笙鳴れば月のむささび現はれし

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  • うつぎ:笙と月で神社の観月会ととりました。上がった月の明るさの中に飛んでいる森のむささびが浮かび上がった。恰も笙の音が誘い出したように。月見ばかりではなくむささびも現れた驚きと感動の句ではないでしょうか。 - 2021/05/30(日)
  • せいじ:鑑賞を追加させていただきたい。冬の季語であるむささびがでてくるので、この月はやはり冬の月と見るのが自然であろう。むささびが棲息している場所や笙という雅な楽器のことを考えると、たとえば、平家の落人伝説があるような山村の湯立神事のようなものが想像される。凛とした孤高の冬の月の下で行われている神事での一瞬の出来事を捉えたのではないだろうか。 - 2021/05/29(土)
  • せいじ:むささびは冬の季語だがその季節感がよく理解できないので、ここはあえて名月の句として鑑賞してみた。笙は雅楽の楽器なので、名月に絡む有名な神社の神事か、神宮観月会のような雅な観月会が想像される。玄妙な笙の音が鳴り始めるや否や、それが合図ででもあるかのように突如むささびが現れてそのシルエットが名月に映し出された。「月のむささび」とあるから、むささびが月から直接出現したかのように感じたのではないだろうか。まるで、かぐや姫を迎えに来た月からの使者のように。 - 2021/05/28(金)
  • 素秀:むささびは冬の季語、この月は冬の月として鑑賞するべきです。むささびは夜行性で月の空が良く似合います。笛の音と月とむささび、なかなかの雰囲気です。 - 2021/05/28(金)
  • 豊実:鎮守の森に月が浮かんでいる。神事が行われ笙が森に鳴り響く。むささびの飛翔が月に照らされる。 - 2021/05/28(金)