霧閉ざす山のホテルのロビー混む

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  • あひる:霧が三秋の季語。霧に閉ざされた山のホテルのロビーで、はからずも一つ屋根の下の住人?となった宿泊客たち。出発出来ずに困っているとしても、何となく仲間意識で繋がっているのではないでしょうか。霧に閉じ込められるという体験も、良き話の種となります。混み合うロビーで、みんなどこかわくわくしています。 - 2023/07/30(日)
  • せいじ:霧が三秋の季語。朝霧で閉ざされた山のホテルのロビー、道路が閉鎖されたのであろうか、山に登るにしても下山するにしても、出発できずにいるお客でごった返している。「山のホテルのロビー混む」の語呂がよく、難渋しているはずなのに、楽しい気分にさせられる。霧に閉じ込められるという稀有な出来事に遭遇したことを楽しんでいるのかもしれない。 - 2023/07/30(日)
  • えいいち:霧が三秋の季語。霧で下山出来ないで混み合っているロビーの様子。予定があるお客様はイライラしたり時間に余裕がある方はその霧をゆったりと眺めていたり、と混み合う中にも人それぞれの光景が目に浮かびます。客観的にこの場を眺めていると山の自然と人間の自然な姿ともいえるその対比に興味津々となりました。 - 2023/07/30(日)
  • むべ:「霧」が三秋の季語。上五「霧閉ざす」だけで、周囲がホワイトアウトしている状況がわかるところがすごいです。ドイツのホーエンツォレルン城みたいな雲海に包まれたホテルかなと思いました。ロビーが混んでいるとのことですが、宿泊客がガラス張りのロビーで霧の景色を楽しんでいるのでしょうか。それとも、チェックアウトしようにも、これでは運転できないね、しばらく待つことにしよう、と出発を遅らせているのでしょうか。後者には、山ならではの自然現象に迫力があり、向き合う人間たちの限界というリアリティを感じます。 - 2023/07/30(日)