翅わつててんとう虫の飛びいづる

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  • むべ:「てんとう虫」は夏の季語。「翅わって」の上五からパカッと音が聞こえてきそうです。下五の「飛びいづる」も飛んでいく様子が手に取るように想像できます。十七音でここまで表現できるのかと驚かされました。飛び立った先は、ちょっと湿り気のある空か、入道雲のある青空か…… - 2022/01/25(火)
  • うつぎ:素十のこの句を知った時私なら翅開け、翅立ててにしてしまっただろうなと思い「翅わって」の措辞に衝撃を受けました。ぱかっと割れた翅の質感、飛び立つ瞬間の力まで見せています。 - 2022/01/25(火)
  • 素秀:素十は虫好きです。じっと観察して飽きないのでしょう。翅がわれるというか、背中がわれて折り畳まれた翅が開くのですが、翅わってという表現は適格だと思います。 - 2022/01/25(火)
  • せいじ:てんとう虫が夏の季語。「翅わって」が斬新である。言われれば本当にそうだよなと思う。「飛びいづる」とあるから、翅はてんとう虫本体とは別物で、門がパカッと開くような感じに見えたのではないだろうか。いつもながらよく見ている。そしてそれをうまく言葉にしていると思う。 - 2022/01/25(火)
  • あひる:てんとう虫がパカッと翅を割って飛び立つ姿は、幼い頃の私の驚きでした。その見事な割れっぷりに、大人になってもやっぱり驚いています。広がるでもなく、まさに割れています。季語は夏です。 - 2022/01/25(火)
  • 豊実:てんとう虫が飛び立つ時、背中がパカッと割れます。飛び立つ前の、背中が割れた状態の瞬間をうまく描写していると思います。 - 2022/01/25(火)