊りの輪の中へ さつき
髪切ってより新涼を覚えけり こすもす
秋の蚊に好かれて一人酔ひにけり うつぎ
老夫婦もの言ふでなし西瓜食ぶ 菜々
鉢合わせしても怪我なし蟻の道 ぽんこ
いつも同じようなことを言っているように思うのですが、特に今週のみのる選で感じた点を書きましょう。
舞台装置となる情景を作り上げておいて落ちを詠む、「なになにだからどうのこうの」という句の構成には感動が見えず、作者の意図がバレバレです。常識で考えて月並みな句を作り上げるのではなく、新鮮な感動を見つけて素直に詠みましょう。
句歴の古いベテランほど知らず知らずにそうした傾向になりがちです。具体例の引用は避けますが、添削された作品をよく復習してくだされば本意がご理解頂けると思います。
昨日は、久しぶりに雲のない空だったので一年ぶりくらいに団地の定点ポイントまで歩いて夕日を見に(撮りに)いきました。お天気が良すぎて雲がないために写真自体は平凡です。これから秋を迎えていろんな雲の表情が加わると綺麗な写真も撮れるでしょう。
昨夜は久しぶりにクーラーをつけないで寝ることが出来ました。今朝は涼しい風が窓に通って気持ちよく目覚めました。亮君は今日から名古屋の実家へ。しばらく寂しくなる。
異常な猛暑が続きますね。
原爆忌が過ぎてから、みのる庵の蝉の喧騒もようやくおさまってきました。 それでもアオダモの梢にはたくさんの蝉が縋っています。盛夏のころは近づくと飛びたったのですが、いまは驚く養子もなくじっと身じろがずにいます。何か生命の尊厳のようなものを感じますね。
この写真は、『晩夏光』というテーマで撮ってみました。蝉の向こうに写っている玉ボケは傾いた夕日の葉洩れ日です。 晩夏という季語はとても詩情があるので好きなのですが詠むとなると意外と難しいですね。
晩夏光ジャングルジムに傾きぬ みのる
お庭の水やりをしていて、ヤブランが花を挙げているのに気づきました。
カメラに凝って3年、少しでも綺麗な写真を・・と高級で重い機材を揃えていましたが、機材を背負って出掛けるのがだんだん億劫になり結局機材は防湿庫に眠ったままという悪循環。一念発起それらを全て処分し、いつでも気軽に持ち出せる軽いものに移行しました。
ぼちぼちですが フォトブログ も復活していますのでまた覗いてみて下さい。コメントも書くことが出来ます。
最近は日課のように添削をしています。これは奉仕ではなくて僕の大切なライフワークです。みなさんの作品を見せていただくことで僕自身の詩情も育まれているからです。
学びの姿勢がぶれないために添削のお約束について少し補足しておきます。
毎日句会みのる選の取捨基準も添削と同じです。投句される作品や互選される作品に関しては特に制限はなく自由です。ただし、みのる選に関しては、GHの進むべき正しい方向への道しるべになるようにと祈って選んでいます。
今日も暑いですね。8月の声を聞いてから特に蝉の声が暑いです(^_^)
みのる庵にやってくるのはクマゼミですが、毎朝日の出とともに啼き始めて9時~10時ごろが最も佳境になります。やがてお昼前になるとピタッと啼きやみます。
蝉は種類によって啼く時間帯が異なるそうで、僕の子供時代はアブラゼミの方が多く、午前11時頃まではクマゼミが啼き、それからはアブラゼミのみが啼くという「鳴きわけ」が見られましたが、最近はほとんどアブラゼミを見かけなくなりました。
また晩春や初夏の季語、松蝉(春蝉)というのも風情がありましたが、最近はマツクイムシによる松林の減少で春蝉の生息地が減少しているそうで残念ですね。
ところで最近早朝や夕方の散歩時間帯に赤とんぼが飛び始めました。暑い暑いと言いながらも秋は直ぐ隣りまで来ているんだなぁ〜と思いました。猛暑のなかでも秋を見つけることが出来るのは俳人の特権ですね。
今年もヒロシマ忌が近づいてきました。
黙祷の一分間や蝉時雨 みのる
今日は、亮君を保育所まで迎えに行って自宅まで送る。
長男の家は朝霧でまだ開発途上なので西側にこのような景が展けています。 マン中あたりに見えているのが子午線上に建っている明石天文科学館です。
先週土曜日(7/27)、末娘が買い物に行くというのでアッシー君。 娘がケーキ屋さんで買い物をしている間、駐車場の雑草を眺めて遊んでました。 猛暑だというのに雑草は健気に花を咲かせていた。
RICHO GRD4 というコンデジで撮りました。
毎日句会のみのる選を発表しました。
蝉にあらず圧力釜が笛を吹く せいじ
盆踊り主賓挨拶誰も聞いてをらず 満天
揚句二句をあえて字余りに添削しました。
決して字余りの句を推奨している訳ではないので誤解しないで欲しいのですが添削の意図を感じ取っていただけたら嬉しいです。
まずまず纏まっていて互選高点となっている作品も多かったですが、理屈であったり、ありふれた類想であったり、月並みな捉え方の作品は没としました。逆に表現は稚拙であっても新鮮な捕らえ方をしている作品は添削して採りました。
以前は、個々の作句意欲が減退しないようにと配慮して添削指導を兼ねたみのる選を進めていました。 けれども句会の選なのであくまで公平公正であるべきだと考えました。 そのために最近は選句も若干厳しくなっているかも知れません。どうぞご理解下さい。
個々の指導は、みのる選ではなくて無料添削が最も良い方法だと考えています。 そして学ぼうとされる熱心さに応じて句会成績に反映されることこそ公平だと思うのです。 最近は、精勤に添削稿を送って下さる方が増えてきていて感謝です。 学ぶことに遠慮は要らないので、GHメンバーの添削回数に制限はありません。 学びがとまれば進歩もとまります。ぜひ、頑張って送ってきて下さい。
以上、みのる自身が毎月200句ペースで小路紫峡先生の添削を受けていた頃のノウハウです。
みのる庵のブルーベリーが収穫期を迎えました。
目高の水鉢に浮かべてあったホテイソウが花を揚げました。
暑い日が続きますね。しっかりと水分補給をして頑張りましょう。
日記もすっかりご無沙汰で申しわけありません。 毎日、皆様から届く添削稿に励まされて頑張っています。
みのる庵はブルーベリーの収穫が始まりました。毎朝、鵯の襲撃を受ける前に収穫し、そのあと水まきをするのが日課です。 8時を過ぎると熊蝉たちの大合唱が始まります。アオダモの木立は居心地がいいみたいで、手の届きそうな所に20匹くらい啼いています。10時頃になると近所の子供たちが蝉とりにやってきます。
↑↓画像をクリックすると拡大表示になります。
7月になりました。 今年は空梅雨かと思ったらラストスパートのように雨が続きますね。
みなさま体調はいかがですか? 消息を談話室に書いてお互いに励まし合いましょう。
7月と8月とスワン吟行はお休みですが、作句まで休んでしまわないで添削で送ってきて下さい。 みなさんが協力して下さって、毎日のように添削稿がとどきますのでとても励みになります。 個人差はありますが、現状添削率の平均は10~20%くらいです。 なので、強い気持をもって取り組まないと継続することは難しいですね。
添削では、平凡で優等生な作品ではなくて個性の強い思い切った作品に挑戦してください。 そのほうが自分自身の個性、進むべき方向が見えやすいです。 決して無理をする必要はありません。ご自分のペースでいいので休まないで続けることが大事です。
最近、子午線句会の参加者が減って寂しくなっています。 遠いですが、ご協力頂けると感謝です。また、お友達をご紹介頂いても嬉しいです。 ご高齢の方が多いので基本的に吟行はしていません。