信仰の戦いを立派に戦い、
永遠のいのちを獲得しなさい。

(新約聖書 テモテへの手紙第一 6章12節)

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2024年12月12日

雑木と山野草の庭

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(すっかり裸木となったみのる庵のアオダモ)

みのる庵の庭は30坪足らずの小さなものですが、サラリーマン定年を機にささやかながら大改造しました。

それまでは常緑樹メインで鬱蒼としたトトロの森然だったのですが、外から家が見えないのは返って防犯に悪いということがわかり、夏はグリーンカーテンとなり冬はたっぷりと日が差し込むようにと株立のアオダモを中心とした雑木の庭に変身させたのです。

低木や下草類は、どちらかというと園芸種が多く野趣に欠けたものでしたが、昨年の春に朝ドラ『らんまん』を見て山野草の魅力に目覚め俄にお庭の山野草化を思いたちました。

園芸店で探しても山野草の苗は乏しく、ネットで調べると愛好者の方が自家栽培で増えた抜き苗をメルカリで販売されていることがわかりました。

絶滅危惧種はみな高価でしたがポピュラーなものは嘘のように安く、昨年の秋にかなりの種類の苗を購入して植えてみました。

咲くには咲きましたが猛暑を越せずに消えてしまったり、土質や日当たり条件が合わずに花が咲かなかったものもあったりしたので、今年の秋に移植したり、新たな苗を増やしたりしました。

四季折々、お庭の何処かで何かが咲いている…というようなバランスも考える余裕が出てきたので、年々少しずつ進化していいければと思っています。

能勢のうつぎさんは亡くなられたご主人が地域の山野草の研究を趣味にしておられたので詳しく、最近は、俳句よりそちら系の話題で盛り上がるほどいろいろ情報交換もしてくださるので大いに助かっています(^o^)。

将来の目標は、 のトップページのスライドショーをみのる庵の山野草で埋めること、そしてやがてまたいつか、みのるが棺で眠るときにはお庭の山野草で埋めてもらえたらいいな…と。

草々と親しむ日々の古日記 

2024年12月10日

枚方宿吟行

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昨日はせいじさんの案内で師走の枚方宿を吟行しました。まずまずのGH日和で温かく楽しい一日を過ごしました。

小高い万年寺山を登り、淀川を望む展望広場や意賀美神社を散策したあとお目当ての椋大樹(樹齢600年)を仰いでみな感嘆の声をあげ、目覚めたゴジラが起き上がって咆哮するかのような威容に圧倒されました。

イエス手を翳すがごとき枯木かな 紫峡

しばらく対峙しているとふと恩師小路紫峡先生のこの一句が過ぎりました。

2024年12月8日

よかった探し

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今年も GH-Slackで「2024年のよかった探し」の投稿を募集しています。

みなさんは「良かった探し」をご存知でしょうか?

この「よかった探し」というのは、「愛少女ポリアンナ物語」というテレビ番組で有名になった言葉です。

ポリアンナは、父を亡くして孤児になりましたが、貧しさや不幸に負けないで、

どんな苦しいときでも明るい部分を見つけて明るく生きなさい。よかった探しをしなさい。

というお父さんの遺言を守りました。そして明るく前向きに生きる姿は周りの人の心を打ち、周りも「よかった探し」をすることで町全体が明るくなった…というようなストーリーです。

私は、30年余り教会学校の奉仕をしていましたが、アドベントになると必ず子供たちと一緒に「よかった探し」をしました。

子供たちの純真な「よかった」に何度も励まされたことを今も覚えています。教え子からの嬉しいメールが届いたこともあります。

 教会学校の教え子からの手紙

プラス思考にスイッチを切り替えて一年間を振り返ると苦しかった体験も恵みとして受けとめられ、悲しかった出来事も慰めに変えられます。

それら一つ一つを「よかった」こととして記して見てください。書き終わったあと読み返すとそれらはみな新しい年への希望につながります。

2024年12月7日

俗から離れよ

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何年も添削で学んでいるけれども一向に上達しない

という声をよく聞きます。

何度も説明していることですが、頭で考えて机上で作った句をいくら添削に出しても上達には繋がりません。

吟行で写生したものを添削を受けつつ復習する

というのが正しい添削の学び方なのです。

添削というのは、正しい季語の斡旋や表現力を補うことが目的なので、原石である原句が理屈や観念という興味だけで作られた世俗的なものであれば、いくら美辞麗句で添削したとしても玉の輝きにはならないのです。

本物の感動というのは、大人の俗的なそれではなくて幼子のような純真な好奇心と驚きです。

私にはもともとその素質がない…

いいえ違います。

幼子たちの感嘆の着眼点やことばに驚かされることがありますね。誰もが生まれながらにこの純真な感覚を神様から授かっていたはずです。ところが社会に出て俗にまみれた生活に毒されている間に理屈や観念的な価値観でしか心が動かなくなってしまっているのです。

俗から離れよ!

これが青畝俳句の理念であり の原点でもあるのです。

幼子のような感性を取り戻すには、常識や観念という色眼鏡を外して対象物と向き合う姿勢が必要です。そのために客観写生の訓練が重要なのです。

具体的には吟行して即興でたくさん詠むという訓練とそれらをあとから時間をかけて推敲して仕上げ、必要に応じて添削をうける…というプロセスが求められるのです。

理屈ではわかっていても継続して実行するのは難しく忍耐が必要です。

2024年12月6日

アドベント(待降節)

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今年もアドベントを迎えました。 昨年のみのる日記 で説明したように、「クリスマスより前の日曜日から数えて4つ目の日曜日から…」なので、今年は12月1日の日曜日から12月24日火曜日までがアドベントになります。

我が家では、1日の礼拝から戻ってきてからクリスマスツリーを飾りました。WEB Shopでツリー用の電飾(韓国製500円)をつけました。スマホのバッテリーを使ってUSBで給電する仕組みなんですが年々進化してきていて、今年買ったのはリモコン付きで点滅させたりタイマーまでついていました。

今年も想定外のことはたくさんありましたが、家族全員元気にツリーを飾ることが出来て感謝でした。

待降節今日も三時はシュトーレン

今年も恒例の「よかった探し」と年度作品の募集をしていますので奮ってご参加ください。

2024年11月27日

新合評の運用見送り

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ご期待のメールやご意見も頂いていたのですが、著作権に抵触する可能性もありますので運用は見送ることにしました。申し訳ありません。

2024年11月14日

新合評俳句研究

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合評俳句研究は俳句鑑賞の学びとして運用していましたが、毎日となるとかなりの負担になるので参加者も少なかったように思います。

そこで、今回は阿波野青畝師の「自選自解句集」を教材として、一週間に二句くらいのペースでアップしていこうと考えました。青畝師の自解文とともに掲載していきますので「鑑賞」という視点ではなくて、そこから学び取れた「感想」を投稿していただければと思っています。

感想文の投稿は必須ではないので単なる読み物として楽しんで頂くだけでもまたよし…というスタイルで運用しようと思いますが、「読みました。」という一言だけでも励みになるのでぜひご協力ください。

青畝師は、16歳から俳句を始められ30歳で「俳誌かつらぎ」を創刊されています。この「自選自解句集」は70歳のときに初版が発行されたものですが、巻末に「歩んだ道は --その主張--」と題のついた小文があります。ご自身の俳句生活50年の歩みについて振り返られたものですが、まずそれを先にご紹介して青畝師の俳句理念を理解していただいてから学びを推進するべく準備をはじめています。

この著書に掲載されている句は、全二百句ですので、凡そ一年半くらいで完結できる予定です。

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