蝌蚪二三をりをり水の深きより

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  • うつぎ:時々泥神楽が上がったと思えばおたまじゃくしの兄弟が水面すれすれ迄来ている。蛙になるのはもうすぐだ。生きとし生けるものへの自愛の目が感じられます - 2022/06/12(日)
  • せいじ:作者は春の池をじっと眺めていたのであろう。おたまじゃくしは成長するにつれて鰓が退化し肺が発達してくる。成長の度合いが同じくらいのおたまじゃくしが一匹ではなく連れだって時々水面に現われる。語らってちょっとした冒険をする子ども同士のように。こうしてともに成長し蛙になる。 - 2022/06/12(日)
  • あひる:おたまじゃくしの生息する水辺で、随分長い時間観察していたようです。自然の中で生きる小さな命に慈しみの目を感じます。みんなそれぞれ、懸命に生きているのだなあと見入っている、藺帽子と帷子の素十さんが目に浮かびました。 - 2022/06/12(日)
  • むべ:「蝌蚪」が晩春の季語。「をりをり」はその時々、その都度という意味でしょうか?おたまじゃくしがえら呼吸から肺呼吸に移行するときに水深のあるところから水面に上がってきて息をしているのですね。ある日突然肺呼吸になるわけではなく、だんだんゆっくりなるのでしょうか。まさに生命の神秘、誰に教わったわけでもなく蝌蚪が呼吸法に合わせてそうしていることはまさにセンス・オブ・ワンダーです。 - 2022/06/12(日)
  • 豊実:沼を覗いてみると、底の泥を掻き上げるように、二三匹のお玉杓子がもぞもぞと動いていた。しばらくすると、水面に上がってきてあぶくを吐いた。 - 2022/06/12(日)