錐揉むと否との遅速落花舞ふ

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  • 素秀:確かに花びらの落ちる速度はまちまちです。句を読めば確かに錐揉みに落ちてるなぁと気付かされます。否との、は使ってみたい表現です。 - 2023/03/21(火)
  • せいじ:落花が晩春の季語。ピークを過ぎて桜の花が散り始めた。おおかたの花はゆっくりと舞うように散っているが、じっと見ていると、その中に錐揉み降下する花があった。作者はそれを見逃さない。花吹雪は美しいが、ただそれだけでは面白くない。錐揉み降下する花の発見によって、花吹雪の全体図が完成した。 - 2023/03/18(土)
  • あひる:落花が晩春の季語。引力と風と花びらの形のわずかな違いか、落ちていく花びらに遅速が生まれています。落花をじっと見つめている作者も風景の中の一点となって、長閑な時間が流れているようです。 - 2023/03/18(土)
  • 小袖:花は桜木、人は武士などと昔の人は散りぎわをほめたそうです。季節風が吹き花びらの散り方も一片一片様々だなあと感じとった瞬間写生の一句と思います。 - 2023/03/18(土)
  • 豊実:落花の一つ一つの花びらをよく見ていると、早く落ちていくもの、ゆっくりと落ちるもの、いつまでも風に乗っているものがあることに気づいた。中には、錐揉状態で落ちていくものもあった。 - 2023/03/18(土)