最澄の一碑立ちたる雪間かな

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  • うつぎ:碑の周りの雪が解け丸く黒い土が現れている。比叡山はまだモノトーンの世界、風も冷ややかです。 孤高の人と言われる最澄だからこそこの句は成り立っていると思う。空海では成り立たない。 - 2023/02/05(日)
  • 豊実:雪に埋もれていた最澄の石碑が雪溶けで現れ、凜として立っている。仏教の教えを通して、明るい兆しが見えたかのような気がする。 - 2023/02/04(土)
  • せいじ:雪間が春の季語。場所は比叡山あるいは北国の天台宗のお寺ではないだろうか。春になって根雪が解けはじめる頃にその地を訪れた作者は、そこに「一隅を照らす」「一隅を照らそう」などの最澄の教えを刻んだ石碑が立っているのを発見した。石碑の立っている場所は雪がもう消えてなくなっているが、周りにはまだ雪が残っている。うがちすぎかもしれないが、「一隅を照らす」という文字を背負っているがゆえに、単なる一碑が、あたかも雪を解かしたかのように作者には感じられたのかもしれない。 - 2023/02/03(金)
  • 素秀:比叡山でしょうか。降りしきる雪がふっと止んだ時に一つの石碑に気づいた。あたかも最澄大師が立ちつくしているように見えたのかも知れません。 - 2023/02/03(金)