みのる選:2026年1月度

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2026年1月5日

12月28日~1月3日

2026年01月03日
初雪に甍の波も薄化粧董雨
四阿に集ひお喋り初雀康子
ご機嫌の曾孫のバアに初笑ひよし女
庭に得し実千両添へ祝い膳あひる
玲瓏と寒満月や山襖むべ
見上げれば星降るやふに細雪えいじ
鳶の笛蒼天高く淑気満つむべ
ほうれん草スーブで祝ふ七日かな董雨
2026年01月02日
連山の尾根脈々と淑気満つきよえ
挑戦の一語朱書きす初日記かかし
着地して落葉を翔たす初鴉むべ
まだまだと希望をつなぎ喜寿の春うつぎ
屠蘇を注ぐ戦火くぐりし猪口をもてあひる
初景色天守に望む海静かやよい
菩提寺の花びら餅に舌鼓よし女
2026年01月01日
年末の折込み赤が席巻すよし女
祝箸添へて病院食とどくみきえ
銭湯の湯ぶねで交はす御慶かな千鶴
初礼拝希望いただくメッセージきよえ
初売りや大墨書なる左馬康子
百寿なほ目指す夢あり年明ける董雨
鳶描く大き八の字初御空むべ
蝋梅の綺羅閉じ込めし蕾かなよし女
2025年12月31日
祝箸揃え明日の待たれけり明日香
ベングラーの第九に酔ひて年送るうつぎ
身罷りし妣寧かれと年惜しむせいじ
万感をホ句に託して年惜しむせいじ
母訪ね陽の窓に置くシクラメン山椒
2025年12月30日
年の瀬を独りにせんと子等きたるたか子
寒風裡ビオラに元気貰ひけりうつぎ
鶴首に投入れしごと実千両あひる
熊憎し実つきのままに柿伐られこすもす
2025年12月29日
焼かれたる藁跡に出づ双葉かなあひる
2025年12月28日
独り居のあれこれ省く年用意やよい
煤逃げの揃ふ馴染みの茶房かな澄子
藪騒のふと静まれば笹鳴けるこすもす
遺愛なる松を白磁に年用意うつぎ
サンタさん来るまで待つと子らい寝ず山椒