切岸に仙人髭の氷柱かな

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  • あひる:氷柱が三冬の季語。冬の山道をドライブしている時、トンネルを出た所の切岸に何本もの氷柱が白く垂れ下がっているのを見たことがあります。あれを仙人髭だと表現したのかなと思いました。自分だったらあの氷柱を何と感じ表現するのか、難しいところです。仙人髭とはなかなか思い付かないユーモアのある愉快な表現だと思います。 - 2023/08/30(水)
  • えいいち:山肌を削った切岸にまるで仙人の髭のように白く氷柱が出来ていている、という句ですが何処かわかりませんが、切岸に仙人髭の・・という措辞から仙人が棲みそうな人里離れた山城址の切岸を思いました。切岸の上部から雪解けの水が垂れそれが山沿いを吹く冷たい風で白く髭のような氷柱が出来ています。見るからに寒そうで寂しい山城址の情景を思い時の流れの無情を感じました。 - 2023/08/30(水)
  • せいじ:氷柱が三冬の季語。仙人髭は、シンプルに、仙人の口ひげを意味するのではないだろうか。氷柱が仙人髭にたとえられていることから、仙人の顔のように見える切岸に氷柱が二本細長く垂れさがっていることや、切岸が仙人が住むような山の奥の奥にあることを想像した。 - 2023/08/30(水)
  • むべ:「氷柱」が三冬の季語。仙人髭がわからず調べたところ、仙人草の花が終わった後、実にふわふわした白いひげのようなものがつくようなのですが、それではないでしょうか。花が咲いているときももちろん美しいのですが、花が終わった後のうらぶれた外見も風情があると思います。(この感覚は非常に日本的?)ここではさらに、切岸(斜面を削って造成された防御壁)に生えている仙人草の髭に、斜面から垂れた水滴が凍って氷柱となっている、なかなかレアな光景だと思いました。仙人も寒くて動けないほどの、冬の朝の寒さが伝わってきます。 - 2023/08/30(水)