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2019年04月22日
藤房の伸びて空家を隠したる 素秀
春暑し全部脱いでもまだ暑し 明日香
麻雀では勝ち負け大事老の春 たかを
雑草に水たつぷりと水遊び なつき
朝霞鴉ひとなき汽笛ごと 素秀
藤棚の下に憩ふは夫の靴 ぽんこ
水遊び吾子はギプスの袖濡らし なつき
春禽の我が世とばかり枝渡る 宏虎
演習場柵の向こうの蕨群 愛正
落花踏みあんよの特訓昼の鐘 こすもす
家中の雑巾がけや暮の春 よし女
名園の木立の揺るる鳥の恋 宏虎
外出を延ばしに延ばす菜種梅雨 れいこ
廃線の跡のまくら木春落ち葉 たか子
出漁の舳先に小さき鯉幟 さつき
蓬摘み土手上流へ上流へ よう子
たらの芽の二人分だけ摘みにけり たか子
古寺や落花の中の笠地蔵 愛正
清水に触れて凛とす水芭蕉 そうけい
花の蕊公園隅の吹き溜まり 智恵子
いにしへの造幣跡や里桜 せいじ
庭隅のこんな所に藤咲けり よし女
げんげ田の向かひに小さき宮の跡 せいじ
春光に白壁金の南座に 満天
官庁街歩道の花壇とうだちて 明日香
鯉涼し土蔵造りの廻水路 さつき
雀等の声の降り来る初夏の庭 たかを
花吹雪くるくる踊る風見鶏 智恵子
むき合える山鶯の鳴き比べ 三刀
両岸の枝垂柳の下はカップル 満天
2019年04月21日
駅工事大いに迷ふ春の旅 明日香
飛鳥なる小川のほとり杉菜生ふ せいじ
シーサーや強面強ゆるぶ春光に 宏虎
久々の遅起き楽しむ一年生 こすもす
OBのボールはここと牛蛙 智恵子
緑風を孕み天守の鯉のぼり やよい
門閉ざす庭の明るき芝桜 満天
白躑躅中央分離帯に咲く 素秀
新緑や和歌山城をまなかひに 明日香
石段を登れば頬に藤の房 さつき
若葉もゆ木立の中からドラミング 三刀
投票終へ花の下にて立ち話 満天
挿床に繊翳増すや系統樹 愛正
ぼたん桜ポツンと一本京の路地 こすもす
干し物に隠れひとひら花の屑 たか子
百千鳥鎮守の杜の華やぎて 智恵子
殺虫剤まいて蚕豆生き返る よし女
山笑ふ病気談義の同窓会 やよい
暗幕を開ければ眩し若葉風 よう子
先生のお膝で寝つく入園児 なつき
落花追ふ子らの次第に遠くなり 素秀
白蓮の歌碑に歩を止め藤の花 さつき
カルストの焼かれし草の若葉かな よし女
一木を塒とせしか囀れり 宏虎
草花帖のロベリア植うる子規の庭 なつき
母倣ひ胡麻は必ず木の芽和え もとこ
走り根は魑魅魍魎ごと楠若葉 ぽんこ
奥池の鶯稽古怠らず せいじ
平成を共に過ごせし花水木 たかを
朝寝床雀群れなし節季声 愛正
切り株の面にひこばゆ形なす ぽんこ
2019年04月20日
筍の手みやげに笑み零れけり せいじ
晴空や声降り掛かかる揚雲雀 愛正
すずめの鉄砲今も昔も同じ音 こすもす
候補者の声のかすれや葉桜に 満天
選挙カーの後追っかける花吹雪 満天
其中庵土間過ぐ風や柿若葉 智恵子
鶯や青波ごとき竹の薮 愛正
水芭蕉青天井に帆をあげる そうけい
誰がここに撒きしか畔の花菜畑 れいこ
足跡なき落花畳や城の朝 やよい
地下鉄はバリアフリーやみどりの日 ぽんこ
鶯や片耳欠けし道祖神 うつぎ
摘花する胸に入り来る梨の花 たかを
水芭蕉苞は赤子を抱くよに そうけい
落花浴ぶ象のふじ子の誕生日 なつき
川幅を我がものにして鯉のぼり たか子
落花の美戻れぬ枝を見上げをり 智恵子
大仏様偉大見仰ぐ遠足児 宏虎
揺れる葉にしがみつきたる初蛙 素秀
残り潮墨絵模様に大干潟 三刀
池半分占めて漂ふ落花かな こすもす
新緑や久しの公館逍遥す 明日香
握手せりさつきの側で市議候補と よし女
鯉のぼり園児と知事で引き上ぐる よし女
春月やチャペルを辞して外に出れば せいじ
参拝の鈴の音絶えぬ藤盛り さつき
船体の大きなうねり観潮船 宏虎
鯉のぼり象のふじ子の鼻上ぐる なつき
麦の畑波間に遊ぶ白き蝶 たかを
朝戸くる春満月の神々し 明日香
藤棚の国道跨ぐ老樹かな さつき
摘草を籠に仕訳る老夫婦 素秀
明け鴉あまりにリアル春の夢 もとこ
2019年04月19日
紫外線ふいに気になる磯遊び 智恵子
病棟の白きベッドやサイネリア 素秀
延命治療必要ないと山笑ふ 宏虎
境内に四股を踏む人やつばくらめ こすもす
春愁や揺れる電線黒き雲 たかを
藤棚を列なし潜る車椅子 さつき
会館の金次郎像花吹雪 こすもす
保育園児手を繋ぎ行く春日和 董雨
八十の健脚追ひて山つつじ もとこ
しし垣の意外に低し山つつじ たか子
絵の具手で塗りたくる画家落花かな なつき
優雅なる名札あまたや花の宮 やよい
小夜更けて筍の灰汁抜きにけり せいじ
紅白の幕縦横に花の宮 やよい
春暁や名残雨雲沈めゆく そうけい
せせらぎを茶室の庭に春惜しむ 満天
若き日も今も幸せ桜餅 よう子
見納めの平成最後今宵の月 ぽんこ
故郷の山の天辺鯉幟 三刀
桃の花汽笛鳴らせてフェリーゆく 宏虎
真上から撮るがコツよと牡丹園 さつき
春の灯はひと部屋だけの喪中の家 素秀
作り滝五彩の石へ春の音 明日香
木蓮や無人駅の改札所 愛正
里山の一樹に遊ぶ目白かな 智恵子
跳び箱や心も軽し初夏の風 たかを
朝もやの水滴びつしり青麦に 明日香
発掘に切られし桜ひこばえす なつき
めだかにも指揮者いるごとみぎひだり 満天
青饅や暮色の迫る里の宿 愛正
帰路仰ぐ聖木曜の月真白 せいじ
野菜苗植えし一葉の力無し 董雨
夕桜登城の門は半開き たか子
板切れに亀並びあふ花の池 ぽんこ
2019年04月18日
菜の花やかくれんぼする河川敷 愛正
本を読むポーズに臥して花筵 せいじ
水平線のろしめく雲夏兆す 智恵子
自転車を降りてゆっくり春の宵 満天
青空に触れて花ふじ咲き下る よし女
羽音聴く息を静めて花の昼 たかを
子ら知らぬたけのこ生活てふ言葉 明日香
茅葺の僻村似合ふ桃の花 宏虎
候補者と握手の駅や花の屑 たか子
予定無き身床ぬけられぬ春の風邪 董雨
カラフルな選挙ポスター春日影 せいじ
庭隅の並ぶ泥靴田芹つみ 愛正
菊坂にスパイス匂ふ薄暑かな なつき
一葉の井戸きしみ鳴る紫木蓮 なつき
畦草刈る女漢は田水張る 三刀
雪洞の川面に映す春の宵 満天
碧眼を笠に隠せし遍路かな 素秀
芽吹く木々社殿囲みて威光めく そうけい
花のもと笑ひ分けあふ昼餉かな もとこ
たけのこの瓶詰め保存教はりて 明日香
干からびし花びら窓に残りける 素秀
春眠や午後の講座のレクイエム よう子
改札口慣れた手つきの一年生 こすもす
しゃぼん玉グーでパンチは男の子 たか子
種を蒔く子供農園にぎやかに さつき
自動ドア開けば乗り込む花吹雪 智恵子
観潮の奈落の底や自然の秘 宏虎
しがらみを集合場所に花筏 うつぎ
花の雲五重塔は修復中 やよい
懸かり藤非常階段のぼり咲き さつき
四方八方しだれ桜の床几かな やよい
囀りや寝起きの牛乳のど鳴らす よし女
空中で寄り合う虻のホバリング ぽんこ
山ツツジに囲まれグランドゴルフかな こすもす
岨道を左見右見する山つつじ ぽんこ
2019年04月17日
園はいま百花繚乱春日向 せいじ
山芽吹く岩根をくぐる水の音 せいじ
シャッターは日がな開放燕来る たか子
玄関に春筍ふたつ並ぶ朝 素秀
山峡の高植えしたる牡丹園 さつき
候補者の朝の挨拶つばくらめ こすもす
花の下静かに絵筆運ばせて 満天
清流に軋む水車や山葵群る 智恵子
園庭にもう泳いでる鯉のぼり こすもす
奥池は亀遊ばせて青葉照る たか子
奥池の四阿しきり鶯を 満天
チューリップ茎それぞれに花の色 よう子
鶯や褒められてもうひと鳴きす 明日香
磊々の流れに沿いし新樹光 ぽんこ
作り滝花屑くるり遊ばせて 明日香
老艶の言葉藤浪当てはまる 宏虎
名にし負ふ御室桜の低さかな やよい
芝桜空家なれども人の声 愛正
大鳥居潜りて湖畔の富士桜 智恵子
里のバス待つ道端に蕨摘む さつき
石垣に花影ありし芝桜 ぽんこ
野辺の果て薊はじっと夏を待つ たかを
タンポポの黄の輝きや園の辺 たかを
五重の塔囲み山々笑いをリ 三刀
春深し禁煙のもう六年目 素秀
岨道に転べば其処に山すみれ うつぎ
花疲れ灯る我が家のすぐそこに 小袖
点滅はスピード落せと山つつじ よし女
電気柵張り巡らせて田水満つ よし女
菜の花の化したる蝶や築百年 愛正
苔の上花片栗の反り返る 董雨
藤浪のゆっさゆっさと揺れ愛でる 宏虎
子規庵の窓は菜の花黄に染まり なつき
石塀に藤房かかる子規の庭 なつき
万葉集書かれ御室の花見台 やよい
見上ぐればケーブルカーへと花吹雪 小袖
2019年04月16日
朝日和春の風邪寝の電話音 愛正
せせらぎを覆ひ始めし若楓 せいじ
田の面を溺れんばかりつばくらめ よし女
万葉集書かれ御室の花見台 やよい
小花つけ枝垂るもみじの若葉風 そうけい
小さき嶺々連ね連ねて山笑ふ 菜々
雨晴れて夙川堤花は葉に せいじ
漁師町賑うつばめ団地めく 智恵子
平成を見送る桜どんみりと ぽんこ
園丁と俳句談義や牡丹園 さつき
水琴窟初体験し春惜しむ こすもす
杖先で竹の子つつく子規の墓 なつき
藤棚の房のかそけし風甘し 宏虎
木々芽吹く岩打つ水音懐に 菜々
げんげ田や全き富士山の迫りくる なつき
走り過ぐ車花びら巻きあげて 三刀
翠黛を映す山湖のさざ波て 明日香
ボランティアの手入てきぱき春の園 満天
名にし負ふ御室桜の低さかな やよい
春深む交じる中洲の鳥の群れ 愛正
肩回すゴロンゴロンと春の音 たかを
山ざくら気づけば山に溶け込めり 素秀
ほうとしてベンチに居れば雀の子 よし女
目高速しそれぞれ影を引き連れて うつぎ
藤棚を見上げて人の通行す 宏虎
春立つ日クレーン動くや駅の前 董雨
コーヒーの豆挽く音や花の雨 智恵子
脱衣所へ猫の出迎え春深夜 たかを
水琴窟あお竹耳に春惜しむ たか子
奥池に色添へ映す山つつじ 満天
子雀の餌台に待つ夜明けかな 素秀
眠りから覚めし蜴蜥の鈍きこと ぽんこ
青空と築山を背に山つつじ 明日香
花疲れまぶたの奥の鎮まらず たか子
藤棚を仰ぎて渡る太鼓橋 さつき
2019年04月15日
藤の房みるみる丈の拡ごりて 明日香
隣の軒一つ増えたり燕の巣 董雨
シーソーに家族三人花疲れ なつき
草餅やしばし帰らぬ故郷を 満天
春深し古民家見下ろす雲の鳶 愛正
屋根の上助け求める仔猫かな たかを
花冷えや病院増床急ピッチ 菜々
ベビーカー並ぶ公園花莚 よう子
風吹くな鳥啄むな桜散る たか子
畑道の蝶と遊ぶや追い追われ そうけい
給油所の軒端を借りて燕かな よし女
駆け回る牧場の仔馬上機嫌 智恵子
靴鳴らしボリビア舞踊花吹雪 なつき
すべり台花散る中の子等の声 満天
昼の月も雲も真白や春の空 こすもす
家中を放ち冬物整理かな よし女
パペットに大人も見入るイースター せいじ
役を辞す自治会館の花満ちて たかを
春の土手微かな瀬音にまどろみぬ そうけい
ビル街を風のまにまに飛花落花 せいじ
前線を追ひて千年桜かな 智恵子
目標を満たす歩数や花の園 やよい
内見をするかに二羽の燕来る 素秀
朝早く来た甲斐ありて藤の棚 宏虎
レジ前にあれば手に取り桜餅 素秀
春うらら雲の変幻見て飽かずさ 菜々
雲一つ無き青空や藤の花 三刀
花筏ひしめいてゐる潦 やよい
一筆で描いたような春の雲 ぽんこ
地を這ひて舗石覆ふや芝桜 愛正
隣より湯がいた蕨届きけり 明日香
不思議てふ藤棚立派幹哀れ 宏虎
2019年04月14日
春愁や老いの身こなしスローモー 宏虎
一山はしだれ桜の花浄土 やよい
万葉集ひもとく一日春の雨 菜々
分校は長き道のり花の道 智恵子
春深し芝に突き出るちり菖蒲 愛正
山吹のひそと濡れをる山家かな よし女
畑より蕗採りくれば蕗貰ひ 明日香
大人びし子ら昨年は新入生 せいじ
花筏舳先で別ける川下り 素秀
人居らぬ観光ボート花の塵 ぽんこ
茄子胡瓜苗を植え付け一服す よし女
爺ちゃん子風呂は遊び場シャボン玉 小袖
極楽とはこんなところか花の苑 やよい
土深く肥料を埋めて茄子の苗 董雨
虎杖に酸っぱき思い出堤行く こすもす
花衣シャボンの香過ぐ神楽坂 智恵子
うららかや行基菩薩の旅姿 小袖
種袋今暫し待つが肝要 たかを
春深む土手の轍の青き筋 愛正
収穫を夢見つつ植う野菜苗 董雨
グレンミラー聴く度感じ春愁ふ 宏虎
命果つ窓の日溜まり小き蝿 たかを
麦は穂に声挙げ走る選挙カー 三刀
花万朶狭間にのぞく天守閣 せいじ
ボンネット花見帰りと知られけり よう子
掘りたての春筍抱へ朝一番 満天
噴水に回る小さき花筏 なつき
顔半分隠す帽子の入園児 素秀
春筍のガッテンレシピ思ひ出す 満天
母の味思いだしつつ蓬摘み こすもす
囀りや松百態の古墳山 なつき
四阿に雨宿り沁む夕桜 そうけい
花吹雪浴びボール投げする親子 そうけい
2019年04月13日
子らも足止めるや黒いチューリツプ 素秀
花見客出店チラリと眺めては こすもす
洩るる日に影も著るきや花万朶 せいじ
紫木蓮いさぎよく散り今は葉に 満天
公園の轍を埋む花の屑 やよい
田の墓の供花となりし花大根 愛正
里山の蓬伸びたり甘露雨 愛正
ワイパーに一掃されし黄沙かな せいじ
青麦やさざ波立ちてきらきらと 明日香
まほろば線二上見ながら春の旅 明日香
猫の眼の瞬きのなき春の闇 宏虎
菜の花や駅舎包囲の黄絨毯 宏虎
燦々と雲一つ無き春の空 董雨
青春をたぐりて歩む春の街 たかを
城内の涸れずの井戸に散る桜 ぽんこ
目瞑りて花の滝へと入りにけり たか子
呼び鈴に囀り止まず留守の家 たかを
朽ち果てし養生さくら咲き継げり やよい
香の主は令法の小径九十九折 智恵子
珈琲にミルク溶かせば春の星 素秀
陽水の高音染みる春の宵 うつぎ
ニーハオと声かけ和む花見かな よう子
吹き登る落花のゆくえ見届けん たか子
拍手めく落花吹き寄す弾き語り なつき
散る花にさみどりの葉のつんつんと 満天
石畳芽吹くもみじの紅灯す 智恵子
花の池金の鯉へとパン投ぐる なつき
太陽の塔へ塔へと石鹸玉 うつぎ
道の端に一輪開く芥子の花 董雨
弟の友達と会う花の下 こすもす
2019年04月12日
枝広げ鳥居取り込む宮桜 ぽんこ
永き日や窓の陽の影幾かわり そうけい
ウエディングホト祝福しゐる花吹雪 やよい
花の雨行き交ふ車の花模様 智恵子
長生きや全身に浴ぶ花吹雪 宏虎
犬ふぐり瞬き初めし朝の畦 うつぎ
花筏絶へる事なし目黒川 智恵子
五重塔九輪にかかる春の雲 やよい
お喋りも句会の余韻春惜しむ こすもす
あらたえや泰平祈り麻を蒔く 素秀
赤子見に寝てる間に引く庭の草 なつき
四つん這ひ斜面の婆の蓬摘み 愛正
芽吹く山五彩の色に襲られ 明日香
出石焼真白うれしき桜漬 たか子
この桜奥千本によく似たる 三刀
早足のガイドに疲れ花の山 たか子
両の手で花弁を追う親子かな こすもす
蜷の道起点終点判らぬまま 宏虎
新駅沿ひ四角い家の並ぶ春 明日香
春の湖ロープに足掛け鴨眠る たかを
花冷の検査入院メール来る 満天
花冷のたこ焼きに人増えにけり 満天
かく早く逝きたる君よ散る花よ せいじ
初孫の記念樹すっくと芽吹き初む よし女
君逝けりケア病棟に花見つつ せいじ
春愁や壁の絵眺め一日過ぐ 菜々
鶯の来ては老らを励ましぬ うつぎ
笑顔しておやつ交換花見客 よう子
下校子等桜並木を駆け抜けて たかを
はしゃぐ子の髪に落花の二つほど 素秀
裏木戸の山吹咲くや朝ぼらけ 愛正
園丁ら牡丹に傘をさし行けり よし女
溝の蓋隙間に積もる花の屑 ぽんこ
草引女児を呼び見する団子虫 なつき
2019年04月11日
柳絮飛ぶ水面に揺るる赤提灯 愛正
花散るや公園真白きじゅうたんに 満天
新天地の子らへ大きな春の虹 やよい
若返る太陽の塔長閑なる 宏虎
道真公入學の礼絵馬飾る 宏虎
寒戻り鉄塔際立つ青き空 たかを
ポーズとるベンチの二人花の下 こすもす
山笑う山腹占むるレストラン 三刀
風光る背中に踊るランドセル 満天
枝先を烟らせ欅芽吹きたる うつぎ
時々は思い出す子のシクラメン もとこ
城池に日ごと広ごる花筏 なつき
風通ひ園の落花を加速せり よし女
静けさや葉隠れに咲く遅桜 そうけい
ジャングルを小虫進むや狭庭春 たかを
長堤の落花に染まる見の限り はく子
パレットに重ね重ねて春の色 智恵子
散り敷ける花に跳ね舞う小鳥たち よし女
山吹の垂る垣根や宵の雨 愛正
春驟雨急ぐペダルと笑ひ声 智恵子
パーカーの老犬不動花吹雪 よう子
朝桜今は使わぬ百葉箱 素秀
l突風が花屑飛ばす交差点 ぽんこ
穴太積反り美しく花明かり たか子
こんなにも桜があった四囲の山 明日香
砂利道の水溜まりにも浮く花弁 こすもす
棒にめくアスパラガスの手に余る 董雨
雨晴れて土黒々と起こされて 明日香
長堤に湧きたるごとく花の雲 せいじ
アスパラガス長けて棒の手に余る 董雨
鶯の声を確めつつ鳴ける うつぎ
道の駅軒借りますと燕来る たか子
テニスコート宙に花屑ラリーする ぽんこ
いづこより花一片や庭掃除 やよい
ワイパーの窓を掠めり初つばめ なつき
娘と孫と並び自撮りの花の下 はく子
園児らが手を振り潜る花の門 せいじ
羽音のみ聞こえ春蚊の見つからず 素秀
2019年04月10日
交通安全さけぶ信号花の雨 なつき
座して先ず鰻肝吸いうるおへリ 董雨
ひなげしの接写レンズに揺れ止まず よう子
襖絵は万朶のさくら花の寺 はく子
長椅子に座るや花びら二三片 三刀
色きざす蕾いとしやチューリップ 菜々
朝礼の校庭彩る花吹雪 智恵子
杖振ってここに居るよと花の下 よし女
さくら咲く慌たゞしくも歳重ね もとこ
村外れ落花を纏ふ笠地蔵 愛正
佐保姫や明日香の風にふはり舞ふ 明日香
花万朶古りて傘亭しぐれ亭 はく子
我が影と落花畳を踏みゆけり やよい
OBの集う校庭花満開 こすもす
花筏重なり水路鮮やかに 満天
近江の国春田早くも水引けり ぽんこ
花疲れ甘きカクテル欲す夜 素秀
桜散る団地の中のバス通り なつき
日差燦桜の謂われ聞いてをり 明日香
雨垂れが眠りを誘ふ花疲れ さつき
春愁や鈍色の空眺めては 菜々
堰落ちる水に渦巻く花筏 さつき
城跡の幟を揉みて春疾風 うつぎ
山葵田は満々の水清冽なり 宏虎
花冷や迂回うながす赤色灯 素秀
新学期花吹雪あり良き門出 宏虎
二本杖の友とのんびり花堤 こすもす
中洲より飛び立つ野鳥春時雨 愛正
春星や亡き友の文読み返す やよい
通勤の電車にあまた花見客 せいじ
ウイッグを吹き飛ばさんと春疾風 せいじ
花冷の肩に捩れし貼り薬 うつぎ
満開の花に雨風容赦なく 満天
花堤川のなぞへに幾キロぞ たか子
花衣脱ぎ貝汁の誕生日 よし女
ガラス越し春の雪降る露天の湯 たかを
花万朶城の攻防はるか夢 たか子
折れるほど枝うなだれし花の雪 智恵子
2019年04月09日
花の雲抜け山頂の電波塔 素秀
休憩の藁屋根屋敷しゃがの花 よし女
明けの空三日月浮かび桜咲く もとこ
玻璃窓を次々響動もす春の雷 そうけい
花筏付きつ離れつ見え隠れ 宏虎
対岸の岸辺日当たる花の帯 三刀
猫とゐてともに番する春ストーブ たかを
電車待つ花花花の花の駅 やよい
川下の砂洲を縁取る花の塵 さつき
春日燦キリンの首と象の鼻 宏虎
夕さりて花散らす雨鴨川に はく子
山城の遺構丸ごと桜まじ たか子
車窓越しの何時か触れたし被曝の花 そうけい
どこまでも花のトンネル花吹雪 やよい
停泊の周航船へ春の鳶 せいじ
園児らの赤白帽子風光る 満天
訪ねきし万葉の地に初蝶来 明日香
花の道コーラの車輌見え隠れ よし女
外陣の仏小さき甘茶かな 愛正
浮かぶボートちりめん波に風光る ぽんこ
春の暮空に淡墨混ぜたごと 素秀
ドクターヘリ花の雲より飛び発てり よう子
野面積みくさびの跡や春深し たか子
義母と腕組みてもとほる花堤 せいじ
村人の手作り看板観桜会 こすもす
パラパラと傘に弾みし花の蕊 智恵子
店も灯もあらず落花に筵敷く なつき
羽広げ孔雀鳴きつぐ夕桜 なつき
どの車もスピード落とす花堤 こすもす
竹柄杓背伸びする子の甘茶かけ 愛正
花林檎月夜の谷戸を無垢に染む 智恵子
宮日永摂社末社もねもごろに 菜々
春惜しむ高台寺道たもとほり 菜々
さりげなく絹のスカーフ春風に 満天
玉砂利に足を取られし花疲れ さつき
2019年04月08日
カッター着てパパそつくりの入園児 なつき
被曝地の花焼き付けるバスの窓 そうけい
帰り来て明日行かんてふ入園児 なつき
花の下老犬乗せてベビーカー たかを
カッター着てパパそつくりの入園児 なつき
雫落つ重みに無情花の雨 智恵子
人人人花花花の五月山 宏虎
道なりに露店の並ぶ花の園 三刀
演習場刈り取るほどの蕨かな 愛正
ソメイヨシノと枝垂れ左右に淡く濃く こすもす
満作や日の溢れいる中庭に 董雨



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