いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
すべての事について、感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって
神があなたがたに望んでおられることです。

(新約聖書 テサロニケ人への手紙第一 5章16節から18節)

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2025年3月29日

スノーフレーク(鈴蘭水仙)

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お庭のあちこちで鈴蘭水仙が春風に鈴を振っています。

スノーフレーク平和の鐘の鳴らまほし 

2025年3月26日

利休梅

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一気に温かくなった今日、みのる庵の庭に利休梅の一番花が咲きました。

侘び寂びのこころ温ねむ利休梅 

2025年3月18日

水仙が咲きました

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一昨年に埋めなおした水仙が今年はたくさん花を揚げました。

数年前に家内のお友達の庭からスコップで土ごといただいてきて埋めたのですが翌年は2輪ほどしか咲かず掘り上げてみたら根づまり状態でした。球根をすべてほぐして元気そうなのだけを埋め直したのが2年目にして写真のような状態になり大満足です。

手前のクリスマスローズは20年近く咲き続けています。水仙の奥に見えているのは石蕗で左はアガパンサスです。

2025年3月16日

川西市郷土館の雛まつり

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3月11日、川西市郷土館の雛祭りを訪ねました。6日の吟行日にお誘い頂いたのですが、所用が重なったため参加できず申し訳ないことでした。

数年前に能勢メンバーのお誘いで雛祭りを見学しているので二度目になるのですが、当時の句は近詠に残していないようでしたので今回詠んだものはアップしておきました。

耳寄せて豆雛らの私語聞かむ

2025年2月18日

西光寺の涅槃図絵解き

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2月10日、阪急池田駅から徒歩10分にある西光寺を訪ねました。

あらかじめ予約して頂いていたのでご住職から丁寧なおもてなしと詳しい絵解きを聞くことができて幸いな吟行となりました。労をとっていただいた能勢のうつぎさんに心から感謝します。

お話の中で興味的だったのはお釈迦様の枕元の沙羅双樹に描かれている赤い袋についての解説でした。

摩耶夫人がお釈迦様のために投じた薬袋だそうで、医療用語で「投薬」というのはこの故事によるものだと言われているそうです。しかしこの薬袋は摩耶夫人の願いもむなしくお釈迦様に届く前に木に引っかかってしまいました。

ここまでのことは私も過去に聞いて知っていたのですが西光寺ご住職の絵解きには続きがあり、身軽な鼠が木に登ってこの薬袋を取りに行こうとしたところ天敵の猫と出会ってしまい叶わなかったと…

そして薬が間に合っていればお釈迦さまはもう少し生きながらえたかも知れないのにと猫が悪者とされてしまい、それが理由で涅槃図には猫が描かれなくなったとか…

うちの猫こんなところに涅槃会図 うつぎ

揚句が詠まれた中山寺の大涅槃図には猫がいました。ご住職によると猫の描かれた涅槃図は珍しいそうです。

当日みのるが詠んだ涅槃の句は近詠にアップしましたのでよろしければ見てください。

近詠:西光寺の涅槃図

2025年1月28日

四時随順

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終活を視野に推進を見直すなかで、「四時随順」を 活動のアーカイブとして残したいという思いが湧きました。

「俳句とエッセイ」という仕立てですが必ずしも作品の自解ではありません。

物質的な財産はないので、みのるが何を思い何を考えて生きてきたかという証しとして家族や孫たちに伝えたいと考えたからです。

今年に入ってから新作を追加したり、古いものを再編集しながら取捨したりという作業を始めています。更新情報にも反映させていますので紛らわしいと思いますがお許しください。

その対策として大きく再編集したものは、投稿日時を再編集日に書き換えてアップすることにしました。そうすることでブログのTOPページに表示されることになります。

励みになりますのでぜひお読みいいただいた感想をフィードバックしてください。記事ごとにお寄せいただいたフィードバックを「読者の声」として巻末に纏められたらよきメモリアルになると願っています。

2025年1月27日

秀句選評

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「毎日句会秀句鑑賞」というタイトルは冗長で分かりにくいと思って直感的な「秀句選評」に改名しました。

 秀句選評

選句の基準というようなものはないのですが、巧みで上手い句ではなくて素朴で新鮮な感覚の句に選者としての興味をそそられます。

今週は奇しくも武蔵野女子三人の句を選んだことになります。考えて作るのではなく、ひたすら吟行して感じて詠む…を実践して励む彼女たちの健気な姿勢に感心させられます。

何が大切かということは頭でわかっていても継続して行動することは難しいですが、「老い」を言い訳にするのではなく私達も負けずに頑張りましょう。

今日は秀句一歩手前の作品をとりあげてみましょう。

山茶花の咲き満つ垣根より鳥語

原句:山茶花の咲き満つ垣根鳥語降る

降る…といわれると高垣が連想され花垣と鳥影とで焦点が分かれてしまう。垣根から洩れ聴こえてくることで咲き満つ花垣がよりクローズアップされ蜜を吸う鳥たちの狼藉によって花が溢れている様子も連想できる。

ふるまひ茶一会の人と日向ぼこ

原句:ふるまひ茶一会の人と話す四温

話す…を「わす」と訓読みさせるのはやや窮屈。春寒の園の休憩所などで来訪者に温かいお茶が振る舞われているのでしょう。日向ぼこ…とすれば隣り合う様子が具体的に浮かぶしお喋りしている様子も連想できる。

ほどきたる思い出毛糸玉四つ

原句:思ひ出のほどかれ毛糸玉四つ

原句は微妙に時間経緯の表現になるのでやや切れ味に欠ける。高度なテクニックになるが、毛糸玉四つ…と詠み終えたあともう一度上五の、ほどきたる…に戻ったときの感覚を比べてみると余韻の違いが分かると思う。

みちのくのお国訛りや納豆汁

原句:語尾揚るお国訛りや納豆汁

季語としての「納豆汁」を活かすためには、山形県で古くから親しまれている冬の家庭料理であることを匂わせるように詠みたい。語尾揚る…の措辞は具体的ではあるがやや説明的になるので連想に委ねるほうが良い。

寒鯉の身動ぎそめし日差しかな

原句:寒鯉の塊ほどく日差しかな

互選で高点を得たのは「塊ほどく」という措辞がうけたからと思うが、やや比喩が過ぎる感じがする。寒い間はほとんど動きを見せなかった寒鯉が動きはじめたことに水温む季節の到来を感じたと素直に写生したい。

ケトルいま意気軒高と湯気立つる

原句:笛吹ケトル一直線の湯気立てて

ケトルが笛を鳴らし勢い良く湯気をたてている様子を写生したかったのは理解できる。ただ笛吹きと湯気立ての二つをいうと焦点が分かれてしまう。笛吹きは省略して季語の湯気立てを強調したほうが力強くなる。

さざなみのやうに音たて風落葉

原句:さざなみのやうに音たて落葉ふむ

落葉を踏む音がさざなみのようだという写生は無理がある。落葉踏む…を主役にするならもっと別の比喩が必要。さざなみのようだ…と言いたければ風に吹かれる落葉のほうが実感がある。比喩は正しく斡旋したい。

登頂を祝す氷柱のロック酒

原句:山で飲る氷柱で作るロック酒

句意は明快だが作意が見え隠れして写生句としての実感に乏しい。山上で酒を楽しむ(飲る)ことが目的ではなく、無事の登頂を感謝して同伴者とともに軽く乾杯しているのだという実感を捉えたほうがいいと思う。

日脚伸ぶ帰宅の道の立話

原句:日脚伸ぶ帰宅の道の夕日かな

夕日に向かって帰宅の道を歩いていたら日脚の伸びたことを実感した…というのが意図であるが、日脚伸ぶ…が季語なので、夕日が射すのは当たり前かつ説明。こうした観念から脱皮することが上達への道である。

原句:禍を知らぬ子に語り継ぐ阪神忌

禍を知らぬ子も手を合はす阪神忌

実景をそのまま写生した句ではあるが作者の小主観が弱いので報告気味になる。復興のために親世代が体験したことや人の絆の大切さなどを子供たちに語り伝えながら一緒に祈っているという姿に見えるように詠みたい。

聖書に次のような言葉があります。

私たちは見えるものではなく
見えないものに目を留めます。
見えるものは一時的であり
見えないものは永遠に続くからです。

新約聖書 コリント人への手紙二 4章18節

は、見えないものに目を注ぎ永遠の命を写生する俳句でありたいと願っています。

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