互選の結果

2024年10月12日

投句11名 選句12名

作品 作者 点数  この句を選んだ人
鬼瓦の目元くすぐる薄紅葉  ぽんこ 4 せいじ.えいじ.あひる.もとこ.
秋惜しむ白砂に苔の源氏庭  はく子 3 ぽんこ.もとこ.わかば.
碩学の歌碑へとなだる乱れ萩  せいじ 3 えいじ.ぽんこ.わかば.
ゆらゆらと短冊の句に萩の風  もとこ 3 康子.あひる.澄子.
御所さんの銀杏なればと拾ひけり  うつぎ 3 もとこ.澄子.よう子.
銀杏や帽子のつばを打ちて落つ  あひる 3 むべ.えいじ.澄子.
色変へぬ松の枝ぶり源氏庭  ぽんこ 2 はく子.うつぎ.
蕊あまた蒼穹を指す曼珠沙華  むべ 2 あひる.わかば.
桔梗咲く千年の彩式部庭  ぽんこ 2 わかば.よう子.
桔梗の白砂の庭に端然と  はく子 2 むべ.せいじ.
桔梗の庭によもやの大鴉  せいじ 2 ぽんこ.うつぎ.
秋澄むや伸びたる背筋写経せむ  もとこ 2 康子.よう子.
平安を偲ぶ境内桔梗咲く  わかば 2 せいじ.はく子.
観音は大和座りや残る虫  せいじ 2 もとこ.澄子.
玉砂利を隠れ蓑とすこぼれ萩  せいじ 2 康子.わかば.
新涼や瀬音に隣る長屋門  康子 2 えいじ.ぽんこ.
桔梗咲く五十四帖語られし  もとこ 2 あひる.澄子.
銀杏の一撃喰らふ吟行子  せいじ 1 はく子.
秋まつりばらす櫓の砥の粉散る  えいじ 1 うつぎ.
手水舎の含む名水秋澄める  わかば 1 ぽんこ.
萩に触れ桔梗に会ひて京ひと日  はく子 1 うつぎ.
桔梗や十二単衣のひと色に  うつぎ 1 康子.
参道の細きも風情萩綴る  うつぎ 1 せいじ.
展がりて起伏をなせる花野かな  澄子 1 えいじ.
武蔵野に拾ふ木の実や楢櫟  むべ 1 はく子.
萩の蝶翔てばかすかに枝の弾み  あひる 1 康子.
萩叢へひらひら黄蝶しじみ蝶  はく子 1 せいじ.
神籤結ぶ囲いの中の萩の声  ぽんこ 1 もとこ.
古民家の籬をなせる竹の春  康子 1 よう子.
漆喰の白壁に透く薄紅葉  康子 1 むべ.
白萩の零す花弁楚々として  わかば 1 むべ.
秋草を見むと床の間躙りより  むべ 1 よう子.
萩揺れて蝶も揺れゆく裏参道  もとこ 1 あひる.
能舞台四方に白萩紅の萩  あひる 1 はく子.
ペンキ屋もとびも蕎麦屋も秋まつり  えいじ 1 うつぎ.
紅白の錦織りなす曼珠沙華  澄子 1 むべ.
以上.
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