啓蟄の大地漫画の描かれけり

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  • せいじ:啓蟄が春の季語。広い地面に漫画が描かれているのを発見した作者は、このことに春の到来を実感し、漫画を描くという行動を、冬ごもりの虫たちが這い出ることになぞらえたのであろう。「大地」という言葉の選択がすばらしいと思った。単に広くて大きな土地という意味ではなく、人間や万物をはぐくむものとしての土地という意味を持たせているのではないだろうか。 - 2023/03/01(水)
  • あひる:啓蟄が仲春の季語。暖かさに誘われて、冬眠していた蛇や蛙が起き出してくる頃です。固くて冷たい土も幾分ゆるみ、ふっと大地に落書きをしたくなる気持ち、わかるような気がします。公園の広場にどこかの親子がアンパンマンの絵を描いていたのではないでしょうか。 - 2023/02/28(火)
  • 素秀:いろいろと解釈はできるのですが、空き地に落書きがあったと読めばその通りかと。動物たちの出てきた穴や萌えだした草の芽などが大地に絵を描くように広がっているさまを物語りのように感じたのかとも思います。 - 2023/02/28(火)