みのる選:2026年4月度

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2026年4月27日

4月26日~4月25日投句分

2026年04月25日
山頂の近づくほどに躑躅濃し花茗荷
双蝶の付きつ離れつ畑を舞ふやよい
闘病の窓に満開大躑躅そうけい
日をはねて花さじきなす紫雲英畠伸枝
雨晴れて今日を逃さず草を引くうつぎ
2026年04月24日
疎に密に樹間に三葉躑躅燃ゆ澄子
絞りたてミルクに憩ふ牧若葉山椒
鵯の矢の飛び交ひやまぬ椿山よし女
落ち合ひてこれより大河鳥雲に風民
骨休めせよと神慮か菜種梅雨せいじ
風生るメタセコイヤの若葉よりあひる
舎利塔の立つ山腹に遅桜うつぎ
教会に水仕の音や春ゆふべむべ
2026年04月23日
鯉幟餓鬼大将は女の子伸枝
杣道を休みやすみや著莪の花澄子
伽羅蕗をとろとろ煮上ぐ雨ひと日もとこ
青葉風窓全開すケーブルカーなつき
雉の声静寂にひびく深山かな澄子
ずぶ濡れとなりし陶狸や菜種梅雨あひる
2026年04月22日
葉桜はレース模様に影を編みやよい
鯉のぼり飯場はいまし昼餉どき康子
西空の青を奪ひて黄砂来るむべ
源氏名を肯ひ愛づる花菖蒲よし女
猫の子と吾子の寝転ぶうまごやしふさこ
緑立つ庭の箒目乱れなし風民
春眠の母寧らけき眠り姫もとこ
城濠へ枝打ち重ね若緑愛正
2026年04月21日
毛虫いま必死のパッチ横断中こすもす
万緑を抜きん出て立つクレーンかな康子
里うらら長啼く牛の声もまた千鶴
2026年04月20日
湧くごとく木香薔薇の盛りかなむべ
風に頭を振りてたんぽぽ絮飛ばすぽんこ
古民家を抱きておらが山笑ふせつ子
新緑を淵に沈めて城の池やよい
フェンスより雪崩をなせる木香薔薇みきえ
2026年04月19日
連山を押し上げてをる花の雲せいじ
春山を行く足取りのいや軽し勉聖
藤の花虻の頭突きに零れけりよし女
お囃子のごと賑やかし揚雲雀せいじ
花は葉に帰天の友を悼みけりせつ子
園巡る先へ先へと紋白蝶やよい

2026年4月20日

4月19日~4月18日投句分

2026年04月18日
木道に日の斑を落す新樹かなむべ
電柱の片影頼みメール打つなつき
紐解ける亡母の句帳や鳥雲にたか子
泣き相撲みんな勝者や初端午康子
石ひとつ動かす下に物芽出づみきお
チューリップ午後の陽気に惚けけり和繁
2026年04月17日
白山の見そなはしゐる植田かな花茗荷
さざなみに溺れそうなる早苗かなみきお
天つ藤大樹をのぼりつめめにけりむべ
筍の第一便は地産ものうつぎ
桜蘂行年読めぬ墓碑に降るむべ
2026年04月16日
長閑けしや玻璃のビル過ぐ千切れ雲きよえ
小径ゆく新樹のシャワー浴びながら風民
藤房に虻の羽音のハーモニーよし女
眼福や裏参道の若楓千鶴
2026年04月15日
万緑の真つただ中や下り坂康子
飛花落花ベンチの吾を洗礼すやよい
落花ごと掬ふ一杓明王へなつき
木道の狭間狭間に山菫むべ
疾風めく特急通過花吹あひる
御衣黄を見つけて嬉し通り抜けうつぎ
2026年04月14日
一村の命と頼む雪解水みきお
春山路地獄の釜に触れてみるむべ
立てる今歩ける今や青き踏む伸枝
捨鉢の頼もし松の若みどり愛正
釣釜の揺れつつ進む点前かな風民
目つぶしの日矢また日矢や若楓康子
2026年04月13日
大鍋の湯玉に遊ぶ小筍せつ子
虻のゆく花の迷路や通り抜けうつぎ
一村に三寺のありて燕来るよし女
野遊びの子らに招かれお客様明日香
廟に差す太き線香夕永し風民
2026年04月12日
苔むして石仏おはす新樹影うつぎ
百千鳥五百羅漢の千の耳伸枝
陽炎や路面電車の石畳澄子
鏡池覆ふばかりに青楓康子

2026年4月20日

4月19日~4月18日投句分

2026年04月18日
木道に日の斑を落す新樹かなむべ
電柱の片影頼みメール打つなつき
紐解ける亡母の句帳や鳥雲にたか子
泣き相撲みんな勝者や初端午康子
石ひとつ動かす下に物芽出づみきお
チューリップ午後の陽気に惚けけり和繁
2026年04月17日
白山の見そなはしゐる植田かな花茗荷
さざなみに溺れそうなる早苗かなみきお
天つ藤大樹をのぼりつめめにけりむべ
筍の第一便のは地産ものうつぎ
桜蘂行年読めぬ墓碑に降るむべ
2026年04月16日
長閑けしや玻璃のビル過ぐ千切れ雲きよえ
小径ゆく新樹のシャワー浴びながら風民
藤房に虻の羽音のハーモニーよし女
眼福や裏参道の若楓千鶴
2026年04月15日
万緑の真つただ中や下り坂康子
飛花落花ベンチの吾を洗礼すやよい
落花ごと掬ふ一杓明王へなつき
木道の狭間狭間に山菫むべ
疾風めく特急通過花吹あひる
御衣黄を見つけて嬉し通り抜けうつぎ
2026年04月14日
一村の命と頼む雪解水みきお
春山路地獄の釜に触れてみるむべ
立てる今歩ける今や青き踏む伸枝
捨鉢の頼もし松の若みどり愛正
釣釜の揺れつつ進む点前かな風民
目つぶしの日矢また日矢や若楓康子
2026年04月13日
黄泉と言ふ遠き国有り鳥雲に伸枝
オリオンの捉えるあばた春の月みきお
花の名を調べつつ行く春野かなこすもす
なるようになるしかないと花吹雪わたる
枝空へ登らんとして臥龍梅風民
青空に虫を誘惑藤の花ぽんこ
チューリップ捲るをさなの叱られてむべ
イヤリング外せばどっと花疲れ伸枝
トンネルを抜ければ笑ふ山又山やよい
初音や会話ふと止む昼に卓勉聖
雨あとや花あけび匂ふ田舎道勉聖
黄緑のシューズおろすや花は葉に千鶴
大鍋の湯玉に遊ぶ小筍せつ子
若草の田圃道行きランチかなこすもす
色分けて鉢にひしめくチューリップみきえ
思ひ出の花を探しつ通り抜けうつぎ
垣間見る造幣局の八重桜せいじ
一水に息吹き返す落椿康子
客人とひと駅歩き春惜しむ澄子
木のオブジェ不思議の森は花盛もとこ
無人駅降りれば響くキジの声そうけい
セコイヤの若葉明りのシャワー浴ぶむべ
アルテミス計画老いの春の夢明日香
と見る間に顔のほころぶ花見客せいじ
雨水をたっぷり吸ひて草紅葉きよえ
虻のゆく花の迷路や通り抜けうつぎ
戻り鴫川辺佇み夕日浴ぶ愛正
会長の語りのリズム目借り時和繁
チューリップバランバランに解け散りたか子
行く春や尾根渡る風鳥の声花茗荷
主なくも朽ちし塀越し緑立つ愛正
災害の鉄路はバスに燕来るよし女
打ち終へし田に青鷺のぬつと立つ和繁
雪囲解けて日差しの満ちにけりみきお
一村に三寺のありて燕来るよし女
囀りに水琴窟の和音聴く康子
雨含む薄紅の残花かなきよえ
野遊びの子らに招かれお客様明日香
跨線橋見下す家並み春惜しむ澄子
放課後のシール交換藤の下なつき
廟に差す太き線香夕永し風民
筍の土付きのまま量り売りなつき
のどけしや無人の駅前畑に人そうけい
2026年04月12日
母に似し指のかたちや啄木忌勉聖
いぬふぐり踏みちくて会ふ古き径風民
電柱に監視張り紙鴉の巣えいじ
束解くは絡みとりなす霞草そうけい
杉の秀や青鷺の巣を守りをり明日香
慰霊祭上る坂道残る花みきえ
寄す波に多彩な藻草菜種梅雨よし女
春日燦ステンドグラス堂の内みきえ
漣の綺羅へつぎつぎ春落葉康子
碧眼の座する藤棚薄紫ぽんこ
春雷は二階の引戸鳴る如しえいじ
うち仰ぐ欅並木の新樹光澄子
手弱女と言ふ名の桜恥じらひてもとこ
苔むして石仏おはす新樹影うつぎ
掘りたての若筍今夜酢味噌和え千鶴
峠道見え隠れする春帽子みきお
畦塗らば鴉も競ふ黒光り愛正
春疾風蕎麦屋の幟縮みけりわたる
黒黒と捻じれし幹や柿若葉あひる
日を受けて浮かぶ白さや花の雲和繁
ふるさとの風の匂いや稲の花勉聖
記念写真ランドセル負ひ花の門やよい
百千鳥五百羅漢の千の耳伸枝
半開の今が愛で時チューリップせいじ
花筏組んで崩れてまた組んで花茗荷
二三枚ドアーに花散る眼鏡店よし女
切り株の朽ちし野原やいぬふぐり風民
陽炎や路面電車の石畳澄子
蜜蜂も蒲公英が好き春の昼和繁
春の川きのうまでいた鴨見えず明日香
鏡池覆ふばかりに青楓康子
げんげ田の彩鮮やかや里街道きよえ
剪定の枝垂桜の花盛りきよえ
海おぼろ遷宮古材の鳥居建つなつき
濡れ縁に絵模様なすや花の雨愛正
鳴き声に会話のとまる初音かなわたる
花屑を集めて太る浮藻かなせいじ
クレーンの左見右見せし桜東風伸枝
夕日呑むごとき川面に春惜しむむべ
歓迎の牧師一家に花万朶あひる
清掃日落下の椿掃かず置くたか子
花見団子くはへ三代女似しなつき
消壺の大き炭つぐ春炉かなむべ
霞草百余の小花脇役にそうけい

2026年4月13日

4月5日~4月11日

2026年04月11日
山寺の歌碑に散り積む落花かな勉聖
名水の六腑に沁みる花の冷よし女
壇尻の太鼓に揃ふ法被衆千鶴
消壺の大き炭つぐ春炉かなむべ
大川を航くとりどりの花見舟せいじ
花束のあはひに白し霞草勉聖
2026年04月10日
花の雲より抜けてきて電車着くやよい
昨夜雨を宿して門の紅椿きよえ
ユーミンの歌の流るる花見船うつぎ
甲冑に春の塵置く武家屋敷むべ
海士畑の高き波音菜種梅雨よし女
燻されて涙目となる炉端かなむべ
立話尽きることなき日永かな澄子
新樹影目鼻欠けたる六地蔵うつぎ
苔の上を浄土と落ちし椿かな明日香
2026年04月09日
道の駅菜の花畑を籬とすよし女
花吹雪行き交ふ人を洗礼すむべ
帰るなり大の字に寝る花疲れせいじ
蒲公英の絮吹き飛ばす肺活量明日香
花見船あひ手を振りあひてすれ違ふうつぎ
2026年04月08日
垂れ幕に創立百年花の門むべ
マイカーに玉砕せんと花吹雪ほたる
裸婦像の豊胸の辺に蝶あそぶもとこ
2026年04月07日
走り根の掴む大地や大桜明日香
菜種梅雨錆を深めし船錨よし女
花絵巻紐解くやうや能勢の道うつぎ
2026年04月06日
うららかや垣根隔てて立ち話伸枝
花人を傘下に包む大樹かなたか子
風光る古墳の苑に蜂巣箱うつぎ
落花舞ふ小さくなりし母の背に康子
百合の香の堂に満ちたるイースターせつ子
2026年04月05日
一穢なく復活祭の空真青和繁
激つ瀬の岩を褥に落椿康子
ふり向けば来し方遥か花の雲澄子
たんぽぼの原より生れし紋黄蝶うつぎ
落花舞ふ笛の調べに和すごとく風民
春宵や足が勝手に縄のれん澄子

2026年4月6日

3月29日~4月4日

2026年04月04日
産土の古墳を囲む花菜畑そうけい
異国語の案内つぎつぎ花見船もとこ
シュプールの模様に似たる蜷の道せいじ
病窓の眼下に街の花の雲むべ
春宵の一人居の刻至福とす澄子
花の雲より抽んでし天守閣花茗荷
落椿無念ならずやうつ伏せによし女
諦めていた名札より名草の芽明日香
2026年04月03日
初燕軒から軒へ訪ふやうにうつぎ
健気なる胴吹きもあり花万朶明日香
白詰草ダイヤびかりす雨上がりむべ
春嵐いなせる欅大樹かな風民
コンセント差し忘れをり春炬燵伸枝
呂に律にまろぶ水音や春の苑むべ
太陽に背な向けすすむ草取女なつき
八重椿みな俯いて憂ひありよし女
鶯の声鳴き交はす三輪の山明日香
2026年04月02日
龍神に手向けのごとき落椿澄子
遠山の襞埋め尽くす桜かなうつぎ
潮待ちの港へ春の雨止まずたか子
花万朶愛子妃生誕記念の樹やよい
山桜明かりトンネル抜くる度うつぎ
2026年04月01日
桜舞ふ回廊絵巻さながらに康子
ツーリング給水タイム花菜畑そうけい
山腹の臍めく桜大樹かな明日香
濡れそぼつ石の参道花の雨風民
老いの吾の歩みにも似し蜷の道うつぎ
薄曇り山水画めく山桜みきえ
2026年03月31日
里山の雨に滲みし山桜うつぎ
2026年03月30日
村興し休耕田みな花菜畑そうけい
赤き糸もて吊るされし縁起雛康子
春天にサーカスめきし電気工えいじ
受難週聖書棚にも春埃せいじ
春風に窓を全開ミシン踏むぽんこ
ガードマン辞儀して迎ふ花の門うつぎ
2026年03月29日
うぐひすの声急磴を励ましぬそうけい
さざ波に見え隠れせる花の影うつぎ
隙間なく畦埋め尽くす踊子草和繁
茶筅振る野点の髪へ落花かな風民
春堤ジョギング仲間おしゃべりすほたる
昏れかぬる向かふ岸なる花明かり澄子